園崎詩音(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ
園崎詩音(そのざき しおん)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、同作ヒロインの一人園崎魅音の双子の妹。物語の舞台である雛見沢村に隣接する興宮で両親と暮らし、全寮制の学校に通っているがサボりがちで、「エンジェルモート」という店でウェイトレスのアルバイトをしている。魅音とは瓜二つで、服や髪型をそろえると見分けがつかないほど。勝気かつ男勝りでやや強引な性格の魅音とは正反対に、女の子らしさを前面に出している。北条悟史に想いを寄せているが、魅音が好意を抱く前原圭一の事も気になっている。
園崎詩音のプロフィール・人物像
性別:女
学年:中学3年生
誕生日:7月10日
血液型:B型
CV:雪野五月
園崎詩音(そのざき しおん)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、外面はですます調で喋るお嬢様な性格だが、素顔はかなりしたたかで双子の姉の魅音すら手玉に取る。外見は魅音に似ており、入れ替わると家族も含めて殆どの人には区別がつかない。さばさばしたリアリストだが思考パターンは感情的であり、やや重度の妄想癖も見られる。基本的に人と話す時は敬語が多い。
初登場は「綿流し編」。「目明し編」で主人公となり、『ひぐらしのなく頃に』シリーズの主人公をつとめた一人である。
ファミリーレストラン「エンジェルモート」でウェイトレスのアルバイトをしている。興宮の学校に通っているが、よくサボっている。
髪はライムグリーンで、腰まである長いロングを一部まとめて黄色のリボンでハーフアップにしている。私服はハイネック・ノースリーブの白いニットに黒のロングスカート、または短めのタイトスカートを着用している。制服はとしてグレーのジャケットに赤いネクタイ、紺の短めのプリーツスカート、白いハイソックスの靴下を着用することもある。護身用にスタンガンを携帯している。
行動力があり、相手を自分のペースで引っ張って行く。仲のいい相手をからかっては面白がり、魅音に対してもよくからかっていることが多い。
好きな男性のタイプも魅音と似通っており、綿流しの祭りの数日後に失踪してしまった北条悟史(ほうじょう さとし)に好意を抱いていた詩音は、魅音が好きになった圭一に悟史の面影を見出して少し心を揺らす。
世話好きな性格で、面倒を見ると決めた相手に対しては献身的に尽くす。基本的に冷静だが、激情しやすく、自分の立場や状況を忘れて行動しがちであるが、その激情の根底に義侠心や責任感があることも多い。出たとこ勝負なところがあり、暴走したり、一度間違った方向に行動して、後に引き返せなくなることも。女性であることを武器に自分が有利な状況に持ちこむ作戦に長けている。
園崎家には魅音と詩音の双子が生まれ、その時に本来であれば血筋争いを避けるために妹を殺すことになっていた。だが、お魎の情けから詩音は生かされ、雛見沢の外で育てられた。
園崎家次期当主には鬼の入れ墨を彫るのが習わしとなっており、魅音も入れ墨を掘ることが決まっていた。しかし入れ墨を彫る当日、詩音が「どうしても宴会の鯛の刺身を食べたい」と言い出した。この日が入れ墨を彫る日だと知らない2人は入れ替わり、そのまま詩音に入れ墨が入れられることになってしまった。このことを言い出せなかった詩音はそのまま魅音として生きることになり、双子は入れ替わってしまったのである。
魅音(元は詩音)は当主の座を奪ってしまったこと、詩音(元は魅音)は当主の座を押し付けてしまったことに対して、それぞれが罪悪感を感じている。
