呪術廻戦 0.5巻(劇場版特典)のネタバレ解説・考察まとめ

『呪術廻戦 0.5巻』とは芥見下々原作の『呪術廻戦』の劇場版映画『呪術廻戦 0』の入場者特典。先着500万名限定で、劇場来場者に配布される。
映画『呪術廻戦 0』に登場するキャラクターの人物相関図に始まり、キャラクターの紹介などを収録。またQ&Aコーナーや描き下ろし漫画なども収録されており、『呪術廻戦』の初心者から玄人ファンまで楽しめる内容になっている。
『呪術廻戦 0.5巻』の概要

『呪術廻戦 0.5巻』とは2021年12月24日から公開が開始された芥見下々原作の人気漫画『呪術廻戦』の劇場版映画『呪術廻戦 0』の入場者特典。先着500万名限定で、劇場来場者に配布された、約80ページにのぼるファンブックである。
劇場版から『呪術廻戦』に入る初心者に向けての人物相関図に始まり、映画に登場するキャラクターの紹介などが収録。また作者・芥見下々が読者から寄せられた作品やキャラクターに対する質問に答えるQ&Aコーナーや、劇場版の主人公・乙骨憂太(おっこつ ゆうた)達の日常を描いた描き下ろし漫画なども収録されている。『呪術廻戦』初心者から玄人ファンまで楽しめるよう内容が盛りだくさんだ。
『呪術廻戦 0.5巻』は非売品のため、巻末には転売などをしないようにとの注意書きも添えられている。
劇場版『呪術廻戦 0』とは

劇場版『呪術廻戦 0』は、芥見下々原作、MAPPA制作によるアニメ映画作品。『週刊少年ジャンプ』の大人気漫画、芥見下々原作の『呪術廻戦』の前日譚『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』の内容を映画化したものである。
『呪術廻戦』は2018年から『週刊少年ジャンプ』で開始された漫画。人の負の感情から生まれ出る怪物・呪霊(じゅれい)とそれを祓う(倒す)ことができる呪術師と呼ばれる者達の戦いの物語である。”呪い”というディープな題材を取り扱っており、漫画のタイトルからもネガティブな雰囲気が溢れ出ている漫画だが、個性的なキャラクター達が織りなす少年漫画の王道的な展開や生と死という人生観い思い悩む様などが読者に受け入れられ人気を博す。連載初期に「全国書店員が選んだおすすめコミック2019 1位」、「みんなが選ぶTUTAYAコミック大賞2019大賞」などを獲得し、2021年10月時点でシリーズ累計発行部数が5500万部を突破する人気漫画へと成長している。
今回映画化された『呪術廻戦 0』は、本編『呪術廻戦』の前日譚にあたり、『ジャンプGIGA』2017年 Vol.1から2017年Vol.4にかけて連載された『東京都立呪術高等専門学校』の内容になる。
主人公の乙骨憂太は、幼い頃に幼馴染の祈本里香(おりもと りか)と結婚の約束を交わしていた。しかし里香は交通事故に遭い、死亡。その後強力な呪いとなって乙骨に取り憑き、彼を苦しめていた。”特級”と呼ばれるほどの力を持つ怨霊となった里香は、乙骨を傷つける者に容赦なく襲いかかる。自分のせいで人が傷つくことに心が疲弊していった乙骨は自死を選択するが、それさえも里香に阻まれてしまう。そんな乙骨を引き取ると申し出たのは、呪術師を養育する教育機関・東京都立呪術高等専門学校(呪術高専)の教師で、”現代最強の呪術師”と謳われる五条悟(ごじょう さとる)だった。
乙骨は五条に促され呪術高専に転入する。そこで同級生の禅院真希(ぜんいん まき)、狗巻棘(いぬまき とげ)、パンダと共に日々を過ごし、呪術師として成長していく中で、「里香の呪いを解く」という目標を持つようになった。しかし乙骨の持つ強大な力・里香に目をつけた呪詛師・夏油傑(げとう すぐる)が現れた、乙骨を殺し里香の力を手に入れ、自らの野望”呪術界の変革”を成し遂げんと動き出す。2017年12月24日に東京・新宿と京都の2箇所で”百鬼夜行”を決行すると、呪術高専にて宣戦布告をした。乙骨を中心とする呪術師たちの暗闘は、やがて日本中を巻き込む呪術合戦へと発展していくのだった。
