枷場美々子（呪術廻戦）の徹底解説・考察まとめ

枷場美々子のプロフィール・人物像

最速！キャラクター人気投票：第 - 位（ - / 1,575票）
第1回キャラクター人気投票：第51位（111票 / 163,066票）
第2回キャラクター人気投票：第75位（7票 / 97,860票）

CV：松田利冴

枷場美々子（はさばみみこ）とは『呪術廻戦』および前日譚に当たる『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』に登場する呪詛師であり、夏油に心酔する一派の一員である。常に双子の菜々子と共に行動している。染めていないナチュラルな髪色をしており、長めのスカートのセーラー服を身に着けている。「渋谷事変」に登場した際には、ショートカットだった髪がロングまで伸びている。菜々子の失礼な言動を咎めるなど、比較的穏やかな性格で無口である。

両親から呪霊を視認できる体質を受け継いでおり、田舎の村で双子の菜々子と共に監禁・虐待を受けて育ってきた。2007年9月、呪霊討伐の為村に派遣されてきた夏油傑（げとうすぐる）が村人を皆殺しにしたことによって解放され、以降は夏油によって育てられた。
夏油が理想とする「非術師が居ない世界を実現する」という理念に賛同し、15歳の頃夏油が首謀者となった「東京・京都百鬼夜行」に菜々子と共に参戦した。事態収束の為に動いていた呪術高専の補助監督・伊地知潔高（いじちきよたか）に殺人行為を咎められる。その際「吊るす？菜々子」と殺意をむき出しにしていたが、五条悟（ごじょうさとる）と対峙していたミゲルが場に飛び込んできたためにうやむやとなった。

「東京・京都百鬼夜行」で夏油が五条に殺された後は幹部と共に行方をくらましていたが、夏油の遺体は肉体を乗り換える術を持つ千年以上前の術師・羂索（けんじゃく）によって乗っ取られ、復活していた。羂索は明治初期に存在していた呪詛師・加茂憲倫（かものりとし）などの肉体を経て「偽夏油」として活動し、「人間のいない世界」を望む特級呪霊の一派と組んで大規模テロ事件「渋谷事変」を引き起こす。
美々子と菜々子は夏油の肉体を取り戻すべくかつての仲間と決別し、偽夏油／加茂憲倫／羂索に協力していたが、「夏油の身体を還す」という約束を反故にされてしまう。そこで美々子と菜々子は両面宿儺に接触を図るべく行動を起こすのだった。

枷場美々子の呪術・能力

美々子の術式は作中では明確にされていないが、常に持ち歩いている縄が巻かれたてるてる坊主の人形を用いて術式を発動する。発動条件は不明だが主に首に縄をかけて吊るす攻撃をする。「東京・京都百鬼夜行」では美々子と菜々子に殺害されたと思われる補助監督の死体が、アーチからぶら下げられていた。
なお「渋谷事変」に現れた美々子と菜々子が宿儺との接触を図っている際、指の気配を察知して現れた漏瑚に火炎攻撃を受けている。この時美々子は人形を持っているが、菜々子の術式によって助かった後は人形を持っていないので漏瑚の火炎によって焼き尽くされたものと思われる。

枷場美々子の来歴・活躍

東京・京都百鬼夜行に参戦

育ての親でもあり、命の恩人でもある呪詛師・夏油傑（げとうすぐる）の「非術師のいない世界を創る」という目的のため、15歳の少女枷場美々子（はさばみみこ）は双子の菜々子と共に、呪霊による大規模テロ「東京・京都百鬼夜行」に参戦した。
呪術を駆使して幾人もの人間を殺していたが、事態収束の為に駆け付けた呪術高専東京校の補助監督・伊地知潔高（いじちきよたか）に殺人行為を咎められる。「まだ善悪の区別もついていない子供でしょう」と説得された美々子と菜々子は、「田舎での呪術師がどんな扱いを受けているかも知らないくせに、偉そうなことを言うな」と激高する。「邪魔するやつは吊るしてやる」と殺意をむき出しにして伊地知を攻撃しようとしたが、その場に夏油の仲間ミゲルが飛び込んできたため勝負はうやむやとなった。

その頃「百鬼夜行」の首謀者である夏油は、膨大な呪力量を保持している呪霊「里香」を手に入れるべく呪術高専東京校に向かっていた。夏油は「呪霊操術（じゅれいそうじゅつ）」という術式を保持しており、呪霊を取り込んで使役することができるのである。しかし里香に憑りつかれている呪術高専の生徒・乙骨雄太の思わぬ反撃にあい、夏油は大怪我を負い撤退を余儀なくされた。
そして夏油の居場所を突き止めた、夏油の親友で呪術界最強の男「五条悟（ごじょうさとる）」によってとどめを刺される。夏油に与する一派は夏油の死亡をきっかけに離散し、美々子と菜々子も消息不明となった。

しかし「東京・京都百鬼夜行」から一年後、五条によって殺された夏油傑は肉体を乗り換える術式を保持する千年以上前の呪術師「羂索（けんじゃく）」によって肉体を乗っ取られていた。羂索は明治初期に存在した呪詛師「加茂憲倫（かものりとし）」などの肉体を経て「偽夏油」として復活し、「人間がいない世界を創る」ことを企てる特級呪霊の集団と手を組んで暗躍する。そして五条悟の封印を目的とした大規模テロ「渋谷事変」を引き起こすのだった。