作中で、魅音は詩音から跡取りとしての居場所を奪ってしまった罪悪感から、詩音に強気な態度を取っていない。饅頭を貰った時は必ず半分姉にあげ、飴を貰った時は姉が了承するまで決して口に入れようとはしなかった。そして、好きな人(悟史)まで姉に譲ってしまった。
園崎詩音の装備・能力
雛見沢症候群
雛見沢村のみに蔓延する微生物が引き起こした、風土病。空気感染するため、病気が拡散しやすいのが特徴。現実に存在するウイルス性脳炎ともある程度の共通点はあるが、悪化すると麻薬中毒の禁断症状にも似た重度の精神的・肉体的な症状も出てくるため、非常に危険である。その段階に応じて、L1〜L5までランク付けされており、数字が大きいほど重症で、L5は末期症状となっている。L1〜L3程度なら大した自覚症状もないのだが、雛見沢のほぼ全体に感染が及んでいる。重症化すると、首を血が出るまで掻きむしり、死んでしまうことがある。
「綿流し編」では、ゲーム屋の店長にもらった人形の処分に困った圭一が、「魅音には似合わない」と言って部活の仲間の一人で“かぁいいもの”を愛好する竜宮レナ(りゅうぐう れな)にそれをプレゼントしたことで、魅音に「傷ついた」と泣きつかれる。
悟史がいた頃は悟史を気になっていた魅音だったが、魅音にとって悟史はもう過去の人になってしまった事、自分の想い人である悟史は失踪してしまって悩むことすら出来ないと、魅音に対し蟠りを抱く。その後、綿流しのお祭りの会場で入江診療所の看護婦を務めている鷹野三四(たかの みよ)に会い、禁断の地である祭具殿に入らないかと唆され、圭一を連れて祭具殿に侵入してしまう。その深夜、魅音とお魎が鷹野とその協力者の富竹ジロウ(とみたけ じろう)が殺されたと話しているのを聞いてしまう。盗み聞きされた事に気づいた魅音は詩音を拘束しようとするが、詩音は自分も消されるのではないかという強迫観念を抱き、雛見沢症候群を発症し、魅音をスタンガンで返り討ちにし幽閉し、悟史がいなくなってしまったのは園崎家だと思い込みお魎を殺害し暴走した。
「目明し編」では、「綿流し編」同様雛見沢症候群を発症し、悟史に甘えっぱなしだった沙都子を憎み殺してしまう。悟史が疾走する前に「沙都子のことを頼んだよ」といわれていたのにも関わらず、自分の大切な人の大切な人を殺してしまったと自分の行いを後悔した。
スタンガン
護身用として葛西に用意させた違法改造されたスタンガンを所持しており、通常のスタンガンでは出せない大出力を出せる危険な代物。
「綿流し編」、「目明し編」で綿流しの夜、祭具殿に侵入してしまったことを魅音とお魎に知られてしまい、スタンガンを使用して魅音を気絶させる。悟史が失踪したのは園崎家が関与しているのか聞くため、お魎にも気絶させるため使用するが死んでしまっていた。
園崎詩音の来歴・活躍
出生から昭和57年までの過去
魅音と同時に出生するが、跡継ぎの双子を問題視し、忌避する園崎家の因習により忌み子として扱われる。魅音は園崎本家を継ぐ者として名前に「鬼」がつく字を、詩音は出家させて寺へ閉じ込める者として「寺」が入った字を名前に込められている。
園崎家次期当主には鬼の入れ墨を彫るのが習わしとなっており、魅音も入れ墨を掘ることが決まっていた。しかし入れ墨を彫る当日、詩音が「どうしても宴会の鯛の刺身を食べたい」と言い出した。この日が入れ墨を彫る日だと知らない2人は入れ替わり、そのまま詩音に入れ墨が入れられることになってしまった。魅音と詩音は入れ替わり、魅音は詩音として、詩音は魅音として生きていくことになる。魅音(元は詩音)は当主の座を奪ってしまったこと、詩音(元は魅音)は当主の座を押し付けてしまった事にお互い罪悪感を感じていた。入れ墨を入れた翌日、興宮で両親と暮らしていた詩音は次期当主である魅音となり、雛見沢の本家で跡継ぎ修行をし、次期当主として本家でお魎と暮らしていた魅音は詩音となり、興宮にある全寮制の学校へ強制入学させられる。
