盾の勇者の成り上がり（ラノベ・漫画・アニメ）のネタバレ解説・考察まとめ (10/18)

盾の勇者の成り上がり（ラノベ・漫画・アニメ）のネタバレ解説・考察まとめ

2024.09.09

『盾の勇者の成り上がり』とは、アネコユサギによるライトノベルおよびそれを基にした漫画、アニメ作品。異世界に召喚された大学生・岩谷尚文が「盾の勇者」として数々の試練に立ち向かい、仲間と共に成長する物語だ。原作は「小説家になろう」で連載後、書籍化された。漫画版は『月刊コミックフラッパー』で連載され、ビジュアル面での評価も高い。アニメは2019年に第1期が放送され、迫力ある映像で多くのファンを魅了した。

過去の盾と弓の世界

「波」に挑む先代の眷属器の勇者、槌の勇者。過去の世界における当代の天命を受けた。短髪でラフタリアに似た見た目をしている。名前を適当に言ったため、尚文からは偽名ではないかと疑われる。武器はハンマーであり、武器の精霊を感じ取る能力を持つ。調停者としての役目を全うし、頭が固く、守たち勇者には高圧的な態度で接する。子孫のラフタリアと同じく苦労人体質であり、彼女とはウマが合う。またラフ種やラフ種のクラスアップを受けたルフトにも複雑な感情を抱いている。九尾の狐などの魔獣退治や封印も行っており、その際に尚文たちに出会う。未来から来た尚文たちの事情を聴き、監視のために村に滞在することになる。勇者の監視役である調停者は勇者に選ばれないと思っていたが、槌に触れたことで槌の眷属器に選ばれ、勇者となる。自らを選んだ槌の精霊に文句を言うものの、仕方なく受け入れる。

シアン

守が保護している孤児の1人で、猫の亜人。人見知りな性格で、他の孤児たちの輪に入ることができないが、守や尚文には懐いている。実は他の子供たちと共に、守の手でより強い種族への改造処置を受けており、シアンは後のハクコ種の初代（ハクコ兄妹の先祖）となる。そのため、Lvや戦闘経験に釣り合わない強さを持つ。フィロリアが自分たちを庇って死んだことに責任を感じており、守の力になるために改造を受けた。しかし、改造後も彼が以前のように笑わなくなったことを気にしており、尚文たちに助けを求め、自分たちの秘密を明かした。守がやけになって尚文たちに攻撃した際も、必死に説得を続け、正気を取り戻した守に「守の力として牙になりたい」と決意と慰めの言葉をかけた。

絆たちの担当世界の四聖勇者

風山絆（かざやまきずな）

異世界の四聖勇者で狩猟具の勇者。ラルクが統治する鎌の眷属器の国シクールを拠点にしている。
13歳前後の見た目だが、実年齢18歳の少女。自分の見た目が成長していないことを気にしている。ゴシックドレスにグラスから貰った羽織を掛け、長い髪をツーサイドアップにしている。一人称は「オレ」。尚文たちとはまた別の日本で、姉の奏や妹の紡とVRHMMOの「ディメンションウェーブ」に参加した所で異世界に召喚された。
真っ直ぐな優しい性格をしており、たとえ敵でも苦しんでいる者は助けようとする。やさぐれる前の尚文と似た性格。能天気な釣りバカで誰も見たことがない大物を釣り上げるのが夢。また、貧乳ゆえに友人たちの巨乳を羨ましがって胸を揉みたがる悪癖がある。城下町から少し離れた大きな町に石造りのマンションのような「みんなで住める家」としての自宅を持ち、グラスたちや他の仲間と一緒に撮影した写真を飾っている。「波」ではなく魔竜討伐のため召喚され、魔竜を倒した後も異世界に残って数年が経過している。まだゲームの世界だと思いこんでいたころ、グラスやラルクたちと仲間になり冒険をするが、遭難してラルクの国と敵対する鏡の眷属器の国ミカカゲに流れ着き特殊空間の牢獄「無限迷宮」に幽閉されてしまう。キョウの罠で迷宮に落とされた尚文とリーシアを保護し、尚文の機転により共に脱出し、ラルクの国に帰還する。以降は尚文たちに協力するようになる。狩猟具の聖武器の特性で対人戦能力が一切ない代わりに対魔物では圧倒的な強さをもつ。怠惰のカースが解かれた後は解放に使われた薬を素材として出た「0の狩猟具」によって波の尖兵らの不正な力を断つことができるようになる。同作者の「小説になろう」の作品である『ディメンションウェーブ』の主人公がモデル。

クリス

CV：富田美憂

絆とグラスで作ったペンギンの式神。対人戦闘ができない絆の護衛のために作られ、絆とグラスの居場所を感じ取ることができる。名前は生まれた日が絆が召喚された日から数えてクリスマスだったことから名付けられた。絆が連れ去られた際には弱い自分を憂いており、自分より強くなった同じ式神のラフちゃんによって様々な技能を習得したらしく、宮地との戦いでは巨大化ができるようになった。

