ひぐらしのなく頃にとは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ひぐらしのなく頃に』とは、竜騎士07原作のアニメ作品。原作はビジュアルノベルで、2006年から断続的にアニメ化された。小説や実写映画なども制作され、2000年代後半から2010年代前半を代表する人気作品となった。
雛見沢村に引っ越してきた少年前原圭一は、同じ学校に通う部活仲間の竜宮レナや園崎魅音らと平和に暮らしていた。しかしある時フリーカメラマンの富竹ジロウという人物から、過去に村で起きた殺人事件の話を聞く。事件のことを調べ始めた圭一の周囲で不穏な事態が相次ぎ、凄惨な惨劇が繰り返されていく。

出題編ラストの『暇潰し編』は、前作三つとは異なり東京からやってきた警察官の赤坂衛の視点から物語が展開する。まだ、雛見沢がダム計画の運動と戦っていた頃のお話で、梨花にスポットが当てられた話だが、物語の位置付けも前日譚となっており他の話とは構成が違う。しかし、後にもつながる重要なエピソードとなっている。
ある日、雛見沢で起きた誘拐事件を調べるために村に訪れた赤坂は、古手梨花に出会う。癒し系の可愛らしい少女だったが、梨花から「東京へ帰れ」と、忠告を受ける。梨花は、雛見沢にずっといると、赤坂が後悔する事になるというのだ。東京から来たとは一言も言っていない赤坂は梨花に対して疑念を抱くが、のちに同じ警察官である大石から、梨花が予知能力を持つと言われていることを知る。その後、大石とともに誘拐事件を解決した赤坂は、梨花から雛見沢でのちに起きる惨劇の話を聞く。なんとこれから毎年、綿流しの時期に殺人事件が起き、梨花自身も殺されるというのだ。梨花の必死な叫びに耳を傾ける赤坂だが、大石によって遮られる。大石は、赤坂の奥さんである雪絵の訃報を知らせに来た。雪絵は妊婦だったので病院に入院していたが、階段から落ちて死亡した。幸い、お腹の中の娘は生きていたが、奥さんを亡くしたことで悲しみに暮れる赤坂。梨花が言う「東京へ帰れ」とは、奥さんに会いに行けということだったのだ。

赤坂が東京に帰ってから数年後、予言の通り本当に連続殺人事件が起き、梨花は殺されてしまった。しかも、雛見沢はガス災害で村が沈んでしまい、全ての事件はうやむやのまま未解決となった。悔やむ赤坂だったが、大石の喝により、二人で雛見沢の事件の真相を暴く決意をする。

第2期『ひぐらしのなく頃に解』

解答編は、『目明し編』『罪滅ぼし編』『皆殺し編』『祭囃し編』の4つだ。この4つのストーリーを通して、徐々にひぐらしの世界観や謎について明かされる。出題編が圭一の目線から語られていたのに対し、解答編ではそれぞれの事件の犯人や、事件の渦中にいる複数の人物の目線で物語が進行する。また、出題編ではあまり目立たず、暇潰し編で「予知能力がある」と言われた梨花に大きくスポットが当たっている。

目明し編

『目明し編』は、『綿流し編』の解答に当たる話で、魅音の双子の妹である園崎詩音の視点で語られる。物語は、詩音が全寮制の聖ルチーア学園から抜け出すところからスタートする。詩音も雛見沢一番の名家、園崎家の一員だが、「双子が生まれたら一方は間引け」という風習のもと、詩音は遠くに飛ばされることとなる。そのため、園崎の次期当主である姉の魅音とは異なり、雛見沢の暗部についても園崎家についても詳しくない。
ある日、街を歩いていた詩音は不良に絡まれるが、気弱な少年の悟史に助けられる。悟史は、詩音の事を魅音と勘違いしていて、詩音も学園を無断で抜け出したため、正体を言えずにいた。その時から悟史に恋する詩音だが、悟史は自分の叔父や叔母からひどい虐待を受けていた。悟史は妹の沙都子を守りつつ、叔父たちの仕打ちに耐えていたが、我慢の限界が近づいていた。そんな中、悟史の叔母が撲殺される。とっさにそれが悟史の犯行だと悟った詩音。しかし、二人の前に警察の大石がやってくる。大石は、悟史が叔母殺しの犯人だと疑っていた。悟史を守る為、詩音は自分の正体を大石に明かし、悟史のアリバイを保証する。その後、園崎家に詩音が無断で戻ってきたことを知らされる。園崎家に呼び出された詩音は、制裁を受けることで、学園を抜け出したことは不問となった。

