ビューティフル・マインド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ビューティフル・マインド』とは、ノーベル経済学賞受賞の数学者ジョン・ナッシュの半生を描いたアメリカの映画。
数学界、経済界にとって画期的な理論「ナッシュ均衡」を発見、発表する天才数学者のジョンだが、人付き合いが苦手な中で仲の良い友人が出来たり秘密部隊から極秘任務を任されるという幻覚を見る統合失調症に苦心した。本作では統合失調症の世界観の例を示すとともに、最初は自身の幻覚を現実と思い込んでいたジョンが事実を受け止め、周囲の人たちと共にその事実と向き合っていく様が描かれている。2001年公開。
日本語吹替:後藤敦
プリンストン大学時代、学生寮でのジョンのルームメイト。豪快な性格だが根は優しく、言動が風変わりなジョンにも気さくに接し、いつもジョンの味方になっていた人物。しかし、最終的にチャールズはジョンの見ていた幻覚で、実際には存在しない人物だと明らかになる。統合失調症を自覚した後のジョンは妄想の中でチャールズがコミュニケーションをとろうとしても距離をとろうと努力する。その中でジョンは、「ときどきチャールズが恋しくなる」とアリシアに打ち明けるほど、ジョンにとってチャールズは大切な存在となっていた。最終的にチャールズはジョンの認識から消えることはなかったが、ジョンに干渉することはなくなった。
演じるのはポール・ベタニー。イギリス、ロンドン出身の俳優。ロンドンの大学で3年間演劇を学び、1990年19歳のときに舞台デビュー。イギリスを拠点に活動していたが、2000年に監督のブライアン・ヘルグランドの映画に起用されアメリカでも活躍するようになる。2008年『リリィ、はちみつ色の秘密』でハリウッド映画賞、2012年『マージン・コール』でインディペンデント・スピリット賞を受賞。2010年マーベル作品の『アイアンマン2』にて主人公トニー・スタークのスターク社が開発した人工知能「J.A.R.V.I.S.」の声を担当、後2015年『アベンジャーズ エイジオブウルトロン』にて「J.A.R.V.I.S.」が人の形をした生命体となった「ヴィジョン」というキャラクターの役を演じ、2021年Disney+で公開されたマーベル作品のミニシリーズ『ワンダ・ヴィジョン』にてヴィジョンを演じたことでゴールデングローブ賞にノミネート、またエミー賞を受賞し広く知られている。
マーシー(演:ヴィヴィアン・カードン)
日本語吹替:矢島晶子
チャールズの姪で、事故で両親を亡くしチャールズの元に身を寄せている。チャールズ同様、マーシーもジョンの妄想の中の住人である。1956年、ジョンが自分の息子を幻覚で死なせてしまいそうになったとき、ジョンは初めて、マーシーと出会って少なくとも2年ほど経つのに、成長期のマーシーに全く変化がないことに気付き、マーシーは現実の人物ではないことを理解する。それがきっかけでジョンが自身の統合失調症に理解するに至った。ジョンによく懐いているが、妄想の世界と距離をとるためマーシーがハグをねだってもジョンは無視する努力をして、最終的にマーシーがジョンに干渉することはなくなった。
演じるのはヴィヴィアン・カードン。アメリカニューヨーク州出身の女優。本作が映画デビュー作である。0歳3か月でアメリカのピザハットやデパートのCMに出演。ワーナーブロスの地上波チャンネルで2002年~2006年に放映されていた『エバーウッド 遥かなるコロラド』の主要キャラクター、ドクターブラウンの娘を演じたことで広く名が知られており、同作でヤングアーティスト賞の助演女優賞に4年連続でノミネートされた。2008年映画『オール・ローズ・リード・ホーム』や2011年ドラマ『ワン・ライフ・トゥ・リヴ』に出演している。
プリンストン大学の学部仲間
マーティン・ハンセン(演: ジョシュ・ルーカス)
日本語吹替:青山穣
ジョンと同じ数学科の学部生で、ジョンと同様に成績優秀な奨学生としてプリンストン大学に入学した人物。同じ奨学生としてジョンとは学生時代にライバルなのか仲間なのかはっきりしない距離感で付き合いがあった。卒業後はプリンストン大学の学部長を務めるようになり、統合失調症を自認してプリンストン大学に助けを求めてきたジョンを「友だち」と呼び、ジョンが社会復帰できるよう手助けをする。ジョンの症状が落ち着いてからは良き話し相手となり、ジョンがプリンストン大学で教授の職を得られるよう配慮した。
