ウボォーギン(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
ウボォーギンとは、冨樫義博の漫画作品『HUNTER×HUNTER』に登場する盗賊集団「幻影旅団」の一員である。ライオンの鬣を思わせる髪型と、筋骨隆々の大柄な体格が特徴。頑丈な肉体と、拷問を受けても動じない精神力を持つ。念系統は「強化系」で、自身の肉体を武器とする。念を使わずとも十分強く、たった1人で武器を持つ複数の敵を屠った。幻影旅団に恨みを抱くクラピカに拉致され倒されるが、自身の死に際しても決して仲間を売ることはなかった。
ウボォーギンの概要
ウボォーギンとは、冨樫義博の漫画作品『HUNTER×HUNTER』に登場する盗賊集団「幻影旅団」の一員である。団員ナンバーは11。通称は「ウボォー」。たてがみのような髪型、大柄で筋骨隆々の体格と、ライオンを思わせる風貌をしている。旅団結成時からのメンバーで、「緋の眼」と呼ばれる特異体質を持った「クルタ族」の襲撃にも参加した。旅団でも随一の怪力と頑健さを誇り、生命エネルギーを応用した「念能力」を使わずともたった1人で念能力者、武装兵たちを相手にできる。
「ヨークシンシティ」のオークション会場を襲い、出展される宝を奪うとの団長クロロ=ルシルフルの命令に従い、行動。マフィアを束ねる「十老頭」お抱えの念能力者集団「陰獣」数名を屠るも、神経毒を受け、動けないところをクルタ族の生き残りであるクラピカに拉致された。
仲間の協力で一旦は解放されるも、プライドを傷つけられたからとクラピカと戦闘。初めは優勢だったが、旅団との戦闘のために考え抜かれたクラピカの能力によって死亡した。作中で出た幻影旅団最初の犠牲者で、後に旅団が壊滅する遠因にもなった人物である。
HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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『HUNTER×HUNTER』(ハンター×ハンター)とは、1998年から『週刊少年ジャンプ』で連載されている日本の漫画作品。原作は幽遊白書などでお馴染みの冨樫義博。くじら島に住む少年ゴン=フリークスは、居ないと思っていた父親が優秀なハンターであることを知り、強い憧れを抱く。そしてゴンはハンターを目指し、くじら島を旅立つ。
ウボォーギンのプロフィール・人物像
年齢:不明
出身地:流星街
身長:258cm
体重:189kg
血液型:B型
愛称:ウボォー、ウボォーさんなど
ワイルドな風貌に違わぬ肉体の頑健さ、戦闘狂的気質を持つ。それでいて力任せに暴れる「脳筋タイプ」ではなく、相手の能力を探るなどして、状況に合わせ柔軟な思考で相手を倒すことができる。金銭は持ち歩かない主義で、「ほしいものは盗る」のが信条。時間には厳しい。
ヨークシンシティの襲撃を団長のクロロから聞いた際、世界のマフィアを敵に回すことを「うれしい」と言った。1対1のタイマン勝負を好む。
他者を殺い、奪うことには何の呵責もない。過去にクルタ族を襲ったが、クラピカに言及されるまでそのことを忘れていた。仲間意識は強く、守るものがあるとさらに力を発揮する。旅団初期メンバーの1人であるノブナガとは喧嘩もするが親友で、度々共に戦ったこともある。クラピカの能力によって強制的に念を封じられ、自身の命も危うい事態に陥ったが、仲間を売ることはなかった。
声優:竹本英史(旧アニメ版)、大塚明夫(新アニメ版)
ウボォーギンの声は、竹本英史(旧アニメ版)と大塚明夫(新アニメ版)が担当している。竹本英史の主な出演作品は『ゴールデンカムイ』(月島軍曹)、『ジパング』(柳一信)、『ギャグマンガ日和』(小野妹子〈初代〉)など。大塚明夫の主な出演作品は『BLEACH』(京楽春水)、『ブラック・ジャック』(ブラック・ジャック)、『僕のヒーローアカデミア』(オール・フォー・ワン)、『ルパン三世』(次元大介)などである。
ウボォーギンの能力
念系統:強化系
ウボォーギンの念系統は、ものの持つ力、働きを強化する「強化系」に属する。自ら「強化系を極めた」と称するウボォーギンは、徹底して自身の肉体を鍛え上げた。結果、生身の状態で銃弾を弾き、バズーカの砲弾でさえ片手で受け止めるに至った。自身の肉体そのものを強化しているため、人体を紙のようにちぎる、咆哮で相手を攻撃することも可能。幻影旅団一の頑強な肉体の持ち主で、腕相撲も旅団内で最も強い。
念能力:破岩弾
拳に念を込めて岩を砕き、破片を飛ばして攻撃する。
念能力:超破壊拳(ビッグバンインパクト)
念の応用技「硬(コウ)」で右手を固め、ストレートパンチを叩き込む。動きこそシンプルだが、小型ミサイル並みの威力を誇る。作中では、ミサイルでもできないような巨大クレーターを作った。ウボー本人の最終目標は、この技で核ミサイル級の破壊力を出すこと。
ウボォーギンの来歴・活躍
幻影旅団結成・クルタ族襲撃
ウボォーギンは、「流星街」で育った。そこは1500年以上前から廃棄物の処分場になっており、いつしか物だけではなく、身寄りのない子供なども捨てられるようになった。あらゆる意味で社会のゴミ捨て場となった流星町において、いつしか派閥や縄張りが出来上がる。ウボォーギンは、フランクリン=、クロロ=ルシルフルという少年と縄張り争いをすることが多かった。
