六道仙人(NARUTO)の徹底解説・考察まとめ
六道仙人(りくどうせんにん)とは、『NARUTO』において、チャクラの真理を解き明かした忍宗の開祖であり、荒廃した世界を救った救世主である伝説の僧侶である。
忍の神として崇められた全ての始まりの人物にして、乱れた世界に安寧と秩序を齎す創造神、世界を無に帰す破壊神とも伝えられている。三大瞳術の1つである血継限界・輪廻眼(けっけいげんかい・りんねがん)の最初の開眼者にして、体内に尾獣・十尾を宿した最初の人柱力である。
戦いを終え、神樹に縛られた民衆を解放させ、十尾を9体の尾獣に分け、己の内へと封印し史上最初の人柱力となった。
ハムラは月から母の様子を見ると告げ、月へと旅立つ。
カグヤとの死闘で滅茶苦茶になった地上の修復と尾獣の安住する地を探しに旅を出る。
その道中での様々な人間との出会いを通して、チャクラは個々を繋げる力であると説き、自身はその僧侶にして忍の始祖となった。
極力チャクラを使わず地上の修復をしている内に、その姿に協力する者、ハゴロモを師と崇めて弟子入りを懇願する者、彼を慕う者が集まっていく。
弟子となったものには自身が持っていたチャクラを分け与え、忍宗を広めながら各地を渡り歩いた。忍宗は弟子たちに任せ、尾獣たちの居住地を決めた後は自分の村に帰郷する。
妻をめとり、2人の息子インドラ、アシュラを授かる。ハゴロモの妻は産後に急激に体調が悪化して死んだ。
息子達に後継者の資格を見る試練の旅をさせ、その旅の結果を考慮した結果、平和には力が必要だと悟ったインドラではなく、平和には愛が必要だと悟ったアシュラを自分の後継者に指名する。
しかし、これが彼らの子孫の代まで続く両者の確執を生む原因になった。
自らの体から解放し分割した尾獣達を実の子のように思っていたようであり、死の間際には『お前達は離れていても一つ、いずれ正しく導かれる時が来る』と尾獣達を諭した。尾獣達からも父親のように慕われていたので、当時幼かった九喇嘛も彼の別れの言葉に涙を流していた。
その死後は千年以上もの長きの間チャクラだけでこの世を漂い、忍宗の行く末と自分の2人の息子の転生者達の争いを見ている。
第四次忍界大戦
第四次忍界大戦ではうちはマダラによって瀕死の状態に陥ったうずまきナルトとうちはサスケの精神世界に現れ、2人に自身の力を託した。その後、サスケに切断されたマダラの下半身に、インドラとアシュラおよび九喇嘛のチャクラが合わさったので、一時的に復活した。
浄土から歴代の五影達を口寄せして共に口寄せの術でナルト達を現実世界に連れて行く。うちはサスケが革命を宣言した際に、現実世界にいる限界が訪れ、サスケのことをナルトに託して昇天した。
六道仙人の関連人物・キャラクター
大筒木カグヤ(おおつつき カグヤ)
声優:小山茉美
ハゴロモとハムラの母であり、地面にまで届くほどに長い白髪と頭に2本の角が特徴的で、両目に白眼、額に第三の眼「輪廻写輪眼」を持ち合わせている。
外見はとても神秘的で美しいが、内面は酷く歪んでおり、自分のチャクラを奪う形で生まれてきた息子のハゴロモとハムラの事は物としか思っていない。
さらにうずまきナルトとうちはサスケに息子2人の面影を見出して涙する一方で、かつて2人に封印された憎悪、醜悪なまでの独占欲、支配欲を見せていた。
うずまきナルトからは「子離れの出来ない母親」と評価され、同時に「心が無いようだった」と言われる。
写輪眼、白眼、輪廻眼の三大瞳術の力をもち、屍骨脈、氷遁といった「血継限界」、その最上位である「血継網羅」、特定の人間を6つの別空間に強制転移する「天之御中(あめのみなか)」、空間に穴を開けて6つの空間内を自在に行き来する「黄泉比良坂(よもつひらさか)」、掌から灰骨を放出して対象を灰塵に帰す「共殺の灰骨(ともごろしのはいこつ)」などを使用できる。
カグヤは十尾化することが可能であり、その際に額の輪廻写輪眼に巨大な兎が模様として描かれる。
