ひぐらしのなく頃に業(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ひぐらしのなく頃に業』とは、竜騎士07原作のアニメ作品。2006年から断続的にアニメ化されてきた同シリーズ7年ぶりの新作である。序盤の展開は過去作と同じものだが、リメイクではなくリブートだと公式から発表されている。
雛見沢村に引っ越してきた少年前原圭一は、同じ学校に通う部活仲間の竜宮レナや園崎魅音らと共に平和に暮らしていた。しかしある時フリーカメラマンの富竹ジロウという人物から、過去に村で起きた殺人事件の話を聞く。事件のことを調べ始めた圭一に、レナら村人たちは不穏な一面をさらけ出していく。

『ひぐらしのなく頃に業』の概要

『ひぐらしのなく頃に業』とは、竜騎士07原作のアニメ作品。
同シリーズは2002年に同人サークル「07thExpansion」が発表したノベルゲームから出発し、ほのぼのした日常から唐突に展開する猟奇的な事件、魅力的なキャラクターと謎めいた物語が話題を呼んでファンが激増。マンガ、アニメ、小説、実写ドラマ、実写映画、演奏会と多岐に渡るメディアミックスを果たし、2000年代後半から2010年代前半にかけて絶大な人気を獲得した。
アニメは2006年に『ひぐらしのなく頃に』、2007年に『ひぐらしのなく頃に解』がテレビで放送され、2009年から2013年にかけてはOVA『ひぐらしのなく頃に礼』、『ひぐらしのなく頃に煌』、『ひぐらしのなく頃に拡』が制作。本作は7年ぶりの新作テレビアニメとなる。

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昭和後期。雛見沢村に引っ越してきた少年前原圭一は、同じ学校に通う部活仲間の竜宮レナ、園崎魅音、北条沙都子、古手梨花らと共にのどかで平和な田舎暮らしを楽しんでいた。しかしある時、フリーカメラマンの富竹ジロウという男から、村でかつて起きたバラバラ殺人事件についての話を聞く。気になって事件のことを調べ始めた圭一に対し、レナや魅音を含む村人たちは次第に不穏な一面をさらけ出していく。
一方、どことも知れぬ空間で、“成長した姿の梨花”が羽入という人外の存在と対面し、「私は全てを理解している」と不可思議な言葉を口にする。その梨花は、現在の雛見沢村では当時のままの幼い姿で、しかしほのかに赤い光を宿す異様な眼差しで圭一たちを見守るのだった。

2020年7月に放送予定だったが、COVID-19により製作が遅れ2020年10月からのスタートとなる。
序盤の展開は過去作と同じものだが、公式からは「リメイクではなくリブート」だと発表されている。キャラクターデザインこそ変更になったものの、声優陣は続投し、それぞれが変わらぬ演技を見せたことにファンからは喜びの声が上がった。

『ひぐらしのなく頃に業』のあらすじ・ストーリー

新たなるカケラの中で

本州中部に位置する雛見沢村は、昭和58年6月に滅亡するという絶対的な運命に囚われていた。村の守り神である羽入(はにゅう)は、これを回避すると同時に人と交わって成した己の子孫である古手梨花(ふるで りか)を死の定めから解放するため、彼女に“己の死を引き金に過去へと戻り、同じ時を繰り返す力”を授ける。
昭和58年6月を、100年にも及ぶ時間分繰り返した末、梨花は雛見沢村を破滅させる元凶が鷹野三四(たかの みよ)という女性の妄執によるものであることを突き止め、仲間たちと共にこれを打ち倒す。破滅の運命からも繰り返される時間の牢獄からも解放された雛見沢村で、梨花はずっと望み続けていた未来に向けて歩み始める。

