グリュック(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ
グリュックとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。大陸北部にある城塞都市ヴァイゼの領主である。
悪徳貴族に牛耳られたヴァイゼの政治を改善するべく悪戦苦闘する中、人の持つ悪意や罪悪感を知ることを望む大魔族マハトと出会う。グリュックはこれらを教える代わりに自分に協力することをマハトに提案し、彼と共に悪徳貴族の排除とヴァイゼの改革を進めていった。マハトとは悪友めいた絆を築き、後に彼に裏切られた際も「いつかこうなると思っていた」、「楽しかったよ」と告げた。
グリュック(葬送のフリーレン)の概要
グリュックとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。大陸北部にある城塞都市ヴァイゼの領主である。
ヴァイゼは政争に敗れた貴族が送り込まれる吹き溜まりのような街で、政治の実権は彼らが握り、領主のグリュックはお飾りに過ぎなかった。グリュックは民が悪政に喘ぐ様を問題だとは感じていたが、自分の力ではどうにもならないと目を背け続けていた。しかしグリュックの息子は「このままにしてはおけない」、「父が動かないなら自分がなんとかしなければ」と本気でヴァイゼの改革を目指し、結果貴族たちに暗殺される。ここに至ってグリュックは「息子の遺志を果たしたい、ヴァイゼを正しく生きる者が正しく報われる街にしたい」と動き出すも、悪徳貴族たちを前にほとんど何もできない状態が続いていた。
そんなある日、グリュックは街の外を馬車で移動中に魔王軍幹部「七崩賢」の一員である黄金郷のマハト(おうごんきょうのマハト)に襲撃される。マハトは魔族ながら「人類との共存」を願う変わり者で、そのために「魔族が持たない“悪意”や“罪悪感”を学びたい」と考えていた。彼の望みを知ったグリュックは、「自分ほど人の悪意に触れた人間もそうはいない。お前にそれを教えてやる」と提案。代わりに凄腕の護衛や暗殺者を雇っている悪徳貴族の排除をマハトに依頼する。
マハトはグリュックの提案を受け入れ、以降表向きは彼の部下として、裏では相棒兼共犯者として共にヴァイゼの改革を進めていく。数十年後、ヴァイゼの改革が概ね果たされ、グリュックが老衰によってあまり長くないことを察したマハトは、「悪友たるグリュックを裏切れば、自分を守護者として信頼する街の人々ごとヴァイゼを滅ぼせば、“罪悪感”が分かるかもしれない」と考えて万物を黄金と化す魔法を発動。これにより生きたまま黄金の像へと変わりつつ、グリュックは「いつかこうなると思っていた」、「君もいつか今の私のように報いを受ける」、「楽しかったよ」と穏やかな笑みを浮かべて長年共に働き続けた友に別れの言葉を伝えた。
グリュック(葬送のフリーレン)のプロフィール・人物像
城塞都市ヴァイゼのお飾り領主。したたかで狡猾、用心深くて計算高い性格。だからこそ「ヴァイゼの現状は決していいものとはいえないが、自分にはそれを変える力はない」と悪徳貴族の専横を許し、これが回り回って改革を望む息子の暗殺という結果を招く。
それ以降は「息子の犠牲を無駄にしたくない、ヴァイゼを本当にいい街にしたい」と必死で足掻くようになるも、政治力でも組織力でも悪徳貴族たちに勝てないことが分かってしまい、「魔族であるマハトに片棒を担がせる」という裏技的な手段に頼ることとなった。
妻とはすでに死別している。非常に家族思いな人物で、日和見的な態度を改めたきっかけが息子の死なら、人生の最晩年に日課としていたのも若くして死んだ娘レクテューレの墓参りだった。そのレクテューレが親族で同世代の少年デンケンに恋をしていることをマハトから指摘された際は、「そんなはずがないだろう」と言葉を返し、親バカ的なところを覗かせている。
マハトとは利害関係から手を組んだ関係で、互いに利用する間柄だった。しかし同時に「この魔族が“悪意”や“罪悪感”を知りたいというなら、それが果たされるまでとことん付き合ってやろう」と妙な生真面目さも発揮しており、それができるなら、あるいはできなかった時にはマハトに殺されてもいいとまで考えていた。一方でマハトと共に悪徳貴族たちを翻弄し、抵抗勢力の力を削ぎ、ヴァイゼを改革していくことには互いに大いに手応えを感じ、彼に対しては相棒兼共犯者、または生涯随一の悪友という認識を抱く。
グリュック(葬送のフリーレン)の来歴・活躍
息子の不審な死
魔王に率いられた魔族との終わりの見えない戦いが続く中、大陸北部にある城塞都市ヴァイゼの領主となる。この頃のヴァイゼは中央の戦争に敗れた貴族たちの行き着く先の吹き溜まりであり、政治の実権を握る彼らに富のほとんどが掌握され、毎年のように民に餓死者が出る悲惨な状況にあった。