人類がチャクラの存在を知らなかった時代、人々の信仰の対象とされていた神樹から「チャクラの実」を食べ、カグヤは絶大な力を手に入れた。カグヤは強力な力に溺れ、その力を使って、「無限月読」という幻術によって人々を奴隷同然に支配する。その後、自らが産んだハゴロモとハムラの2人にチャクラが分散したことから、人と戦い、死闘の末に敗北して月に封印された。しかし封印される寸前に第三の子黒ゼツを産み落とし、黒ゼツが様々な暗躍を重ねていく間、復活の機会を狙う。
第四次忍界大戦終盤、マダラが進めていた「月の眼計画」の最終段階として、十尾の人柱力となって両目に輪廻眼を揃えたマダラを触媒として利用し、無限月読にかかった者達から大量のチャクラを吸収して復活した。
ナルトとサスケの命を狙い、はたけカカシ、春野サクラ、うちはオビトも巻き込んで、5人を自身の空間に引きずり込んだ。ナルト達を守って死んだオビト、死んだオビトから両目の万華鏡写輪眼を託されたカカシ、サクラの怪力によって圧倒される。
最終的にナルトとサスケの2人による六道・地爆天星を受け、9体の尾獣と触媒であるマダラを引きずり出され、黒ゼツと共に新たな始球空間として形成された月に封印された。
大筒木インドラ(おおつつき インドラ)
声優:近藤隆(青年時代)、志田有彩(少年時代)
ハゴロモの長男にして、アシュラの兄である。誕生してから仙人の「眼」、チャクラの力と精神エネルギーを授かった。チャクラの性質変化は「雷」と「火」であり、優秀で強い瞳力とセンスによって何でも1人の力で成し遂げ、自分の力が他人とは違う特別なものだと思い、平和には「力」が必要だと考える。
『NARUTO -ナルト- 疾風伝』では六道仙人・大筒木ハゴロモの後継者を決める際に与えられた試練の旅において、目的地の村に辿り着いた。しかし、『ここの人間には力が足りない』と言い、自らの力のみで神樹を処分し村人達に水を与えるが、最終的に水の利権を巡った争いが起こり、村が壊滅したので忍宗の後継者の資格を失う。
自分が選ばれなかったことによる憤りを理由に、友人の2人を殺害した。
友を殺し、憎しみの心が強くなった結果、万華鏡写輪眼を開眼し、アシュラに戦いを挑んだ。しかし、敗北して逃亡後、力を理想とする一派、後のうちは一族の祖となり、六道仙人・大筒木ハゴロモが死ぬ前は『アシュラとその一族、そして忍宗をこの世界から滅ぼすまで戦い続ける』と告げる。インドラの死後も彼のチャクラは消えることなく転生を繰り返し、うちはマダラを経てうちはサスケに転生している。
大筒木アシュラ(おおつつき アシュラ)
声優:杉山大(青年時代)、大原桃子(少年時代)
ハゴロモの次男にしてインドラの弟である。生まれながらに仙人の「肉体」、生命力と身体エネルギーを授かっている。性質変化は「風」で、写輪眼の瞳力が通用しないという特異体質を持っている。兄とは違い落ちこぼれだったが、努力して他人の協力を得ながら肉体のチャクラの力を開花させ、インドラと同等の力を得た。
そして皆の協力と助けがあったからこそ強くなれたと理解し、平和には「愛」が必要だと悟った。元々忍宗の後継者になるつもりは無く、ハゴロモに忍宗の後継者に指名された際は驚愕、「自分には兄のような忍宗の才はない」と納得していなかったが、ハゴロモに諭され六道仙術を託された。
その後それを認めなかったインドラに戦いを挑まれるも勝利して、後の千手一族の祖となった。
少年時代からの友タイゾウと、忍宗の後継者を決める際に与えられた試練の旅をして、その目的地で出会ったカンナという女性と結婚し3人の子をもうけている。彼の死後もそのチャクラは消えることなく転生を繰り返し、千手柱間を経てうずまきナルトに転生している。
大筒木ハムラ(おおつつき ハムラ)
声優::江川央生(『THE LAST -NARUTO THE MOVIE』)、細谷佳正(青年時代)
カグヤの次男にしてハゴロモの弟である。額に2本の角が生えており、両目にはカグヤから受け継いだ白眼を持っている。ハゴロモと共にカグヤと対立することを決めた後、それを察知したカグヤに白眼の力で洗脳され、ハゴロモと戦う。
ハゴロモに胸を貫かれた直後、たくさんの自然エネルギーで構成されたガマの国の秘宝で回復した。その後、新たな力を手に入れ、再び兄弟で十尾と一体化したカグヤに立ち向かい、カグヤを封印した。