だが、園崎家での一件があった直後に悟史は失踪してしまう。『オヤシロ様の祟り』が悟史の失踪と関係しているのではないかと推理した詩音は、祟りについて調べる。綿流し編で鷹野の誘いに乗って祭具殿に入った真の理由は、祟りと悟史との関連性を探るためだった。そして、祭具殿に入った後に鷹野と富竹が殺されたことで、雛見沢での事件や悟史の失踪は全て園崎家の仕業だと結論付けた詩音は、復讐することを誓った。
実は、綿流し編で犯行を行っていたのは魅音ではなく、詩音という事がこの話で発覚する。詩音は魅音を園崎家の牢屋に閉じ込め、梨花や沙都子を始めとした大勢の人を殺害する。しかし、詩音は魅音から驚愕の事実を聞いてしまう。園崎家は、雛見沢の事件には一切手を下していないというのだ。園崎家の当主であるお魎は、自分に都合の良い事件が起きたら、あたかも園崎家の仕業であるように笑ってみせるため、周りの村人が勘違いしているだけだという。復讐のやり場を失った詩音は、最期まで犯行を突き通すことにした。

罪滅し編

『罪滅し編』は、レナの視点で進む話で『鬼隠し編』の解答となる話でもある。皆と学園生活を楽しむレナであったが、その裏では家庭の悩みを抱えていた。
レナの一家は、幼い頃に雛見沢から茨城へと引っ越しした。しかし、この出来事を境にレナの運命は一変する。なんと、レナの母親は父とは別の男と浮気していたのだ。それを機にレナの両親は離婚して、レナはお父さんの方に引き取られた。しかし、両親の離婚を機にレナの精神は不安定になる。家に残された母の品を叩き壊すようになったのだ。母親に対する憎しみは募るばかりで、遂には学校で窓ガラスや物を破壊するようになり、他人もバットで殴るようになってしまった。さらに、自傷行為も繰り返す。ある日、レナが首筋をカッターナイフで切ったとき、傷口から蛆虫がわいてくるという幻覚を見る。錯乱するレナだが、レナの目の前にオヤシロ様が現れたと語った。オヤシロ様はレナに対して、「雛見沢に帰ろう」と、声をかけたそうだ。雛見沢に戻ってきたレナは、精神的に不安定になることも幻覚を見ることも無くなった。レナはこの一連の流れを『オヤシロ様の祟り』だと信じていて、オヤシロ様を盲信するきっかけとなった。雛見沢でしばらくは平穏に暮らしていたレナだったが、父親が新たにお付き合いしている間宮リナの登場で、レナの運命は再び傾く。