昭和57年〜
学校での生活を嫌い、詩音の護衛をしている葛西辰由(かさい たつよし)の助力を得て脱走。その後、興宮のマンションを住居に、密かに連絡をとった魅音と打ち合わせをし、外出する時は魅音になりすまして過ごす生活を送っていた。
ある日、詩音は不良に絡まれ、不良を陥れようと勘案していたいたところを悟史に助けられ、想いを寄せるようになる。悟史の傍にいるために少年野球チーム「雛見沢ファイターズ」のマネージャーの役割を果たすようになるが、詩音と名乗る事は出来ず、ずっと魅音と偽って接していた。
家族構成
雛見沢の麓の街である興宮に両親とともに住んでいる。魅音は園崎本家で祖母である園崎お魎(そのざき おりょう)と生活しているため、離れて暮らしている。潜伏に利用していた興宮のマンションを自分の部屋として利用することもある。家族ではないが、詩音のお目付け役・執事のような存在として、父が組長をつとめる暴力団「園崎組」の幹部である葛西が護衛していることも多い。
綿流し編
綿流しのお祭りの会場で鷹野に禁断の地である祭具殿に入らないかと唆され、悩みはしたが仄かな好奇心と悟史の失踪との関係があるかもしれないという思いから誘いに乗り、圭一を連れて祭具殿に侵入してしまう。その深夜、魅音とお魎が鷹野とその協力者の富竹が殺されたと話しているのを詩音が盗み聞きし、魅音が気づき詩音を拘束しようとする。詩音は自分も消されるのではという強迫観念を抱き、雛見沢症候群を発症して 魅音をスタンガンで気絶させ園崎家の地下にある牢獄に閉じ込めた。お魎には悟史が失踪した事に園崎家は関与しているのか問いただそうとスタンガンで気絶させたが、既にショック死していた。
詩音は圭一に鷹野と富竹が死んだ事を伝える。その翌日、圭一の通う学校では村長である公由喜一郎(きみよし きいちろう)が行方不明だという噂が流れていた。その夜、詩音は公由に祭具殿に侵入してしまった事を打ち明けたため、殺されてしまったのではないかという事を圭一に伝える。この話が本当であれば、圭一は祭具伝に侵入したことを梨花に話しており、梨花が危ないと思い、魅音とレナとともに梨花と沙都子の家に向かうが誰もいなかった。
翌朝、レナが梨花と沙都子は醤油を分けてもらいに園崎家に行ったのではないかという推理をし、圭一とレナが園崎家へ訪れた。魅音に成り済ました詩音は、圭一とレナに梨花、沙都子、富竹、鷹野、村長を殺害したことを自供する。そして「圭一と2人きりになりたい」と、圭一を園崎家の地下牢へ連れて行く。圭一は牢獄に閉じ込められていた詩音(魅音)を見つけ声をかけるが、詩音はその背後から圭一を殴り気絶させる。目覚めた圭一に詩音は、「あの人形を自分にではなく、レナにあげたことから狂ってしまった」と告げ、スタンガンを押し付け再び気絶させた。圭一は救出され、数日後に雛見沢を離れた。
ある日の夜、詩音は圭一の元へやって来て、包丁で圭一を刺殺した。その後、詩音は殺す予定であった人を全て殺し、やり切ったと浮かれながら自宅のマンションに戻り、ベランダ伝いに部屋に戻る途中、柱に服が引っかかりバランスを崩し転落死した。
目明し編
初恋
「綿流し編」を詩音目線で描いた「目明し編」。詩音が悟史と初めて出会った頃から話は始まる。
