アークザラッド(アーク1)のネタバレ解説・考察まとめ

『アークザラッド(アーク1)』とは、1995年6月30日にPlayStation専用ソフトとしてソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)より発売されたシミュレーションRPG。『アークザラッドシリーズ』の最初の作品で、精霊の力を持っている主人公のアークが仲間と共に5大精霊石を集めながら世界を救う物語となっている。独自の戦闘システムとサウンドがとても魅力的でやり込み要素が多い。

『アークザラッド』の概要

『アークザラッド(アーク1)』とは、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)より1995年6月30日に発売されたPlayStation専用ソフト。『アークザラッドシリーズ』の第1作目。「光と音のRPG」のキャッチコピーで発売され、同じくSCEより発売された『ポポロクロイス物語』『ワイルドアームズ』と共に3大RPGとして宣伝されていた。SCEで初めてのRPGとして企画・開発され、プレイステーションの発売日から半年後に発売することが決まっていたが、完成には至らず。完成している部分のみ抜き出し発売された。その為物語のメインの部分は続編の『アークザラッドII』に収録されている。ゲームをクリアして『アークザラッドII』を始めると『アーク1』のキャラクターレベルやアイテムなどを引き継ぐ事が出来とても話題になった。
本作は主人公アークが仲間達と共に精霊石を集めながら10年前に行方不明になった父親を探す物語となっている。

『アークザラッド』のあらすじ・ストーリー

プロローグ

村を出ることを決めるアーク。

場所はスメリア、トウヴィルのシオン山。ククルは神の血をひく民の娘としてパレンシア城の王子と結婚させられる運命だったが、村長に「3000年燃え続けているシオン山の山頂にある封印の炎を消せば自由にしてやる」と言われた。ククルはシオン山の封印を守る一族であったがその言葉を信じ炎を消してしまった。
場所は替わり、同じくトウヴィルのアークの家ではアークが10年前に行方不明になった父を探していた。アークは父の形見である鎧と剣を見つけシオン山へ向かったが、その時封印の炎を消したことで蘇ったアークデーモンがアークを襲った。傷ついたアークだったが突然山の精霊が傷を癒してくれ、山頂へ向かいもう一度炎を灯せと指示する。更に山の精霊から世界は滅びる道へ進んでいると告げられ、それを阻止する為の力として精霊の力を授けられた。再度炎を灯したアークだったが噂はパレンシアまで広がり城へ呼び出されてしまった。
パレンシア城で大臣と国王に精霊から力をもらったと説明するアークだったが、大臣は「本当の話かを確かめるためにコルボ平原のモンスターを討伐しろ」と指示する。
コルボ平原に着くとモンスター討伐部隊として現地に先に到着していたポコがいた。ポコと共にモンスターを討伐、更にパレンシア城に押し寄せてきたモンスターを合流したククルと共に討伐した。やっとの事で力を認めてもらえたアークは国王から聖柩に関する言い伝えを教えてもらう。「かつて人の王が驕り高ぶり、天界に登り、神をも支配しようとした為、神の怒りをかい、一度人類は滅亡している。その時の人類の遺産を聖柩につめ神の定めた地スメリアに封印した。そしてその聖柩は再び人類の危機に瀕した時、勇者によりその封印を解かれただ一つの救いとなるだろう」というもの。そして国王の兄はその言い伝えを信じ、20年前にスメリアとミルマーナの戦争を止めるため見るマーナへ出向きトヨーケの森で行方不明になってしまったがその時に兄も「世界は滅びる」と言っていたとの事。国王はアークにトヨーケの森へ行き国王の兄は何を見たのか、聖柩はどこにあってどうすれば手に入るのかを調査してこいと依頼する。アーク達は飛行船を手配してもらいミルマーナへ向かうことになった。

ミルマーナ

トヨーケの森には恵みの精霊がいた。アークの父であるヨシュアはスメリアの皇太子だったが20年前に時期国王という理由で殺されかけたという。そんな瀕死の状態だったヨシュアを恵みの精霊が助けたが、人類は滅亡してしまう運命にある、それを防ぐ鍵になるのがアークなのだと語ったという。ヨシュアから預かった勇者の証をアークに渡した。

パレンシア

パレンシア城に戻ったアーク達だったが、丁度パレンシア改造計画に反発したとして捕えられたトッシュとすれ違う。トッシュは義理の父であるモンジと自分の弟分たちの無事と引き換えに連行されたが一家は皆殺しにされていた。それを知ったトッシュは怒り狂い牢獄を破壊し脱獄した。一家の墓を作ったトッシュはかたなの精霊から力を授かり、アーク達と共に行動するよう言い伝えた。
アーク達は一度トウヴィルに戻ったがアークの家は破壊されトウヴィルに人はいなかった。その時丁度アークの父より手紙が届き「聖柩を手に入れる為にはこの世界を形作る精霊達の了解を得なければならない」と言う。オルニスの丘に先に進む道が示されてあるとヨシュアの手紙に書いてあり、アーク一行はオルニスの丘へ向かった。オルニスの丘ではアーク達を導く伝記であるゴーゲンがモンスターに捕まっていた。ゴーゲンは地・水・火・風・光の5大精霊の石を集めシオン山の封印を解く必要があるという。アーク達は精霊を探すためにアララトスへ向かうことになったが、トッシュが合流し一緒に旅に出ることになった。

