エリナ・ペンドルトン/エリナ・ジョースター(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

エリナ・ペンドルトン/エリナ・ジョースターとは、『ジョジョの奇妙な冒険 Part1 ファントム・ブラッド』のヒロイン。主人公ジョナサン・ジョースターの屋敷の近くに住んでおり、ある日悪ガキにいじめられていたところをジョナサンに助けられ、親しい友人となってお互いに恋をする。ディオ・ブランドーの企みによって傷つけられ、7年間離れ離れになっていたが、ジョナサンを一途に想い続けた。
ジョナサンと結婚するがハネムーンの最中に未亡人となってしまった。第2部の主人公、ジョセフの祖母で、育ての親でもある。

エリナ・ペンドルトン/エリナ・ジョースターの概要

エリナ・ペンドルトン/エリナ・ジョースターとは、『ジョジョの奇妙な冒険 Part1 ファントム・ブラッド』のヒロイン。主人公ジョナサン・ジョースターの屋敷の近くに住んでおり、ある日悪ガキにいじめられていたところをジョナサンに助けられ、親しい友人となってお互いに恋をする。ディオ・ブランドーの企みによって傷つけられ、7年間離れ離れになっていたが、ジョナサンを一途に想い続けた。
ジョナサンと結婚するがハネムーンの最中に未亡人となってしまった。第2部の主人公、ジョセフの祖母で、育ての親でもある。

エリナ・ペンドルトン/エリナ・ジョースターのプロフィール・人物像

CV:久川綾(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』)、水樹奈々(アニメ映画版)、川澄綾子(TVアニメ版)

主人公ジョナサン・ジョースターの幼馴染で、ペンドルトン家のひとり娘。父は医者で、エリナも看護師として医療の道へ進んだ。明るさと優しさ、そしてまっすぐな愛情でジョナサンの心身を支え続けた女性。
幼い頃にいじめられていたところをジョナサンに助けられ、それをきっかけに親しくなる。しかしディオの企みによって引き裂かれてしまい、7年間離ればなれになっていた。その間に看護師になり、父と共にインドへ渡る。イギリスに戻ってきてからディオとの戦いで傷ついたジョナサンと再会し、後に結婚。船でハネムーンへと旅立ったが、ディオの襲撃によりジョナサンは死んでしまう。
ひとり残されたエリナはジョナサンとの息子ジョージを育て上げ、後に生まれる孫ジョセフも育てていくことになる。

エリナ・ペンドルトン/エリナ・ジョースターの来歴・活躍

優しい恋人

自分を助けてくれたジョナサンにお礼のぶどうを渡すエリナ。恥ずかしくて全く声をかけられなかった。

ペンドルトン家のひとり娘・エリナは貴族であるジョースター家の屋敷の近くに住んでいた。ある日、悪ガキたちにいじめられていたところをジョースター家の息子、ジョナサンに助けられる。エリナはジョナサンと親しくなり、お互いに恋心を育んでいった。養子としてやってきたディオ・ブランドーによって居場所を失っていたジョナサンは、エリナとの恋によって心を支えられ、明るさを失わずにいられたのだった。しかしジョナサンの心根を捻じ曲げようと企んでいたディオはエリナに目をつけ、路上でエリナに襲い掛かって唇を奪ってしまう。エリナは強烈にディオを拒絶して誇りを示したが、ジョナサンに会うことができなくなってしまった。この事件を知ったジョナサンは激昂してディオを打ちのめすが、エリナとの絆が戻ることはなかった。
エリナとジョナサが再会したのはそれから7年後のことだった。エリナは医者である父と共にインドに渡り、看護師になっていた。イギリスに戻ってきて病院に勤めていたエリナのもとに、ディオとの戦いで重傷を負ったジョナサンが運び込まれる。エリナは不眠不休で献身的な看病をし、ジョナサンは無事に回復した。ふたりは大人の男女として、再び交際をはじめた。しかし吸血鬼となったディオが生き延びていることが判明し、ジョナサンは打倒ディオのために仲間と共に旅立っていった。
ジョナサンがディオとの戦いを終えて戻ってきた後、ふたりは結婚し、エリナはエリナ・ジョースターとなった。エリナとジョナサンは大きな客船に乗ってハネムーンへ出かけるが、その船には首だけになっても生き延びていたディオが手下と共に乗り込んでいた。船の乗客の多くが殺され、ジョナサンもディオの手にかかって致命傷を負う。ジョナサンが助からないと悟ったエリナは共に死ぬことを望む。しかし、ジョナサンはエリナに、殺された見知らぬ女性の赤ん坊と共に逃げるよう促した。エリナは涙ながらにジョナサンと別れ、赤ん坊を抱いて船から脱出する。このとき、エリナのお腹には新しい命が宿っていた。

