ブラッククローバー(ブラクロ)の紫苑の鯱まとめ
『ブラッククローバー』は『週刊少年ジャンプ』連載の、田畠裕基によるファンタジー漫画である。魔力が重視される世界で生まれた、魔力のない少年アスタが魔法使いの頂点である「魔法帝」を目指す姿が描かれる。
「紫苑の鯱」はアスタが住むクローバー王国に9つある魔法騎士団の1つ。魔法騎士団の中でもモラルが低く、横暴な振る舞いをする団員や、退団後に盗賊・テロリストに身を落とす者がいるほどである。
「麗氷の聖者」として崇められる副団長。主に国境地帯に駐屯している。ゲルドル失脚後には彼の人徳と功績のお陰で立て直したと言われるが、実際のところは裏で若い女性を拐すようなあくどい所業もしていた模様。さらに自分に逆らう人間を公務執行妨害と称して暴行するといった非道な行いもする。
白夜の魔眼のアジトを襲撃する精鋭を決める王撰騎士団(ロイヤルナイツ)選抜試験に向かう最中に、黒の暴牛のゾラに倒されてローブを奪われる。その後、ゾラは「ザクス」の名前で選抜試験に参加したが、国境地帯が本物のザクスの主な任務地であったために、魔法帝ユリウス以外は入れ替わりに気づかなかった。
魔法属性は「氷」。
団員
ジギト・タリス
おどおどした性格の魔法騎士。紫苑の鯱の団員にしては実直な性格らしく、評価回復のために恵外界のパトロールを行う。しかし転生魔法により人間を憎むエルフの魂に肉体を乗っ取られ、人間を襲ってしまう。
魔法属性は「毒草」。触れた相手の皮膚が焼け爛れる毒草を創成できる。
元団員
レブチ・サリーク
元一等下級魔法騎士の盗賊。物語が始まる2年前までは紫苑の鯱に属していたが、後輩のゲルドルに嵌められて脱退に追い込まれる。ユノが幸運が宿るとされる「四つ葉の魔導書」に選ばれた際に、これを強奪しようと試みる。しかし悪魔が宿るとされる「五つ葉の魔導書」を手に入れたアスタに阻まれた。その後は王都の魔法封印牢に収監されていたが、転生魔法が発動した混乱に乗じて脱出する。しかしゲルドル共々ヤミに捕まり、復興作業に従事させられることになる。
「鎖魔法」の使い手。鎖で縛り付ければ相手の魔力量に関係なく魔力を封じることができる。この魔法により彼は「鎖魔法のレブチ」として名を馳せていた。
ザラ・イデアーレ
黒の暴牛に所属することになる、ゾラの父親。下民だが諦めずに努力を重ねて魔法騎士団に入る。しかし下民ということで同僚の貴族たちからは疎まれた挙句、任務中に事故に見せかけて殺されてしまう。彼の死は息子のゾラや、魔法帝となるユリウスに大きな影響を与えた。特にユリウスは彼を「本物の魔法騎士」と称しており、彼の死が等級や星のシステムを考案するきっかけになったとアニメ版で語っている。
魔法属性は「罠」。少ない魔力を補うべく考え抜かれた罠魔法を駆使する。この戦法は息子に継承されている。
ラデス・スピーリト
白夜の魔眼に所属する、左眼の方を眼帯で覆っている長髪の魔導士。かつては紫苑の鯱に所属していたが、使用する魔法が禁術とみなされ追い出された。自分を認めなかったクローバー王国に対して強い憎しみを持っている。白夜の魔眼の頭首であるパトリに都合よく利用されたと分かった後は、パトリのことも憎むようになる。
魔法属性は「屍霊」。死体に魔力を張り巡らせて操ることができる。この魔法に絶対の自信を持っている反面、魔導書が1ページしかなく1つの魔法しか扱えないことにコンプレックスを抱いている。
ミッション・任務
ザラの死亡
下民のザラは魔法騎士団に入ることが夢だった。そのため何度試験に落ちても諦めずに努力を重ね、ついに下民初の魔法騎士として紫苑の鯱への入団を果たした。しかし他の団員たちは下民のザラのことを快くは思わなかった。ザラは身を粉にして働いていたが、ある任務の最中に事故に見せかける形で背後から撃たれて死亡してしまう。この出来事は、父親を尊敬していた息子のゾラに大きな影を落とすことになった。また下民ながらも能力を示し、よく働いていたことを知っていたユリウスは、彼の死をきっかけに魔法騎士団員が身分に関係なく正当に評価されるシステムを考えるようになる。
ゲルドルに嵌められるレブチ
レブチは相手の魔力量に関係なく魔力を封じることができる「鎖魔法」を扱う、名の知れた魔法騎士であった。しかし危険な任務には向かわず、また向上心にも欠ける人物でもあった。その姿勢を後輩のゲルドルを含む団員たちは快く思っていなかった。そしてレブチはゲルドルに嵌められて、ある任務で後々まで残る大きな傷を顔に負わされてしまう。しかも任務の失態の責任を押し付けられ、退団を余儀なくされる。その後レブチは落ちぶれて盗賊となった。
ラデス追放
ラデスは平民でありながらとてつもない魔力量を示し、トップで魔法騎士団に入団した。しかし死体に魔力を与えて操る屍霊魔法が禁術とみなされて追放された。その際、「平民だから」という理由で誰からも守られることがなかった。ラデスはこの出来事でクローバー王国を恨んでいたが、後に紅蓮の獅子王団長フエゴレオンに、「とてつもない才能も磨き上げられた力も、正しい精神が伴わなければただの暴力!そんなモノは誰からも認められん!」と説教される。
王都防衛戦とゲルドルの背信
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