不死なるベーゼ（葬送のフリーレン）の徹底解説・考察まとめ

不死なるベーゼ（葬送のフリーレン）の概要

不死なるベーゼ（ふしなるベーゼ）とは、原作：山田鐘人、作画：アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』に登場するキャラクター。魔王軍の幹部「七崩賢」の一員たる高位魔族だが出番は少なく、物語が始まった時点で死亡している。
人類最強と謳われた南の勇者討伐戦に参加したベーゼは、魔王の腹心で指揮官を務めた全知のシュラハト（ぜんちのシュラハト）と、七崩賢の半分を犠牲にしつつも勝利。その後も魔王軍屈指の実力者として人類との戦争で活躍する。

ある時、魔王の討伐を目指す勇者ヒンメル一行と交戦したベーゼは、強固な結界に彼らを閉じ込める。この結界はヒンメル一行の魔法使いであるフリーレンが「突破は不可能」と断言するほど堅牢なもので、あとは放っておけば餓死して死ぬと考えたベーゼは彼らを放置する。
しかしヒンメルたちは力を合わせて結界を突破し、再びベーゼの前に立ちはだかる。結界を打ち破ったフリーレンを警戒したベーゼは、その隙を狙って突撃してきたヒンメルの剣に貫かれて絶命した。

不死なるベーゼ（葬送のフリーレン）のプロフィール・人物像

出番が少なく、どのような人柄なのかは不明。ヒンメルたちとの2度目の戦いでは、自分の結界を打ち破ったフリーレンのみを警戒し、これが大きな敗因となった。魔法や魔力の強さにのみ絶対的な価値を置く魔族らしい油断であり、そういう意味でベーゼは魔族らしい魔族だったと思われる。

不死なるベーゼ（葬送のフリーレン）の魔法・能力

作中で「結界」と呼ばれる、強力な光の障壁を展開する。この障壁は1000年以上の時を生きるエルフの魔法使いフリーレンが「突破は不可能」と断言するほど堅牢なもので、ベーゼ自身もその防御力には絶対的な自信を持っている。

不死なるベーゼ（葬送のフリーレン）の来歴・活躍

南の勇者との戦い

いつの頃から魔王軍に参加していたのかは不明ながら、その幹部である「七崩賢」の一員として活躍。人類最強を謳われた南の勇者の討伐にも駆り出され、魔王の腹心で指揮官を務めていた全知のシュラハト（ぜんちのシュラハト）と七崩賢の半数を犠牲にしつつも勝利する。
南の勇者という最大の懸念を排除した後は、重要戦力の多くを失った魔王軍の柱石の1人として人類との戦いの中で力を振るっていった。

勇者ヒンメルに討ち取られて死亡

南の勇者が倒れた後、人類側でその名を馳せたのが勇者ヒンメルだった。ベーゼはヒンメルやその仲間たちと交戦し、彼らをまとめて自慢の結界の中に閉じ込める。
この結界は今まであまたの魔法使いが解除しようとして果たせずに力尽きた堅牢無比な代物であり、ヒンメルの仲間でエルフの魔法使いのフリーレンは「この結界は突破できない、私たちの冒険はここで終わった」と早々に諦める。しかしヒンメルや他の仲間たちは決して希望を捨てず、彼らに感化されたフリーレンも「やれるだけやってみる」と結界の解析に取り組む。

やがてフリーレンは誰もができなかった“ベーゼの結界”の解除に成功し、再び彼の前に現れる。ベーゼは「まさか自分の結界が破られるとは」とフリーレンを強く警戒するが、その隙を狙って突撃してきたヒンメルの剣を避けられず、体を串刺しにされる。
自分の結界が破られたことも、それを成したフリーレンですらない人間に敗れたことも信じられず、ベーゼは「なぜ」と短く呟いて絶命した。

不死なるベーゼ（葬送のフリーレン）の関連人物・キャラクター

全知のシュラハト（ぜんちのシュラハト）

魔王の腹心たる大魔族。1000年先をも見通す予知魔法の使い手であり、個人主義の魔族にしては珍しく仲間意識や種族全体の未来を考えて行動する。
人類最強を謳われた南の勇者の討伐のため、ベーゼを含む七崩賢を招集。総力を挙げて戦い、自身と七崩賢の半数を犠牲にしながらも南の勇者を討ち取った。

全知のシュラハト（葬送のフリーレン）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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全知のシュラハトとは、原作：山田鐘人、作画：アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』に登場するキャラクター。かつて人類を脅かした魔王軍に所属する大物魔族で、魔王の腹心とも呼ばれた存在。
個人主義の魔族にしては珍しく、自分の種全体を考えて行動している。シュラハトは1000年先をも見通す魔法の使い手で、人類との戦いを優位に導いていくが、自身と同じく予知能力を持つ南の勇者の登場で状況が一変。魔族の未来のために彼を討つべく魔王軍幹部「七崩賢」と共に立ち向かい、南の勇者と相打ちの形で死亡した。

ヒンメル

魔王討伐を目指して仲間と共に旅をしていた人間の青年。ベーゼと交戦し、仲間たちごと結界の中に閉じ込められる。
しかしなお諦めず、仲間たちを鼓舞して結界の突破に挑戦。魔法使いのフリーレンを中心にこれを成し遂げ、彼女を警戒するベーゼの不意を突いて剣を突き立てた。

ヒンメル（葬送のフリーレン）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ヒンメルとは、原作：山田鐘人、作画：アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。僧侶ハイター、戦士アイゼン、そしてエルフの魔法使いフリーレンと共に魔王を討伐した勇者。この冒険は物語の本筋からすると過去の出来事で、ヒンメル自身は第1話で老衰により死亡する。
ポーズにこだわった銅像を各地に残すなどナルシスト的なところもあるが、困っている人を見掛ければ旅の途中だろうと助けて回る善良にして高潔な人物。フリーレンには好意と憧れの混じった感情を抱いていたが、それを明かさぬまま息を引き取った。

フリーレン

1000年以上の時を生きるエルフの魔法使い。勇者ヒンメルに誘われ、彼と共に魔王を討伐するための旅を続けていた。
ベーゼの結界がいかに堅牢なものであるかをよくよく承知しており、これに閉じ込められた時は早々に諦めていた。ヒンメルや仲間たちに励まされて「やれるだけやってみる」と結界の解除に挑戦し、ついにこれを成し遂げる。

フリーレン（葬送のフリーレン主人公）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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フリーレンとは、原作：山田鐘人、作画：アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。物語の主人公であり、かつて勇者ヒンメルや仲間たちと共に魔王を倒して世界に平和をもたらした魔法使い。見た目は幼いが、エルフと呼ばれる長命種の存在で、年齢は1000歳を超えている。
冷静沈着で感情の起伏に乏しい。魔法使いとしては最上位クラスの実力者で、多くの魔族を葬ったことから「葬送のフリーレン」の異名を持つ。勇者ヒンメルの葬儀の際、自分が彼のことを何も知らないことに愕然とし、人間を知るための旅に出る。