しかし、その梨花が高校生となり、村の外にある聖ルチーア学園に通うようになった頃、彼女は再び昭和58年の6月に囚われる。彼女の前に現れた羽入から、何者かが時間を繰り返す力を獲得したこと、再び雛見沢村に惨劇を起こそうとしていること、その渦中に自身も巻き込まれたことを教えられた梨花は、「今の私はただ運命に流されることしかできなかったあの時とは違う」と豪語。惨劇を起こそうとしている者を突き止め、それを阻止してみせると言い切る。
かくして、「カケラの世界」こと繰り返される昭和58年6月の雛見沢に、その中で起きる陰惨な事件の数々に、その当時の小学生の姿になった梨花が再び挑んでいく。

鬼騙し編

雛見沢村に引っ越してきたばかりの前原圭一(まえばら けいいち)は、竜宮レナ(りゅうぐう れな)や園崎魅音(そのざき みおん)といった新しい友人たちと共に、新生活を謳歌していた。そんなある日、レナの趣味である“かぁいいもの探し”という名の粗大ゴミ漁りに付き合った圭一は、奇妙な噂を耳にする。雛見沢村では数年前にダム建設を巡る反対運動があり、当時の現場監督がバラバラ死体で発見され、その一部が今もまだ見つかっていないというのだ。
それほど大きな事件があったというのに、村の人々がそのことを一切口にしようとしないことに違和感を覚え始める圭一。好奇心から事件のことを調べ始めた圭一は、次第に「レナや魅音がバラバラ殺人事件について調べる自分のことを見張っている」との妄想に取りつかれる。全ては、“他者への疑念と攻撃性を際限なく高めていく”という雛見沢村土着にして世間には知られていない風土病「雛見沢症候群」の影響だった。

これに気付いた梨花は、かつてとあるカケラの中で、ほとんど同じ経緯で「レナと魅音に殺される」という妄想に取りつかれた圭一が彼女たちを惨殺したことを思い出し、密かに圭一に接触。レナたちに狙われているというのは圭一の思い込みであり、もっと仲間を信じるべきだと彼を諭す。
梨花の説得で冷静さを取り戻した圭一は、レナたちへの疑念を払拭。しかしそのレナが圭一の家に押しかけ、凶器を振り回して彼に襲い掛かるという事件が発生してしまう。レナは反撃を受けて死亡し、圭一もまた重傷を負い、梨花は「こんな事件が発生するなんて、自分の100年分の記憶の中には無い」と困惑しながら次のカケラを目指すこととなる。

綿騙し編

園崎家は雛見沢村でも特に有力な御三家の1つで、その次期当主である魅音には詩音という双子の妹がいた。ひょんなことから圭一と知り合った詩音は、彼こそ最近姉がずいぶんと気にかけている少年であることを知り、冷やかし目的で接近する。
詩音に振り回され、魅音には焼き餅を焼かれながら双方と親しくなっていく圭一だったが、雛見沢村に伝わる綿流し祭の日、詩音に誘われて神域である古手神社の祭具殿に忍び込んでしまう。
それを合図とするかの如く、雛見沢村で失踪事件が発生。これがここ数年雛見沢村で起き続けている「オヤシロ様の祟り」と呼ばれる未解決事件の始まりで、禁を犯した自分たちが何者かに今年の犠牲者として目を付けられたのではと、圭一は震え上がる。頼みの詩音も行方が分からなくなり、不安と絶望で圭一は追い詰められていく。

様子のおかしい圭一から話を聞いた梨花は、今回の彼の行動が、100年分のループの中でも自分が特に苦しい死に方をしなければならないパターンとほぼ同じであることを知り、「このカケラはもうダメだ」と早々と見切りをつける。そんな事情も知らない圭一は、態度の豹変した梨花を前に困惑し、恐慌する。
そんな圭一に手を差し伸べたのは魅音だった。魅音は圭一を園崎家に招き、自宅の地下室に監禁すると、「圭一のことが好きだから守りたい」と言い残し、拳銃を手にして去っていく。やがて駆けつけた警察に保護された圭一は、後に同じ教室で学ぶ年下の友人・北条沙都子(ほうじょう さとこ)と魅音の射殺体が園崎家の屋敷の中で発見されたこと、園崎家の井戸の中から3人分の死体が発見されたことを教えられ、自分の周囲で起きた奇怪な事件の結末にただ茫然とするのだった。