窮屈な生活に飽き飽きした詩音は学園を脱走し、魅音に少しの間入れ替わってほしいと頼む。だが、詩音が脱走したことがお魎に知られ、その事を魅音から聞いた詩音はしばらく身を隠すため、食糧を買い溜めし大量の荷物を両手に持ちながら歩いていると、道端に止めてあったバイクに荷物が引っ掛かり、荷物が散乱してしまう。「こんな所ににバイクを止めやがって」と詩音が蹴ったバイクが倒れてしまい、持ち主の輩に路地の奥に連れ込まれてしまったところに智が助けに現れる。ケンカの強くない悟史は助けに来たつもりが輩にやられ始めてしまう。そこに他の通行人が呼んだ警官が現場に現れ、事なきを得る。魅音だと思っている悟史は「魅音、大丈夫?」と詩音の頭を撫でる。このことがきっかけで詩音は悟史を好きになる。
詩音は悟史の事をもっと知るため魅音に聞くと、2年目のオヤシロ様の祟りで両親を失い、沙都子と一緒に叔父夫婦に預けられている事、ダム戦争に賛成し村の仇として憎まれていた北条夫妻の血筋ということで、村八分状態である事を知る。
翌日、悟史が所属する野球チーム・雛見沢ファイターズの練習を見学に行き、監督である入江にも話を聞いた詩音。沙都子に対する叔母のあたりが強く、沙都子を守るため雛見沢ファイターズを辞めようとしているという事だった。詩音は悟史に庇われる沙都子への不満が募った。
悟史が気になり、詩音は代わりに学校に行かせ欲しいと魅音に頼んだ。叔母から虐待を受けている沙都子を庇っていた悟史は、疲れ切った様子で登校してきた。詩音は「元気?」と声をかけるが「これが元気に見えるのかよ」といわれてしまう。詩音は昼休みに一緒に弁当を食べようと悟史を誘うが「一人にしてくれ」と断られ、悟史は教室を出て行ってしまった。その時沙都子は弁当箱を床に落とし「にーにー、にーにー!助けてよ、にーにー」と泣き始める。沙都子の悟史に甘えっぱなしの様子に詩音は苛立ち、沙都子を叩き、蹴り、教科書を投げつけ「あんたが悟史君を苦しめてるんだ。泣けばいいと思うな。いつまでも悟史君に泣きつけばいいと思うな。死んでしまえ。お前なんか死んでしまえ」と叫ぶ。梨花とレナが間に入り詩音を止めようとするが、沙都子が悟史にすぐ頼るせいで悟史は辛い思いをしているんだと、沙都子に対する苛立ちを止められない詩音は、沙都子に振り上げた椅子を振り下ろそうとする。ちょうどそのタイミングで戻ってきた悟史が詩音を突き飛ばし「どういうことだ?僕たちが何をしたよ。両親を村ぐるみで追い詰めて。今度は僕たち。それが、園崎家のやり方なのか?」といわれてしまった。家に帰った詩音は電話で魅音に「私の立場を、考えてほしいな」といわれるが反省は全く無く、詩音は今年のオヤシロ様の祟りで、叔母と沙都子がいなくなればいいと考える。
ケジメ
魅音からまた電話があり、悟史から昨日の騒ぎの事を謝りたいという電話があったが、それは詩音が受けるべきだと思うからと、悟史に電話をかけるようにいわれる。詩音は悟史に電話をかけお互い騒ぎの事を謝罪した。悟史は「沙都子は擦り切れる寸前なんだ。だから、一晩くらいは嫌なことを忘れさせてやりたくて。綿流しのお祭り、沙都子を連れて行ってくれないか?」と詩音に頼む。「悟史は行かないのか」と尋ねるが、「用事があるから」といい、「沙都子のこと頼んだよ」といわれた。悟史の用事とは、沙都子のために叔母を殺す事だった。綿流しの祭りの日、悟史はダム工事現場の跡地で叔母を金属バットで撲殺した。
