アークザラッドII(アーク2)のネタバレ解説・考察まとめ

『アークザラッドII(アーク2)』とは1996年11月1日にPlayStation専用ソフトとしてソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)より発売されたシミュレーションRPG。『アークザラッドシリーズ』の2作目にあたる作品で炎を自由に操る一族出身のエルクが故郷を襲撃した犯人を探し、更に大きな運命に飛び込んでいくストーリー。前作のデータを引き継ぐコンバート機能が充実しており、前作をやり込んだ人はより楽しめる内容になっている。

フォーレスのギーア寺院と洗脳装置を破壊させたアーク達は、次にグルガの故郷であるブラキアを目指す。国の北部には活発な活動を続けている活火山、バンザ山があり、シルバーノアは、バンザ山を目印として飛行を続け、やがてブラキア空港へと降り立った。一行は麓の街であるグーズへと至る。グーズの街に入ると、至る所にロマリア兵の姿が見られる。街の人々は口々にロマリア兵や領主の不満を漏らす。ブラキアはグルガの引き起こした独立戦争により、ニーデルから独立を果たしていたが、人々の生活はニーデルの支配下に置かれていた当時の状態に戻ってしまっていた。グルガは故郷ルワガの村へ向かった。ロマリアの兵士はブラキアの国王ジンバを探しているという。グルガはある一軒の家で、ジンバを見つける。ジンバはかつてニーデルとの戦争の時にロマリアから送り込まれたエレナの本当の父、レイガルが再びブラキアを狙っているという。レイガルはグルガの前に現れ、目の手術を終えたエレナにグルガが本当の父だと偽っていたことを伝えた。エレナに失望され失意に陥いるグルガだが、レイガルがバンザ山の頂上で何かをしているという情報が入った。殉教者の塔だと悟ったアーク達はバンザ山へ向かう。レイガルはやはりバンザ山に洗脳マシーンを仕掛けていた。レイガルはバンザ山の頂上からグルガとエレナを突き落とした。グルガとエレナは間一髪のところで助かり、モンスターに化けたレイガルを仕留める。エレナに本当の父親ではないことを改めて伝えるもエレナはグルガが本当のお父さんだと認めてくれた。

ミルマーナ

ミルマーナの東の海上より謎の電波が出ているとチョンガラに言われ一同はミルマーナに向かった。ミルマーナを支配していたヤグンはミルマーナ東の海上に巨大な海底油田を建設中とのこと。ヤグンを止めるために戦艦列車グラウノルンを破壊する作戦に出て戦艦を破壊した。更にヤグンが身を潜めている海底油田へ移動し追い詰める。ヤグンを倒し一同は崩壊する海底油田から避難する。
サニアはミルマーナに残らず、そのままアーク達と一緒に世界を救うために戦うと決意し、次の目的地へ移動する。

アミーグ

ミルマーナ空港まで戻ってきた一行は、シルバーノアの作戦室に集まった。チョンガラからアミーグとバルバラードから反応が出ていると聞き、まずはアミーグヘ向かった。アミーグの空港からモレアという街に入るとゴメスとアントニオという陽気な青年が話しかけてきて、アーク達のことを大泥棒だと勘違いする。お宝が眠っている神の塔に登りたいのなら長老の許可が必要だということで長老の許可をとり神の塔へ登る。するとヂークベックが昔の記憶を取り戻しはじめる。神の塔の最上階にはかつて七勇者とそれを支えるヂークベックと戦ったグロルガルデがいた。グロルガルデが重力制御装置を作動しアーク達を動けないようにするが、神の塔に一緒に登ってきたゴメスとアントニオがうっかり重力制御装置を破壊してしまった。アーク達はグロルガルデを倒し神の塔は崩壊。次の目的地であるバルバラードに移動した。

バルバラード

一行は、次の目的地バルバラードへ向かった。怪しい建造物であるピラミッドを訪れてみるが激しい砂嵐の為に近付く事が出来ない。困っていたところにラタという人物が現れ、ラタは砂嵐を操っている人物であるサリュ族の族長でラタの兄、ナムのところへ向かう。ナムはピラミッド内部でアリバーシャへ攻撃するための新兵器を開発しているという。それが終わるまでは砂嵐を止めないと言い張っている。サリュ族は、元々アリバーシャで水の精霊を守りつつ暮らしていたが過去にアリバーシャ軍の爆撃を受け、部族は壊滅。生き残った者達でバルバラードへ移住してきた。復讐に燃えるナムは、バルバラードに援助を求め、バルバラード王は、忠誠の証として族長の母、ナムとラタの母を人質として要求したのだ。しかしそれは全てアリバーシャ軍の将軍カサドールの陰謀だった。ナム・ラタの母親はすでに殺され、バルバラードとアリバーシャに戦争をさせるという。ピラミッド内部に逃げたカサドールはアーク達に倒され、ナムは部族を出てバルバラードとアリバーシャの和解に残りの人生を使いたいという。ラタはサリュ族達はそれを引き留め、全員でアリバーシャとの和解を進めていこうと決断する。

