グレイ・フルバスター(FAIRY TAIL)の徹底解説・考察まとめ

グレイ・フルバスターは『FAIRY TAIL』に登場するギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」の氷の造形魔導士。ギルドの中でも上位の実力者で、氷の造形創造の早さは他の魔導士の追随を許さない。主人公のナツとはよく喧嘩をしているが、戦闘では息の合ったコンビプレーを発揮する。
服を脱ぐことが癖で、ギルド内で無意識に服を脱いでは周りに突っ込まれている。
幼少期の出来事によりゼレフ書の悪魔に対して並々ならぬ憎しみを抱いており、作中で悪魔に有効な滅悪魔法を修得する。

大魔闘演武で優勝を果たしたことで「妖精の尻尾」にたくさんの依頼が舞い込むことになった。その依頼をこなす中で、グレイは氷の滅悪魔導士(デビルスレイヤー)の存在とゼレフ書最凶最悪の悪魔ENDのことを知る。
その後、「妖精の尻尾」は闇ギルドの「冥府の門(タルタロス)」と衝突。グレイは「冥府の門」の氷の滅悪魔導士と戦うことになるが、その正体は「死人使い」によって操られているグレイの父、シルバーだった。グレイと再会した際には自らを「シルバーの遺体に憑依したデリオラ」と偽ってグレイに倒されることを目論むが、とどめを刺す直前に正体を見抜かれる。グレイはシルバーの告白を聞き、彼を倒すこと拒むが、「死人使い」の悪魔をジュビアが倒したことでシルバーは消滅。グレイは滅悪魔法を受け継いでENDを倒す決意を固めた。

アルバレス帝国とEND

「冥府の門」との戦いの後、「妖精の尻尾」は解散する。それはイシュガルの大陸の西にあるアルバレス帝国の侵攻を予期したギルドマスターのマカロフが、メンバーに危害が及ばないようにと考えたからだった。しかしアルバレス帝国との交渉も、皇帝が黒魔導士のゼレフだったことで失敗。1年後に再び終結した「妖精の尻尾」およびイシュガルの魔導士との全面戦争になる。
グレイはゼレフが率いるスプリガン12のインベル相手に勝利を収めるが、その過程でジュビアが瀕死の重傷を負ってしまう。それによって精神的な余裕がなくなったグレイは、インベルからENDの正体がナツであることを聞くと、同じく仲間を失ったと思い憎しみに囚われたナツの前に現れて殺そうと戦いを挑むことになる。しかし両者の戦いはエルザによって止められ、ジュビアの生存を確認した後に気を失った。

目が覚めた後、グレイは両親やウルの死をENDのせいにしたかったことに気付き、仲間であるナツを守るためにゼレフの元に赴き、自分の存在を消すことと引き換えに「消失絶対氷結」を発動させてゼレフを封じようと試みる。しかしグレイと同様に仲間を守るために現れたナツによって制止されて踏みとどまった。

グレイ・フルバスターの関連人物・キャラクター

ナツ・ドラグニル

『FAIRY TAIL』の主人公。物語終盤で、その正体がグレイの憎むゼレフ書最凶最悪の悪魔ENDだと明らかになるが、グレイは両親やウルの死をENDのせいにしたかったことに気付いて憎しみを捨てる。

renote.net

ジュビア・ロクサー

「妖精の尻尾」に所属する魔導士。元はギルド「幽鬼の支配者(ファントムロード)」の一員だったが、「妖精の尻尾」との抗争の際にグレイに一目ぼれしてから「妖精の尻尾」に加入する。以降はグレイに対して積極的にアピールしているが、グレイからはその重い愛情を持て余されている。

ウル

グレイの魔法の師匠。グレイを助けるために絶対氷結を使い、デリオラを封印する氷となって命を落とす。

リオン・バスティア

グレイの兄弟子。師を超える事を目標としていたが、ウルがデリオラを封印して亡くなったことでそのきっかけとなったグレイを恨んでいた。ガルナ島の一件以降和解するが、ジュビアに惚れたために、ジュビアが好意を向けるグレイとは恋敵となる。

グレイ・フルバスターの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「それでもアンタを殺せねえ」

「冥府の門」との戦いで、敵が実の父親だと知ったグレイ。父のシルバーはすでに故人で、悪魔の魔法により動いている状態だった。しかしシルバーの思いを聞いても優しいグレイは「それでもアンタを殺せねえ」と、父親を殺すことができなかった。仲間を守るために父親を殺すことができないグレイの葛藤が表れている。

グレイ・フルバスターの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ネックレスは『RAVE』に登場する「十字のレイヴ」と同じ形

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