天使にラブ・ソングを2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『天使にラブ・ソングを2』とは、1993年に公開されたアメリカのコメディ映画で、1992年に公開された『天使にラブ・ソングを』の大ヒットを受けて制作された続編だ。前作で殺人現場を目撃したことから尼僧へ身を扮していた歌手のデロリス・ヴァン・カルティエが、シスター達からの要請により再びシスター・メアリー・クラレンスとなり廃校寸前の学校と生徒たちを救っていく物語である。前作はサスペンス風だったのに対し、今作では学校がメイン舞台となり青春的な要素も含んでいる。

吹き替え:石川悦子(ソフト版)、矢島晶子(テレビ放送版)
歌:アンドレア・ロビンソン
デロリスと特に仲の良いシスター。見習いの為、修道着も他のシスターとは違う物を着ている。前作では、自分にしかできない何か特別な物があるのではないかと悩みつつも何事にも消極的で聖歌隊の中でも隅で小声で歌っているような性格だった。デロリスとの出会いによって素晴らしい歌声という隠れた才能を発揮し、また院長にもはっきりと意見を言うなどしっかりした性格となった。今作の中でも生徒と積極的に向き合おうとしたりと、自ら行動する場面が多々見られる。
ウェンディ・マッケナが演じているが、歌だけはアンドレア・ロビンソンの声に吹き替えてある。

シスター・メアリー・ラザラス(演:メアリー・ウィックス)

吹き替え:牧野和子(ソフト版)、河村久子(テレビ放送版)
デロリスと特に仲の良い年配のシスター。前作ではデロリスが聖キャサリン修道院にやってくる前は聖歌隊の指揮者をやっていた。タイヤのついている物なら何でも運転すると豪語し、聖フランシスコ高校のあるサンフランシスコ州から音楽コンクールが行われたハリウッドまでも生徒を乗せバスを往復運転した。

シスター・メアリー・アルマ(演:ローズ・パーレンティ)

聖キャサリン修道院でピアノを担当している年配のシスター。老人ホームでのコンサートの際、補聴器のスイッチを入れ忘れたことを生徒達に笑われていた。

聖キャサリン修道院 教師

クリスプ理事長(演:ジェームズ・コバーン)

吹き替え:小林清志
聖フランシスコ高校の理事長。生徒のことを思う神父やシスターとは違い、自身の早期退職のために聖フランシス高校の廃校を提案するなど無慈悲な一面を持っており、生徒からは生きた悪魔と呼ばれている。デロリスのことを度々「シスター・メアリー・クレメンス」「シスター・メアリー・クラレンツ」と呼び間違えており、デロリスや院長からはわざと「クリスピー」と呼ばれていた。

モーリス神父(演:バーナード・ヒューズ)

画像左がモーリス校長

吹き替え:納谷悟朗(ソフト版)、村松康雄(テレビ放送版)
聖フランシス高校の校長。廃校を言い渡されすんなり受け入れたり、デロリスに生徒達の課外活動を禁止するなど事なかれ主義な一面もあるが、廃校が決定したあとは生徒を思い誰よりも心を痛めていた。デロリスの正体が分かり音楽コンクールへの出場を取り止めさせようと駆け付けた際も、結局は生徒達を応援するなど優しい一面も持ち合わせている。

イグネシアス神父(演:マイケル・ジェッター)

吹き替え:安西正弘(ソフト版)、納谷六朗(テレビ放送版)
聖フランシス高校で数学を教えている。普段は気が弱いが、音楽コンクールの会場でクリスプを物置に閉じ込めるなど行動派な一面も持ち合わせている。

トーマス神父(演:ブラッド・サリヴァン)

吹き替え:池田勝(ソフト版)、稲葉実(テレビ放送版)
聖フランシス高校でラテン語を教えている。しかめっ面をしている事が多く、大人しい性格で口数も多い方ではない。しかし、ハンドルを持つと途端に人格が変わり激しい性格となってしまう。

ウルフガング神父(演:トーマス・ゴチャック)

画面中央がウルフガング神父

吹き替え:安原義人(ソフト版)、堀川仁(テレビ放送版)
聖フランシス高校で料理を担当している。ソーセージをこよなく愛しており、料理のレパートリーはソーセージのみ。音楽コンクールにでクリスプを閉じ込める際、デザート用に持ち歩いていたソーセージをつっかえ棒代わりに取られ、取り乱していた。

聖フランシス高校 生徒

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