渋谷事変での暗躍

夏油の死亡によって行方が分からなくなっていた夏油に与する者たちは、全員生存していた。偽夏油／加茂憲倫／羂索が「渋谷事変」の首謀者だと知ると、幹部だった菅田真奈美（すだまなみ）と祢木利久（ねぎとしひさ）は偽夏油／加茂憲倫／羂索に協力することを明言する。しかし夏油に救われた美々子と菜々子菜々子の想いは異なっていた。

美々子と菜々子は両親から呪霊を視認できる体質を引き継いでおり、幼いころから監禁・虐待を受けてきた。そんな閉鎖的な環境の村に、呪霊討伐の任務を受けた呪術高専の学生夏油傑が現れる。夏油は虐待される美々子と菜々子を見つけると村人全員を殺害して二人を解放し、以降は夏油によって育てられてきたのだった。

「大好きな人の肉体をゾンビみたいに玩ばれて、黙っていられるわけがない」と美々子と菜々子は、単独で偽夏油／加茂憲倫／羂索と交渉する。そして「五条悟を封印したら夏油傑の肉体を還す」と約束を交わして、人間たちを地下に落とす協力をしていた。
ところが偽夏油／加茂憲倫／羂索は「還すわけがないだろう。今度術師と約束をするときは『縛り』（契約）であることを明確にするんだな」と一蹴し、約束を反故にする。美々子と菜々子は「後悔するぞ」と言い残し、駅構内で戦闘を行っていた虎杖悠仁の元へ向かった。

宿儺との接触

呪いの王・両面宿儺を宿す呪術高専の学生虎杖悠仁は、呪胎九相図の一人脹相（ちょうそう）との戦闘により瀕死の重傷を負っていた。美々子と菜々子は両面宿儺を呼び出すため、気絶している虎杖に宿儺の指を取り込ませる。しかしそこに指の気配を感じ取った特級呪霊・漏瑚（じょうご）が現れた。漏瑚もまた宿儺復活を目論んでいたため、美々子と菜々子に火炎攻撃を浴びせると、持参した10本の指を虎杖に取り込ませたのである。
漏瑚が宿儺の復活を待っていると、菜々子の術式によって攻撃を逃れた美々子と菜々子が現れる。二人にとどめを刺そうと漏瑚が腕を持ち上げた瞬間、ついに宿儺が復活を果たした。

美々子の最期

宿儺は漏瑚、美々子と菜々子を跪かせると「指の礼に話を聞いてやる」と言い、まずは美々子と菜々子に事情を説明するよう命じた。美々子と菜々子は「額に縫い目のある袈裟姿の男を殺してください。私たちはもう一本の指のありかを知っています。夏油様を解放してください」と願うと、宿儺は「面をあげろ」と声を掛ける。
「願いが聞き届けられた」とホッとした表情で顔をあげた美々子だが、その瞬間言葉を発する間もなく顔面を真っ二つにされ絶命した。隣にいた菜々子の顔は美々子の血で真っ赤に染まる。突然の事態に呆然とする菜々子に対して「指一本ごときでなぜ俺がそんなことをしなければならないのだ。不愉快だ」と冷酷に告げた。
美々子を殺された怒りで宿儺に立ち向かった菜々子もまた、宿儺によって一瞬でコマ切れにされその一生を終えたのだった。

枷場美々子の関連人物・キャラクター

枷場菜々子（はさばななこ）

美々子と常に行動を共にしている双子の片割れである。染めたお団子頭とギャル口調、短いスカートの制服姿が特徴である。常に持ち歩いているスマートフォンのカメラ機能を使って術式を発動する。
両親から呪霊を視認できる体質を受け継いでおり、幼いころから監禁・虐待をされて育ってきた。ある日呪霊の討伐任務のために村を訪れた夏油傑によって解放され、以降は夏油によって育てられる。夏油に心酔しており、夏油が理想とする「非術師が居ない世界」の為に、15歳の頃美々子と共に大規模テロ「東京・京都百鬼夜行」に参戦した。
戦場ではためらうことなく複数の人間を殺していたが、夏油が五条悟によって殺されたために夏油に与する一派と共に消息不明となった。

「百鬼夜行」の後も一派は全員生存していたが、殺されたはずの夏油が肉体を操られて「偽夏油」として復活・活動していることを知り、今後の対応を巡って意見が分かれる。肉体を乗っ取る術式を保持する千年以上前の呪術師・羂索（けんじゃく）は、明治初期の呪詛師・加茂憲倫（かものりとし）などの肉体を経て「偽夏油」として、大規模テロ「渋谷事変」を巻き起こしていた。
大好きな人の肉体がいいように玩ばれることに我慢ならなかった菜々子と美々子は、単独で偽夏油／加茂憲倫／羂索と交渉し「五条悟を封印したら夏油の肉体を還す」と約束を交わす。夏油のため協力をしてきたが、偽夏油／加茂憲倫／羂索は約束を反故にしたため、偽夏油／加茂憲倫／羂索を殺害してもらうため宿儺との接触を図った。
トラブルはあったが宿儺の呼び出しに成功するものの、宿儺の怒りに触れて美々子共々細切れにされて死亡した。

枷場菜々子（呪術廻戦）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

枷場菜々子（はさばななこ）とは『呪術廻戦』に登場するキャラクターであり、夏油傑に与する呪詛師である。幼いころから呪霊が視認できる体質で双子の美々子と共に村の住人から虐待されてきたが、夏油によって救われた。以降は夏油に育てられ、「東京・京都百鬼夜行」に参戦する。百鬼夜行で夏油が死亡した後は、夏油の肉体を取り戻すべく偽夏油／加茂憲倫／羂索に協力してきたが、約束を反故にされたため宿儺に偽夏油／加茂憲倫／羂索を殺すよう依頼した。

夏油傑（げとうすぐる）