『死霊館のシスター』とは2018年に公開されたアメリカのホラー映画である。監督を務めるのはコリン・ハーディ。本作は「死霊館ユニバース」の5作目にあたる。1952年にルーマニアの山奥にある修道院でシスター・ヴィクトリアが首吊り自殺をした。聖職者の自殺は大罪である。また事件には不可解な点も多く、教会はアンソニー・バーク神父とシスター志願者のアイリーンを修道院に派遣した。調査を進めていくうちに呪われた修道院の忌まわしい過去が明らかになり、アイリーンは悪魔のシスターに立ち向かうため信仰への覚悟を決める。
シスター・オアナ(演:イングリット・ビス)
吹替:嶋村侑
修道院にまつわる歴史などをアイリーンに教えた尼僧。他の尼僧が見習いのアイリーンを部外者と認識する中、オアナは積極的に接していた。アイリーンがヴァラクに襲われかけていたところをオアナが助けるが、その時既に彼女は死亡していた。彼女はアイリーンらが修道院を訪れる前から死亡しており、アイリーンが接していたのは幻覚の中に存在するオアナであった。
シスター・ルース(演:サンドラ・テレス)
アイリーンが初めて礼拝堂に入った際に、1人で祈っていた尼僧。修道院の内部事情を知らないアイリーンは彼女に話しかけようとするが、それをオアナが止めた。
シスター・クリスチャン(演:マニュエラ・チューカー)
聖ビンセント病院に勤める尼僧長。アイリーンは彼女の元で見習いとして働いていた。バークが病院を訪ねてきたことをアイリーンに伝えるため教室に入ると、アイリーンは子供たちに模型を用いた話を聞かせていたところであった。私服のまま働いているアイリーンに対し、バークの来訪は正式なものであるためすぐに着替えるよう注意する。その後、彼女は首をふりながらアイリーンのいる教室を後にした。
悪魔
ヴァラク/悪魔の尼僧(演:ボニー・アーロンズ)
出典: ameblo.jp
修道院になる以前の城で暮らしていたマークィスが召喚した悪魔。悪魔の使いになろうとしたマークィスは、召喚に成功した直後に教会の送った軍によって殺されている。その後、ヴァラクはキリストの血により封印されるが、建物が戦争の爆撃を受けたことにより再び解放されつつあった。ヴァラクは人に憑依しなければ外に出ることができない。そのため尼僧の最後の1人となったヴィクトリアは自ら首を吊り自殺をしていた。しかしアイリーンたちが修道院を訪れたことにより、ヴァラクは外に出るチャンスを手に入れる。最後にはフレンチーに憑依し、修道院から解放される。
マークィス(演:ジャレッド・モーガン)
暗黒時代に聖カルタの城を建てた公爵。悪魔を呼び出すため、マークィスは魔術と儀式を繰り返し行っていた。そして地獄の使いとなり、悪魔を送る扉を開けることに成功する。直後に教会が城に攻め入り、マークィスは殺された。彼は悪霊となりバークを襲う。夜中にバークが棺に閉じ込められた際、棺の中に現れ、バークの頭部を両手で掴むようにしながらマークィスは顔を覗かせていた。アイリーンがバークの埋められている場所を見つけ、彼女の掘るスコップが棺に突き刺さったことでマークィスは姿を消す。彼が消えたことで、それまでの空であった棺の中は本来の状態に戻り、マークィスの遺骨や遺品の書物が埋められていた。バークは書物の中に答えがあるかもしれないと考え、その後は書物を読み漁っていく。
村人
グレゴロ(演:チューダー・ムンテアヌ)
アイリーンたちを修道院に送った後、フレンチーが寄った酒場"ブラック・ベア"の店主。酒場でフレンチーは12歳の子供が納屋で首を吊ったことを知る。他にもある村人の作物は枯れ、またある子供は盲目となり、それらの全てが修道院のせいであるとグレゴロは話す。悪魔が棲みつき村に災いをもたらすと言いながら、彼はその場に唾を吐いた。
アーカイブ映像による出演
エド・ウォーレン(演:パトリック・ウィルソン)
吹替:咲野俊介
