ハリー・ポッターシリーズのレイブンクローまとめ

演：ヘンリー・ロイド＝ヒューズ
男子生徒。学年は不明だが、第4巻の時点で寮対抗クィディッチ試合のレイブンクロー代表チームのキャプテンを務めた。
2018年4月にリリースされた魔法ワールド原作のアプリゲーム作品『ホグワーツの謎（ホグワーツミステリー）』に彼の兄らしき人物が登場する。

アンソニー・ゴールドスタイン

ハリーと同学年の男子生徒。第5巻で、パドマ・パチルとともに寮監督生となる。「ダンブルドア軍団」にも参加し、第7巻終盤ではホグワーツの戦いに加わった。
実は『ファンタスティック・ビースト』シリーズに登場するアメリカの魔女ティナ・ゴールドスタインとクイニー・ゴールドスタイン姉妹の遠い親戚。
映画には登場しない。

その他

クィリナス・クィレル

演：イアン・ハート
ホグワーツの教員であり、第1巻で「闇の魔術に対する防衛術」を担当した教員。元々は「マグル学」を担当していたが、1年間の休職を経て「闇の魔術に対する防衛術」の教授として復帰した。
頭にターバンを巻いており、そこからニンニク臭が漂っている。常に怯えたような態度で、日常の些細な事ですらどもって話す。
『賢者の石』終盤にて正体を明かし、ヴォルデモートの復活を目論んで画策していたことが明らかとなった。

ギルデロイ・ロックハート

演：ケネス・ブラナー
第2巻でホグワーツに「闇の魔術に対抗する防衛術」の教員として登場。ハンサムであり、彼の華々しい功績もあって多くの女性ファンがいる。自己顕示欲の強いナルシストで、場の空気を読まない発言を繰り返す。簡単な消失呪文すらまともにできず、失態を演じたとしても、すぐに言い訳を繰り返し、自分の非を認めようとしない。
彼のこうした態度から、ハリーやロンは早々に彼を見限っており、華々しい功績も何かの間違いだと訝しんでいた。

シビル・トレローニー

演：エマ・トンプソン
ホグワーツの教員で「占い学」を担当する。大きなメガネに腕輪・指輪・鎖やビーズ玉など装着品が多く、ハリーは彼女の格好を「きらめく特大トンボ」と表現した。自身に予言の才能があると思っているが、その予言はあまり当たらない。ハリーやロンは不吉な予言ばかりしておけば試験をパスできるのではないかと思ったほど、何かに付け周囲を恐れさせる予言を語る。
ごくまれに普段の人格が意識を失い、「本物の予言」を行なうことがある。

嘆きのマートル／マートル・ワレン

演：シャーリー・ヘンダーソン
3階の女子トイレに住み着くゴースト。厚ぼったい眼鏡を掛け、泣き虫で被害者意識が強く、ささいなことで癇癪を起こす。マグルの生まれで、生前はレイブンクロー寮に所属していた。クラスではいじめられっ子で、「太っている」「ニキビ面」「泣き虫」とからかわれるたびに3階の女子トイレにこもって泣いていた。物語の約50年前に「秘密の部屋」事件の怪物バジリスクに襲われ、女子トイレで死亡。以来ゴーストとしてそのトイレに住み続けている。

ギャリック・オリバンダー

演：ジョン・ハート
魔法道具の買い付け市場となっているダイアゴン横丁で、老舗の杖専門店「オリバンダーの店」を構える一流杖職人の老魔法使い。
自身が販売した杖のことなら、買った人物や杖の材質・長さ・特徴まで全て覚えている。
作中に登場する殆どの魔女・魔法使いはこの店で杖を得ており、主人公ハリー・ポッターも例に漏れずここで購入した。
闇の帝王ヴォルデモートも少年のころ、ホグワーツに進学する折にここで杖を買い付けている。

レイブンクローのクィディッチの成績

第1巻ではグリフィンドールのシーカーであるハリーが闇の帝王との対決を経て欠場を余儀なくされていたために、対グリフィンドール戦では圧倒的な点差で勝利している。これはグリフィンドールにとっては「過去300年で最悪の大敗北」とされた。
この年のクィディッチ杯は、レイブンクローかスリザリンのどちらかが優勝した可能性が最も高いが、スリザリンが勝者であることがほのめかされている。
第2巻ではハッフルパフを130点差で破ったものの、「秘密の部屋」事件により学校は存続の危機に立たされリーグ戦は中断となったまま学期が終了している。
第3巻では正選手シーカーのチョウが復帰し、ハッフルパフに勝利するもスリザリン相手に僅差で敗北。その後グリフィンドールに200点差で敗北し優勝を逃した。順位については言及されていない。
第5巻、第6巻では様々な事情で正選手のハリー・ポッターが欠場しているにも関わらず、代理シーカーとして出場したジニー・ウィーズリーの活躍によりグリフィンドールに敗北し、優勝を逃している。

なお第4巻は「三大魔法学校対抗試合」開催のため、第7巻では第二次魔法大戦中でホグワーツが闇の陣営に掌握されていたためにリーグが開催されていない。

叡智を求めるレイブンクロー生はクィディッチの成績を重視していないとの意見もあるが、結果だけを見れば決して弱いチームとも言えない。ただし、クィディッチ自体がスニッチを獲得したチームに150点という高得点を与えられるという性質上、シーカーの状態に大きく左右されるため、メンタルが試合に影響を及ぼしやすい正選手シーカーのチョウ・チャンのコンディションがそのまま現れる結果となっている。