グリュックはこの状況を憂いてはいたが、「自分の力や政治力では悪徳貴族たちに勝てない」ことも重々理解しており、何もしないまま問題を放置する。しかし彼の息子は正義感が強く、「このままにはしておけない」と改革に奔走。この動きを嫌った悪徳貴族たちが放った暗殺者により自殺に見せかけられる形で命を落とす。
グリュックはこれに衝撃を受け、「妹の誕生日プレゼントまで用意して自殺するはずがない、息子は殺されたのだ」と気付き、“正しいこと”をしようとして死んだ息子の遺志を果たすべく遅まきながら悪徳貴族たちとの政争を繰り広げる。
息子が目指した「正しく生きる者が正しく報われる街」を目指し、グリュックは必死に真っ当なものから犯罪でしかない方法まで様々な手を打っていく。しかし悪徳貴族たちはヴァイゼの政治を完全に掌握しており、さらには凄腕の護衛や暗殺者を何人も雇い、名ばかり領主のグリュックには有効な対策が何もない状態が続いていた。
マハトとの出会い
ある時、街の外を馬車で移動していたグリュックは、魔王軍幹部「七崩賢」の一員である黄金郷のマハト(おうごんきょうのマハト)の襲撃を受ける。マハトは本気で「人類との共存」を目指す変わり者の魔族で、そのために「魔族が持たない“悪意”や“罪悪感”という感情を学びたい」と考えていた。長年の探求の果てに「友と呼べるほど親しい人間を殺せば求める答えが見つかるかもしれない」と思い付いたマハトは、多くの人が暮らすヴァイゼでそれを探そうとしていたのだ。
護衛を一掃されたグリュックは、「どうやら今日が自分の命日らしい」と覚悟を決め、完全に死に体となった上でタバコを吸い始める。グリュックの堂々とした態度に興味を持ったマハトは、彼に「“悪意”や“罪悪感”とはどのようなものか、それはどうしたら学べるのか」と尋ねる。
マハトが本気でこれらの感情を知りたいと考えていることを知ったグリュックは、「今の自分に悪徳貴族たちを排除する力は無いし、この魔族がその気になればいつでも私は殺される。なら、“今日この場で死んだ”と思って賭けに出るのも悪くない」と判断し、マハトに「悪意を教えてやる」と伝える。
その見返りとして、グリュックはマハトに悪徳貴族との政争に協力してほしいとマハトに提案。マハトは「この人間は非常におもしろい」と考え、戯れのようにこれを受け入れる。魔王軍でも屈指の実力者であるマハトによって悪徳貴族の中でも特に有力な者たちがその護衛ごと討ち果たされ、グリュックは政治の実権を奪還。「お前が悪意を知るまでとことん付き合う」と約束したマハトと共に、ヴァイゼの改革に乗り出していく。
娘との交流
その後もグリュックはマハトの力を借りて政敵を攻撃し、あるいは街に迫る魔族を撃退し、ヴァイゼの改革を進めていく。ある時、親族の夫婦が魔族によって殺されるという痛ましい事件が発生し、グリュックは1人残された彼らの息子のデンケンを気遣うようになる。
生真面目で実直なデンケンの性格を知るグリュックは、「何か目標を見付けられれば前向きに生きられるようになるのではないか」と考え、マハトに師となってデンケンに魔法を教えてほしいと依頼する。マハトはこれを引き受け、デンケンに魔法を叩き込んでいった。最初は「この男も両親の仇である魔族だ」とマハトを警戒していたデンケンだったが、丁寧に自分に魔法を教えてくれるマハトのことを次第に師として尊敬し信頼するようになっていく。
グリュックの娘のレクテューレは、同年代のデンケンのことがお気に入りで、彼とマハトの修行中にたびたび差し入れを持っていっている。これを見たマハトは「レクテューレはデンケンのことが好きなのでは」と指摘するが、レクテューレを死別した妻との間に生まれた最後の娘としてこよなく愛するグリュックは「そんなはずはない」、「魔族である君には分からないだろう」と一笑に付す。
しかし実際はマハトの見立ては当たっており、成長したレクテューレはデンケンと結婚。この時マハトからはかつてレクテューレの恋心について否定されたことを揶揄されているが、「覚えていない」ととぼけている。
黄金郷に沈む
病弱だったレクテューレは、デンケンとの結婚後に夭逝。彼女の病を治そうと、ヴァイゼの外で死に物狂いで出世を重ねていたデンケンはこれに深く傷つき、グリュックの下にも顔を出さなくなってしまう。
グリュックはその後もヴァイゼの改革のためにマハトと共に身を粉にして働き、彼らの思い描いた理想のヴァイゼはほぼ実現された状態となる。しかしこの頃にはグリュックは杖無しでは満足に歩けないほどに老い、レクテューレの墓参りだけを日々の楽しみとするようになっていた。
グリュックの寿命が間もなく尽きることを察したマハトは、「ヴァイゼのために共に働き続けた悪友のグリュックを裏切れば、自分を信頼する民ごとこの街を滅ぼせば、“罪悪感”が分かるのではないか」と考え、自身の得意とする「万物を黄金へと変える魔法」(ディーアゴルゼ)を発動。グリュックは突然のマハトの反乱にも顔色を変えず、「いつかこうなると思っていた」と笑みを浮かべる。
