異世界料理道(ラノベ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『異世界料理道』とは作者EDAによる日本のオンライン小説、ライトノベル作品。2015年ホビー・ジャパンより書籍化。こちもが書籍版のイラストと2018年に発売されたコミカライズ版『異世界料理道』の作画を担当している。高校2年生の津留見明日太が火事が原因で異世界へ来て、森辺の民アイ=ファと出会う。彼女たちはただ生きるために食事を食べていた。見たことがない食材の上、調理道具がまともにない中で明日太は様々な料理を作っていく。料理で森辺の集落や町の人々の運命を変えていく異世界料理ファンタジー作品である。

ジェノス

ジェノスの説明をしているアイ=ファ

セルヴァ王国の最東端やや南寄りの位置、未開の山モルガの麓に広がる辺境の町。王国セルヴァの領土においては辺境という区分であっても、友好国である南の王国ジャガルや東の王国シムとはきわめて距離が近いため、貿易と流通に関しては要所である。また、気候は温暖で水も豊かであり、その恩寵から非常に肥沃な農園地帯を有している。現在のジェノス領の領主はマルスタイン候である。
ジェノスには城下町と宿場町がある。ジェノス城下町は中心地にあり堅固な石の城壁に守られている。立ち入るには通行書が必要。北側には貴族の管理する果樹園が、南側には小作の農民たちの管理する農園が広々と広がっている。
宿場町はジェノスの領土とモルガの山を左右に分断する形で、南から北へと石の街道が真っ直ぐに伸びており、その街道沿いを宿場町と呼ぶ。宿場町は城下町と農園の狭間にあり、数多くの旅人や商人らが自由に行き交っている。

キュミスの尻尾亭

ジェノスの宿場町にある宿屋兼食堂。カミュア=ヨシュとその弟子レイトが宿泊している。主人はミラノ=マス。明日太達は彼から屋台を借りている。

生き物

ギバ

巨大なイノシシに似た生き物。成獣の体調はおよそ100〜180センチ。体重は80〜200キロ。森辺の民はギバを狩り生計を立てている。牙や角は工芸品や装飾品の素材となるため銅貨と交換可能。相場は1本につき赤銅貨1〜3枚。また全身の皮を剥げばそれも銅貨と交換できる。調理法が誤っているため固くて臭い肉というのが常識になっている。

マダラマの大蛇

モルガ山の山間部に生息する大型の蛇。通称「マダラマの大蛇」。作中ではアイ=ファが襲われている。

トトス

巨大な鳥。恐鳥。ダチョウにそっくりの長い首と、丸っこい身体。濃い褐色の羽毛に包まれている。

食材

ピコの葉

ギバ肉に付いている黒いものがピコの葉

地球でいう黒胡椒の役割を持つ香辛料。乾燥させて肉にまぶすことで肉の腐敗を防ぐ。防腐剤としてのピコの葉は、肉の水分を吸うと劣化してしまう。毎日きちんと攪拌していも、ひと月ぐらいで完全に効能を失ってしまう。

アリア

緑色の玉ねぎそっくりな野菜。非常に高い栄養価を持ち、3個ほど食せば1日に必要なビタミンを摂取できる。

ポイタン

4nkobayashi05
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@4nkobayashi05

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