[来日直前!!] ローリン・ヒルについて
2007年以来、実に8年ぶりの来日を果たす、ローリン・ヒル。
90年代に活躍したヒップホップ・グループ、フージーズとしての活動、そしてソロになってからのグラミー賞受賞など、数々の栄光を作り上げてきた彼女について、ご紹介したいと思います。
ローリン・ヒルとは?
フージーズ(The Fugees)とは?
ローリン・ヒル、ソロになってからの栄光と転落
ローリン・ヒルが世界的に有名になるのは、実はミュージシャンとしてではなく、ウーピー・ゴールドバーグ主演の映画『天使にラブ・ソングを2』への出演からである。そこで名声を得てから、フージーズの一員としてミュージシャンデビューを果たす。フージーズの最大ヒットである2ndアルバム『The Score』は全世界で1,700万枚を売り上げる。ヒップホップというジャンルでここまでの売上を出す事は希有でもあり、ミュージシャンとしても成功を収める。そして、満を持してのソロ活動である。1998年に発表したソロアルバム『The Miseducation of Lauryn Hill』は全世界で 1200万枚を売り上げる。翌年のグラミー賞では11部門にノミネートされ、最優秀新人賞、最優秀アルバムなど、女性アーティスト史上最多の5部門を制する。(「Album of the Year」「Best New Artist」「Best Female R&B Vocal Performance」「Best R&B Song」「Best R&B Album」)
順調に思えた活動であるが、ここから2ndソロアルバムのリリースがなく、現在に至る。結婚、出産を機にアーティスト活動がスローペースになった事もあるが、加えて3年間に及ぶ脱税を問われ、3か月の実刑判決と服役を受けた事も大きな影響を与えている。しかし、2000年代になりフージーズとしての活動はしていたので、あとは彼女のソロアルバムの発表を期待するだけである。