演じるのはジョシュ・ルーカス。アメリカアーカンソー州出身の俳優。受賞歴はないものの、数多くの世界的映画で主要なキャラクターを演じている。1993年『生きてこそ』で銀幕デビュー、2002年『メラニーは行く!』でヒロインの夫役、2003年『ハルク』で主人公の敵役、2006年『グローリー・ロード』で主人公であるバスケットボール主任役、同年『ポセイドン』で主人公であるプロギャンブラー役などを演じた。デビュー初期1994年にはTVゲーム『ウィング・コマンダー3~ハート・オブ・ザ・タイガー』にて声の出演、2017~2018年には舞台でも活躍している。
リチャード・ソル(演:アダム・ゴールドバーグ)
日本語吹替:樫井笙人
ジョンの学生時代の同学部生で、ヘリンジャー教授から「優秀」と評価される生粋の数学者。卒業後はジョンのチームメイトとしてMITのウィーラー研究所で働いていた人物。風変わりなジョンと学生時代から付かず離れずの距離で付き合っており、もともとジョンを少し変わった人として受け入れていた。そのことでジョンの奇行に気がつけなかったが、その状況をアリシアに説明したのち、ナッシュ夫婦のことを気にかけるようになった。統合失調症が発覚してから少しして落ち着いたジョンの家に見舞いに行っている。
演じるのはアダム・ゴールドバーグ。アメリカ、カリフォルニア州出身の俳優。正式な役名で映画に登場したのは1992年の映画『ミスター・サタデー・ナイト』で、翌年1993年には『バッド・チューニング』にも出演。以降は世界的にも知られている『プライベート・ライアン』『ベイブ/都会へ行く』(声の出演)『10日間で男を上手にフル方法』に出演し、2007年『パリ、恋人たちの2日間』ではヒロインの恋人役を演じた。また、世界的に有名なドラマである『ER緊急救命室』や『フレンズ』にも数エピソードゲスト出演している。
ベンダー(演:アンソニー・ラップ)
日本語吹替:真殿光昭
ジョンの学生時代の同学部生で、ヘリンジャー教授から「優秀」と評価される数学者の一人。学生時代はマーティンたちと行動を共にすることが多く、その中でジョンと接していた。卒業後は元学部生のソル同様ジョンのチームメイトとしてMITのウィーラー研究所で働く。規律を守りながら数学の研究を続ける真面目な性格。
演じるのはアンソニー・ラップ。アメリカ、イリノイ州シカゴ出身の俳優。本作で全米映画俳優組合賞映画部門傑出俳優賞にノミネートされた。ブロードウェイで活躍する舞台役者で、1981年10歳のときに『星の王子様』を題材としたミュージカル『ザ・リトルプリンス・アンド・ザ・アビエーター』でデビューし、1986年の舞台『プレシャス・サンズ』でブロードウェイで活躍している役者に送られるザ・アウター・クリティクス・サークルの賞を受賞。映画では1987年クリス・コロンバス監督作品の『ベビーシッター・アドベンチャー』で主人公の友人役を演じたのが初主演となり、以降『ツイスター』『ロード・トリップ』等で重要な端役を演じた。1996年大ヒットとなったミュージカル『レント』の主人公マイク・コーエン役を演じ、舞台が映画化された際もマイクを演じた。映画版『レント』のマイク役にて放送映画批評家協会賞にノミネートされた。
エインズリー・ニールソン(演:ジェイソン・グレイ=スタンフォード)
ジョンの学生時代の同学部生。マーティンのグループと行動を共にしていた中でジョンとも接していた。女性と仲良くなるのは得意な様子で、バーではジョンとブロンドの女性が接することができる機会をつくった。ジョンはブロンドの女性に「君と関係を持ちたい」と開けっ広げに率直に伝え、女の子はそれが気に食わずジョンをひっぱたいて去ってしまった。エインズリーはその後も女性たちと良好な関係を保つようにしていたようである。
演じるのはジェイソン・グレイ=スタンフォード。カナダ、ブリティッシュコロンビア州出身の俳優、声優。大学で演劇を学び、『めぞん一刻』や『らんま1/2』など日本アニメの吹き替え声優としてキャリアをスタートさせる。カナダのテレビドラマ『ネオン・ライダー』に出演、翌年『X-ファイル』にも出演し活躍の場を広げる。90年代後半から映画弐も俳優として出演。1999年『ミステリー、アラスカ』2001年『ラスト・ウェディング』に出演し、2002~2009年の6年にわたり、テレビドラマ『名探偵モンク』で主要人物であるランドール・ディッシャー警部補役を演じ、世界的に名が知られるようになった。『ドラゴンボールZ』のラディッツの声も担当している。
