ラルゥ（呪術廻戦）の徹底解説・考察まとめ

羂索が日本の術師によって倒される中、五条は宿儺と戦い、相手を大いに消耗させるも惜敗。「宿儺を倒すとしたら今しかない」と日本の術師たちが次々と立ち向かっては倒れていく中、ラルゥもミゲルと共に参戦。消耗した宿儺を相手に奮戦するが、黒閃（こくせん）と呼ばれる「呪力を用いた究極の打撃」を食らって大きなダメージを受けてしまう。
黒閃は「成功させた者の呪術的コンディションを整える」という副次的な効果を持ち、これによって宿儺が強化されることを警戒したミゲルから撤退を進言される。しかしラルゥは「まだやり残したことがある」と言葉を返し、己の術式で宿儺の意識を自らに誘導。他の術師と戦闘中だった宿儺はこれによって大きな隙をさらし、自身も日本の術師に黒閃を叩き込まれる。

ラルゥの関連人物・キャラクター

夏油傑（げとうすぐる）

呪術高専東京校に所属する五条悟の親友だった青年であり、呪霊を取り込み使役する「呪霊操術（じゅれいそうじゅつ）」という術式を保持している。
「術師は非術師の為に」という思想を持っていたが、在学中五条と共に星漿体（せいしょうたい）と呼ばれる重要人物天内理子（あまないりこ）の護衛任務に失敗したことから、徐々に正義の価値観が揺らぎだす。天内の死体を前にして歓喜する非術師のふるまいを目の当たりにし、「自分が非術師を護っていくことに意味はあるのか」と悩むようになった。
一人迷いを抱えている頃に特級呪術師の九十九由基と出会い、九十九から「人間を護るという考えと、人間を排除したいという考え。どちらを選択するのかは君がこれから決める事だよ」と言葉を掛けられた。そして、呪霊討伐の任務で訪れたとある村で、呪霊を視認できる幼い双子（菜々子と美々子）が監禁・虐待されている様子をみて夏油は心を決める。村人全員を殺害して菜々子と美々子を解放し、「非術師のいない世界」を実現させると誓ったのだった。

その後夏油に心酔する「家族」達を連れて母校である呪術高専東京校に赴き、呪霊による大規模テロ「東京・京都百鬼夜行」の実行を宣言した。百鬼夜行当日夏油は莫大な呪力を持つ呪霊・里香の力を求めて呪術高専を訪れていたが、里香に憑りつかれている乙骨憂太（おっこつゆうた）の猛攻撃に遭い、重傷を負って撤退する。その後五条に見つかり、かつての親友によってとどめを刺された。

夏油傑（呪術廻戦）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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夏油傑（げとう すぐる）とは、『呪術廻戦』の登場人物で、体内に宿した数千もの呪霊を使役する呪霊操術の遣い手。呪術を悪用する呪詛師の中でも特に強力な存在である。
『呪術廻戦』本編が始まる一年前に起きた百鬼夜行事件の首謀者で、自身の持つ全ての呪霊をも超える力を有する特級呪霊祈本里香を我が物にせんと、その被呪者たる乙骨憂太と激しい戦いを繰り広げた。
かつては人々のために尽くさんとする高潔な呪術師を志し、最強の呪術師五条悟とは親友の間柄だった。道を違った現在も、五条とは互いに友情を捨て切れずにいる。

菅田真奈美（すだまなみ）

菅田真奈美（すだまなみ）とは夏油傑に与する一派の一員で呪詛師である。本編中では夏油と菅田の出会いの描写はないが、『呪術廻戦公式ファンブック』によると、夏油の第一印象は「あらイイ男」だったと記述されている。呪霊の視認は可能であるが、術式を保持しているかどうかは明言されていない。「非術師のいない世界」を実現させるため、呪霊の獲得と資金調達を目的とした組織内で、夏油の秘書のような仕事を行っている。
夏油が首謀者となった「東京・京都百鬼夜行」の際には、人員の配置や作戦の伝令などとして参加していた。夏油が五条によって殺害された後は現場から離脱し、他の一派共々消息不明となる。

「東京・京都百鬼夜行」から一年後、消息不明になっていた夏油一派は全員生存していた。五条によって殺されたはずの夏油が、肉体を乗り換える術式を保持した千年以上前の呪術師・羂索（けんじゃく）によって復活していたことを知り、不在だったミゲルを除いた夏油一派は今後の対応を話し合うため一年ぶりに顔を合わせる。男性幹部・祢木利久（ねぎとしひさ）と菅田は「偽夏油」に協力すると明言したが、菜々子と美々子は強硬に反対し、ラルゥの「ここでお別れしましょう」の一言によって解散した。

その後菅田は祢木と共に「渋谷事変」に参戦していた呪術高専のパンダと日下部篤也（くさかべあつや）の前に姿を現すが、交戦していた宿儺と漏瑚の攻撃に巻き込まれて消息不明となった。