劇場版 呪術廻戦 0(東京都立呪術高等専門学校)のネタバレ解説・考察まとめ | RENOTE [リノート]
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『呪術廻戦 0(東京都立呪術高等専門学校)』とは芥見下々による漫画作品で、『呪術廻戦』と共通の世界観を持つ同作前日譚。2021年冬にMAPPAによるアニメ映画化が予定されている。 強大で凶悪な特級呪霊・祈本里香に憑依された少年・乙骨憂太(おっこつ ゆうた)は、これを御する術を求めて東京都立呪術高等専門学校に転入することとなる。そこで乙骨が新たな友と共に呪術を学んでいく中、呪術界の変革がため祈本里香の力を我が物にせんと目論む術師夏油傑が暗躍。日本中を巻き込む壮大な呪術合戦が幕を開ける。
『呪術廻戦 0.5巻』の内容
『呪術廻戦 0.5巻』の内容には映画本編の内容が含まれるため、巻頭に「ネタバレ注意」の案内が明記されている。
『呪術廻戦 0』人物相関図
劇場版『呪術廻戦 0』から『呪術廻戦』の世界に入る視聴者のためか、巻頭は映画に登場する主な登場キャラクターの人物相関図から始まっている。相関図に登場するキャラクターは主に原作漫画『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』に登場する人物達。本作の主人公・乙骨憂太を中心にした呪術高専のキャラクターと敵対する夏油傑一派のキャラクター達の関係がわかりやすく記載されている。
登場人物・キャラクター紹介
劇場版『呪術廻戦 0』に登場する主なキャラクターの詳細な紹介がされている。
紹介されているキャラクターは、乙骨憂太、祈本里香、禪院真希、狗巻棘、パンダ、五條悟、夏油傑、夏油一派の呪詛師・ミゲル。これらのキャラクターは1人1ページで紹介されており、立ち絵、各種表情カットのイラストに加えて、名前、所属、担当声優、術師等級、誕生日、術式、好きな食べ物、嫌いな食べ物などのプロフィールと、簡単な紹介テキストが掲載されている。またそれに続いて呪術高専東京校の学長・夜蛾正道(やが まさみち)、呪術師をサポートする補助監督の伊地知潔高(いじち きよたか)、その他夏油一派のキャラクター達が簡単に紹介された。
芥見下々のラフ原案の乙骨憂太と狗巻棘のイラストも掲載。乙骨憂太と狗巻棘については、原作漫画から少し髪型が変更になっており少し落ち着いた雰囲気の髪型になっている。これは『呪術廻戦』本編の主人公・虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)やその同級生の伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)の髪型と差別化するためだとされている。
また劇場版『呪術廻戦 0』の主な登場キャラクターの声を演じる声優や監督、さらに主題歌を担当したアーティスト・King Gnuへのインタビューが掲載されている。普段はあまり聞くことのできないそれぞれが作品やキャラクターに寄せる思いなどがよくわかるコーナーになっている。
教えて!芥見先生【0.5巻】
読者が抱くキャラクター達や作者・芥見下々に対する質問の数々に、作者自らが答える質問コーナー。全47問が収録されている。2021年3月に発売された『呪術廻戦 公式ファンブック』にも同じような質問コーナーがあり、その質問コーナーのQ&Aから沸いたさらなる質問がぶつけられているものもある。『呪術廻戦』の世界観をさらに深堀りできるコーナーになっている。