心霊研究家夫妻の夫。『死霊館 エンフィールド事件』(2016年)でエドが見た夢に現れたヴァラクの絵を描くシーンや、ロレインが見たエドが死亡する予知夢の映像が流れる。また映画の終わりは『死霊館』(2013年)のストーリーへと繋がり、マサチューセッツ州ウェイクフィールドにあるウエスタン大学でエドが講演会を行った際の様子が映し出される。悪魔の活動は出没、攻撃、憑依の3段階であるとエドは説明をする。また講演の最中のスクリーンでは悪魔に憑依されたフレンチーと、そばで支えるエドやロレイン、神父が映っていた。
ロレイン・ウォーレン(演:ヴェラ・ファーミガ)
吹替:小林さやか
心霊研究家夫妻の妻。霊視能力がある。冒頭ではロレインの見たエドが鋭利な岩のようなものに貫かれて死亡する予知夢の内容や、夢の中で娘のジュディ・ウォーレンとヴァラクの姿を目撃するシーンが流れる。
キャロリン・ペロン(演:リリ・テイラー)
『死霊館』で魔女に取り憑かれた女性。田舎にある一軒家を購入してからペロン一家を次々と怪奇現象が襲う。それらの現象に耐えかねたキャロリンはロレイン夫妻に助けを求めるため、講演会に参加していた。
モーリス・テリオールト(演:クリストフ・ヴェイロン)
『死霊館』でモーリス役としてヴァラクに憑依された状態で登場していたフレンチー。エドが講演会を行った際のスクリーンに映っている。『死霊館』ではモーリスの幼少期の話などが講演会の最中にエドから公開されている。
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目次 - Contents
- 『死霊館のシスター』の概要
- 『死霊館のシスター』のあらすじ・ストーリー
- 呪われた修道院へ向かうことになったアンソニー・バーク神父とシスター志願者のアイリーン
- 修道院でアイリーンの見ていた幻覚
- 『死霊館』へと繋がる悪魔ヴァラクの襲撃
- 『死霊館のシスター』の登場人物・キャラクター
- 修道院に向かった人物
- 修道女アイリーン(演:タイッサ・ファーミガ)
- アンソニー・バーク神父(演:デミアン・ビチル)
- モーリス・テリオー/フレンチー(演:ジョナ・ブロケ)
- 尼僧
- シスター・ヴィクトリア(演:シャーロット・ホープ)
- シスター・オアナ(演:イングリット・ビス)
- シスター・ルース(演:サンドラ・テレス)
- シスター・クリスチャン(演:マニュエラ・チューカー)
- 悪魔
- ヴァラク/悪魔の尼僧(演:ボニー・アーロンズ)
- マークィス(演:ジャレッド・モーガン)
- 村人
- グレゴロ(演:チューダー・ムンテアヌ)
- アーカイブ映像による出演
- エド・ウォーレン(演:パトリック・ウィルソン)
- ロレイン・ウォーレン(演:ヴェラ・ファーミガ)
- キャロリン・ペロン(演:リリ・テイラー)
- モーリス・テリオールト(演:クリストフ・ヴェイロン)
- 『死霊館のシスター』の用語
- シスター
- 尼僧
- 聖遺物
- 終生誓願
- 『死霊館のシスター』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 修道女アイリーン「聖書は神のラブレターよ。押しつけの教えじゃないわ。」
- フレンチー「まだ迷ってるの?」
- バーク神父「今は神頼みする時じゃない。行動あるのみ。」
- 『死霊館のシスター』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『死霊館のシスター』と『アナベル 死霊人形の誕生』に共通して登場する集合写真
- 作中に登場するデスマスクは本作に携わる実在の人物の顔
- ヴァラクはソロモン72柱の1柱を担う悪魔
- 『死霊館のシスター』の主題歌・挿入歌
- ED(エンディング):アベル・コジェニオウスキ「God Ends Here」
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