戦闘後には大筒木一族の長となり、一族と共に月へ移住する。
六道仙人の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「あ マジ?ならこんな感じでいくんで夜露死苦!っつって!」
うちはマダラが口寄せした外道魔像によってナルトは九尾を引き抜かれ、瀕死の状態になった。同時に六道仙人・大筒木ハゴロモはナルトに精神世界で接触をはかる。
ナルトに語りかけた時、「六道仙人の言っている言葉が難解過ぎて理解できない」と指摘され、もっとわかりやすい言葉で話すことを試み、「あ マジ?ならこんな感じでいくんで夜露死苦!っつって!」と放った。
これは、六道仙人が現代風の軽い話し方をした際に放たれた言葉であり、忍宗の開祖とは思えない程のフランクな一面が見えたシーンである。
「だがこれこそワシが思い描いたモノ 尾獣達すら己から協力したくなる…そういう忍が現れたのだからな」
大筒木カグヤを倒したことで尾獣たちは解放され、九尾・九喇嘛が現れる。九喇嘛に気付いたナルトは、手を振りながら呼びかけ、九喇嘛が恥ずかしがっている姿を見た時に六道仙人が放ったセリフである。
世界の安泰を望んでいた六道仙人は、尾獣たちのこともずっと不安だった。しかし、ナルトが、六道仙人の理想の世界を実現させると安心した時に「だがこれこそワシが思い描いたモノ 尾獣達すら己から協力したくなる…そういう忍が現れたのだからな」と言い、次世代の忍びに対する強い期待を表している。
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テンテン(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ
テンテンとは『NARUTO-ナルト-』及び『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』の登場人物であり、マイト・ガイ率いる「ガイ班」所属のお団子頭とチャイナ服が特徴のくノ一。初登場は漫画第36話、アニメ第21話。チームメイトはロック・リーと日向ネジ。主人公・うずまきナルトの1期上にあたる。武器攻撃を得意とし、多種多様な忍具を自在に操る事が出来る。面倒見が良く、ナルト達の良きお姉さん的存在。
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目次 - Contents
- 六道仙人の概要
- 六道仙人のプロフィール・人物像
- 六道仙人の能力
- 六道仙人の必殺技
- 六道の術(りくどうのじゅつ)
- 地獄道(じごくどう)
- 餓鬼道(がきどう)
- 畜生道(ちくしょうどう)
- 修羅道(しゅらどう)
- 人間道(にんげんどう)
- 天道・神羅天征(てんどう・しんらてんせい)
- 天道・万象天引(てんどう・ばんしょうてんいん)
- 天道・地爆天星(てんどう・ちばくてんせい)
- 外道・輪廻天生の術(げどう・りんねてんせいのじゅつ)
- 口寄せ・外道魔像(くちよせ・げどうまぞう)
- 六道仙人の来歴・活躍
- 少年時代
- カグヤとの戦い
- カグヤとの戦いの後
- 第四次忍界大戦
- 六道仙人の関連人物・キャラクター
- 大筒木カグヤ(おおつつき カグヤ)
- 大筒木インドラ(おおつつき インドラ)
- 大筒木アシュラ(おおつつき アシュラ)
- 大筒木ハムラ(おおつつき ハムラ)
- 六道仙人の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「あ マジ?ならこんな感じでいくんで夜露死苦!っつって!」
- 「だがこれこそワシが思い描いたモノ 尾獣達すら己から協力したくなる…そういう忍が現れたのだからな」
- 「過去は未来が変わらぬと気付かせるためにあるのではなく 過去は未来の為にあるはずだ」
- 六道仙人の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 六道仙人(大筒木ハゴロモ)の名前の由来は日本の『竹取物語』
- 大筒木カグヤ及び大筒木ハゴロモは宇宙人