盾の勇者の成り上がり（ラノベ・漫画・アニメ）のネタバレ解説・考察まとめ (5/18)

盾の勇者の成り上がり（ラノベ・漫画・アニメ）のネタバレ解説・考察まとめ

2024.09.09

『盾の勇者の成り上がり』とは、アネコユサギによるライトノベルおよびそれを基にした漫画、アニメ作品。異世界に召喚された大学生・岩谷尚文が「盾の勇者」として数々の試練に立ち向かい、仲間と共に成長する物語だ。原作は「小説家になろう」で連載後、書籍化された。漫画版は『月刊コミックフラッパー』で連載され、ビジュアル面での評価も高い。アニメは2019年に第1期が放送され、迫力ある映像で多くのファンを魅了した。

エイク

ヴァン=ライヒノット

CV：八代拓

亜人友好派の貴族で、彼の街には亜人も多く暮らしている。メルロマルク最初の波の後、戦死したエクレールの父と志を同じくしていた貴族たちはオルトクレイによって左遷され、彼もその1人であった。良識ある人物でありながら、なかなかに食えない面も持つ。逃亡中の尚文とメルティを屋敷に匿うなど、尚文に対して協力的である。逃亡中の尚文一行を屋敷に匿っている際、イドルに連れ去られ拷問を受けるも頑として口を割らず、尚文に救出された後はキールを保護する。事件によって体力が落ちたため領地で療養し、カルミラ島から帰った尚文たちをキールと共に出迎え、キールを尚文たちに託す。

イドル=レイビア

CV：西村太佑

ヴァンの隣町に住む亜人排斥派の貴族で、亜人奴隷の拷問を趣味としている。かつてラフタリア、キール、リファナを買って拷問しており、リファナの死とルロロナ村の滅亡を突きつけてラフタリアに深い傷を負わせた。逃亡中の尚文一行をおびき出すために、メルティとヴァンを連れ去る。尚文たちに救出と敵討ちのために追いつめられ、ラフタリアに刺されて窓から突き落とされた。自棄を起こし、過去の勇者が封印した魔物タイラントドラゴンレックスの封印を解くが、その魔物に踏みつぶされて死亡する。

尚文の村

キール

CV：藤原夏海

ワーヌイ種の亜人（獣人）。ラフタリアの幼馴染で、中性的な顔立ちを持つが、実際には女である。メルロマルクの最初の波の後、ラフタリアと共に奴隷にされ、イドルの屋敷の地下で虐待されていたが、尚文とラフタリアによって救出される。ヴァンに保護された後、カルミラ島から帰った尚文一行と再会し、強くなり波と戦うために仲間になる。霊亀事件で負傷し、治療を受けて離脱した。その後、尚文たちが絆たちの異世界から帰ってきた後は、村の復興と波での戦いのためにLv上げと行商を行う。女と発覚した後、尚文により行商に力を入れさせられ、行商の売り上げは村で一番となる。武器は片手剣を使用し、獣属性の魔法を使う。サディナに教えられ獣人化できるようになり、姿は小型のシベリアンハスキーであり、周りからは可愛いとされる。トラウマを乗り越えるために獣化の改造手術を受けるも、可愛らしい姿のままであり、合成スキルを使って属性に合わせた変身ができるようになるのだ。ピエンサの軍人や投擲具との戦いでは奮闘しますが、力の反動で戦線離脱する。『槍の勇者のやり直し』のメルロマルク編（6周目）では、奴隷として尚文たちに購入され、行商時には可愛い服を着せられている。また、ゼルトブル訪問時にラーズラサに獣化を教えられ、獣人化が可能となる。

サディナ

CV：小清水亜美

異世界の眷属器、銛の勇者。シャチ系の亜人（獣人）で、ルカ種と言われているが実際にはサカマタ種だ。23歳で一人称は「お姉さん」、口癖は「あらー」で、相手をちゃん付けで呼ぶ。お酒が好きで陽気な掴み所がない性格で、村では漁師とサルベージの仕事をしている。元々はクテンロウの水竜の巫女兼殺戮の巫女で、ラフタリアの両親がクテンロウを離れる際には護衛として同行し、メルロマルクのルロロナ村で生活していた。ラフタリアからは姉のように慕われている。最初の波では遠洋に出かけていたため村にはいなかったが、その後ラフタリアを探すためにゼルトブルのコロシアムで戦闘奴隷として賞金を稼ぎ、村出身の奴隷を集めていた。コロシアムで尚文一行と戦うも、お互い目的が同じだとわかり協力し合うことになる。かなりの酒豪で、自分よりお酒が強い人を好む。ルコルの実を食べることができ、尚文に積極的に迫るものの、疎まれているのだ。クテンロウにいたころは幼いころから巫女の仕事をさせられ、急成長させられたが、神託の才能がなかったため両親や当時の天命に罵倒され、真面目に悩んでいた。ラフタリアの父親に励まされており、国外逃亡後もラフタリアの両親が親代わりだったため、2人やその子供のラフタリアを非常に大切に思っている。