ある時、流星街にビデオテープが捨てられてくる。それは世界の子供たちに人気を誇る『清掃戦隊カタヅケンジャー』のビデオだった。外国語であったためウボォーギンらには理解できなかったが、外国語にも精通するクロロが翻訳をし、映像に合わせた吹替を行う。録音していた音声が出なくなるアクシデントもあったが、クロロはその場で女性役のパクノダやサラサらと共にアテレコをこなした、その演技力、冷静さに感嘆したウボォーギンは、クロロと和解。以降、流星街の子供たちは仲間として過ごすことになる。
そんな中、クロロと共にカタヅケンジャーのアテレコに参加したサラサが何者かに惨殺される事態が発生。遺体はバラバラにされ、袋に入れられた状態で気につるされていた。ウボォーギンはサラサを殺した者を倒そうとしたが、クロロは2度とサラサのような犠牲者が出ないよう流星街を作り替えると宣言。サラサが連れ去られたのは自分にも責任があるからと、残りの人生を悪として生きる覚悟を語った。
そのことに感銘を受けたウボォーギンは、クロロを自分たちのトップとして認める。3年後、流星街にいたパクノダ、ノブナガ=ハザマ、フランクリン=、フェイタン=ポートオらも加わり盗賊集団「幻影旅団」が結成される。時折慈善事業も行うが、幻影旅団はその残忍なやり口でにより、裏社会で恐れられるようになる。また、旅団のメンバーは皆、生命エネルギーである「オーラ」を利用した「念能力」を会得。戦闘や窃盗などに役立てていた。
ウボォーギンは6つの念系統の中の1つ「強化系」に属し、ひたすら己を鍛え上げる。結果、旅団一の怪力を持つに至った。
結成から7年。幻影旅団は、精神が高ぶると瞳が赤く変色する「クルタ族」の村を襲撃。「緋の眼」と呼ばれるクルタ族の眼球は、その状態で死ぬと赤いままで残る。世界七大美食に数えられる緋の眼は、人体収集家垂涎のコレクションでもあった。ウボォーギンもクルタ族の殺害に加担する。
9月1日
8月31日、幻影旅団はクロロの命令で一堂に会した。場所はヨークシンシティと呼ばれる都市で、翌日この地でオークションが行われる。クロロの指令は、オークションに出品される宝をすべて奪うことだった。それは、世界各国から集まるマフィアや、裏世界の重鎮を敵に回すことを意味する。好戦的なウボォーギンは、その事態を喜んだ。
9月1日旅団のメンバーであるフランクリン=ボルドー、フェイタン・ポートオ、シズク・ムラサキが宝の入手に向かう。ところが、宝は既に移動されていた。会場が襲撃されることが事前に知られていたらしく、マフィアを束ねる「十老頭」お抱えの念能力者集団「陰獣」の1人である梟(ふくろう)が、宝を移動させたというのだ。
ウボォーギンは、仲間の誰かがマフィアに情報を打ったのではないかと疑う。しかし、裏切り者の可能性はクロロ自身によって否定された。自分たちの情報と引き換えに、金や名誉などを得て喜ぶ程度の者が仲間はいなかったのだ。
その後、ウボォーギンは陰獣のメンバーと戦うことになる。病犬、山嵐、蛭、蚯蚓の4人で、いずれも手練れの念能力者だった。しかし、ウボォーギンからすれば大した脅威ではなく、首から下を動けなくされながらも4人を片付けてしまう。神経毒そのものはシズクの能力で取り除けるが、体内には、マダライトヒルと呼ばれるヒルの卵が植え付けられており、そちらは取り除けなかった。マダライトヒルは宿ぬ巣の膀胱に卵を産みつける。孵化した幼虫は、激痛を伴う小便と共に体外に排出され、宿主は狂い死にする。シャルナークは無痛で卵だけを排出する方法をウボォーギンに教えた。
ところが、ウボォーギンは神経毒を出される前に何者かによって連れ去られてしまう。ウボォーギンの巨体に巻き付き、持ち去ったのは鎖を操る念能力者だった。
逃走するウボォーギン
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目次 - Contents
- ウボォーギンの概要
- ウボォーギンのプロフィール・人物像
- 声優:竹本英史(旧アニメ版)、大塚明夫(新アニメ版)
- ウボォーギンの能力
- 念系統:強化系
- 念能力:破岩弾
- 念能力:超破壊拳(ビッグバンインパクト)
- ウボォーギンの来歴・活躍
- 幻影旅団結成・クルタ族襲撃
- 9月1日
- 逃走するウボォーギン
- クラピカとの戦闘で死亡
- ウボォーギンの関連人物・キャラクター
- クロロ=ルシルフル
- ノブナガ=ハザマ
- フェイタン=ポートオ
- マチ=コマチネ
- ヒソカ=モロウ
- フィンクス=マグカブ
- シャルナーク=リュウセイ
- フランクリン=ボルドー
- シズク=ムラサキ
- パクノダ
- ボノレノフ=ンドンゴ
- コルトピ=トノフメイル
- クラピカ
- 病犬(やまいぬ)
- 蛭(ひる)
- 豪猪(やまあらし)
- 蚯蚓(みみず)
- ウボォーギンの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「お前が頭なら、オレは死ぬまでついていくよ」
- 「うれしいんだよ…!!命じてくれ団長。今すぐ!!」
- 「てめェら倒すのに、首から上が動けば十分だ」
- ウボォーギンの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ウボォーギンは作中最初の幻影旅団犠牲者
- ウボォーギンの頑健さは作中トップクラス
- ウボォーギンと前作『幽遊白書』戸愚呂弟との共通点
- ウボォーギンの一番くじフィギュア
- 再評価されたウボォーギン
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