バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』とは、カプコンが発売したホラーサバイバルゲーム『バイオハザード』を原作とした実写映画である。この映画はゲームシリーズ『バイオハザード』と『バイオハザード2』をリブートした作品となっており、ゲームでお馴染みのクレア、クリス、レオン、ジル、ウェスカーなどのキャラクターやゾンビなどのクリーチャーも数多く登場している。作品を手掛けるのはホラー・スリラー映画監督であるヨハネス・ロバーツである。
リッカー
孤児院に潜んでいたゾンビの変異体。鋭い爪と、肥大化した脳が外部まで露出しているのが特徴。
主な攻撃は舌を伸ばして獲物を捕まえて爪で攻撃する。筋力が発達しているおかげで壁や天井も這うことができる。
『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「かゆい うま」
クリス邸に残ったクレアの前に突如として現れた隣の家の住人。髪は抜け落ち、頬をかきむしり、ガラス扉に「かゆい うま」と書いていた。
バイオハザードのゲームをやっている人なら分かるが、この言葉はとある研究員がウィルス感染しながら書き残した日誌に書かれていた言葉だ。
はじめはまともな言葉で書かれていたが、ページをめくると徐々に言葉がおかしくなっていき、最後のページに「かゆい うま」と書かれている。
ゾンビ初登場
スペンサー邸を探索していたクリス達。道中、怪しげにうずくまっている人を見つけて声をかけると人を貪っているゾンビが振り向く。これが完全にゾンビとなった人の初登場シーンであった。
ゲーム『バイオハザード』でもゾンビ初登場で同様のシーンがあり、映画予告編でもこのシーンが取り上げられている。ゲームをやったことある人ならばこのシーンを見て歓喜した人もいるかもしれない。
ウィリアムにロケットランチャーでとどめをさすレオン
映画終盤、Gーウィルスを投与したウィリアムを一度は撃破したクレア一同。列車を使ってラクーンシティから脱出をしようとするもさらに凶暴になったウィリアムが行く手を阻むのであった。
クレアとクリスの二人で応戦するも武器はナイフとハンドガンのみ。絶体絶命と思った瞬間、二人の窮地を救ったのはロケットランチャーを持ったレオンであった。
実はゲーム『バイオハザード2』にも列車で脱出する場面がある。原作ゲームと同じシチュエーションでラストを飾るのがレオンであり、ウィリアムをロケットランチャーで吹き飛ばすシーンは爽快だ。レオンは映画序盤では頼りない感じであったが、物語が終盤に近付くとたくましく成長していく。
『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
ヨハネス監督がゲーム『バイオハザード』から受けた影響
ホラー・スリラーを手掛ける監督であったヨハネスは映画の原作である『バイオハザード』というゲームが好きで、この映画を作る上でゲームの演出を参考にしているところが所々ある。
映画も街では常に雨が降っていて、暗いシーンが続いている。不気味さを演出するのは『バイオハザード2』リメイク版の街の様子を参考にし、同様の演出を使った。洋館内でクリスがゾンビに襲われるシーンでは、光源を制限して、より恐怖を演出したかったようだ。ホラー映画監督ならではのこだわりだろう。
この映画で私が重視したいのはそのトーンだ。私がゲームで好きだったのは、とにかく怖いという所で、その雰囲気が私が求めるものの大部分だ。常に雨が降っていて、暗くて、怖くて、ラクーンシティは不気味だ。(中略)私はそれを取り入れて、楽しい面、特にゲーム第1作の物語的なスタイルと混ぜ合わせたかった。私たちはとても楽しめたし、キャラクターがスペンサー・マンションにいる場面では1作目の固定アングルを使った。
出典: ja.wikipedia.org
クレアの赤のレザージャケット
クレアを演じたカヤ・スコデラリオはゲーム版のクレアと同じ赤いレザージャケットを劇中で着ていたが、雨の中での撮影が多かったため革が縮んで着れなくなるハプニングがあったようだ。
だが、それを想定していたスタッフが同じ赤いレザージャケットを何着も用意していたようで、撮影にはなんの問題もなかった。
過酷な撮影現場
映画は10月から12月にかけて撮影されており、時期は冬真っ只中だった。夜と雨の影響で道路が凍ったりしてとても過酷な撮影現場になってしまった模様。
登場しなかったキャラクター
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目次 - Contents
- 『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』の概要
- 『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』のあらすじ・ストーリー
- はじまり
- ラクーンシティの異変
- スペンサー邸にて
- ラクーンシティから脱出
- 事件後
- 『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- クレア・レッドフィールド (出演:カヤ・スコデラリオ)
- クリス・レッドフィールド (出演:ロビー・アメル)
- ジル・バレンタイン (出演:ハナ・ジョン=カーメン)
- レオン・S・ケネディ (出演:アヴァン・ジョーギア)
- アルバート・ウエスカー (出演:トム・ホッパー)
- リサ・トレヴァー (出演:マリナ・アゼーパ)
- ウィリアム・バーキン (出演:ニール・マクドノー)
- 警察関係者
- ブライアン・アイアンズ(出演:ドナル・ローグ)
- ブラッド・ヴィッカーズ (出演:ネイサン・デイルズ)
- リチャード・エイケン (出演:チャド・ルック)
- エンリコ・マリーニ (出演:サミー・アゼロ)
- ケヴィン・ドゥーリー (出演:ディラン・テイラー)
- その他の登場人物
- アネット・バーキン (出演:ジャネット・ポーター)
- シェリー・バーキン (出演:ホリー・デ・バロス)
- ベン・ベルトリッチ (出演:ジョシュ・クルッダス)
- ルイーズ (出演:ジェニー・ヤング)
- トラック運転手 (出演:パット・ソーントン)
- アッシュフォード・ツイン1 (出演:Heloise Catherine Pead Galvin)
- アッシュフォード・ツイン2 (出演:Sophia Ann Pead Galvin)
- エイダ・ウォン (出演:リリー・ガオ)
- 『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』の用語
- ラクーンシティ
- アンブレラ社
- ラクーン市警署
- Gーウィルス
- ゾンビ
- ゾンビ犬
- リッカー
- 『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「かゆい うま」
- ゾンビ初登場
- ウィリアムにロケットランチャーでとどめをさすレオン
- 『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ヨハネス監督がゲーム『バイオハザード』から受けた影響
- クレアの赤のレザージャケット
- 過酷な撮影現場
- 登場しなかったキャラクター
- 『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』の主題歌・挿入歌
- 挿入歌:4 Non Blondes「What’s Up」