ウィンディア

CV：菱川花菜

犬系の亜人で、竜帝のガエリオンに育てられたが、親のガエリオンは錬に討伐され、その後冒険者に捕まり奴隷として売られた。ルロロナ村復興のために奴隷を欲していた尚文により買われることとなる。親の敵である錬を嫌っているが、錬がネガティブな考えをすると活を入れる。次第にわだかまりがなくなり、20巻では名前で呼ぶようになった。魔物が好きで、子ガエリオンを父親のように育てるのが目標である。子ガエリオンの中に親ガエリオンの人格があることは、親ガエリオンの自立させる方針のため知らされていない。ドラゴンに育てられたため、若干ドラゴンびいきしている。思考も魔物寄りであり、魔物は戦って強くさせるのが一番と考えているため、ラトとは意見がぶつかることもあるが、強くさせる方法を共に模索する同士であり、研究の手伝いをしている。しかし学が足りないため、ラトに遊ばれていることが多い。村の皆で狩りをした際に見つけた魔物の巣から卵を失敬し、尚文に内緒でキャタピランドなどの魔物を飼育していた。これが尚文にばれた際には、キャタピランドを庇おうとしたため「谷子」という渾名を名付けられそうになる。村の魔物の多くがラフ種になった際には若干嘆いていた。竜帝のガエリオンに加護を受けており、龍脈法を使用する。戦闘では龍脈法を使い、仲間と共に合唱魔法を行う。また、ガエリオンに乗って戦闘を行うこともできる。

ラトティル＝アンスレイア

CV：國府咲月

通称「ラト」。錬金術師である。かつてフォーブレイで強い魔物を創造して戦力として認めさせる研究をしていたが、タクトがライバルだった錬金術師の肩を持ち、また研究内容でぶつかっていたため追放される。霊亀を調べに来た際に尚文の村の魔物に興味を持ち、村で研究を始める。信用がなかったため、奴隷となることを条件に村に滞在することを許可される。回復と援護の魔法が使え、鳳凰との戦いでは治療師として同行している。バイオプラントや魔物の研究や育成で貢献しており、魔物は改造してこそ強くなると考えている。ウィンディアとは意見がぶつかることもあるが、強くさせる方法を共に模索する同士である。みーくんという魔物を大切にしており、いつか出られるようにして、最高の魔物にしたいという夢がある。ドラゴンに関しては、あらゆる生物と交配することで生態系が狂うため嫌っている。ラフちゃんを新種の魔物として定着させたいと思っていた尚文に対して、能力項目の変異性を上げることを助言し、後にラフ種を生み出すこととなる。ラフ種の健康診断も行い、彼らの異種変異のクラスアップによる後遺症を軽減させている。

イミア＝リュスルン＝リーセラ＝テレティ＝クーアリーズ

CV：稲垣好

ルーモ種の獣人で、「イミア」と呼ばれている。幼少期に奴隷狩りで両親を殺され、奴隷として売られたが、尚文に買われ治療される。気弱でメルロマルクの兵士を苦手とするが克服している。手先が器用で、アクセサリー作りに優れており、戦闘にはハンマーを用い、土属性の魔法を使う。戦闘奴隷ではなかったが、村の危機や魔物狩りに参加する。

トーリィネミア

CV：喜屋武和輝

ルーモ種の獣人で、イミアの叔父。通称「トーリィ」。鍛冶師で、エルハルトと同じ師匠の下で修行していたが、実家のトラブルで修行を途中で抜け、故郷で金物屋を営んでいた。ゼルドブルの奴隷地下市場で奴隷として売られていたが、尚文により買われ、イミアと再会。エルハルトの店で働くこととなった。

セイン＝ロック

CV：長縄まりあ

異世界の眷属器、裁縫道具の勇者。裁縫が得意で、様々な世界を渡ってきた。ゼルトブルのコロシアムで「マーダーピエロ」として戦い、後に尚文の村で仲間となる。普段はゼルドブルでお金を稼いでいる。細身ながら大食いで、元の世界が消滅しており翻訳機能が壊れていたが、後に修理され普通に会話が可能となった。自分の世界を滅ぼした宿敵勢力に対して強い怒りを抱いており、姉との対峙時には怒りを露わにした。戦闘では鋏で切りつけたり、糸で拘束する。また、光翼を使い、蝶のような翅で飛行や能力向上、小さな爆発を起こす鱗粉を出すことができる。

シルディナ

異世界の四聖勇者、札の勇者。シャチ系の亜人／獣人で、サディナの妹。クテンロウの現水竜の巫女で、神託の才能を持つ。サディナに匹敵する強さを持つために厳しい修行を受けており、姉に似た酒好きで方向音痴。実年齢は幼いが、Lv上げにより成長している。最初は尚文たちと敵対するが、飲み会で尚文と友好関係を築く。サディナとの決闘後に和解し、非道な故郷の集落を襲撃する。ルフトと共にルロロナ村で暮らし、サディナとの関係は改善される。尚文の仲間となり、押しの強いアプローチを行う。カードゲームが好きで、同じ趣味を持つセインとは遊び友達のような関係となる。ルフトとは姉弟のような関係に変わる。尚文が絆の世界へ救援に行く際に同行し、札の聖武器を解放後、四聖勇者に選ばれる。戦闘力が高く、水と風の魔法の資質を持ち、戦闘法や魔法を模倣する能力を持つ。

ルフトミラ