ジョンをサポートした人々
ローゼン医師(演:クリストファー・プラマー)
日本語吹替:家弓家正
ジョン・ナッシュの治療を担当するマッカーサー精神病院の精神科医。ハーバード大学で行われた全国数学会議にて姿を見せ、錯乱したジョンに声をかける。ジョンはローゼン医師をソ連の秘密組織の人間だと思い込みローゼン医師を殴るが、その後ローゼン医師は冷静に対処しジョンをマッカーサー精神病院に連れて行く。ジョンの病状と治療方法を丁寧にアリシアに伝え、ジョンの回復に寄与する。ジョンの統合失調症が再び悪化した際には、自宅での治療ではなく病院に戻るようジョンに強く勧めるが、ジョンが自宅での治療を希望すると、アリシアに万が一のことがあったらすぐに連絡をするように伝え、ジョンの自宅療養を許可した。
演じるのはクリストファー・プラマー。カナダ、トロント出身の俳優。70年にわたって映画、舞台、テレビと活躍し、アカデミー賞、グラミー賞、トニー賞、エミー賞など数々の受賞歴がある。1948年にカナダのオタワのステージでデビューし、アメリカのプロデューサーに見出され1954年からブロードウェイで演じるようになり、1959年に舞台での活躍が認められはじめてトニー賞、エミー賞にノミネートされる。映画界におけるキャリアがスタートしたのは1958年の『エヴァグレイズを渡る風』『女優志願』からで、2010年『終着駅 トルストイ最後の旅』、2012年『人生はビギナーズ』、2018年『ゲティ家の身代金』でアカデミー賞最優秀助演男優賞にノミネート、内『人生はビギナーズ』では賞を受賞している。
ヘリンジャー(演:ジャド・ハーシュ)
Related Articles関連記事
トップガン マーヴェリック(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『トップガン マーヴェリック』とは、2022年に公開された、米海軍のエリート・パイロットチーム「トップガン」をテーマにしたアクション映画。1986年公開の『トップガン』の36年振りの続編にあたる。不可能なミッション達成のために指名されたのは、伝説のパイロット、ピート・マーヴェリック・ミッチェル海軍大佐。マーヴェリックは精鋭パイロット達に訓練を施す教官として、若きトップガンと共に命を懸ける。 全世界興行収入は、主演であるトム・クルーズのキャリア史上最高額となる10億ドル超えを達成している。
Read Article
ダ・ヴィンチ・コード(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ダ・ヴィンチ・コード』とはダン・ブラウンの小説を原作に、2006年に公開されたアメリカの映画。監督はロン・ハワードで、脚本は原作者のブラウンとアキヴァ・ゴールズマンである。2006年の映画興行収入は2番目に高いが、批評家からは酷評も目立つ話題作。大学教授のロバート・ラングドンは、友人でルーブル美術館館長のソニエールが死体で見つかったことから警察に呼び出される。ロバートが追っ手を避けながらソニエールの孫娘と一緒に、ダ・ヴィンチの絵画に秘められたキリストの謎に近付いていくミステリーサスペンス映画。
Read Article
アポロ13(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『アポロ13』とは、1995年にアメリカで制作されたSF映画。『フィラデルフィア』と『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアカデミー主演男優賞を2年連続受賞したトム・ハンクス、『パトリオット・デイ』で知られるケビン・ベーコン、『バーティカル・リミット』で知られるビル・パクストンが出演した。 アポロ13号が宇宙空間で未曾有の事故に遭遇しながらも奇跡の生還を果たした実話が壮大なスケールと感動のドラマを交えて描かれる。 『バックドラフト』や『シンデレラマン』などで知られるロン・ハワードが監督を務めた。
Read Article
シンデレラマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『シンデレラマン』とは、2005年にアメリカ合衆国で制作された、実話を基にした感動の映画。右手の怪我と大恐慌によって苦しい生活を強いられていたプロボクサー、ジム・ブラドックが一夜限りの試合で勝利を収める。それをきっかけに再びボクサーとして奇跡の復活を遂げ、恐慌にあえぐ人々を勇気付けていく姿を白熱の試合シーンと家族の絆を交えながら描き出していく。オスカー俳優ラッセル・クロウ主演、共演は同じくオスカー女優レネー・ゼルウィガー、監督も同じくオスカーを獲得したロン・ハワードが務めた。