間宮リナの正体は、父親の財産を吸い取ろうと企む美人局だった。リナの愛人で、沙都子を虐待する酷い叔父でもある北条鉄平と協力して、レナの家のお金を巻き上げる計画を知ってしまったレナは、リナと鉄平を殺害してしまう。死体をバラバラにしてどこかに埋めれば全てが終わると思っていたレナだが、その様子を圭一たちに見られてしまう。レナは自分の幸せのためにやったことだと圭一たちに言い聞かせるが、圭一にそれが本心じゃないことを看破されてしまう。仲間の存在なんて無意味だというレナに、圭一は「みんなで手を差し伸べ合えば未来は掴める」と叫び、他の仲間もそれに同調する。ようやくレナも皆の手を取るのだが、悲劇はそこで終わりじゃなかった。
綿流しの日に鷹野と富竹が殺害されたのだ。鷹野は生前、レナに連続怪死事件やオヤシロ様の祟りについて調べたノートを渡していた。このノートには、雛見沢に住む人間の脳には寄生虫がいて人間の脳を支配したり幻覚を見せたりするという説や、寄生虫が人間のコピーを作れるという説など、突拍子もないことばかりが書いてあった。しかし、このノートの中身を鵜呑みにしてしまったレナは、雛見沢を守るという名目で学校で生徒を人質とした篭城事件を起こしてしまうが、圭一の奮闘により惨劇は阻止される。最後に、圭一とレナが屋上でバトルをすることで、最終的にレナは自らの過ちに気がつく。
罪滅し編では、惨劇に立ち向かうためには何が必要なのか、仲間に相談する意味は何なのかということに焦点が置かれており、他の話と比べて熱い展開が多い。

皆殺し編

『皆殺し編』は梨花の視点で進む物語で、羽入が新登場する。羽入は梨花が生まれた時からずっと一緒にいる存在で、雛見沢の守り神でもあるオヤシロ様の正体だ。梨花の視点を通して、ひぐらしの世界観の全貌が明かされる。数々の物語で誰かが死んだ後また次の物語で復活しているのは、梨花と羽入が人生をやり直しているからだ。梨花は羽入と一緒に、綿流しのお祭りが始まる前あたりから自分が殺されるまでの時間を、何回も繰り返している。梨花はただ普通に友達と楽しく過ごしたいだけなのに、毎回何者かが梨花を狙って殺害する。この謎を解くことが梨花の目的だ。
沙都子の家に叔父である北条鉄平が帰宅する。沙都子は叔父からひどい虐待を受けていた。このことを知った梨花は絶望するが、圭一は沙都子を助けるためにあくまで社会のルールに則って戦うことを提案する。圭一は、別の世界で自分が犯した失敗をおぼろげに覚えていた。それはレナや詩音も同じだった。彼らは沙都子を救うために児童相談所に相談する。そして、村の中に巣食う「北条家は村八分」という空気を一掃するために、町内会のご老人や園崎お魎に対しても自分たちの思いをぶつける。ついに児童相談所や雛見沢の住人を突き動かした圭一たちは、沙都子を助けるために作戦を開始させる。それは、児童相談所の職員たちや圭一たちが北条家の前で待機して、沙都子に電話をかけるというものだ。沙都子が助けを求めたら、職員たちは家に突入し、北条鉄平を現行犯で逮捕できる。早速沙都子に電話をかけるが、沙都子は中々助けを求めなかった。そこで、沙都子の一番の親友である梨花に電話が変わる。梨花自身も、圭一たちの諦めない心や仲間との助け合いに勇気をもらっていた。そのため、梨花は虐待にただじっと耐えているだけが勇気ではないことを沙都子に伝える。梨花の思いを受け取った沙都子は、怖い叔父の前で勇気を振り絞って助けを求めた。こうして、苦難を仲間と助け合うことで完全に乗り越えた梨花たちは、楽しい日々を過ごすはずだった。
これまでの一連の事件の黒幕が判明する。実は、綿流しの日には必ず殺されてしまう鷹野三四が事件の黒幕だったのだ。いつも発見される死体は偽装されたものだった。梨花たちは、鷹野によって全員殺されてしまう。そして、最後には雛見沢の住人全てを火山性ガスが漏れていると偽って毒殺した。

