転生したら剣でした(転剣)のネタバレ解説・考察まとめ

『転生したら剣でした』とは、棚架ユウによる異世界ファンタジー系ライトノベル、およびそれを原作とした漫画、アニメ作品である。漫画版は作画を丸山朝ヲが担当し、2016年から『デンシバーズ』(幻冬舎コミックス)で連載を開始し、その後『comicブースト』へ移籍した。物語は、異世界に剣として転生した男が、奴隷の少女フランに助けられ、彼女の剣として生きる。主人公は能力を駆使してフランを守り、共に異世界を冒険する姿が描かれる。2022年10月にはアニメ化もされた。

赤猫族・金火獅。獣人国の王女だ。白い髪と赤い目を持つアルビノ。『金火獅』に進化できる。武者修行中で、お付きのメイドのクイナが同行している。

クイナ

灰獏族・夢幻獏。獣人国の宮廷メイドでメアのお付きである。メアのことはお嬢様と呼ぶ。LV49だ。冒険者ならばランクA相当の実力者。

『転生したら剣でした(転剣)』の用語

知性を持つ武器(インテリジェンス・ウェポン)

師匠

『転生したら剣でした』に登場する初のインテリジェンス・ウェポンであり、異世界から転生した人間が宿っている。師匠は特別な力を与えられた、成長する武器であり、伝説的な存在として知られる「知性を持つ武器(インテリジェンス・ウェポン)」に分類される。この武器は魔物の体内にある「魔石」を吸収することによって自己進化し、倒した敵のスキルを習得する能力を持つ。さらに、習得したスキルは装備者であるフランと共有することもできる。師匠は「神剣」と呼ばれる伝説の武器には及ばないものの、その多様な能力から「準神剣」として認識されている。
師匠の正体が知られると、希少価値のためにフランや自身が狙われるリスクがある。そのため、表向きはただの魔剣として振る舞い、フラン以外に師匠の正体を知る者はごく少数である。これらの人物は主にスキルや緊急事態によって正体を知ることとなり、フランや師匠が信頼できると判断した場合にのみ、その秘密が明かされる。

魔剣・ゼロスリード

フランに敵意を示す謎の冒険者シエラが所有する漆黒の剣である。この剣の正体は、フランにとって仇となる犯罪者ゼロスリードの意志と力が宿っている。邪人化した末に、「共食い」スキルを用いて邪神の力を増幅するゼロスリードの力自体は強力だが、「邪気解放」によって周囲の人間の精神に負荷をかけるほどの凄まじい邪気を解き放つ。また、この邪気はスキルを掻き乱し、魔術すら事実上無効化する。

魔剣・ゼライセ

毒々しい紫色の柄と鍔、巨大なナックルガード付きの蛍光ピンクの刀身を持つ、悪趣味なデザインのマインゴーシュである。この剣は、時空魔術や魔石の研究などに精通した、多才で天才的な愉快犯ゼライセが、自らの意志を剣に封じ込めてインテリジェンス・ウェポン化した魔剣である。ゼライセの厄介な能力がそのまま使えるため、非常に面倒な剣である。

ファンナベルタ

天才錬金術師であり、作中でも上位の戦士である金の鱗を持つ竜人、トリスメギストスが所有する白銀のファルシオンである。この剣は、彼に忠誠を誓ったエルフ、ファンナベルタが自らの意志でインテリジェンス・ウェポン化したものである。物語の早い段階から「トリスメギストスはインテリジェンス・ウェポンを所持している」と語られていた。もともと氷雪魔術の使い手であったため、神剣に迫るほどの力を発揮する。また、偶発的に得た「嫉妬の原罪」というスキルによって、自分と相手が所持するスキルなどを強制的に等価交換することが可能である。

スキル

武器戦闘スキル

作中の戦闘場面で最も活躍するスキルである。剣術や拳闘術など、通常の武器や拳を扱うための基本的なスキルとなっている。基礎的なスキルであるため、習得難易度は低いものが多いが、中には剣聖術のように習得が難しいものも存在する。

戦技スキル

武器を使った必殺技を扱うことができるスキルである。炎を纏いながら敵を斬りつけたり、いかにも必殺技らしい攻撃を行うことができる。武器戦闘スキルに比べてレベルが高いものが多い。

肉体操作スキル

自分の脚力を上げるなど、運動能力を短期的に底上げするスキルである。戦闘時に自身の身体能力を向上させながら、魔術や戦技スキルを活用することで、普段の能力から一時的に放出した力を有することができる。このほかに、常態化して使うことのできる常態化スキルも存在し、常態化できる分、後者のスキルの方が難易度が高い。

魔術スキル

通常のRPGゲームなどでお馴染みの「魔術」を扱うことができるスキルである。魔術の中には多くの属性が存在し、属性ごとに相性が異なるようだ。剣であっても扱うことができるスキルであるため、近接武器でありながら遠距離攻撃が可能であるという点は面白い。

感覚探知スキル

入り組んだダンジョンなどで必要となるのが感覚探知スキルである。このスキルには武器などの鑑定を行うものをはじめ、さまざまなバリエーションの探知スキルが存在する。RPGゲームでもお馴染みの要素であり、主人公の師匠も比較的早い段階から活用していたスキルの一つである。

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