Read Article
レ・ミゼラブル(レミゼ)のネタバレ解説・考察まとめ
2012年に公開されたミュージカル映画。主役のジャンバルジャンが牢獄から仮釈放されるシーンから始まる。ジャンバルジャンを追いかけるジャベール警部、ジャンバルジャンに自分の子供を託すファンティーヌなどの登場人物たちにより彼の人生は激動の時代を駆け抜けることとなる。そしてフランス革命が起き、それぞれの人生が変わるのであった。一人の男の一生を描いた超大作である。
Read Article
トゥルーマン・ショー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『トゥルーマン・ショー』とは、1998年にアメリカで公開されたコメディ映画。誠実なサラリーマンの主人公トゥルーマンは、どことなく不自然な生活を送っていた。その訳とは、彼の私生活はすべて隠しカメラで取られており、テレビ番組『トゥルーマン・ショー』として世界中に生中継されていたのだ。違和感を覚えるようになった彼は、家族や友人、仕事も含め、自分の人生が全部作りものだということに気付く。そしてなんとかしてこの世界から脱出しようと試みるのだった。
Read Article
ハルク(Hulk)のネタバレ解説・考察まとめ
『ハルク』とは、2003年のアメリカ映画。アメコミ『超人ハルク』を原作とした実写映画化作品。監督はアン・リー、出演はエリック・バナ、ジェニファー・コネリーら。 若き科学者ブルース・バナーは偶然の事故により大量のガンマ線を体に浴びてしまう。その事故をきっかけにブルースは怒りを抱くと緑色の怪力・ハルクに変身してしまう体となってしまった。理性が働かず、本能のままに暴れて街を破壊するハルクに政府は兵器を投入して捕獲しようとする。しかしブルースの同僚であるベティーだけは彼を救おうとしていた。
Read Article
バックドラフト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『バックドラフト』とは、消防士の兄弟の火災現場での活躍と葛藤、謎の放火犯を追う物語。監督は『ビューティフル・マインド』『ダ・ヴィンチ・コード』で知られるロン・ハワードが務めており、出演者はカート・ラッセル、ロバート・デ・ニーロなど豪華な顔ぶれが揃っている。火災現場の視覚効果をアメリカの特殊効果及びVFXの制作会社インダストリアル・ライト&マジックが務めている。エグゼクティブ・プロデューサーはブライアン・グレイザーと『砂の惑星』のラファエラ・デ・ラウレンティスが務めている。
Read Article
インデペンデンス・デイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『インデペンデンス・デイ』は1996年に公開されたアメリカのSFアクション映画。タイトルの意味は「独立記念日」で、物語の設定がアメリカの独立記念日である7月4日であることから取られている。 ある朝、世界各地の都市に巨大なUFOが突如出現し、大規模なレーザー攻撃で街を破壊していく。圧倒的な力を持つ宇宙人と人類との戦いを描く。
Read Article
マン・オブ・スティール(DCEU)のネタバレ解説・考察まとめ
『マン・オブ・スティール』とは、2013年に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。「DCコミックス」の人気アメリカン・コミック『スーパーマン』の実写映画作品である。『スーパーマン』シリーズを含めると、本作は通算第6作目の作品だ。科学や文明が発達して人工生育が常識である、地球から遠く離れた惑星「クリプトン」で、数百年ぶりに自然出産で「カル=エル」という子供が生まれた。のちに「スーパーマン」と呼ばれる彼は、子供のいなかった夫妻に育てられたのち、自分の出自を知るための旅にでる。
Read Article
ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』とは、2018年製作のアメリカ映画。日本公開は2018年の7月。スター・ウォーズシリーズのスピン・オフ作品で、「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」に続く第二弾。旧三部作(エピソード4~6)で主役の一人であった、ハン・ソロの若き日の姿を描く。ソロの愛機であるミレニアム・ファルコン号や、長年の相棒であるチューバッカとの出会いなどに関する秘話が明かされる。
Read Article
サウンド・オブ・ミュージック(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『サウンド・オブ・ミュージック』とは、ブロードウェイミュージカルを原作に、1965年にアメリカ合衆国で制作されたミュージカル映画の金字塔。オーストリアからアメリカへ亡命して合唱団を結成したトラップ一家の実話が基になっている。退役海軍トラップ大佐の7人の子供達の家庭教師となったマリアが、持ち前の明るさと優しい歌声で子供達の心を開いていく。雄大なアルプスの風景とナチスドイツの脅威に立ち向かう勇気、そして家族愛が描かれ、アカデミー作品賞、監督賞、録音賞、編集賞、編曲賞の5部門に輝いた。
Read Article
ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』とは、2019年にアメリカで制作されたミステリー映画である。世界的なミステリー作家のハーラン・スロンビーの85歳の誕生日パーティーが開かれた。しかし、その翌朝ハーランは遺体となって見つかる。正体不明の誰かに雇われた探偵のブノワ・ブランは、パーティーに参加していた人間全員を疑っていた。『007』シリーズのダニエル・クレイグや『アベンジャーズ』シリーズのクリス・エヴァンスら豪華キャストが出演し、緊張感ありつつも、それぞれの思惑などをコミカルに描いている。
Read Article
アオラレ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『アオラレ』(Unhinged)とは2020年にアメリカで公開されたサイコスリラー映画。あおり運転をされた母子が巻き込まれる恐怖が描かれている作品。監督はデリック・ボルテ。オスカー俳優ラッセル・クロウがあおり運転をする男トムを演じる。狂気の男にあおられるのは『移動都市/モータル・エンジン』のカレン・ピストリアが演じる母レイチェル。日本でも社会問題にもなり、時折ニュースにもなるあおり運転が引き起こす事件が想像を上回る恐怖として描かれた作品。
Read Article
白鯨との闘い(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『白鯨との闘い』とは、ロン・ハワードによる2015年のアメリカ合衆国のアクション映画。 小説家のハーマン・メルヴィルは捕鯨船・エセックス号の真実を探るため、船員に取材を申し込む。 かつてエセックス号は巨大な白鯨に襲われたことで沈没。そのため船員たちはボートで大海原を漂流する事態になる。主要キャストにクリス・ヘムズワース、キリアン・マーフィー、トム・ホランドらが出演。海の上でサバイバル生活を余儀なくされた男たちの様子が描かれており、海の脅威と巨大な白鯨の迫力が見所の作品。
Read Article
誤訳が多い?字幕翻訳家・戸田奈津子に対する怒りの数々をまとめてみた
日本を代表する翻訳家として知られる戸田奈津子。これまで数々の映画の字幕翻訳を手がけ、私たちもそれを当たり前のように視聴してきました。ところが、実際には彼女の翻訳が間違いだらけだとして問題になっているようで、様々な議論が交わされています。この記事では、そんな戸田奈津子の誤訳に寄せられた声についてまとめました。叩くのは簡単だけど、語学って本当に難しいんです。文句ばかり言うんだったら、いっそのことご自分で訳されてはいかがでしょうか。あぁもちろん、細かなニュアンスも完璧に、誰からも批判されないヤツをね!
Read Article
【レ・ミゼラブル】ヘレナ・ボナム=カーターの七変化まとめ!ジョニー・デップに負けてない!【ハリー・ポッターシリーズ】
ヘレナ・ボナム=カーターといえば、『レ・ミゼラブル』のテナルディエ夫人役や『ハリー・ポッター』シリーズのベラトリックス・レストレンジ役が有名ですよね。なんとなく想像される通り、どこかぶっ飛んでいる役が多いのが彼女の特徴です。他にどんなのを演じているか、この記事でまとめました。ジョニー・デップも良い意味で変な役が多いけど、ヘレナだってそれに負けてないですよ!