祟騙し編

梨花と沙都子は同い年で、親のいない子供同士で一緒に暮らしている無二の親友である。しかしある時、沙都子の叔父の北条鉄平(ほうじょう てっぺい)が雛見沢村に現れ、彼女を強引に北条家へと連れ戻してしまう。
鉄平はかつて沙都子と彼女の兄を虐待したことがあり、梨花は再び親友が同じ苦しみを味わわされることになるのではと案じる。北条家の中の様子は分からないながら、果たして日に日に元気を失っていく沙都子を見兼ねて、圭一たちは沙都子を救おうと村の大人たちや市政を動かすことを考える。

しかし一連の「オヤシロ様の祟り」を追い続ける刑事・大石蔵人(おおいし くらうど)は、圭一たちの努力を「無駄なこと」だと嘲笑する。それでも彼らの活動はついに実を結び、児童相談所を動かすに至り、これで事件は大きく改善するかと思われた。
その晩、圭一たちに「警察のお陰で自分は助かった」と電話で伝えてきた沙都子は、綿流し祭りの日にも元気な姿で参加。しかしその沙都子から「渡したいものがある」と北条家に案内された圭一は、そこで鉄平に襲われて大怪我を負う。病院で目が覚めた圭一に、見舞いにやってきたレナが語ったのは、圭一の反撃を受けた鉄平は死に、祭の会場に現れた大石によって魅音も詩音も梨花も沙都子も殺されたという衝撃的な事実だった。呆然とする圭一の前で、レナもまた「どうしてこんなことに」と泣き叫ぶのだった。

猫騙し編

「必ず新たな惨劇を起こそうとしている者を止めてみせる」と豪語していた梨花だったが、100年分の経験の中に無かった不可思議な事件、その中で繰り広げられる仲間たちの殺し合い、そこに巻き込まれ何も分からないまま惨殺されては同じ時間を繰り返すことに、次第に心を磨り潰されていく。彼女の精神がもはや限界を迎えていることを見て取った羽入は、古手神社に伝わる“時を繰り返す者を完全に殺す力を持つ神剣”鬼狩柳桜の存在を教える。どうしても耐えられないのであれば、事件の解決を諦め、それで自害して全てを終わらせてもいいというのだ。子孫である梨花にどうしても生きて幸せになってほしい羽入にとっても、それは苦渋の決断だった。
教えられた通りに古手神社の祭具殿を調べる梨花だったが、鬼狩柳桜はすでに誰かの手で持ち去られた後だった。それでもその刃の欠片を手に入れた梨花は、「これでいつでも終わらせることはできるのだから、後少しだけがんばってみよう」と決意する。

その後も事件を誰が起こしているのかは皆目分からず、梨花は雛見沢村で起きる凄惨な事件に巻き込まれては殺され続ける。いよいよ自害することを考え始めた時、梨花は沙都子から「何をそんなに悩んでいるのか」と尋ねられ、どうせ信じてもらえないとの思いから事情を話すこともできずに涙ぐむ。そんな彼女を、沙都子は「自分はあなたの一番の友達だ、雛見沢村は良いところなのだからずっとここで一緒にいよう」と優しく慰める。
「事件を解決して再び聖ルチーア学園に通う」ことばかり考えていた梨花だったが、沙都子の言葉で「事件さえ起きなければ、雛見沢村にずっといるのもいいのではないか」と考えるようになる。するとどういうわけか事件もまったく起こらなくなり、梨花は困惑しながらも平和を享受していく。

しかしある時、梨花が誕生日プレゼントだと言って“以前のカケラの中で一度だけ使用し、沙都子に一杯食わせたびっくり箱”を渡すと、彼女は慌てて箱から身を遠ざける。それは沙都子に「以前のカケラの記憶」があることを、つまりは彼女こそがこれまでの事件の裏で暗躍していた人物であることを表していた。
どういうことだと詰問する梨花に、沙都子は狂気と殺意に満ちた笑みを浮かべて拳銃を突きつける。