【Q&A 一部抜粋】
Q. 1 呪術高専的な教育機関って高専以外にありますか?
A. 教育機関という意味では高専しかないです。御三家の人は自分の家で呪術師として育てられることが多いです。呪術師を派遣しているのは高専、総監(高専を通さない直接指揮)、御三家や呪術連になります。
Q. 23 棘を準1級に推薦した1旧呪術師は誰ですか?
A. 担任する前の日下部。
などなど、『呪術廻戦 0.5巻』で初公開された情報も満載だ。
『呪術廻戦』特別描き下ろし漫画

劇場版『呪術廻戦0』の公開記念で、原作者・芥見下々が描き下ろしたスペシャル漫画。『呪術廻戦 0』の公開に先駆けて、2021年12月13日発売の『週刊少年ジャンプ』2022年2号に先行掲載された。乙骨憂太達1年生(『呪術廻戦』本編では2年生)の日常をコミカルに描いている。全9ページ。
呪術高専に巻き起こった空前のグルメブーム。乙骨達1年生は材料費や機材費、さらに美味しいグルメを求めて旅をする遠征費などの度重なる出費のせいで、給料日2週間前にして貯金が0になってしまう。そこで日払いのアルバイトをすることになった。アルバイトを紹介してくれたのは呪術高専東京校所属の医師・家入硝子(いえいり しょうこ)。「玉ティナ城(たまティナじょう)」というコスメショップをしている友人がちょうど人手を欲しがっているとのことだった。ちなみにその友人とは「窓(まど)」と呼ばれる呪術高専関係者なのでパンダでもアルバイトができる。
乙骨達は早速制服のエプロンを身に着けて準備をする。そこへ客としてやってきたのは呪術高専京都校の教員・庵歌姫(いおり うたひめ)だった。歌姫は家入と仲が良く、今回は任務で東京に来たついでに以前もらったクーポンを使ってしまおうと来店したようだ。任務の歌姫を笑顔で労う乙骨に、歌姫は思わず「アンタ本当に五条の親戚?いい子ね……」と零す。
商品棚に陳列された商品を吟味する歌姫に、パンダが「歌姫~。こんなチマチマ何個も買わずに高くていい奴1個買った方が良くないか?」と言う。するとその言葉で何かのスイッチが入ったのか、歌姫は「30代のスキンケアなめんなよ」と化粧品について熱弁を始めた。そんな話はどうでもいいパンダは最近自分達が凝っている料理についての話を切り込む。話の流れで乙骨達が魚を捌けることを知った歌姫は突然家入に電話を始めた。以前家入と一緒にふるさと納税でクエ(2m近くまで育つ白身の超高級魚)を購入したようだが、魚が捌けずどうしようかと思案していたらしい。歌姫はそのクエを一緒に食べようと乙骨達に持ちかけて上機嫌で店を後にした。
とりあえず当面の食費は大丈夫そうだと胸を撫で下ろす乙骨達。するとそういえば自分達の時給はいくらなのかという疑問がふと浮かんだ。確認したところアルバイト代は時給たったの600円。2017年の東京都の最低賃金958円の2/3以下の金額だ。乙骨達は世の世知辛さを目の当たりにし、それと同時に今までの散財を反省するのだった。
『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』第1話ネーム

劇場版『呪術廻戦 0』の元になっている漫画『呪術廻戦 0 東京都立呪術高専専門学校』のネームが掲載されている。これは『ジャンプGIGA』連載会議用のネームで、『ジャンプGIGA』2017年 Vol.1に掲載された『呪術廻戦』の原点とも言える第1話「呪いの子」のものだ。実際の原稿では変更している箇所が多々あるが、今回『呪術廻戦 0.5巻』に収録されたネームは全て当時(原本)のまま掲載しているということもあって、ファン必見のお宝資料になっている。
TVアニメ『呪術廻戦』振り返り
『呪術廻戦』は2020年にMAPPAによりTVアニメ化され、同年10月2日から2021年3月26日にかけて全24話が放送された。このコーナーでは『呪術廻戦』本編の主人公・虎杖悠仁を中心した人物相関図を紹介。続いてTVアニメで放送された内容を各章に分けてわかりやすくまとめて紹介している。「呪胎戴天編」、「幼魚と逆罰編」、「京都姉妹校交流改編」、「起首雷同編」と、これを読むだけでTVアニメのストーリーがどのようなものかわかるようになっている。
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東堂葵(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ
東堂葵(とうどう あおい)とは、『呪術廻戦』の登場人物で、京都府立呪術高等専門学校の三年生にして一級の資格を持つ呪術師。単身で特級呪霊をも祓う実力者。 粗暴にして唯我独尊、屈強な肉体とドレッドヘアがトレードマーク。高田というアイドルの熱狂的なファンで、自分の嗜好や好悪の感情次第で極端に態度を変える扱いにくい男。 主人公・虎杖悠仁とは趣味が合い、彼を一方的に“超親友(ブラザー)”と認定。共に肉弾戦を主とするため戦闘での相性は抜群で、彼と共闘した際は作中屈指の高位呪霊である花御をも翻弄した。