裏切ったマハトの方が戸惑う中、グリュックは「どれだけ一緒にいたと思っているんだ、君の考えていることくらい分かる」と豪語。マハト自身もいずれ今の自分のように報いを受ける時が来るだろうと予言とも助言とも取れる言葉を残し、「楽しかったよ」と悪友たる魔族に告げる。マハトがこれに「私もです」と返した言葉が届いていたのかいなかったのか、グリュックは黄金へと姿を変えて封じられた。
悪友との別れ
次に気が付いた時、グリュックはマハトと別れた通りに立ち尽くしていた。マハトの「万物を黄金に変える魔法」は解除不可能なもののはずで、黄金化されることは死と同義のはずだった。何が起きたのか、どうして自分が元に戻れたのか分からず戸惑う内に、目の前に致命傷を負ったマハトが現れる。
「どうやら私も報いを受ける時が来たようです」との彼の言葉を聞いて、グリュックはマハトが何者かに敗れて逃げてきたことを悟る。もはや立ち上がることもできない彼を休ませると、グリュックは「君が悪意を知る時まで付き合うと言ったのに、そのためなら死んでもいいと思っていたのに、その言葉を守れなくなってしまった」と謝罪。マハトは自分が“悪意”や“罪悪感”を知るためなら命を懸けてもいいと思っていたように、グリュックが同じくらい真剣に自分に向き合ってくれていたことは知っていると、苦しい息の中で必死に言葉を絞り出した。
やがてこの場に、グリュックと同程度かそれ以上に老いたデンケンが現れる。グリュックはこれを見てマハトを追い詰めたのがデンケンであること、彼かその仲間によって「万物を黄金に変える魔法」が解除されたことを知る。
マハトは「それ以上近づけばこの男を殺す」とデンケンを脅すが、グリュックはこれを聞いて彼がもう助からないことを確信する。グリュックは「必要な殺しをためらうべきではないが、それは最後の手段であるべきだ」との話をマハトと交わしたことがあり、それ以降マハトはグリュックの指示がなければ誰も殺さないようになっていた。そのマハトが“殺す”と口にしたということは、他にもう手がないということに他ならない。グリュックは半生を共に駆け抜けた悪友マハトと最後の別れを交わすと、デンケンに「彼を楽にしてやってくれ」と頼む。
デンケンの一撃によってマハトは死亡。魔力の粒子となって消えていくマハトの亡骸を見詰めて、グリュックは「楽しかったよ。本当に楽しかったんだ」と言って友との別れを惜しんだ。
グリュックが黄金化していた数十年の間にデンケンは大国の宮廷魔法使いにまで上り詰めており、彼の権力を頼る形でヴァイゼの悪徳貴族たちは完全にその命脈を断たれる。息子が夢に描き、マハトと共に目指し続けた理想のヴァイゼがついに完成したことに、グリュックは安堵と充足を感じるのだった。
グリュック(葬送のフリーレン)の関連人物・キャラクター
黄金郷のマハト(おうごんきょうのマハト)
魔王軍幹部「七崩賢」の一員。任意の対象もしくは自分中心の広範囲を破壊不可能な黄金へと変える「万物を黄金に変える魔法」の使い手。
魔族でありながら「人類との共存」を本気で目指す変わり者で、「魔族が持たない“悪意”や“罪悪感”を学ぶことがその手掛かりになるのではないか」と考えている。「悪意が知りたいなら教えてやる」というグリュックと手を組んでヴァイゼの改革を推し進め、相棒にして共犯者、互いに利用し合う気心知れた悪友といった関係を築いた。
黄金郷のマハト(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
黄金郷のマハト(おうごんきょうのマハト)とは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』に登場するキャラクター。魔王軍幹部「七崩賢」最強にして、人類との共存を目指した異色の魔族。
魔族に無い“悪意”や“罪悪感”を知ることが人類との共存への鍵だと考えたマハトは、これを学ぶために城塞都市ヴァイゼの領主の友となり、後に彼を裏切って街ごと黄金へと変える。求めたものを得られなかったマハトはなお探求を続け、ヴァイゼの解放を目指す人類側の魔法使いたちと熾烈な戦いを繰り広げた。
デンケン
グリュックの親族の少年。魔族に両親を殺され、悲しみと絶望で塞ぎ込むようになり、心配したグリュックにマハトを魔法の師として紹介される。
後にグリュックの娘レクテューレと結婚。グリュックの義理の息子となる。ヴァイゼの外にいたため黄金化を免れ、人生の最晩年になってマハトの討伐を果たした。
デンケン(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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デンケンとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。一兵卒の立場から宮廷魔法使いへと成り上がった傑物で、北側諸国においてもっとも大きな権力を持つ魔法使いである。