厳しい祖母

レストランで黒人のスモーキーを侮辱した男をやっつけるよう、ジョセフに指示するエリナ。

『ジョジョの奇妙な冒険 Part2 戦闘潮流』では、エリナは主人公ジョセフの祖母として登場し、早くに両親を亡くしたジョセフを厳しく育てている。ジョナサンの親友スピードワゴンがずっとふたりの面倒を見ており、ジョセフはエリナとスピードワゴンの仲を疑っていたが、エリナはジョセフを杖でひっぱたいて否定していた。
ジョナサンの死後、エリナは船で助けた女の子の赤ん坊をジョナサンの戦友ストレイツォに預け、生まれてきた息子ジョージ・ジョースターII世を育てた。後に、エリナが助けたエリザベス・ストレイツォとジョージが結婚し、ジョセフが生まれる。しかしジョージはディオが生み出した吸血鬼に殺され、それを知ったエリザベスは夫の仇を討つ。このことでエリザベスは殺人犯として指名手配されてしまい、ジョセフと別れざるを得なくなった。エリナは夫のみならず息子と義理の娘まで失い、それでも自分を見失わずにジョセフを育ててきたのだった。
ジョセフは「柱の男」たちとの死闘に勝利し、母エリザベスとも再会を果たす。エリナは小学校の英語の教師をして過ごし、1950年、81年の生涯を静かに閉じた。

エリナ・ペンドルトン/エリナ・ジョースターの関連人物・キャラクター

ジョナサン・ジョースター

『ジョジョの奇妙な冒険 Part1 ファントム・ブラッド』の主人公。イギリスの貴族ジョースター家の息子だ。
幼い時に養子として家にやってきたディオ・ブランドーは、ジョースター家を乗っ取るためにジョナサンを追い詰める。居場所をなくしたジョナサンだったが、エリナとの友情と恋に支えられ、心が捻じ曲がることなくまっすぐに成長していった。

renote.net

ジョセフ・ジョースター

『ジョジョの奇妙な冒険 Part2 戦闘潮流』の主人公で、エリナの孫。
エリナとジョナサンの息子であるジョージ・ジョースターII世と、エリナが船で助けた赤ん坊エリザベス・ストレイツォの息子。ジョージがディオの作り出したゾンビに殺され、その仇をとったエリザベスが殺人犯として指名手配されたことで両親を失い、エリナによって育てられた。
エリナはジョセフを厳しくもあたたかい愛情で育て上げ、ジョセフはお調子者ながらも正義感の強い青年となった。

renote.net

エリナ・ペンドルトン/エリナ・ジョースターの名言・名セリフ/名シーン・名場面

泥水で唇を洗うエリナ

ジョースター家を乗っ取るためにジョナサンを腑抜けにしようと企んだディオは、ジョナサンの友達で恋人だったエリナに目をつける。まだ友情の域を出ないあたたかな絆を育んでいたジョナサンとエリナを引き裂くため、ディオはエリナに無理矢理キスをした。これは当時の上流階級の女性にとって、往来で服を脱がされるのにも等しい侮辱だった。
ディオの取り巻きがはやし立てる中、エリナはその場にあった水たまりの泥水で唇を洗い始める。取り巻きたちは「すぐ近くに川があるのに、わざわざ泥水で洗うなんて変な女だ」と不思議がったが、ディオにはエリナの言わんとしていることが正確に伝わっていた。「あなたの唇はこの泥水よりもずっと汚らわしい」とエリナは行動で示したのだ。ディオは激昂し、エリナを殴り飛ばした。
この事件をきっかけにエリナはジョナサンから離れていき、ふたりは7年もの間離ればなれになってしまう。しかしエリナがディオに示した誇り高い精神とジョナサンへの愛情は失われず、大人になって再会したふたりは無事に結ばれることになる。

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