ミゲル・オドゥオール(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ
ミゲル・オドゥオールとは、『呪術廻戦』及び『東京都立呪術高等専門学校』の登場人物で、かつて夏油一派に与して活動していた外国の呪術師である。
片言の日本語を操る黒人で、アフリカ出身。相手の術式を乱す黒い縄のような呪具を操り、呪力による強化を施したフィジカルも極めて強靭。“現代最強の術師”五条悟を相手に大立ち回りを演じ、後に五条の規格外の強さが明らかになるにつれてファンからの評価も劇的に上昇していった。
夏油の死後、五条からその教え子である乙骨憂太を押し付けられ、彼と共に海外へと赴いている。
ミゲル・オドゥオールのプロフィール・人物像
性別:男
年齢:???
所属:夏油一派 → フリー
階級:???(描写から特級に相当するレベルと思われる)
読者からの愛称:ボビー
最速!キャラクター人気投票:第 - 位( - / 1,575票)
第1回キャラクター人気投票:第43位(213票 / 163,066票)
第2回キャラクター人気投票:第59位(19票 / 97,860票)
CV:山寺宏一
ミゲル・オドゥオールとは、『呪術廻戦』及びその前日譚である『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』の登場人物で、かつて夏油一派に与して活動していた外国の呪術師である。
片言の日本語を操る黒人で、その言動は作中でナイジェリア出身のタレントであるボビー・オロゴンに例えられている。このことからアフリカ出身だと目されており、また読者からの愛称である「ボビー」もこれが由来となっている。
夏油一派は「呪術師のための世界を作る」ことを目的とした集団で、その長である夏油傑(げとう すぐる)にスカウトされて来日。事実上の傭兵のような立場だったと思われる。一派の思想というより夏油個人を気に入り、彼のために力を振るう。夏油一派が起こした「百鬼夜行」事件において、自他共に認める“現代最強の術師”五条悟(五条 悟)を相手に大立ち回りを演じた。
「百鬼夜行」の中で夏油は死亡し、これを機に一派から距離を取る。しかし日本を発つ前に五条に見つかり、彼の教え子にして恐るべき才能を秘めた少年・乙骨憂太(おっこつ ゆうた)を押し付けられる。その後は彼をバオバブの巨木立ち並ぶ異国(恐らくはミゲルの母国)へと誘い、術師の先輩として接しながら旅をしていた。
相手の術式を乱す黒い縄のような呪具を操る。これは彼の母国の術師が数十年という時間をかけて編み上げる代物で、直接当てなければならない代わりに五条の無下限術式すら狂わせるほどの力を持つ。また呪力によって強化したフィジカルも極めて強靭で、数十mほど吹き飛ばされてもかすり傷程度しか負わず、即座に起き上がっている。
作中での出番は短く、役柄としては「五条の足止め」をしただけだが、五条の規格外の強さが明らかになるにつれて「五条を相手に食い下がり、五体満足で生還したミゲルは、もしかしてとんでもなく強いのではないか」とファンからの評価も劇的に上昇。作者も折に触れて「夏油一派のMVPはミゲル」、「強い」と彼の実力と活躍を語っている。
ミゲル・オドゥオールの呪術・能力
正面からの戦いでは特級呪霊が束になってもまるで歯が立たない“現代最強の術師”五条を相手に食い下がっており、作中に登場する呪術師の中でも傑出した実力者であることについては疑いようがない。
その最大の強みは“日本人の平均値を大きく上回る、黒人ならではの屈強な体格”を呪力で強化できる点にあり、五条も「術式無しの呪力強化のみで戦えば、線の動きならともかく点の動きなら多分自分が負ける」と分析している。
なお、五条自身が「この言い方で伝わるか分からない」とはしているが、ここでいう「線の動き」と「点の動き」とは、「“走り回ったりすることも含めた体全体の動き”を伴う攻防」と、「“互いに足を止めての拳の打ち合い”をメインとする攻防」のことだと思われる。
呪力操作(じゅりょくそうさ)
呪力によって身体能力を上昇させる。呪術師なら誰でも行っている技術ではあるが、術者の力量によって大きく効果が変わる。
ミゲルは五条の切り札の一つである「術式反転・赫」と思しき攻撃を食らって数十mもの距離を吹き飛ばされ、なお即座に起き上がって戦闘を続行しており、超人的な強化を果たしていることがうかがえる。
術式:祈祷の歌(ハクナ・ラーナ)
体全体でリズムを刻むことで、自身の呪力を底上げすると共に相対する者の呪力を制限する。どのような場面でも役に立つ、シンプルかつ使い勝手のいい術式である。
大半の術師が日本人であるため、黒人としても恵まれた体格を持つミゲルが使うことで、五条から見ても警戒が必要なほどの戦闘力を生み出す。
呪具:黒縄(こくじょう)
触れた術式の効果を乱す呪具。ミゲルの母国の術士が数十年かけてようやく一本作り出す代物で、攻防共に絶対的な力を持つ五条の「無下限術式」すら乱し、わずかとはいえ彼にダメージすら与えている。
しかし相手の術式が強力なものであればあるほど呪具も消耗し、力を使い果たした先から燃え尽きてしまう。「無下限術式」を乱すことはミゲルが想定していた以上の負担だったらしく、あっという間に黒縄を消耗していた。戦闘後もいくらか残っていたが、五条が残らず消し去った。後に乙骨がミゲルと共に海外に赴いた際にもう一度手に入れようとするも、完成した状態のものは残っていないことが判明する。
効果は絶大だが“触れた術式を乱す”という仕様上、敵の術式による攻撃を見切って振るう必要がある。特級呪霊をも体術だけで複数まとめて圧倒する五条相手にそれを成し続けたことが、ミゲルが傑出した戦士であることを物語っている。
ミゲル・オドゥオールの来歴・活躍
異国の呪術師として活躍
外国(アフリカのどこかだと思われる)で生まれ育ち、呪術師となる。やがて世界屈指と呼べるほどの実力を備えるようになり、どのような経緯でかは不明ながら夏油の知己となる。
なお、作中では悪しき目的のために呪術を使う者を“呪詛師”と呼び、呪術師からは討伐対象と認識されるが、この分類は日本独自のものである。“夏油一派に与し、その長である夏油を援護した”という以外にミゲルが積極的に悪事を行った描写は無く、外国の術師である彼が呪詛師というカテゴリーに該当するかどうかは特に語られていない。
