呪術廻戦の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

『呪術廻戦』(じゅじゅつかいせん)とは、日本の漫画家・芥見下々の描くダークファンタジーバトル漫画。2018年に『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始された。”呪い”というネガティブでディープなテーマを持ちながら、王道である熱いバトルや個性豊かなキャラクターなどが支持を得て人気を集めている。緻密に練り上げられたストーリーには伏線や謎が散りばめられており、作中で既に回収された伏線もあるが、未だ謎として残っているものも多々ある。

『呪術廻戦』の概要

『呪術廻戦』(じゅじゅつかいせん)とは、集英社の発刊する『週刊少年ジャンプ』の大人気漫画。日本の漫画家・芥見下々の描く、”呪い”を題材にしたダークファンタジー・バトル漫画である。

2017年に『ジャンプGIGA』2017 vol.1からvol.4に掲載された『東京都立呪術高等専門学校』をプロトタイプとしており、『呪術廻戦』はその地続きの物語として、2018年に『週刊少年ジャンプ』にて連載を開始。”呪い”というディープなテーマを持ちながら、個性豊かなキャラクター達がそれぞれ持つ人の死生観について深く描かれたストーリーが支持され人気を博している。連載初期には「全国書店員が選んだおすすめコミック2019」で1位を、「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019」では大賞を受賞した。TVアニメ、劇場版アニメ、小説、ゲームなど様々なメディアミックス展開もしている。

主人公の虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)は、普通の男子高校生だった。しかしある時、”呪いの王”として恐れられる両面宿儺(りょうめんすくな)をその身に宿すことになった。虎杖はそこから呪術(じゅじゅつ)と呼ばれる特殊な力を行使して呪いと戦う呪術師となり、戦いの日々を送っていく。普通の男子高校生だったはずの虎杖は、常人とは思えない身体能力を持っており、物語が進むに連れて何故虎杖が強靭な肉体を持っているかが明らかになっていく。

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伏線・謎について

『呪術廻戦』の物語や扉絵の中には、数多くの謎や伏線が存在している。その数と、それらを回収する作者の手腕は、ファンの間で「すごい」と評判だ。主人公・虎杖悠仁の存在がその最たるものである。

虎杖が宿した”呪いの王”両面宿儺は、1000年前から存在し続けている化け物である。本来であれば身体を共有することは不可能で、常人であれば両面宿儺の力のせいで自我が消失し死に至る。しかし虎杖は両面宿儺の力を抑え込み、自我を保つことができていた。それについては作中で「1000年生まれてこなかった逸材」とまで言われている。虎杖は素手で石壁を破壊するなど、常人の域を超える力を持っていた。それについては物語開始時点で既に亡くなっているとされていた虎杖の両親、主に母親に秘密があることが明らかになっている。

また虎杖の同級生である伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)に対する両面宿儺の謎の執着や、もう1人の虎杖の同級生の釘崎野薔薇(くぎさき のばら)の死亡など、回収済み・未回収のものを合わせて『呪術廻戦』の物語には、数多くの謎や伏線が描かれている。なんJやX(旧Twitter)などでは、『呪術廻戦』の最新話が発表される度に伏線と思われるものを探し出し、独自の考察を展開して盛り上がっていた。

『呪術廻戦』の回収済みの伏線・謎

虎杖悠仁について

人間離れした身体能力などを持つ理由

主人公・虎杖悠仁が人間離れした身体能力などを持つ理由についてはすでに回収済みだ。虎杖の両親は物語開始時点で2人とも亡くなっている。虎杖に両親の記憶はほとんどなく、自身も育ててくれた祖父が唯一の家族のように語っていた。すると読者的には、虎杖の常人離れした身体能力や両面宿儺の器足り得た才能などは、当然両親のどちらかからの遺伝によるものだと考える。虎杖悠仁の父・仁(じん)と香織(かおり)が回想で登場した際、香織の額には羂索に身体を乗っ取られた夏油傑(げとう すぐる)と同じ縫い痕があった。これにより、虎杖が何らかの目的で羂索によって生み出されたということが発覚した。

その後、仁の正体についても「宿儺の片割れの生まれ変わり」であると判明。宿儺は飢餓状態になるのを避けるために、出生前に双子の片割れを食らって生きていた。その片割れが仁であるというのだ。つまり魂の観点では、虎杖と宿儺は甥と叔父の関係にある。宿儺とその片割れが一卵性双生児だった場合は、呪術の世界では同一人物とみなされるため、虎杖と宿儺は実質的に父子ということになる。