祭囃し編

『祭囃し編』は、事件の黒幕を知った梨花たちが様々な人と協力して惨劇に挑む話だ。本編最後の話だけあり、様々な人の視点で物語が進む。最初は黒幕である鷹野の過去が描かれた。鷹野は、幼い頃に両親を鉄道事故で亡くしていた。その後、施設に入れられるが、その施設は子供たちに虐待を加える最悪なところだった。施設から逃げ出した鷹野だが、逃走は失敗に終わる。鷹野は逃亡の罰としてひどい制裁を受けるが、鷹野の父の恩師である高野一二三先生に助けられる。高野先生は、雛見沢症候群について研究していた。自分の恩人であり祖父でもある高野先生の力になるために鷹野も同じ道に進んだ。そして、高野先生は志半ばで亡くなってしまう。鷹野は、全ては高野先生に研究を捧げるため、全身全霊を注ぐ。
その次に、雛見沢唯一の医者である入江京介の過去や、彼の視点から見た鷹野や悟史と沙都子についてが語られた。入江の正体は、雛見沢症候群を研究するために東京から雛見沢に派遣された医者だ。入江は研究のためなら人の命をも惜しまない鷹野の狂気を目の当たりにする。入江はある日、診療所にやってきた悟史と出会う。入江はそこで、北条家という理由で他の村人から邪険にされる悟史を目撃する。ストレスにされされる悟史を何とかしてあげたかった入江は、悟史を自身が監督をしている野球チームに誘う。入江の目論見は当たっていて、悟史はスポーツを楽しむことでストレスを軽減できた。ある日、悟史と沙都子の両親は事故で亡くなってしまう。さらに、沙都子はストレスにより雛見沢症候群を発症してしまう。しかも、病は重症で助かる見込みは無く、鷹野は沙都子を研究のための実験体にしようとしていた。なんとか沙都子を助けたい入江だったが、手段が見つからず逃亡を考えていたが、そこで梨花に話しかけられる。梨花は雛見沢症候群の女王感染者で、脳内には病原菌の親分格を持っていた。確かに梨花を調べれば研究は飛躍的に進むが、梨花の体の心配する入江に対し、入江になら任せられると梨花は返す。こうして、梨花の体を調べる事で有効的な薬を作り出し、沙都子は病状の危機を脱した。
再び物語は鷹野の視点に戻る。梨花の協力で研究が飛躍的に進んだのはいいが、梨花の両親がこれを良しとしなかった。梨花の両親は、梨花の体調を案じてあと3週間までなら協力させるが、これ以降はダメだと言ってきた。雛見沢症候群の研究は圧倒的に資料や被検体が足りておらず、今梨花の協力を失うということは、研究の失敗を意味した。何としても研究を完成させたい鷹野は、梨花の両親をオヤシロ様の祟りに見せかけて殺した。
次は悟史の失踪の秘密が入江の視点から語られた。悟史や沙都子の両親の死後、悟史たちは叔父と叔母に引き取られるが、そこでひどい虐待を受ける。虐待に耐えかねた悟史は、妹を守るために叔母を撲殺する。悟史が失踪した日、彼は沙都子にプレゼントするくまのぬいぐるみを購入していた。くまのぬいぐるみが大きいため、悟史は入江を呼んで車で来てもらうが、そこで雛見沢症候群の末期症状の症状がでる。入江は悟史を匿って入院させた。そして、今現在も入院している。これが失踪と言われている原因だ。

そして、物語は梨花たちと鷹野との対決に移行する。梨花を中心として、様々なキャラクターの活躍にスポットが当たる。皆殺し編ではただの傍観者だった羽入は、生徒として圭一たちが通う学校に転校してくる。全ては梨花と共に運命を打ち破るためだ。そして、暇潰し編で梨花が助けを求めた赤坂は、今回で思いがようやく通じる。同じ警察である大石や鷹野の彼氏で入江と同じく東京から派遣された富竹とともに、梨花を助けるために奮闘する。
祭囃し編は、全キャラクターに見せ場がある熱い展開が目白押しのエピソードだ。

『ひぐらしのなく頃に』の登場人物・キャラクター

前原圭一(まえばら けいいち)