郷壊し編

成長した古手梨花(左)と北条沙都子(右)

かつて梨花が惨劇を食い止め、昭和58年7月以降を迎えた世界の中で、彼女は以前から憧れていた聖ルチーア学園への進学を希望する。この時、梨花は“雛見沢村の外の世界”に強く惹かれる一方で、生まれて初めて村を出ることに不安を覚え、無二の親友である沙都子を「一緒に聖ルチーア学園に行こう」と誘う。勉強嫌いの沙都子は無理をしてまでハイレベルな進学校に通うことを渋るも、結局は梨花の熱意に負け、2人で必死に勉強した末に同時合格を果たす。
しかし上流階級向けの進学校である聖ルチーア学園において、梨花と沙都子の青春ははっきり明暗分かれることとなる。梨花がその聡明さと100年分の人生経験で同級生から尊敬を集めて新たな友人に恵まれる一方、成績劣悪な沙都子は学習部屋に押し込められてむりやり勉強させられる日々を送る。意地っ張りな沙都子は梨花に助けを求めることもできず、しかし「自分でこの学校に誘っておきながら、私がこれほど苦しんでいるのに助けようともしてくれないのか」と梨花への憎悪を募らせていく。

そんな時、沙都子は久しぶりに訪れた雛見沢村で、羽入をも凌駕する力を持つする超常存在と出会う。角のある女の姿をしたその人外は、沙都子の胸の内に「梨花への憎悪」と「それでもかつてのように梨花と仲良く暮らしたい」という想いがあることを見抜き、自分の力があれば望みは叶うと唆す。言葉巧みに篭絡された沙都子は、エウアと名付けたその女の提案を受け入れて時を繰り返す力を授かり、共に雛見沢村で暮らす夢を叶えるために過去へと戻って梨花を翻意させることを試みる。しかし梨花が持つ外の世界への憧れは尋常なものではなく、次第に沙都子の説得は罵声の応酬となり、ついには取っ組み合いのケンカにまで発展する。
ここに至って、沙都子は「生半可な方法では梨花の“聖ルチーア学園に通いたい”という気持ちを挫くことはできない」と判断し、手段を選ばなくなっていく。どのような失敗をしたとしても、どのような罪を重ねたとしても、時を繰り返してやり直すことができるという事実が彼女から罪悪感を奪い、歯止めが利かない状態にさせていた。そんな沙都子を眺めて愉悦に浸ることこそが、エウアの目的だったのだ。

ついに「梨花を翻意させる」ために様々な事件を起こすようになっていった沙都子だったが、様々なカケラの世界での記憶はほんの少しずつその周囲の人々の深層心理や行動にも影響を与えていた。中でも大きな変化があったのは鉄平で、繰り返されるカケラの世界で何度も殺された彼は、「こんなチンピラ同然な生き方をしていたら、自分はいつ誰に殺されるか分からない」と考えるようになり、どうしてこんなことを続けてきたのかと反省するようになる。その結果人生をやり直すことを望むようになった鉄平は、その最初の一方として、かつて虐待した沙都子と和解することを考える。不器用ながらに心を入れ替えて自分に接しようとする鉄平を見て沙都子は困惑し、しかしそんな彼の改心をも自分の計画に利用しようと企む。
いつしか沙都子の目的は「聖ルチーア学園に行きたいという梨花の気持ちを完膚なきまで挫き、自分と一緒に永遠に雛見沢村で暮らす」という歪んだものとなり、そのために殺人を犯すことにも、興味本位でかつての仲間に人殺しさせることにも躊躇しないようになっていく。エウアが見守る中、沙都子は次なる惨劇を画策していくのだった。

『ひぐらしのなく頃に業』の登場人物・キャラクター

主要人物

前原圭一(まえばら けいいち)