祢木利久（ねぎとしひさ）

祢木利久（ねぎとしひさ）とは、夏油傑に与する一派の一員で呪詛師である。本編中では祢木と夏油との出会いの描写はないが、『呪術廻戦公式ファンブック』によると、「夏油に心酔する理由は菜々子と美々子とほぼ同じ」と記述されている。そのことから非術師によって迫害されているところを救われたことが推測できる。また実力に関しては「それほど強くない」と記述されていた（『呪術廻戦公式ファンブック』より）。保持している術式は明言されていない。

夏油が呪術高専東京校に「東京・京都百鬼夜行」の宣戦布告を行うため訪れた際には同行しておらず、東京側の戦闘描写の中にも祢木の姿は無かった。夏油が五条によって殺された後は逃亡し、その他の夏油一派共々消息不明となった。
「東京・京都百鬼夜行」から一年後、殺されたはずの夏油が肉体を乗り換える術式を保持した呪術師・羂索（けんじゃく）によって「偽夏油」として活動していることを知り、久しぶりに夏油一派のメンバーと顔を合わせる。ミゲルは不在だったが、「夏油様の『非術師のいない世界を実現させる』という遺志を継ぐのが、我々の役割だ。この際肉体は関係ない。偽物に協力する」と淡々と表明した。しかし菜々子と美々子は強硬に反対したため、一派は解散する。
その後は菅田と共に「渋谷事変」に参戦していたパンダと日下部篤也（くさかべあつや）の前に姿を現す。日下部が抗戦の姿勢を示したため術式を向けようとしたが、戦闘中であった宿儺と漏瑚の術に巻き込まれ消息不明となった。

枷場菜々子（はさばななこ）

枷場菜々子（はさばななこ）とは、夏油傑に与する一派の一員で呪詛師である。常に携帯しているスマートフォンのカメラ機能を使い術式を発動する。双子の美々子と常に行動を共にしており、ギャルのような口調と制服姿が特徴である。
両親の性質を引き継ぎ幼いころから呪霊を視認することができたため、美々子と共に村人に監禁・虐待をされながら過ごしてきた。呪霊討伐の任を受けた夏油が村人を皆殺しにしたため解放され、以降は夏油によって美々子と共に育てられる。
15歳の頃「非術師のいない世界」実現のために夏油が引き起こした「東京・京都百鬼夜行」に参戦し、補助監督など人間を殺害してまわっていた。しかし夏油が五条悟によって殺害されてしまった為現場から逃亡し、消息不明となった。

「東京・京都百鬼夜行」から一年後、五条に殺害された夏油が、肉体を乗り換える術式を保持する呪術師・羂索（けんじゃく）によって復活し「偽夏油」として活動していることを知る。対応を話し合うため久しぶりに夏油一派のメンバーと顔を合わせるが、「偽夏油に協力する」と表明した菅田真奈美（すだまなみ）と祢木利久（ねぎとしひさ）に反発し、方針の違いから一派は解散した。
その後は夏油の肉体を取り戻すため「偽夏油／加茂憲倫／羂索」に協力していたが、「五条悟を封印したら夏油の肉体を還す」という約束を反故にされてしまう。偽夏油／加茂憲倫／羂索を殺害してもらうため、瀕死の重傷を負っていた虎杖悠仁に宿儺の指を取り込ませて、宿儺との接触を図った。
宿儺の指の気配を察知した特級呪霊・漏瑚に妨害されるも、漏瑚もまた宿儺の復活を企てていたために大量の指を取り込ませた結果、宿儺との接触に成功する。「指の礼だ。話位は聞いてやる」との宿儺の言葉を受け、宿儺の指の在処を明かす代わりに偽夏油／加茂憲倫／羂索の殺害を依頼した。しかし「面を上げろ」との声を受けて顔をあげた美々子を一瞬で殺害されてしまう。呆然とする菜々子に「人間ごときが俺に指図するな」と宿儺が冷酷に言葉を投げつけると、菜々子は怒りのままに宿儺に術式を向けるが、宿儺によって一瞬でコマ切れにされた。

枷場菜々子（呪術廻戦）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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枷場菜々子（はさばななこ）とは『呪術廻戦』に登場するキャラクターであり、夏油傑に与する呪詛師である。幼いころから呪霊が視認できる体質で双子の美々子と共に村の住人から虐待されてきたが、夏油によって救われた。以降は夏油に育てられ、「東京・京都百鬼夜行」に参戦する。百鬼夜行で夏油が死亡した後は、夏油の肉体を取り戻すべく偽夏油／加茂憲倫／羂索に協力してきたが、約束を反故にされたため宿儺に偽夏油／加茂憲倫／羂索を殺すよう依頼した。