CV:保志総一郎
好奇心旺盛で活発な少年。人当たりもよく、引っ越したばかりにも関わらず村に溶け込んでいたほど。また、頭の回転が早く口先が達者。部活内で付けられた二つ名は「口先の魔術師」。料理は苦手。
追い詰められると力を発揮するタイプ。短気で血の気が多いこと、追い詰められると精神的に弱くなり感情が不安定になることから、自ら惨劇を引き起こしたこともあった。
しかし次第に仲間を信じ、絶望的な状況でも諦めずに行動するまでに成長。自らが燃え上がり先陣を切ることで、仲間の心にも火をつける、惨劇回避のためになくてはならない人物となった。
過去に受験のストレスからモデルガンを人に向かって撃ち、少女に怪我をさせるという事件を起こしている。この事件が雛見沢に引っ越すきっかけになっている。

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竜宮レナ(りゅうぐう れな)

CV:中原麻衣
本名は竜宮礼奈。面倒見がよく心優しい少女。普段はおっとりとしているが、精神年齢が高め。他のメンバーが感情的になった際は、厳しい口調で叱責することもある。一度怒るとすさまじく怖い。家庭的で料理が得意。かぁいいもの(彼女の中で可愛いとされるもの)を見つけると見境がなくなり、力ずくで持ち帰ろうとする。その状態になった彼女は例え成人男性でも止められない。この状態のことを、部活メンバーは「かぁいいモード」と呼ぶ。 趣味は宝探しで、ゴミ収集所に赴いてはかぁいいものを持ち帰っている。仲間思いであるが故に自分の悩みを抱え込む癖があり、それが原因で惨劇を引き起こしたこともあった。
名探偵と言われるほどの洞察力と分析力から、冷静に物事を分析し仲間を導く「青い炎」として惨劇回避に奮闘する。
母親の浮気をきっかけに、精神的に不安定になり学校で傷害事件を起こした過去を持つ。両親の離婚と合わせ雛見沢へ引っ越した際、「い」やなことを忘れるため「礼奈」から「い」を取りレナと名乗るようになった。また、一度雛見沢から引っ越したことと過去の出来事から、オヤシロ様の存在を強く信じている。

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園崎魅音(そのざき みおん)

CV:雪野五月
テンションが高く姉御肌。ノリが良くムードメーカーの委員長。テーブルゲームを集める趣味から、部活動を設立し部長となる。自分のテンションが2乗で影響するため、調子がいい時は誰も勝てないほど絶好調になるが、調子が悪い時はどん底まで落ち込む。不測の事態が起きると、弱気になってしまいがち。普段はおじさんのような口調で周囲を茶化しているが、実は誰よりも女の子らしい思考の持ち主。村の中で大きな実力を持つ、園崎家の次期跡取り。しかし小心者のため、沙都子の兄・悟史を助けるための具体的な援助ができず、後悔している部分がある。
自らが惨劇を引き起こしたことはないが、無神経な発言や空気の読めない部分から、惨劇の引き金となったことが多々ある。リーダーシップと仲間を守りたいという気持ちが強く、守るためなら自分の命を投げ出すほど。
双子の妹、詩音が忌み子として本家から不遇の扱いを受けていることに後ろめたさを感じている。そのため詩音に対し強く出られない部分がある。

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ひぐらしのなく頃に業(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ひぐらしのなく頃に業』とは、竜騎士07原作のアニメ作品。2006年から断続的にアニメ化されてきた同シリーズ7年ぶりの新作である。序盤の展開は過去作と同じものだが、リメイクではなくリブートだと公式から発表されている。 雛見沢村に引っ越してきた少年前原圭一は、同じ学校に通う部活仲間の竜宮レナや園崎魅音らと共に平和に暮らしていた。しかしある時フリーカメラマンの富竹ジロウという人物から、過去に村で起きた殺人事件の話を聞く。事件のことを調べ始めた圭一に、レナら村人たちは不穏な一面をさらけ出していく。

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《閲覧注意!》身の毛もよだつグロ・恐怖アニメ . ゚Д゚))))))ガクガクブルブル