CV:保志総一朗
本作の主人公。都会で生まれ育った少年で、物語開始の一月前に雛見沢村に家族ごと引っ越してきた。十代の学生ではあるが、媒体によって年齢の設定が異なり、マンガおよびアニメでは中学二年生、実写映画版は高校二年生になっている。
明るくてノリの良い、軽妙な人物。頭の回転が速く舌もよく回るため、他人を自分の思惑通り動かす才能に長け、魅音からは「口先の魔術師」と呼ばれている。好奇心旺盛で行動力に富み、追い詰められると良くも悪くも爆発的な力を発揮。半面、調子に乗って失敗することも少なくない。成績優秀で、年上の魅音に勉強を教えることもある。
部活仲間の五人の少女たちとは仲が良く、レナとは友達以上恋人未満といった間柄。魅音からも好意を寄せられている。しかし女性からの好意に対してどころか自分自身の恋心にも鈍感という困った特徴を持ち、彼女たちとの関係はほとんど進まなかった。
かつて雛見沢村で起きたバラバラ殺人事件のことを富竹から教わり、好奇心の赴くままそれについて調べ始める。レナや魅音に尋ねるも、異様に頑なに「知らない」と言い張る彼女たちの態度に困惑。さらに廃材を片付けようと鉈を振るう中で“自分が誰かを撲殺している”というまったく記憶にない光景が頭に浮かび、大いに戸惑う。

竜宮レナ(りゅうぐう れな)

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@shuichi

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アニメ・漫画の実写化というと、どうしてでしょう?なにか嫌な予感しかしないのは…。しかしそれでも、いつかはと、人はアニメ・漫画の実写化で爆発的な人気を出そうとしているのです。諦めていないのです。けれども結局は、「人は過ちを繰り返す」とは言ったものですね。今回はそんな実写化して完全に爆死(不評・批評)の嵐にあった作品と、その予定作をまとめました。

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ホラー、グロ、鬱...ブラックな魅力満載の怖いアニメまとめ【ひぐらしのなく頃に他】

ホラー、グロ、鬱...ブラックな魅力満載の怖いアニメまとめ【ひぐらしのなく頃に他】

ここではホラー、グロテスク、鬱など、子ども向けとは言えない怖いアニメをまとめた。同人サークルのコンピュータゲームから一代コンテンツに成長を遂げた『ひぐらしのなく頃に』や、日本アニメの金字塔『新世紀エヴァンゲリオン』、短編連作ホラーアニメ『闇芝居』などを紹介している。

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【ONE PIECE】アニメにまつわる怖い話&都市伝説まとめ【ひぐらしのなく頃に】

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アニメにまつわる怖い話や都市伝説をまとめました。『ONE PIECE』の登場人物・キャラクターが左右非対称であることや、『ひぐらしのなく頃に』が放送中止になった理由などをはじめ、長年囁かれてきた噂を掲載。読み始めたら止まらない、ちょっと怖くて不思議な話を紹介していきます。

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【地獄少女】閲覧注意!主要人物が危機に陥るトラウマ級アニメのまとめ【進撃の巨人】

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世の中に溢れ返っているアニメ作品には、視聴者に恐怖を植え付けるものがあります。中には、登場人物やキャラクターの見た目はめちゃくちゃかわいいのにストーリーがグロすぎるといったギャップが大きいものもあり、一度観たらずっとトラウマになってしまいそうですよね…。この記事では、そんなヤバいアニメを集めました。グロい系なものが苦手な方は閲覧注意!

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Nscripterで制作されたノベルゲームをまとめて紹介!『ひぐらしのなく頃に』や『月姫』など

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本記事では「Nscripter」で制作されたノベルゲームを、まとめて紹介している。「Nscripter」は高橋直樹が開発を行ったスクリプトエンジンで、サウンドノベルやアドベンチャーゲームに特化している。記事中では後に様々なメディア展開が行われるようになった大ヒット作の『ひぐらしのなく頃に』や、世界観が魅力的でボリュームたっぷりな『月姫』など多数のゲーム作品を掲載した。

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