SSSS.GRIDMAN（グリッドマン）のネタバレ解説・考察まとめ

CV：斉藤壮馬

裕太の友人。オタク気質の少年で、特に特撮関係の作品への造詣が深い。裕太とグリッドマンの戦いをサポートする一方、いざ戦いが始まれば応援することしかできず、誤った知識で足を引っ張ることもあったりと大して貢献できていないことに歯痒い想いを抱く。
アカネの“異性のオタク仲間”として作り出された存在。しかし人格を得てからは裕太との友情を優先するようになり、彼女に「グリッドマンの正体について教えてほしい」と頼まれた際も逡巡の後に断っている。

宝多六花（たからだ りっか）

CV：宮本侑芽

裕太のクラスメイト。実家はジャンクショップ兼喫茶店「絢」を経営しており、タイピングが得意。店にあったコンピュータがグリッドマンと唯一連絡が取れるアイテムだったことからグリッドマン同盟に参加することとなり、当初はやや振り回されるような形で男子2人に協力していた。
アカネの“親友となる存在”との設定の下に作られた人物。このせいもあってアカネのことは第一の友人にして幼馴染と認識しており、それが彼女によって植え付けられたものであることを知ってもなお友情を抱き続ける。裕太や内海と共に怪獣と戦いつつ、必死になって手を差し伸べ続けた六花の態度は、アカネにとっても救いとなり、グリッドマンの逆転勝利を呼び込んだ。

物語冒頭では、記憶喪失になった裕太に対して「本当に何も覚えていないのか、演技だったら最低だ」とかなり刺のある態度で接している。これは「直前に裕太から告白され、これを好意的に受け止めた直後に彼が記憶喪失になったためではないか」と考察されている。

宝多六花（グリッドマン）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

宝多六花（たからだ りっか）とは、『SSSS.GRIDMAN』の登場人物で、怪獣と戦うグリッドマンを支援するグリッドマン同盟の一員。
言動はクールだが内面はかなりの人情家。ツツジ台高校に通う1年生で、クラスのアイドル的存在である新条アカネとは幼馴染。実はそのアカネによって彼女の親友役として作られた存在だが、それを知った上でなお友情を捨てず、己の犯した罪の重さに苦しみ暴走する彼女に手を差し伸べ続けた。グリッドマン同盟の仲間でもある響裕太から好意を向けられており、後に彼と恋人となる。

怪獣とその創造主

新条アカネ（しんじょう アカネ）

CV：上田麗奈

裕太のクラスメイト。彼らの暮らす「ツツジ台」の世界の創造主であり、作中に登場する怪獣のほとんどを作った人物。
作中で描かれた世界は、“アカネが見ている夢、もしくはその脳内の空想”を、彼女の情動を欲したアレクシスがコンピュータ・ワールドに投影して作り出したもの。このためツツジ台の人々のことを「自分が自由に設定し、気に入らなければ派手に殺しても問題の無い存在」としか認識しておらず、アレクシスに唆されるままに怪獣を作り出し、街ごと蹂躙することを繰り返していた。

現実世界におけるアカネがどのような人物なのかはほとんど描写されていない。

新条アカネ（グリッドマン）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

新条アカネ（しんじょう アカネ）とは、『SSSS.GRIDMAN』及び『グリッドマン ユニバース』の登場人物で、主人公である響裕太のクラスメイトにして物語の舞台となる「ツツジ台」を作り出した“神”。
クラスのマドンナ的美少女で、「才色兼備才貌両全の最強女子」と評される。思い通りにならない世界に苛立ち、そのストレスを解消するために怪獣を生み出し、ストレスの原因となった人物を殺害していた。
自分の犯した罪を悔いて本来あるべき世界に戻るも、ツツジ台に新たな危機が迫るのを見て、一時的に帰還する。

アレクシス・ケリヴ

CV：稲田徹

無限の命を持つ魔人。あまりに長過ぎる生の中、次第に虚無感を持て余し、限りある命を持つ者の強い情動に触れることを求めるようになる。アカネの内に眠る情動に目をつけ、彼女の夢と妄想から生まれたツツジ台を舞台に、「怪獣に命じて気に入らない人間を街ごと破壊させ、元通りにする」ことを繰り返す。おぞましいことを平然と進めているわりに、普段の口調は非常にフランクで物腰も紳士的である。
物語が始まる直前にグリッドマンと戦い、無限の命を利用した持久戦でこれを撃破している。このためグリッドマンの正体や目的にも見当はついているが、「アカネがこの強力な闖入者を相手にどのような情動を発するのか見てみたい」との想いからほとんど情報を教えずにいた。

アンチ

CV：鈴村健一

アカネに作られた怪獣。アカネ曰く「一緒に朝ご飯を食べてくれる怪獣」がコンセプトで、人間の姿への変身能力を持つ。
グリッドマンに匹敵する火力と格闘能力、そして彼を上回るスピードを兼ね備えた強力な怪獣で、幾度となく激突する。しかし「グリッドマンを倒す」ことしか命じられていないため街を襲うわけでもなく、積極的に人間に危害を加えることもなく、本気で戦おうとしない裕太たちを相手に空回りを繰り返すようになっていく。

物語終盤、「いつかグリッドマンを倒すために、自分以外の者に倒させないために、彼と共に戦う」との誓いの下、グリッドナイトという姿へと変貌。アカネを救うためにグリッドマン同盟と共闘する。
本作ではアカネと彼女に由来する怪獣の瞳は赤、純粋な人間の瞳は青に描かれている。物語の最後でアノシラスに助けられた際、アンチの片目は赤から青に変わっており、彼が怪獣ではなく人へと生まれ変わろうとしていることを示唆していた。

その他

アノシラス

CV：高橋花林

「ツツジ台が作られる以前から世界に存在する怪獣」を称する少女。裕太に接触し、「父がグリッドマンのお世話になった」との理由から彼に協力。ツツジ台がアカネによって作られた世界であること、その背後により危険な存在が控えていることを教える。
人間の姿をしているが本性が怪獣であることは事実らしく、その点について半信半疑だった裕太の前でいきなり巨大化して見せている。風呂に入っていないのか、裕太によれば「臭い」らしい。

SSSS.GRIDMAN（グリッドマン）の用語

ツツジ台

物語の舞台となる町。一見日本のどこかにある普通の町に見えるが、実はアカネの夢（もしくは妄想）がコンピュータ・ワールドに投影されたことで生まれた世界。
この世界の建物も人間もアカネが設定して作り出したものであり、基本的には彼女の意のままにできるものとなっている。

コンピュータ・ワールド