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BPO(放送倫理機構)様の御目がある中でも、ちょくちょくOKをもらって放送されているグロアニメ。原作はもちろん、そのグロさや恐怖さはとんでもないですが、アニメではいろいろ調整もあって別の意味での恐ろしさに変わっているのです。今回はそんな恐怖蔓延のアニメをまとめましたので、ご紹介いたします。※もし気になる方は、ぜひご自身の御目でご確認ください。(ちなみに「まど☆マギ」は入れてませんw違うでしょ)

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実写化して失敗したor失敗しそうなアニメ・漫画まとめ

実写化して失敗したor失敗しそうなアニメ・漫画まとめ

アニメ・漫画の実写化というと、どうしてでしょう?なにか嫌な予感しかしないのは…。しかしそれでも、いつかはと、人はアニメ・漫画の実写化で爆発的な人気を出そうとしているのです。諦めていないのです。けれども結局は、「人は過ちを繰り返す」とは言ったものですね。今回はそんな実写化して完全に爆死(不評・批評)の嵐にあった作品と、その予定作をまとめました。

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知らない人が多い「ひぐらしのなく頃に」の巷で話題の神ゲー3タイトル!

知らない人が多い「ひぐらしのなく頃に」の巷で話題の神ゲー3タイトル!

一時期は社会現象にもなった「ひぐらしのなく頃に」。根強いファンがたくさんいるだけでなく、様々なグッズやゲームが今でも数多く制作・販売されています。しかしながらその一方で、今では完全に日陰に位置してしまっている「ひぐらしのなく頃に」ですが、その展開されているゲームがどれもとても面白い神ゲーなのです。今回はそんなあまり知られていないものをまとめました。

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ホラー、グロ、鬱...ブラックな魅力満載の怖いアニメまとめ【ひぐらしのなく頃に他】

ホラー、グロ、鬱...ブラックな魅力満載の怖いアニメまとめ【ひぐらしのなく頃に他】

ここではホラー、グロテスク、鬱など、子ども向けとは言えない怖いアニメをまとめた。同人サークルのコンピュータゲームから一代コンテンツに成長を遂げた『ひぐらしのなく頃に』や、日本アニメの金字塔『新世紀エヴァンゲリオン』、短編連作ホラーアニメ『闇芝居』などを紹介している。

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【ONE PIECE】アニメにまつわる怖い話&都市伝説まとめ【ひぐらしのなく頃に】

【ONE PIECE】アニメにまつわる怖い話&都市伝説まとめ【ひぐらしのなく頃に】

アニメにまつわる怖い話や都市伝説をまとめました。『ONE PIECE』の登場人物・キャラクターが左右非対称であることや、『ひぐらしのなく頃に』が放送中止になった理由などをはじめ、長年囁かれてきた噂を掲載。読み始めたら止まらない、ちょっと怖くて不思議な話を紹介していきます。

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【地獄少女】閲覧注意!主要人物が危機に陥るトラウマ級アニメのまとめ【進撃の巨人】

【地獄少女】閲覧注意!主要人物が危機に陥るトラウマ級アニメのまとめ【進撃の巨人】

世の中に溢れ返っているアニメ作品には、視聴者に恐怖を植え付けるものがあります。中には、登場人物やキャラクターの見た目はめちゃくちゃかわいいのにストーリーがグロすぎるといったギャップが大きいものもあり、一度観たらずっとトラウマになってしまいそうですよね…。この記事では、そんなヤバいアニメを集めました。グロい系なものが苦手な方は閲覧注意!

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Nscripterで制作されたノベルゲームをまとめて紹介!『ひぐらしのなく頃に』や『月姫』など

Nscripterで制作されたノベルゲームをまとめて紹介!『ひぐらしのなく頃に』や『月姫』など

本記事では「Nscripter」で制作されたノベルゲームを、まとめて紹介している。「Nscripter」は高橋直樹が開発を行ったスクリプトエンジンで、サウンドノベルやアドベンチャーゲームに特化している。記事中では後に様々なメディア展開が行われるようになった大ヒット作の『ひぐらしのなく頃に』や、世界観が魅力的でボリュームたっぷりな『月姫』など多数のゲーム作品を掲載した。

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