綿流しの祭りの翌日、詩音は興宮のおもちゃ屋の前で悟史を見つける。悟史が見ていたのは、大きなクマのぬいぐるみだった。魅音のふりをして悟史に声をかけると、沙都子の誕生日にプレゼントしようと、バイトをして買おうとしているぬいぐるみで、売れてしまわないか心配でたまに見に来ているとのことだった。そこへ、興宮の警察署の刑事である大石蔵人(おおいし くらうど)が悟史の叔母が殺された件で、悟史に話を聞きに来る。叔母殺しの犯人である悟史はアリバイがない。詩音はとっさに「悟史君はその日、興宮のファミレスにいました」というが、「魅音さんは綿流しの祭りで目撃されている」と大石にいわれ、詩音は「魅音じゃありません。わたし、魅音の妹の詩音です」と正体を明かす。悟史は驚きはしたものの、「たまに教室の魅音と話が合わなかったから。違和感はあったんだ。これで納得がいったよ」と詩音の存在を知る。大石は詳しい話をするため2人を警察署へ連行する。聴取が終わり警察署から出た詩音を待っていたのは、園崎本家の人間。そのまま詩音は本家の敷地内にある地下祭具殿へ連れて行かれる。お魎に脱走した事と北条家の人間と親しくしていた事を怒られるが、詩音は「北条家の人間だからと、いつまでそんなことを言ってるんですか?親のやったことに子供は関係ない。私は北条悟史君が大好きです!」と反論をする。そんな詩音に次期当主である魅音は「もう結構です」といい、詩音の反論を止める。そして、学園を抜け出したため、葛西と、詩音を可愛がってくれていた親戚の義郎おじさんが捕らわれていることを詩音は知らされる。魅音は「詩音が当主に謝罪し、けじめをつければ、2人は助かるかもしれません」と告げ、けじめをつけるため爪を剥ぐ道具を用意する。詩音は爪を3枚剥がしたら葛西、義郎おじさん、悟史を助けてもらえると思い、爪を剥がした。詩音はケジメをつけたため、葛西と義郎おじさんは無事解放され、詩音も元の生活に戻った。園崎家からは、「もう北条悟史のことは忘れろ」と忠告されてしまった。
久しぶりに街に出た詩音は、興宮のおもちゃ屋にある、悟史が買おうとしていたぬいぐるみが無くなっていることに気付く。そこへ大石に出会い、詩音は再び警察に聴取のためと連れて行かれ、悟史のアリバイについて聞かれる。詩音は「それは前にも言った通り、興宮のファミレスで」と話すが、大石は「違うんですよ。私が聞きたいのは、北条悟史君の昨日のアリバイなんです」といわれ、なぜそんな事を聞くのか詩音はわからないでいると、「北条悟史さんは昨日の夕方以降、失踪されました」と大石に告げられた。詩音の爪のうちの1枚は、悟史のためのケジメだったのにとショックを受けた。
鬼の血脈
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目次 - Contents
- 園崎詩音のプロフィール・人物像
- 園崎詩音の装備・能力
- 雛見沢症候群
- スタンガン
- 園崎詩音の来歴・活躍
- 出生から昭和57年までの過去
- 昭和57年〜
- 家族構成
- 綿流し編
- 目明し編
- 初恋
- ケジメ
- 鬼の血脈
- 仕返し
- 冷たい手
- 断罪
- 綿騙し編
- 祟騙し編
- 綿明し編
- 祟明し編
- 神楽し編
- 園崎詩音の関連人物・キャラクター
- 園崎魅音(そのざき みおん)
- 北条悟史(ほうじょう さとし)
- 前原圭一(まえばら けいいち)
- 竜宮レナ(りゅうぐう れな)
- 北条沙都子(ほうじょう さとこ)
- 古手梨花(ふるで りか)
- 葛西辰由(かさい たつよし)
- 園崎魅音の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「ええ、認めますよ。私は北条悟史君が大好きです。彼のことが大好きです。それっていけないこと?人が人を好きになることに何か理由が必要?」
- 「生まれてきて、ごめんなさい」
- 園崎詩音の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 詩音と魅音の入れ替わり