魔法科高校の劣等生の十師族まとめ

『魔法科高校の劣等生』は2011年から刊行される佐島勤によるライトノベル。イラストは石田可奈。国立魔法大学付属第一高校を舞台に、劣等生の兄・司波達也と優等生の妹・司波深雪の活躍を描く。
十師族(じゅっしぞく)は日本で最強の魔法師集団である。魔法師の実験開発を目的に設けた研究機関「魔法技能師開発研究所」出身の魔法師で構成されており、計28ある家系から4年ごとに「師族会議」で改選される。達也と深雪は十師族の1つ、四葉家に属する。

五輪家の長女。国家公認戦略級魔法師の1人であり、戦略級魔法「深淵(アビス)」を扱うことができる。魔法の能力は強大だが、肉体的には虚弱であり、大亜細亜連合艦隊および鎮海軍港を日本側が消滅させた「灼熱のハロウィン」の後に出動した際は病院のお世話になった。

五輪洋史(いつわひろふみ)

五輪家の長男で次期当主。七草家の真由美の婚約者候補の1人だったが、2097年2月の師族会議の直前に破談した。真由美からは良い人すぎるために頼りないと思われていた。洋史はその真由美の婚約者候補の1人、十文字克人に劣等感を抱いている。

六塚(むつづか)家

旧宮城県・仙台市を拠点とする十師族。東北地方を監視・守護している。表向きは地熱発電所掘削会社の実質的なオーナー。
「魔法による熱量制御の研究」を行っていた魔法技能師開発第六研究所から生まれた家系で、熱を操る魔法を得意とする。
当主は六塚温子。

六塚温子(むつづかあつこ)

六塚家の当主。十師族投手の中では29歳と若い。真夜に憧れを抱いているため、意見が割れた際は真夜の方につくことが多い。彼女が真夜を崇拝しているのは二十八家の間では結構有名な話とのこと。

七草(さえぐさ)家

旧東京都を拠点とする十師族。十文字家とともに、伊豆を含む関東地方を監視・守護している。表の職業はベンチャーキャピタル経営。「魔法同時発動の最大化の研究」を行っていた魔法技能師開発第三研究所の「三枝家」が、途中で「対集団戦闘を念頭に置いた魔法の開発・研究」を行っていた魔法技能師開発第七研究所に移籍して「七草家」となった家系。その経緯もあり、第七研出身の一部の家の魔法師からはあまりよく思われていない。不得意とする系統がないために逆説的に「万能」の異名をとる。
四葉家とは違って社交的であり、同家の並んで「日本魔法界の双璧」と見なされている。十師族結成以降、その枠外に落ちたことが一度も無い名門。しかし「七草家は数に物を言わせた政治力で、四葉家と肩を並べているように見せかけているだけであり、魔法の実力は四葉家が抜きん出ている」言われることもある。真由美も「数だけは多い七草家」と皮肉な捉え方をしている他、彼女の妹の香澄や泉美も家の実力に残念さを感じている場面がある。
当主は七草弘一、次期当主は七草智一。

七草弘一(さえぐさこういち)

七草家の当主。真夜とは婚約関係にあったが、彼女が大漢に誘拐されたことで破談。その後も真夜に対して確執を抱いている。七草家の勢力を四葉家より強くするため、様々な謀略を張り巡らせているが、弘一としては真夜以外には、例えば達也に対しては含むところはない。

七草智一(さえぐさともかず)

七草家の長男で次期当主。真由美、香澄、泉美の異母兄にあたる。良識的かつ真面目な性格で狡賢さには欠ける。

七草孝次郎(さえぐくさこうじろう)

七草家の次男で真由美、香澄、泉美とは異母兄妹の関係にある。既婚者であり、都心のマンションに夫婦で暮らしている。魔法力は兄妹の中でも強い方であり、真由美と同レベル。

七草真由美(さえぐさまゆみ)

七草家の長女。学校では達也たちの2年先輩。入学試験を首席で突破した才女であり、「エルフィン・スナイパー」または「妖精姫」の異名で呼ばれている。魔法戦闘の実力では兄弟姉妹の中で最も上である。十師族の中でも傑出した魔法の才能を持っている。魔法大学卒業後は七草家の関連企業に就職していたが、弘一からの依頼で達也が立ち上げたメイジアン・カンパニーに就職する。

七草香澄(さえぐさかすみ)

七草家の次女で、泉美の双子の姉。真由美を慕っており、彼女と親しげな達也を敵視している。泉美とは精神の魔法演算領域の特性も一致しているため、2人で全く同じ魔法技能を扱える。1人では発動できない魔法を二人の力を合わせて発動できる「乗積魔法(マルチプリケイティブ・キャスト)」も可能。

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