アララトス

アララトスに到着するとチョンガラが待っていた。チョンガラに光の精霊がいるというアゼンダ高地外を教えてもらい光の精霊から光の石を授かった。チョンガラが仲間になり次に大地の精霊がいるというグレイシーヌへ向かうことになった。

グレイシーヌ

アーク達がグレイシーヌに来ることを知ったラマダ寺の大僧正は師範代のイーガにアーク達を抹殺するように命令する。イーガはアークとの1体1の勝負に敗れ、さらに大僧正がモンスターになり変わっていた事を知る。イーガ達はラマダ山へ向かうがすでに荒らされており、ラマダの技などが書かれた経典も無くなっていた。すると地の精霊が現れ、ラマダの技は大地と大気の力を「気」として出す技で大地への感謝によって可能になる、そのことを忘れるなと言いアークに地の石を渡した。イーガはラマダ寺を弟子に預けアーク達に同行する事を決めた。

ニーデル

ニーデルの闘技大会の優勝賞品の風のオーブが怪しいと思ったアーク達はニーデルへ向かった。闘技大会が開催されアーク達は見事優勝する。しかし司会をしていたロクトールは風のオーブは渡せないと言いモンスターに姿をかえ襲いかかって来た。見事ロクトールを倒し風のオーブを手に入れたアーク達だが、ゴーゲンが手を滑らせ風のオーブを落としてしまう。ヒビが入ったオーブから突如風の精霊が出てきた。どうやら閉じ込められてしまったという。そしてアークに風の石を授けた。

アリバーシャ

次にアーク達が向かったのは砂漠の地アリバーシャ。空港に着くと水の精霊を守っているというサリュ族が出迎えてくれた。サリュ族はアークの父ヨシュアに世話になったと言い、サリュ族の村を案内してくれた。昔は水と緑が綺麗な村だったというが機械を動かすための動力石が採掘されるようになり、その石をロマリアから来たものが掘り当て、さらに急速に採掘を行なったことから自然の調和が乱れ砂漠化が進んでいったとのこと。そんな説明を受けている最中にサリュ族の村が突如爆破される。サリュ族の長老はカサドールが水の神殿に向かってると告げ亡くなった。カサドールとはアリバーシャ軍の将軍で人の命などなんとも思わない酷い奴だという。水の神殿に向かったアーク達はカサドールを倒し水の精霊から水の石を授かった。

スメリア

最後にアーク達はスメリアの地に戻った。パレンシア城の地下に火の精霊がいると知った為パレンシア城へ向かったアーク達は地下へ向かった。地下にはバイオ研究所という炎の精霊の力を使って新しいエネルギーを作ろうと企んでいた。炎の精霊を逃したアーク達は火の精霊に出会い、火の石を授かった。パレンシア城では王様が倒れておりアンデルがロマリアから来た手先だと告げ亡くなった。崩壊するパレンシア城をシルバーノアで逃げ出したアーク達だが、アンデルの仕業でパレンシア王を暗殺したのはアーク一味ということが全国放送されてしまった。さらに臨時安全委員会を設立し国家運営を行うことを発表した。委員長はアンデル。指名手配犯にされてしまったアーク達はそのままスメリアに戻れず変装しトウヴィルに戻った。再度シオン山の封印の炎を消したアーク達はアークデーモンを再び召喚し聖柩が眠っているというサルバジオの滝で決着をつけた。その後聖柩に会いに行くと聖柩の試練を与えられる。試練とは己の暗分身と戦い打ち勝つこと。アーク達は自分の分身に勝ち聖柩を手に入れた。そして天の声が聞こえ聖柩の宝はここまで仲間達と共に戦い苦しみ成長してきたアーク自身だという。アークは勇者の力を、ククルは聖母の力を手に入れた。さらにアークは世界崩壊を防ぐために先へ進み、ククルはトウヴィルに残りアークを支えろと指示する。アーク達はシルバーノアに乗り込みククルを残し世界へと旅立っていった。

『アークザラッド』のゲームシステム

ゲーム内容

戦闘は自分のターンに移動できる範囲がマス目で表され、その範囲内であればどの場所でも移動出来る。ターンの順番はステータスの素早さが早い順番で行動が開始される。レベルが上がると自分のターン時に移動出来る範囲も増えていく。攻撃は自分がいるマスの上下左右の敵1人に攻撃ができる。魔法攻撃もレベルや自分のいる位置に応じて攻撃の範囲やどこまで離れている敵を攻撃出来るかが変わってくる。
フィールドの移動は地図のようなマップから移動し、ダンジョンなどは一部を除き存在しない。ゲームの展開はイベントとバトルを繰り返すだけのものになっているのでテンポ良くストーリーが進んでいく。

やりこみ要素

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