城塞都市ヴァイゼで生まれ、大魔族黄金郷のマハトを師として成長する。デンケンが妻と死別した後、師のマハトがヴァイゼの土地と民を黄金へと変える事件が発生。マハトには勝てないと事態を静観するも、人生の最晩年になって「妻の墓参りをしよう」と思い立ち、彼女の眠るヴァイゼの解放のためマハトと死闘を繰り広げた。
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ユーベル(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ
ユーベルとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。魔法都市オイサーストで開催される一級魔法使い試験に参加した、殺戮に忌避感を抱かない危険な女魔法使いである。 本人が“切れる”と認識したものを問答無用で両断する「大体なんでも切る魔法」の使い手で、2年前の二級魔法使いでは試験官の魔法使いを殺害して失格している。その後一級魔法使い試験に挑戦し、主人公のフリーレンやその弟子フェルンと協力してこれを突破する一方、参加者の1人であるラントに興味を抱いて近づいていく。
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終極の聖女トート(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ
終極の聖女トート(しゅうきょくのせいじょトート)とは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』に登場するキャラクター。人類側にも広くその名を知られた大魔族ながら、戦いを好まず魔法の探求に勤しむ変わり者である。 魔王の打倒を目指す勇者ヒンメル一行を討伐するため集められた4名の大魔族の1人。しかし招集には応じておきながら、「戦うのは苦手」といって1人引き返してしまう。この時点でなんらかの呪いを無差別に振り撒いており、「100年後には私の呪いが星全体を覆い尽くす」と豪語した。
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クラフト(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ
クラフトとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』に登場するキャラクター。1000年以上の時を生きるフリーレンよりさらに高齢のエルフで、女神を信仰する武道僧(モンク)である。 記憶にも記録にも残らない古の昔、仲間たちと共になんらかの偉業を果たす。それがどのようなものかは作中で語られていないが、自分たちの過去がこの世から忘れられていくことを憂いたクラフトは、人間たちの信仰対象である女神を崇め始める。長い旅の中で偶然フリーレンと出会い、数百年後の再会を予感しつつ別れた。
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フリーレン(葬送のフリーレン主人公)の徹底解説・考察まとめ
フリーレンとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。物語の主人公であり、かつて勇者ヒンメルや仲間たちと共に魔王を倒して世界に平和をもたらした魔法使い。見た目は幼いが、エルフと呼ばれる長命種の存在で、年齢は1000歳を超えている。 冷静沈着で感情の起伏に乏しい。魔法使いとしては最上位クラスの実力者で、多くの魔族を葬ったことから「葬送のフリーレン」の異名を持つ。勇者ヒンメルの葬儀の際、自分が彼のことを何も知らないことに愕然とし、人間を知るための旅に出る。
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ヒンメル(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ
ヒンメルとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。僧侶ハイター、戦士アイゼン、そしてエルフの魔法使いフリーレンと共に魔王を討伐した勇者。この冒険は物語の本筋からすると過去の出来事で、ヒンメル自身は第1話で老衰により死亡する。 ポーズにこだわった銅像を各地に残すなどナルシスト的なところもあるが、困っている人を見掛ければ旅の途中だろうと助けて回る善良にして高潔な人物。フリーレンには好意と憧れの混じった感情を抱いていたが、それを明かさぬまま息を引き取った。
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ゼーリエ(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ
ゼーリエとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。1000年以上前から生きているフリーレンをも子供扱いする、神話にも等しい時代に生まれたエルフの大魔法使い。 全知全能の女神にもっとも近いとされる力の持ち主で、大陸魔法協会の創始者。苛烈にして尊大な性格だが高慢ではなく、格下のものであっても聞くべきと判断した意見は素直に聞き入れる。フリーレンとは大師匠と孫弟子の関係にあるが、魔法使いとして目指す方向性が違うため仲はあまり良くない。
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エーレ(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ
エーレとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。一級魔法使いの祖父を持つ、魔法学校を首席で卒業した才媛である。 幼い頃にヴィアベル率いる北部魔法隊に自身の街を救われ、この時の経験と祖父の影響で自身も魔法使いを志す。後に一級魔法使い試験の会場で偶然ヴィアベルと再会したエーレは、彼と共にこれに参加。奮戦するも、結局は三次試験で失格する。しかしヴィアベルの人柄を改めて知って気に入ったのか、以降エーレは彼と行動を共にして相棒のごとく振る舞うようになる。
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ゼンゼ(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ
ゼンゼとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。大陸全土でも45人しかいない一級魔法使いの1人で、髪の毛を自在に操る特殊な魔法を操る。 主人公のフリーレンが参加した一級魔法使い試験で試験官を務め、「零落の王墓」と呼ばれる未踏の迷宮の攻略を参加者に課す。この結果を見届けるためゼンゼ自身も迷宮に踏み入り、彼らの奮戦を見届けた。平和主義者を自称しているが、一級魔法使いを目指す中で命を落とす者の犠牲については許容するなど、責務に忠実かつ厳しい性格である。
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水鏡の悪魔/シュピーゲル(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ
水鏡の悪魔(シュピーゲル)とは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』に登場する魔物の一種。一級魔法使い試験の二次試験では、この魔物を攻略するために本来競争相手である参加者たちが手を組むこととなった。 自分に近づいた人間の複製体を作り出し、これを操る力を持つ。この複製体は元となった人物とまったく同じ力を持つ上に、水鏡の悪魔の魔力が続く限りいくらでも作ることが可能。作中では零落の王墓と呼ばれる迷宮の最深部に巣食い、魔王討伐の英雄フリーレンの複製体を作って猛威を振るった。
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血塗られし軍神リヴァーレ(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ
血塗られし軍神リヴァーレ(ちぬられしぐんしんリヴァーレ)とは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』に登場するキャラクター。人類側にもその名を広く知られた大魔族で、「魔族最強の戦士」を自負する猛者。 数百年を生きる大物魔族たちを前に自身を「老いぼれ」と称するなど、魔族としても非常に長命の人物。戦闘狂的な気質を持ち、強い戦士との戦いには嬉々として臨む。主要人物の1人であるシュタルクの故郷の村を襲撃し、彼以外の一族を皆殺しにした。
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ヴィアベル(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ
ヴィアベルとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。魔王軍残党と長年戦い続けてきた北部魔法隊の隊長であり、その経歴に見合う高い戦闘能力を持つ。 強面で言動も荒々しく、必要だと判断した殺しは躊躇なく実行する。しかし不要な戦いは避けるなど軍人としては良識的で、戦いを離れれば面倒見の良さや気配りの上手さを発揮する二面性のある人物。一級魔法使い試験に参加した中でも屈指の猛者として注目される一方、主人公フリーレン一行の戦士シュタルクを熱心に自軍にスカウトする。
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