殉教者の塔

次はスメリアから反応が出ているという。スメリアにあるパレンシアタワーだと思い立った一同はトウヴィルへシルバーノアを止めた。パレンシアに向かうとトッシュの育ての親であり師匠のモンジが生きているという情報が入った。どうやらモンジはロマリアの手下に無理やり復活させられて、トッシュと戦いたいという野望しか持ち合わせていなかった。トッシュを見つけたモンジはトッシュに切りかかる。パレンシアタワーで決着をつけようというモンジを追いかけパレンシアタワーに向かい、決死の思いでモンジを止めた。記憶を取り戻したモンジはトッシュに紋次斬りを継承し再び息を引き取った。パレンシアタワーが崩壊寸前の時にアークの父、ヨシュアが現れた。捕らえられていたアークの母ポルタを助け出していた様子。全員で脱出しようとしたが追っ手のモンスターが現れヨシュアがモンスターを惹きつけている間にシルバーノアはパレンシアタワーから脱出した。ククルの神殿に戻りククルにポルタの治療を頼むとククルの守っていた悪の力を封じ込めている祭壇が内から溢れる力により破壊されそうになっている。ヨシュアからもらった形見をつかい過去に遡り新たに精霊の力を集める必要があるという。過去に遡り5大精霊の力を再び取り戻しククルの神殿に帰ると、アンデルが祭壇の前で封印されているものと話をしている。殉教者の塔は北極と南極に設立されているという。過去から現代に戻りアーク達は南極、エルク達は北極、二手に分かれ同時に破壊すると決めた。南極の塔に潜んでいたアンデルを倒した後、アーク達は急いでロマリアへ向かうことにした。

ロマリア〜空中城

ザルバドを倒すアーク達。

ロマリア空中城を守っていたザルバドと対戦し無事勝利を収めたアーク達は、ワープポイントに飛び込み、闇黒の支配者の砦となっていたガイデルを追い詰める。焦ったガイデルは、闇の力の封印を解いてしまった。闇黒の支配者により世界中は災害に襲われククルは闇黒の支配者に飲み込まれる。最後の力を振り絞りアークはククル、そして父ヨシュアの声を力に、精霊達から授かった力を全て剣に捧げ、命をかけ一撃を喰らわせた。闇黒の支配者は再度封印されたが世界は大災害に襲われていた。アークはククルと共に生き残った命に光を与えにいくと言い旅立った。

『アークザラッドII』のゲームシステム

コンバート

前作の『アークザラッド』をクリア済みでデータを引き継ぐと幾つかの特典がある。
・前作より登場するメンバーのステータスが引き継がれる。
・前作にて入手したアイテムのうち、消耗品は一部、アクセサリは全種類チョンガラの店で入手可能。コンバートを使用しないと手に入らないアイテムもある。
・エルク一行とアーク一行が合流する白い家の物語の途中でアーク視点の追加イベントが発生する。
・前作でちょこを仲間にしている場合、ちょこに関する追加イベントが発生する。

特殊能力

人間のキャラクターや仲間のモンスターは、レベルが上がっていくと様々な特殊能力(必殺技)を覚えていく。ターゲットとその周囲に攻撃するものや効果を与えるもの、単体への攻撃などがある。特殊能力は最大8つまで覚えられる。

仲間モンスター

リーザなどが覚える特殊能力を使い最大12体のモンスターを仲間にすることができる。ボスキャラクターなど1部のモンスターは不可。仲間のモンスターはとある場所でクラスチェンジを行うと通常仲間にできない同系種の別種族に進化が可能。

施設

ショップ

武器や防具、アクセサリなどのアイテムを売買出来る。

宿屋

料金を払うとHPとMPを回復してくれる。カウンターにはセーブが出来る日記帳が置いてある。

h. yama
h. yama
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