枷場美々子（はさばみみこ）

枷場美々子（はさばみみこ）とは、夏油傑に与する一派の一員で呪詛師である。常に携帯している首に縄の掛かったてるてる坊主の人形を使い、術式を発動する。双子の菜々子と常に行動を共にしており、丈の長いセーラー服を着用している。菜々子と比較するとおとなしく、冷静な性格をしている。

両親の性質を引き継ぎ幼いころから呪霊を視認することができたため、菜々子と共に村人に監禁・虐待をされながら過ごしてきた。呪霊討伐の任を受けた夏油が村人を皆殺しにしたため解放され、以降は夏油によって菜々子と共に育てられる。
15歳の頃「非術師のいない世界」実現のために夏油が引き起こした「東京・京都百鬼夜行」に参戦し、補助監督など人間を殺害してまわっていた。しかし夏油が五条悟によって殺害されてしまった為現場から逃亡し、消息不明となった。

「東京・京都百鬼夜行」から一年後、五条に殺害された夏油が、肉体を乗り換える術式を保持する呪術師・羂索（けんじゃく）によって復活し「偽夏油」として活動していることを知る。対応を話し合うため久しぶりに夏油一派のメンバーと顔を合わせるが、「偽夏油に協力する」と表明した菅田真奈美（すだまなみ）と祢木利久（ねぎとしひさ）に反発し、方針の違いから一派は解散した。
その後は夏油の肉体を取り戻すため「偽夏油／加茂憲倫／羂索」に協力していたが、「五条悟を封印したら夏油の肉体を還す」という約束を反故にされてしまう。偽夏油／加茂憲倫／羂索を殺害してもらうため、瀕死の重傷を負っていた虎杖悠仁に宿儺の指を取り込ませて、宿儺との接触を図った。
宿儺の指の気配を察知した特級呪霊・漏瑚に妨害されるも、漏瑚もまた宿儺の復活を企てていたために大量の指を取り込ませた結果、宿儺との接触に成功する。「指の礼だ。話位は聞いてやる」との宿儺の言葉を受け、宿儺の指の在処を明かす代わりに偽夏油／加茂憲倫／羂索の殺害を依頼した。しかし「面を上げろ」との宿儺の言葉を受けて顔をあげた途端、一言も発する間もなく顔面を真っ二つにされ殺害された。

枷場美々子（呪術廻戦）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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枷場美々子とは『呪術廻戦』に登場する呪詛師であり、夏油傑に与する一派の一員である。幼いころから呪霊が視認できる体質で、双子の菜々子と共に監禁・虐待されて育つ。以降は夏油によって育てられ、夏油に心酔している。夏油が首謀者となったテロ事件「東京・京都百鬼夜行」で夏油が死亡した後は、1000年以上前の呪術師である羂索に乗っ取られた夏油の肉体を取り戻すべく、かつての仲間と決別して菜々子と共に暗躍した。

ミゲル

ミゲルとは、夏油傑に与する一派の一員で呪詛師である。海外で呪術師として活動していたところを夏油にスカウトされ、日本に渡って夏油に協力するようになった。故郷の呪術師たちが長期間を掛けて編む特殊な縄を武器にしており、その縄には術式を乱す効果が含まれている。
「非術師のいない世界」実現のために夏油が引き起こした「東京・京都百鬼夜行」では、五条の足止め役として五条と交戦した。五条からは初見で「めんどくさそうな奴がいるな」と評されており、高い実力を保持していることがうかがえる。
貴重な縄を使用しながら五条の術式「無下限呪術」を乱しつつ時間を稼いでいたが、夏油が五条に殺害されたことを察知してその他の夏油一派と共に逃亡を図った。しかしすぐに五条に見つかってしまい、呪術高専の生徒である乙骨憂太（おつこつゆうた）を押し付けられる。
その後は故郷に戻って乙骨と共に術式を乱す縄を探していたが、縄はすべて五条との戦闘で消滅してしまっていた為発見することはできなかった。一度五条が乙骨を訪ねてやってきたことがあったが、ミゲルは「五条とは会いたくない」と述べており対面することはなかった。乙骨が日本に戻ってからの消息は不明である。

ミゲル・オドゥオール（呪術廻戦）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ミゲル・オドゥオールとは、『呪術廻戦』及び『東京都立呪術高等専門学校』の登場人物で、かつて夏油一派に与して活動していた外国の呪術師である。
片言の日本語を操る黒人で、アフリカ出身。相手の術式を乱す黒い縄のような呪具を操り、呪力による強化を施したフィジカルも極めて強靭。“現代最強の術師”五条悟を相手に大立ち回りを演じ、後に五条の規格外の強さが明らかになるにつれてファンからの評価も劇的に上昇していった。
夏油の死後、五条からその教え子である乙骨憂太を押し付けられ、彼と共に海外へと赴いている。