絆たちの担当世界の眷属器の勇者

グラス

CV：潘めぐみ

異世界の眷属器であり、扇の勇者である。扇の眷属器の国センの出身であり、見目麗しい和風美少女のスピリット（魂人）である。武人肌で真面目な性格を持ち、銀色の刺繍を施した漆黒の着物を纏っている。自分たちの世界を守るために異世界に乗り込み、四聖勇者を狙い交戦する。魂癒水を求め、ラルクたちと共に尚文たちの異世界に来ていた際、眷属器の要請を受けて霊亀を使って暴れるキョウと敵対し、尚文らと共闘する。絆に再会し、他の世界の四聖勇者を殺そうとしたことを窘められ、異世界への侵攻を止め、尚文に感謝して和解する。絆の親友であり、普段は能天気な絆を窘めるが、感情的になることもある。以前は自在珠玉流の門下生で、見下されていたが扇の眷属器の選定を受け、扇に選ばれる。竜退治の試練で絆と出会い意気投合する。普段は冷静だが、絆のことになると感情的になることが多い。ラフタリアとは和解後に親しくなり、魂が取り込める神託を使えるシルディナには苦手意識を持っていたが、シルディナの身体に宿ることで強力な連携攻撃が可能となる。異世界の調停者の遠縁の血族であり、天命の儀式を受ける際にはシルディナの協力を受ける。

ラルクベルク=シクール

CV：福山潤

異世界の眷属器であり、鎌の勇者である。通称「ラルク」で、鎌の眷属器の国シクールの王であり、留守を預かる重鎮に「若」と呼ばれている。見た目は二十代後半の青年であり、面倒見が良くノリも良い頼れる兄貴分であるが、即位前には周囲が眉を顰める行状を繰り返していた。年下の男性には「〇〇の坊主」、女性には「〇〇の嬢ちゃん」と呼ぶ。スケベで覗きが趣味で、人の本質を見抜く能力を持っているが、尚文が盾の勇者であることや他の四聖が目の前にいても認識できないことがある。テリスに惚れており、彼女が尚文の作った腕輪に惚れ込んでいることに嫉妬し、アクセサリー作りを試みるが不器用なため上達できなかった。グラスと共に自分たちの世界を守るため四聖勇者を狙う。カルミラ島で尚文一行と出会い交友を深めたが、カルミラ島の波との戦い後に正体と目的を明かし尚文たちと戦った。霊亀事件ではキョウと敵対し、尚文たちと共闘後に和解する。

エスノバルト

CV：河西健吾

異世界の眷属器であり、現在は本の勇者である。図書兎で迷宮古代図書館の館長を務めており、人間化すると15歳の少年の姿になる。代々次期館長が飲むはずの薬を再現したものを飲んでいたため、勇者に育てられたわけではないが、話したり人に変身したりすることができる。様々な魔法を覚えているが、図書兎の資質によりレベルによる補正をほとんど受けず、戦闘能力は低い。そのため、船の眷属器の転移能力で貢献していた。エスノバルトは絆たちの役に立ちたいと強く思っていたが、尚文の説教や、弱くても頑張るリーシアを見て感銘を受け、強くなるための鍛錬を積極的に行うようになる。自身の世界が追い詰められたことで、救援要請のために以前尚文に渡した錨のアクセサリーで転移し、タクト戦後にボロボロになった状態で尚文たちに接触する。帰還の時期を待つ間、レベリングと龍脈法の加護を受け、変幻無双流の修行を行う。尚文の分析通り、変幻無双流のエルラスラからリーシアと同じ資質を持つことが明かされ、宮地との戦いで才能を開花させ、宮地撃破に貢献する。絆のカース解除のために迷宮古代図書館に行った際、薬を見つけ、その薬を飲んだことで真の館長となる。敵対者に船の眷属器を奪われ、現在は新たに本の眷属器に選定され、本の勇者となっている。

絆の仲間

テリス＝アレキサンドライト

CV：早見沙織

額に宝石が埋め込まれているジュエル（晶人）である。尚文たちの異世界では珍しい青緑色の長い髪を持ち、後ろで三つ編みにして纏めている。魔法を使う際、髪が赤く染まる。宝石の声を聴く能力があり、宝石から力を借りて魔法を使用する。また、四聖武器や眷属器の意思を感じることができ、眷属器と連動することで翻訳機能を使うことができる。テリスはラルクと親しく、いつも共に行動している。普段はお淑やかな女性であるが、宝石やアクセサリー作りのこととなると目の色を変える。尚文たちの異世界には晶人がいないため、ティアラで額の青い宝石を隠していた。尚文にアクセサリー作りを依頼し、その出来から尚文の細工技術に惚れ込み、彼を「名工様」と崇めるようになる。自分たちの世界を守るため、ラルクたちと共に尚文たちと敵対するが、キョウとの戦いで共闘し、絆の帰還後に和解する。尚文のアクセサリーに対する入れ込みが強くなっており、ラルクの嫉妬を強める要因となっている。

ロミナ

CV：衣川里佳

胸に赤い宝石が付いている晶人であり、絆たちが贔屓している鍛冶師である。ふざけた客を追い出す硬派な職人であり、尚文一行が絆の世界を訪れた際にも世話になっている。尚文の「蛮族の鎧」を「バルバロイアーマー」に改修するなど、互いの作品を通じてエルハルトとは技術交換を行っている。

アルトレーゼ

盾の勇者の成り上がり

Web小説から書籍化された小説『盾の勇者の成り上がり』個人的にもおすすめなのでぜひ紹介させていください

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