両面宿儺の術式の習得

特級呪物「両面宿儺の指」を飲み込んだ主人公の虎杖悠仁は、今まで持っていなかった呪力を得て呪術師となった。しかし固有の術式などは持っていない。それについて、連載初期で虎杖の担任である五条悟(ごじょう さとる)は、「そのうち君(虎杖悠仁)の体には宿儺の術式が刻まれる」と語っていた。しかし死滅回遊編に入っても虎杖が両面宿儺の術式を使える兆しはなく、伏線は未回収の状態。今後虎杖が両面宿儺の術式「御廚子」(みづし)を体得するかどうかは不明である。

そして宿儺サイドと高専サイドの戦い「人外魔境新宿決戦」にて、ついに虎杖の術式が覚醒する。虎杖は特級呪物「呪胎九相図」の4から9番の亡骸を飲み込んだことで加茂家相伝の生得術式である「赤血操術」を獲得していたが、宿儺との戦いの中でさらに「御廚子」を獲得する。虎杖のものは対象に切り取り線がつくのが特徴。作中では触れたものにしか発動していない。覚えたてであるためか、出力は宿儺と比べると低い。最終局面ではさらに領域展開をも修得する。

伏黒恵について

術式「十種影法術」の式神

呪術高専東京校1年生の伏黒恵が使用する術式「十種影法術」は、影を媒体とした10種類の式神を使役できるというものである。

渋谷事変終了時点で、明らかになっていたのは、「玉犬(ぎょくけん)」、「鵺(ぬえ)」、「大蛇(オロチ)」、「蝦蟇(がま)」、「満象(ばんしょう)」、「脱兎(だっと)」、「八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)」の7種類だった。そこから長らく残る3体はどのような式神なのかということは、読者の間でも考察されていた。

その後、死滅回遊編に突入し、伏黒恵が両面宿儺に身体を乗っ取られてから、残るの3体が「円鹿(まどか)」、「貫牛(かんぎゅう)」、「虎葬(こそう)」であることが明らかになった。ただし「虎葬」については、単体で使役された描写はなく、既に他の式神と合成された状態で登場したため、その姿や能力などは謎のままである。式神の名前には、その姿を模した動物の名前が入っているという共通点があるため、「虎葬」は虎の式神だった可能性が高い。

両面宿儺に乗っ取られた後の生死

死滅回遊編で伏黒恵は宿儺の魂の宿った指を食べさせられて宿儺の器となってしまった。しかし虎杖のように宿儺を抑え込んで自分の人格を保てるほどではなく、伏黒の自我はどんどん闇の中へと消えていく。トドメに両面宿儺は伏黒恵の身体で、伏黒の姉・津美紀(つみき)を殺してしまう(正確には津美紀の身体を使って受肉した万という過去の術師)。自身が助けたかった姉を自身の手で殺すという最悪な展開を迎えてしまった伏黒は、そのまま精神が消滅してしまったのか。伏黒復活の可能性はあるのかは謎のままだった。

その後、両面宿儺の体の中で伏黒の魂が消滅していないことが判明し、伏線が回収される。しかし伏黒は津美紀を自らの手にかけてしまったことに絶望し、生きる気力を失っていた。

釘崎野薔薇について

渋谷事変以降の生死

渋谷事変で、特級呪霊・真人と退治した虎杖悠仁の同級生・釘崎野薔薇(くぎさき のばら)は、顔の左半分をふっとばされてしまった。その後現場に駆けつけた呪術高専京都校の1年生・新田新(にった あらた)に応急処置を施されてその場を離脱。新田の術式は傷の進行を止めるというもののようで、治癒の術式ではない。新田が術式を施した時に釘崎の呼吸は止まっていたようだが、それでも助かる可能性は0ではないと新田は言及している。その後、虎杖と伏黒の会話の中で釘崎が死亡したかのような雰囲気の会話はされているが、作中では釘崎が死亡したと明記されている場面はない。釘崎の生死は不明のままである。
そして人外魔境新宿決戦の佳境で虎杖と宿儺が戦っている際についに復活を果たす。釘崎は最後の宿儺の指に「共鳴り」を発動し、虎杖の勝利に貢献した。なおこの時、目覚めてから半刻(およそ1時間)も経っていないとのことだった。
復活後は吹き飛ばされた左目には黒い眼帯をつけている。それ以外は以前とほぼ変わらない。

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呪術廻戦名勝負「虎杖悠仁・七海建人 vs. 真人」戦のネタバレ解説・考察まとめ

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「虎杖悠仁・七海建人 vs. 真人」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。主人公である虎杖、ベテラン術師である七海の両名と凶悪な呪霊である真人との間に最初の因縁が生まれた戦いである。 映画館で呪霊による死者が発生し、虎杖は七海と共にこの調査に赴く。その犯人は真人という強大な呪霊で、なぜか吉野順平という学生と行動を共にしていた。真人を追う七海から順平のことを調べるよう命じられた虎杖は、彼に接触して次第に友人になっていく。

