山本猛虎(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ

山本猛虎(やまもと たけとら)とは『ハイキュー!!』に登場するキャラクターで、音駒高校バレー部に所属する2年生だ。”根性”が信条の音駒のエースで、身長はそれほど高くないが持ち前のパワーで活躍する。妹の山本あかね(やまもと あかね)率いる応援団の力もあり春高へと駒を進めた。エースだが音駒らしくレシーブ力も高い。烏野高校2年田中龍之介(たなか りゅうのすけ)、西谷夕(にしのや ゆう)と共に烏野のマネージャーである清水潔子(しみず きよこ)に憧れを抱いている。高校卒業後は、VC神奈川で活躍する。

1回戦目は清川高校(高知県代表)との戦い。
相手が山本と黒尾のブロックを避けてクロスに打つと夜久が拾い、フェイントしたら研磨が拾い、ストレートに打ったら海が拾った。
1セット目29-27と音駒高校がとる。2セット目も25-21とセットカウント2-0で音駒高校が勝利した。

2回戦 VS早流川工業高校

研磨の手を取る左側が山本

2回戦目は早流川工業高校(石川県代表)との戦い。
早流川工業高校の狙いは「音駒のセッターである研磨に負荷をかけろ。削るべきはメンタルよりフィジカル。まずは音駒の”脳”を潰せ」だった。
狙いに対して音駒高校の作戦は、「セッターを出来るだけ動かさない事」、「有効なタイミングでワザとレシーブを乱す事」だ。

1セット目のタイムアウトのとき研磨は「ただの我慢比べはつまんないな」と言い、「早流川工業高校がセンター線を警戒しブロックがミドルブロッカーに寄って来た時が有効なタイミング。そこでトスを遠くに振り、早流川工業高校が気付いたらライトを使う」「できるよ。皆は根性の使い手だから」と話した。
その作戦を実行し奮闘する研磨の姿を見て山本は「どうせお前は自分はそうじゃないっておもってんだろ。確かにまねえは踏ん張りがきかねえし、サボる方法とかすぐ考え出す。でも、ビリだろうが、文句垂れようが、先生先輩が見てようがいまいが、だいたい最後までやる」と思い、研磨の”根性”について認めている事が分かる。

セットカウント2-0と音駒高校が勝利した。
勝利した後に「根性見せたな研磨よ」と褒めると説明しながらキレる研磨だったが最後に「”仲間のためにがんばる”はオカシイこと?おれがやったらオカシイの?」と言い山本は泣きながら「研磨」と叫び両手を広げた。

3回戦 VS烏野高校

背番号4番が山本

ついに音駒高校と烏野高校の、双方の関係者が長年望み続けた“ゴミ捨て場の決戦”が始まる。
”ゴミ捨て場の決戦”とは、それぞれの高校名である”ねこ”と”からす”にちなんで、よくゴミ捨て場でゴミをあさっている者同士の決戦ということでそのようにいわれている。

1セット目。1点目から実況も置き去りとなる、怒涛のラリーから烏野高校が変人速攻で決めた。
その後は、音駒が烏野の攻撃を拾い1点1点のラリーが長くなった。
27-25と音駒高校が第1セットをとった。

2セット目。研磨の作戦通りに日向にレシーブさせ助走を確保できなくした。
少しづつ疲れが見えてきた烏野に対し研磨は「無限の体力なんて無い。まあそれはおれ達も同じだけど」と言うと山本は「研磨、根性見せてこうぜ」と背中を叩く。
田中がサービスエースを音駒相手に決める。そんな田中の姿に「すげえ奴だぜ、龍之介」と山本は言った。
そして田中との出会いを思い出す。
「最初は”何だこの頭悪そうなボーズは”って感じだったのに。でも、すぐにわかったぜ。髪型は俺の方がかっこいいが、お前の中身は最高に男前だって。だから負けたくねえ」と強く思い、田中のサーブをきれいに拾い上げた。
そのボールは福永に託され、バックアタックを決める。
そんな福永を見て「そして俺には、勝たなきゃならねえ奴がもう1人居る。淡々と地味なスーパープレーをカマす招平に、俺は負けるわけにはいかねえんだ」と強く思った。
ここで初めて、山本が福永をライバル視していた事が作中で描かれている。
終盤で、日向の新しい攻撃”オープン”が決まり24-26と2セット目は烏野高校に獲られる。

