ユー・ガット・メール(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ユー・ガット・メール』とは、1998年に公開されたアメリカ映画。ノーラ・エフロン監督のロマンティックコメディで、主演はトム・ハンクスとメグ・ライアン。1940年に製作された映画『桃色の店』のリメイク作品である。
それぞれ恋人には内緒でメールを交換していたジョーとキャスリーン。顔も名前もわからないからこそ素直になれたのに、実はビジネスライバルだった。
すれ違いながらも、お互いに惹かれ合う男女の恋が描かれている。

ジョーのハンドルネーム。このハンドルネームは住所からつけたものだが、キャスリーンに、「(ハンドルネームを)住所から取るようなダサい人じゃない」と言われてしまう。

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キャスリーンのハンドルネーム。
ラストのシーンで、ジョーはキャスリーンをこのハンドルネームで呼び、自分の正体を明らかにした。

『ユー・ガット・メール』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

キャスリーン 「つながると、3つの言葉を聞くまで私は息を止めているの。「ユー・ガット・メール」って聞こえるまで」

キャスリーンが名前も顔も知らない男性「NY152」につながると、3つの言葉を聞くまで私は息を止めているの。「ユー・ガット・メール」って聞こえるまで」というメッセージを送っている。パソコンがつながるまで待ちきれない思いがよく分かり、パソコンを立ち上げ、ワクワクした表情で待っているキャスリーンの姿が印象的なシーンである。

ジョー 「君と友達になりたい。不可能だと分かっている。でも、男ってのは時に不可能を求めるものなんだ」

キャスリーンは「フォックス・ブック」の進出により、母から受け継いだ児童専門書店「街角の店」を閉めた後、風邪で寝込んでしまう。見舞いに訪れたジョーは「街角の店」を閉店へと追い込んだ事に心を痛めながらも、キャスリーンに惹かれていっていた。キャスリーンにまず、閉店へ追いやってしまった事を詫びた。そして「君と友達になりたい。不可能だと分かっている。でも、男ってのは時に不可能を求めるものなんだ」と訴える。切ない表情を浮かべたジョーをキャスリーンは受け入れた。
許されない事をしてしまった後悔と、ビジネスライバルだったキャスリーンに惹かれていくジョーの複雑な心情が表れている。

キャスリーン 「あなただったらって思ってた。あなただったらって心から」

映画のラストシーン、キャサリンのセリフ。
「NY152」に会いに待ち合わせ場所に行くと、そこにいたのは待ち合わせ前に間接的なプロポーズをしたジョーがいた。ジョーと顔も名前も知らないメール相手との間で心が揺らいでいたキャスリーンにとって、ホッとした瞬間。涙ぐみながら「あなただったらって思ってた。あなただったらって心から」と話す。
かつてはビジネスライバルだったジョーに対して、キャスリーンはついに素直な想いを打ち明ける事が出来た。

『ユー・ガット・メール』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

実際に本屋で数日間働いたメグ・ライアン

「街角の書店」はニューヨークに実際にある本屋がモデルとなっており、役作りのためメグ・ライアンはこの本屋で働いたと言われている。

トム・ハンクスのアドリブがそのまま映画に

風船と金魚を持って歩くシーンで、トム・ハンクスは風船をドアにぶつけてしまう。「金魚じゃなくてよかった」ととっさに出たアドリブがそのまま採用される。

「街角の店」はチーズとアンティークの店

「街角の店」は、実はチーズとアンティークの店を借りて撮影されていた。店のオーナーに旅行に行くよう交渉し、本屋へと改装して撮影を開始。終了後元のチーズとアンティークの店に戻った。

『ユー・ガット・メール』の主題歌・挿入歌

主題歌:Carole King「Anyone at All」

NYのシンガーソングライター、Carole King(キャロルキング)が手がけた曲。
1998年にリリースされる。
Anyone at Allとは、他の誰かという意味。

挿入歌:Harry Nilsson「The Puppy Song」

tgmsnoopy1219
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