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呪術廻戦名勝負「五条悟 vs. 漏瑚」戦のネタバレ解説・考察まとめ

呪術廻戦名勝負「五条悟 vs. 漏瑚」戦のネタバレ解説・考察まとめ

「五条悟 vs. 漏瑚」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。漏瑚の高い実力と、それを遥かに上回る五条の恐るべき強さが明らかになった戦いである。 人類殲滅を掲げる自然呪霊の1員たる漏瑚は、協力者である羂索の誘いに乗って“最強の術師”の異名を持つ五条悟を自ら討ち取ろうとする。五条はこれを迎え撃ち、そのすさまじい力を見た上で「弱い」と断言。わざわざ教え子の虎杖悠仁を連れ出して見学させつつ、漏瑚に圧倒的な実力の差を見せつける。

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呪術廻戦名勝負「五条悟 vs. ミゲル」戦のネタバレ解説・考察まとめ

呪術廻戦名勝負「五条悟 vs. ミゲル」戦のネタバレ解説・考察まとめ

「五条悟 vs. ミゲル」とは、強大な呪霊と化した幼馴染に憑かれた少年の成長と活躍を描いた『呪術廻戦 0(東京都立呪術高等専門学校)』で繰り広げられた戦いの1つ。ぽっと出の外人キャラクターが“最強の術師”を相手にひたすら圧倒されて振り回されるという内容だが、五条の恐るべき実力が明らかになるに従い注目度が劇的に上がっていった。 「術師の楽園を作る」と語る夏油傑を気に入ったミゲルは、彼のために教え子たちの下へと急ぐ五条の足止めを買って出る。“最強の術師”を相手に、ミゲルの決死の奮闘が始まる。

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呪術廻戦名勝負「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」戦のネタバレ解説・考察まとめ

呪術廻戦名勝負「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」戦のネタバレ解説・考察まとめ

「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。物語の序盤で主人公の虎杖たちが直面した絶体絶命の窮地であり、事前に「3人の内の1人が死亡」という説明があったことで緊迫感ある展開となった。 少年院に強力な呪霊が発生し、緊急事態として虎杖ら3人が生存者の避難誘導を命じられる。虎杖は「いざとなれば自分の内の宿儺の力を使おう」と安易に考えていたが、事態は連鎖的加速的に悪化していく。

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呪術廻戦の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

呪術廻戦の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『呪術廻戦』とは、若き呪術師たちの戦いと成長の日々を描いた、芥見下々による漫画作品。 最強最悪の呪霊両面宿儺をその身に宿してしまった高校生虎杖悠仁。両面宿儺の力を御するため、虎杖は呪術師を目指して呪術高等専門学校に通い始める。 作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目の度合いも上がっていき、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。呪いという人間の感情に直結するものを扱うため、時に生々しく、時に華々しく、時に人間の弱さを残酷に突きつける名言が数多く登場する。

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呪術廻戦の歴代OP・ED主題歌・挿入歌・サウンドトラックまとめ

呪術廻戦の歴代OP・ED主題歌・挿入歌・サウンドトラックまとめ

『呪術廻戦』(じゅじゅつかいせん)とは、芥見下々によるダークファンタジーバトル漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。この記事では、『呪術廻戦』を彩るオープニング・エンディング主題歌、挿入歌、そして本作の前日譚である『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』を原作とする劇場アニメ『劇場版 呪術廻戦 0』の主題歌を紹介していく。

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呪術廻戦の御三家・禪院家まとめ

呪術廻戦の御三家・禪院家まとめ

禪院家(ぜんいんけ)とは、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『呪術廻戦』に登場する呪術界のエリート家系・御三家の一つである。術式至上主義であり、術式を持たない者は血族であっても落伍者として蔑まれる。また男尊女卑の思想も強く残っており、長く続くがゆえに古き因習に囚われている。 『呪術廻戦』では禪院家出身のキャラクターが多く登場するが、人間性を疑いたくなるような人物も多く、読者の中では「禪院家は『クズ』の集団」という認知が進んでいる。

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乙骨憂太(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ

乙骨憂太(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ

乙骨憂太(おっこつ ゆうた)は、『呪術廻戦』の登場人物で、現代最強の術師五条悟に特に期待されている若手呪術師にして、国内に四人しかいない特級術師の一人である。 ごく普通の少年だったが、幼馴染の祈本里香の死後、彼女の霊に取り憑かれる。やがて里香は国家規模の破壊すらもたらしかねない強大な呪霊と成り果て、これを御する術を学ぶために東京都立呪術高等専門学校に転入。呪術の世界と関わっていく中で、その秘めた才能を開花させていく。 『呪術廻戦』本編では、主人公虎杖悠仁の一学年上の生徒という立場。

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