3セット目。敵であると同時に互いが互いの”師”である事を確信したセットだった。これは黒尾と月島、夜久と西谷の関係だ。
21-25と烏野高校が3セット目をとりセットカウント2-1で音駒高校は負けてしまう。
山本は田中と手を取り合い、互いの健闘を称えた。

卒業後

最終巻では卒業後の進路が描かれている。
25歳の山本は、VC神奈川(Vリーグ)でアウトサイドヒッターとして活躍している。
孤爪家で海と後輩の犬岡走(いぬおか そう)と夜久を空港まで迎えに行かなかった理由を話している。
その理由は、夜久は1回渋谷に寄ってリエーフのポスターを見るためだった。
山本と海は「あーアレか」と笑いながら話をしている様子から、2人はもうそのポスターを見た事が分かる。

山本猛虎の関連人物・キャラクター

音駒高校

孤爪研磨(こづめ けんま)

CV:梶裕貴

音駒高校2年生でセッターをしている。音駒高校の”脳”として活躍する。
はじめは性格が正反対の同級生、研磨とも衝突していた。
2人は同じ学年、フィジカルトレーニングやランニングも練習試合も一緒に行うことが多い。
ランニングで研磨が遅れると、山本は孤爪に「根性が足りねえ」と声をかける。
山本は孤爪について「いつも気合入らねえ顔して、声も小さいし、その割にそこそこうめえのにムカつく」と思っていた。
音駒高校内で3対3の練習中に研磨が黒尾に速いトスを上げると見せかけてツーアタックを決めた瞬間の研磨の凛とした表情を見て、山本は「何なんだ孤爪のこの感じは、やる気とか気合いとかじゃなくて、コイツ、とんでもねえ負けず嫌い」と思う。
2人は地区大会のときに音駒のレギュラーとして試合に出ていたのだが、TO(タイムアウト)中の研磨の冷静な分析に、山本は「こいつ、敵じゃなくて良かった」と思わせ、研磨に対して「”トラ”と呼んでいいぞ、仲間はそう呼ぶ」と言い仲が深まった。
大学生になるとプロゲーマーになり、You Tuber、トレーダーとしてマルチに活躍するようになる。

renote.net

福永招平(ふくなが しょうへい)

CV:長南翔太

音駒高校の2年生でウイングスパイカーとして活躍している。
視野が広くコート内をよく把握することができ、攻守ともに得意とするプレースタイルが持ち味だ。
特に、音駒の安定したレシーブ力に貢献している。
性格的には、口数が少なく話す場面がほとんど無いため、謎な部分が多い。
お笑いが好きで、自分の中で良いものが思い浮かんだ時はダジャレを言うなど、不思議な一面もある。
春高全国大会での烏野高校戦で、福永に対し山本は「そして俺には、勝たなきゃならねえ奴がもう1人居る。淡々と地味なスーパープレーをカマす招平に、俺は負けるわけにはいかねえんだ」と思う。
ここで初めて、山本が福永をライバル視していた事が作中で描かれた。
25歳になった福永は、飲食店でアルバイトをしながら、お笑い芸人をしている。

renote.net

烏野高校

田中龍之介(たなか りゅうのすけ)

CV:林勇

烏野高校2年生でウィングスパイカーとして活躍し、気迫あふれるプレーが持ち味だ。
その熱がチームに勢いを与えるため、試合のファーストポイントを任されやすい。
口調が荒く、坊主頭と目つきの悪さという外見から怖がられる事も多いが、後輩想いでバレーボールに対して熱い思いを持っている。
バレーボール部への入部当日、気合を入れて体育館に入ってきた田中は駆け込んで体育館に入ってきた清水に一目ぼれをする。
その美しさに思わずプロポーズをし振られてしまう。諦めることなくアプローチを続ける田中だが毎回清水に断られてしまう。それでも諦めない田中は、逆境を跳ね返すメンタルの強さを持ち合わせている事が分かる。
卒業後は、清水と結婚しスポーツインストラクターとして働いている。

renote.net

Fukuyama
Fukuyama
@Fukuyama

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