魔法科高校の劣等生(ラノベ・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『魔法科高校の劣等生』とは2008年より佐島勤がWebサイト「小説家になろう」で掲載しているライトノベル、およびそれを原作とした漫画やアニメ作品である。魔法科高校を舞台に繰り広げられる異色の青春学園ストーリー。魔法に関する技術と知識、さらに類い稀な格闘センスを持つ主人公が、不当な評価を受けつつも、愛する妹や仲間達とたくましく成長していく姿が描かれている。原作のシリーズ累計発行部数は2000万部を超える人気作である。

マテリアルバースト

質量をエネルギーに変換させる魔法。司波達也だけが行使することのできる戦略級魔法(1回の発動で、大都市もしくは一艦隊の壊滅が可能な、戦略兵器と同等の威力を持つ魔法)である。
実戦において、マテリアルバーストの第1射で、横浜から逃走した大亜連合の艦艇に使用した時は、約80キロ離れた距離にある50立方ミリメートルの水滴を正確に照準にとらえ、アインシュタインの公式「E=mc2」に従い、質量に光速度の2乗が掛け合わさって膨大なエネルギーを生み出した。
また、マテリアルバースト第2射で大亜連合の海軍本体に対して攻撃を仕掛けたときは、水滴よりさらに質量の大きい「旗」を狙ったので、変換されたエネルギーがさらに莫大になり、地形まで変わってしまう程の威力だった。

『魔法科高校の劣等生』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

司波達也「お前は俺の替わりに怒ってくれる。その気持ちは嬉しいよ。俺はいつもそれに救われているんだ。」

第一高校の入学式当日。式典で新入生答辞をする予定になっている司波深雪は、本来ならば自分より優秀な兄こそがその役目を果たすのに適任だと、不満でいっぱいだった。そんな深雪に達也は「お前は俺の替わりに怒ってくれる。その気持ちは嬉しいよ。俺はいつもそれに救われているんだ。」と言って慰め、新入生総代としての役目を果たすよう説得した。

司波達也「無駄ではないと思いますよ。それは紛れもなく壬生先輩が自分の手で高めた先輩の剣です。恨みに凝り固まるでなく、嘆きに溺れるでなく、己自身を磨き高めた先輩の1年が無駄であったはずがないと思います。」

一方的に勘違いし、「逆恨みで1年間無駄な時を過ごしてしまった」と嘆く壬生紗耶香を、達也は「無駄ではないと思いますよ。それは紛れもなく壬生先輩が自分の手で高めた先輩の剣です。恨みに凝り固まるでなく、嘆きに溺れるでなく、己自身を磨き高めた先輩の1年が無駄であったはずがないと思います。」と言って、同情ではなく本心から励ます。

千葉エリカ「幹比古くん気づいてる?あなたはあの事故の前の『吉田家の神童』と呼ばれていた頃のように魔法を使えているんだよ。」

モノリスコード決勝戦の前に千葉エリカが幼なじみの幹比古に語ったセリフ。とある事故を切っ掛けに、魔法がうまく使えなくなっていた幹比古が本来の力を取り戻したことを喜んだ千葉エリカは「幹比古くん気づいてる?あなたはあの事故の前の『吉田家の神童』と呼ばれていた頃のように魔法を使えているんだよ。」と言って、幹比古を激励した。

司波達也「そうだなお前のためにだけ本当に怒ることができる。でもな深雪。兄貴が妹の為に怒るのは当たり前なんだ。そして、それは俺の心に唯一残された当たり前なんだ。」

九校戦運営委員によるCAD不正操作事件の折、自分のために本気で怒った達也の思いを知り、涙する美雪。そんな彼女に達也は「そうだなお前のためにだけ本当に怒ることができる。でもな深雪。兄貴が妹の為に怒るのは当たり前なんだ。そして、それは俺の心に唯一残された当たり前なんだ。」と言って優しくなぐさめる。近くに関係者が大勢いる中、2人だけの世界を創る美雪と達也。

司波深雪「ありとあらゆる事象を無かったことにする。そんな魔法が何の代償もなく使えるとお考えですか?」「お兄様は他人の傷を治すたびに、そのような代償を支払っているのですよ。それでもまだ他人のためにそのお力を使うべきだとおっしゃるのですか?」

達也の魔法が何千・何万の人々の命を救う事が出来る凄い力なのに、なぜ秘密にしているのか。疑問を口にするクラスメイトに対して、深雪は「ありとあらゆる事象を無かったことにする。そんな魔法が何の代償もなく使えるとお考えですか?」「お兄様は他人の傷を治すたびに、そのような代償を支払っているのですよ。それでもまだ他人のためにそのお力を使うべきだとおっしゃるのですか?」と重々しい口調で答える。

『魔法科高校の劣等生』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

制服のスカートが長い理由

寒冷化に伴い肌の露出が少ない服を着る習慣が定着した結果、社会のモラルも変化し、女子は長いスカートを着用するべきだという風潮になった。それでも深雪のように、自分の家で、気を許した人の前では私服にミニスカートをはくことはあるようだ。

第一高校の制服が一科と二科でデザインが違う理由

二科生の制服にエンブレムがない理由は、単なる制服の誤発注である。あまりにも下らない、しかし考えようによっては今さら言えないような衝撃的な理由だったので、七草真由美は事実を公表できずにいる。

光井ほのかは、なぜ森崎駿の嫌みなセリフにうなずいたのか

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