夏油にスカウトされて来日
夏油は「ミゲルの実力ならば五条相手に時間稼ぎくらいは可能」だと判断し、彼を日本へと誘う。夏油の掲げる「呪術師のための世界を作る」という理想より彼個人に感銘を受け、一派の仲間と「自分たちで夏油を王にしよう」と語り合うほどに入れ込んでいく。
いざ事を動かす時に必ず障害となるであろう五条を食い止めることを期待されており、実態としては“傭兵”としての雇用だったと思われる。本人も自分に課せられた役目を理解し、これを果たすため、黒縄を大量に調達するなど様々に準備を進める。
“最強の術師”への挑戦
乙骨憂太と、彼に取り憑いた特級呪霊・祈本里香(おりもと りか)の存在を知った夏油は、「乙骨を殺して里香を我が物とすれば理想の実現に十分な力を得られる」と判断。その陽動として東京と京都に大量の呪霊を解き放つ「百鬼夜行」事件を画策する。
果たして誘い出された無数の呪術師たちの中に五条の姿を認め、今こそ己の務めを果たす時だとこれと正面から対峙する。最初から倒すつもりはなく、夏油が里香を我が物とするまで時間を稼ぐことが目的だった。
事前に話を聞き、入念に準備していたが、それでもなお五条の力はミゲルの想定を大きく上回っており、終始圧倒される。冷や汗を流しながらもその猛攻をなんとか耐え凌ぎ、夏油から指定された時間までしぶとく食い下がり、どうにか逃げ切ることにも成功する。
この時五条は「今すぐ救援に向かわなければ教え子である乙骨たちが死ぬかもしれない」という状況に置かれており、それを阻止せんとしたミゲルに対して本気で攻撃している。呪術師としての才能の開花を果たした以降の五条を相手に単身で戦い、五体満足で目標を達成したのは作中でミゲルただ一人であり、彼の実力がいかに高いものであるかを物語っている。
乙骨を押し付けられる
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「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。物語の序盤で主人公の虎杖たちが直面した絶体絶命の窮地であり、事前に「3人の内の1人が死亡」という説明があったことで緊迫感ある展開となった。 少年院に強力な呪霊が発生し、緊急事態として虎杖ら3人が生存者の避難誘導を命じられる。虎杖は「いざとなれば自分の内の宿儺の力を使おう」と安易に考えていたが、事態は連鎖的加速的に悪化していく。
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呪術廻戦の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『呪術廻戦』とは、若き呪術師たちの戦いと成長の日々を描いた、芥見下々による漫画作品。 最強最悪の呪霊両面宿儺をその身に宿してしまった高校生虎杖悠仁。両面宿儺の力を御するため、虎杖は呪術師を目指して呪術高等専門学校に通い始める。 作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目の度合いも上がっていき、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。呪いという人間の感情に直結するものを扱うため、時に生々しく、時に華々しく、時に人間の弱さを残酷に突きつける名言が数多く登場する。
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呪術廻戦の歴代OP・ED主題歌・挿入歌・サウンドトラックまとめ
『呪術廻戦』(じゅじゅつかいせん)とは、芥見下々によるダークファンタジーバトル漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。この記事では、『呪術廻戦』を彩るオープニング・エンディング主題歌、挿入歌、そして本作の前日譚である『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』を原作とする劇場アニメ『劇場版 呪術廻戦 0』の主題歌を紹介していく。
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呪術廻戦の御三家・禪院家まとめ
禪院家(ぜんいんけ)とは、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『呪術廻戦』に登場する呪術界のエリート家系・御三家の一つである。術式至上主義であり、術式を持たない者は血族であっても落伍者として蔑まれる。また男尊女卑の思想も強く残っており、長く続くがゆえに古き因習に囚われている。 『呪術廻戦』では禪院家出身のキャラクターが多く登場するが、人間性を疑いたくなるような人物も多く、読者の中では「禪院家は『クズ』の集団」という認知が進んでいる。
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目次 - Contents
- ミゲル・オドゥオールのプロフィール・人物像
- ミゲル・オドゥオールの呪術・能力
- 呪力操作(じゅりょくそうさ)
- 術式:祈祷の歌(ハクナ・ラーナ)
- 呪具:黒縄(こくじょう)
- ミゲル・オドゥオールの来歴・活躍
- 異国の呪術師として活躍
- 夏油にスカウトされて来日
- “最強の術師”への挑戦
- 乙骨を押し付けられる
- 弔いのための死闘
- ミゲル・オドゥオールの関連人物・キャラクター
- 夏油傑(げとう すぐる)
- 五条悟(ごじょう さとる)
- 乙骨憂太(おっこつ ゆうた)
- ミゲル・オドゥオールの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「死ンダラ祟ルゾ!! 夏油!!」
- ミゲル・オドゥオールの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作者公認の「百鬼夜行」事件MVP
- 「ボビー」の命名者は五条