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伏黒津美紀(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ
伏黒津美紀(ふしぐろ つみき)は、『呪術廻戦』の登場人物で、主人公虎杖悠仁の学友である伏黒恵の義姉。 呪術の心得もなければその存在すら知らない一般人で、「誰かを呪うより大切な人のことを考えたい」と語る絵に描いたような善人。恵からはそのお人よしさを呆れられる一方、内心で深く敬愛されており、「津美紀を守る」ことが彼の大きな行動動機の一つとなっている。 高校一年生の時、謎の呪いによって昏睡状態に陥る。これは呪詛師加茂憲倫の膨大な呪力を受けた結果で、彼の手で強制的に呪術を扱う力を押し付けられる。
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九十九由基(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ
九十九由基(つくも ゆき)とは、『呪術廻戦』の登場人物で、日本に四人しかいない特級術師の紅一点。 主に海外で活動しており、日本には滅多に帰ってこない。“人に仇を為す呪霊という怪物を祓う”ことを生業とする呪術師だが、「呪霊を祓うのではなく、呪霊が生まれないよう世界の在り方を変えるべき」との思想を持ち、旅を続けているのもその手掛かりを求めてのことである。「渋谷事変」と呼ばれる事件によって日本が壊滅の危機に瀕した後、これを解決するために主人公虎杖悠仁らと行動を共にする。
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釘崎野薔薇(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ
釘崎野薔薇(くぎさき のばら)は、『呪術廻戦』の登場人物で、主人公虎杖悠仁の東京都立呪術高等専門学校におけるクラスメイト。同学年では紅一点だが、ヒロインというよりは性別を超えた悪友といった間柄。 東北の田舎出身の少女で、東京への強い憧れを持つ。都立呪術高専に入学したのも、呪術師を志す以上に“金の心配無しに東京に行ける”というミーハーな動機がその理由。本人はこれを「自分が自分らしくあるためだから命を懸けられる」と鮮やかに言い切り、並外れた度胸と気風の良さで仲間を牽引、呪霊との戦いに臨む。
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秤金次(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ
秤金次(はかり きんじ)とは、呪術を巡る術師たちの戦いを描いた『呪術廻戦』の登場人物で、都立呪術高等専門学校における主人公・虎杖悠仁の2つ上の先輩。 “現代最強の術師”五条悟も期待する有力な若手ながら、人格的には難のある少年で、任務中に先輩術師と揉めた上に暴力沙汰を起こして停学中。その後物語の本筋にはほとんど関わらないまま、術者同士の賭け試合の胴元となっていた。実力は高く評価されており、日本に4人しかいない特級術師の1人である乙骨憂太は「調子のいい時の秤は自分より強い」と語っている。
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七海建人(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ
七海建人(ななみ けんと)は、『呪術廻戦』の登場人物で、主人公・虎杖悠仁の担任・五条悟の後輩でもある1級呪術師。 言動は慇懃なサラリーマンといった風だが内には強い使命感を持っており、理屈より自身の感情を己の原動力としながらもクールに冷徹に立ち回る。一度は呪術師という仕事への失望から一般企業へと就職するも、自分がやりがいや誰かに必要とされることを望んでいたことに気づき、呪術の世界に舞い戻った。虎杖の成長を見守り、兄貴分的存在になるが、渋谷事変で特級呪霊・真人の術式「無為転変」を受け死亡した。
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日車寛見(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ
日車寛見(ひぐるまひろみ)とは『呪術廻戦』に登場するキャラクターであり、羂索が企てたゲーム「死滅回游」の泳者(プレイヤー)である。東北地方の国選弁護人として立場の弱い人々を護るために尽力していたが、検察側の不当な裁判によって無罪を覆される。担当していた被告人からも恨みのこもった目を向けられた日車は、怒りの表情で槌を叩き付け式神らしきものを召喚。その場にいた裁判官と検事を殺し、東京第1結界にて「死滅回遊」に参戦。虎杖悠仁との戦闘の末に初心に帰り、虎杖の希望するルールを追加した後姿を消した。
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