Read Article
【MCU】ハルクの原作に登場するヴィランまとめ【マーベル・コミックス】
ヒーロー集団アベンジャーズ随一の怪力を誇るのが、「緑の巨人」と呼ばれる男ハルク。彼の規格外の強さは『アベンジャーズ』シリーズや『ハルク』、『インクレディブル・ハルク』で目にすることができます。ここではアボミネーションやリーダーといった、ハルクの原作に登場するヴィランをまとめました。
Read Article
初心者にもおすすめ!傑作ミュージカル映画まとめ
ミュージカル映画というジャンルの中には新旧・実写・アニメなど数えきれない名作、傑作が存在する。ここではふだんミュージカルを観ない人にもわかりやすくとっつきやすく、何より面白いミュージカル映画作品をランキング形式でまとめた。
Read Article
CMにサッカーの試合に使われまくる名曲「民衆の歌」の動画まとめ
「民衆の歌」はヴィクトル・ユーゴー原作のミュージカル『レ・ミゼラブル』の劇中歌として作られた曲で、ミュージカル映画でもエンディングテーマとして使われ、世界中に感動をもたらした。「民衆の歌」は『レ・ミゼラブル』に留まらず、テレビCMやフィギュアスケートの曲、サッカーの試合など様々な場所で使われている。
Read Article
『インデペンデンス・デイ』の都市伝説・トリビアまとめ!他作品へのオマージュシーンも解説!【ID4】
映画『インデペンデンス・デイ』の都市伝説・トリビアなどを集めました。宇宙船やエイリアンのデザインのまとめや、「ロズウェル事件」だけでなく、様々なSF・パニック作品へのオマージュが見られる点などを紹介。知れば映画がより面白くなる情報を、どんどん紹介していきます。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『ビューティフル・マインド』の概要
- 『ビューティフル・マインド』のあらすじ・ストーリー
- 数学の天才、ジョンの学生時代
- 極秘任務とアリシアとの出会い
- 統合失調症の発覚と自認に至るまで
- 統合失調症と向き合い手にしたノーベル経済学賞
- 『ビューティフル・マインド』の登場人物・キャラクター
- 主人公と家族
- ジョン・ナッシュ(演:ラッセル・クロウ)
- アリシア・ナッシュ(演:ジェニファー・コネリー)
- ジョンの妄想の住人
- ウィリアム・パーチャー(演:エド・ハリス)
- チャールズ・ハーマン(演:ポール・ベタニー)
- マーシー(演:ヴィヴィアン・カードン)
- プリンストン大学の学部仲間
- マーティン・ハンセン(演: ジョシュ・ルーカス)
- リチャード・ソル(演:アダム・ゴールドバーグ)
- ベンダー(演:アンソニー・ラップ)
- エインズリー・ニールソン(演:ジェイソン・グレイ=スタンフォード)
- ジョンをサポートした人々
- ローゼン医師(演:クリストファー・プラマー)
- ヘリンジャー(演:ジャド・ハーシュ)
- トマス・キング(演: オースティン・ペンドルトン)
- 『ビューティフル・マインド』の用語
- ナッシュ均衡
- ゲーム理論
- MIT
- ウィーラー研究所
- 新自由軍
- 統合失調症
- インスリン・ショック療法
- リーマン予想
- 『ビューティフル・マインド』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ジョンの数学思考を可視化
- チャールズ「人生に確かなものはない。それだけは確かだ。」
- アリシア「どうやってそれ(まだ証明もされていない、ジョンが実際に見たわけでもない「宇宙が無限であること」)が確かだと言えるの?」ジョン「…分からない。ただ、そう信じているんだ。」アリシア「愛も、それと同じよ。」
- アリシアのおかげで「愛」を「確信」するようになったジョン
- 『ビューティフル・マインド』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 実際は幻覚を見てはいなかったジョン・ナッシュ
- 実際のアリシアはエルサルバドル人
- ジョン・ナッシュはアリシアと出会う前、恋人と子どもを設けて破局
- ジョン・ナッシュが実際にアナリストとして召集を受けたのはランド研究所
- ジョンの統合失調症期に一度離婚していたナッシュ夫妻
- ラッセル・クロウの役作りとそれを支えた仕掛け・工夫
- 『ビューティフル・マインド』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:シャルロット・チャーチ「オール・ラヴ・キャン・ビー 〜 奇跡の愛」
- 挿入歌:エマ・カークビー、ゴシックボイシーズ「Columba aspexit」