ストレンジャー・シングス 未知の世界(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』とは、Netfixで配信されているSFホラードラマシリーズ。
アメリカ・インディアナ州の町ホーキンスに超能力を持つ少女・イレブンが現れ、平凡な町が超常現象に見舞わていく様子が描かれている。エミー賞やゴールデングローブ賞ではドラマ部門の作品賞にノミネートされ、世界的な成功をおさめた。80年代のアメリカを舞台としているが、エッジの効いた作風で注目を集め、さまざまなブランドから関連商品が発売されるなど2010年代のポップ・カルチャーを代表する作品となった。

ソ連と「裏側の世界」の怪しい繋がり

マインドフレイヤーとの決戦から1年が経った。ホーキンスの町には大型ショッピングモールができ、住民たちはすっかり賑わいを取り戻していた。マイクはイレブンと付き合いはじめ、少年少女の関係性は少しづつ変化していた。ダスティンは夏休みのキャンプでできた恋人とアマチュア無線を繋いで会話しようとするが、ロシア語の無線を傍受してしまう。無線がショッピングモールから発信されていると突き止めたダスティンは、スティーブとそのバイト仲間のロビン、そしてルーカスの妹・エリカの力を得て調査を進め、ソ連の研究施設を発見する。研究施設に潜入したダスティンたちは、ソ連が「裏側の世界」へのゲートを開こうとしていることを知るが、ソ連の科学者たちに捕われてしまう。

マインドフレイヤーに操られる人々

マインドフレイヤーに操られるビルと戦うイレブンたち。

ホーキンスで大規模な停電が起きたのをきっかけに、ウィルは再びマインドフレイヤーの気配を察知しはじめる。時を同じくして、マックスの兄ビリーがマインドフレイヤーに乗っ取られてしまう。ビリーはマインドフレイヤーに操られ、町の人々をマインドフレイヤーの宿主として捧げていた。再びホーキンスに異変が起きていることに気がついたマイクたちは、マインドフレイヤーの宿主がビリーであると疑い彼をおびき出す。

それぞれの調査で暴かれるホーキンスの異変

大規模停電をきっかけにホーキンスに異変が起きていると感じているのはウィルだけではなかった。ジョイスも「裏側の世界」へのゲートが再び開かれたと疑いはじめ、ホッパーとともに研究所へ向かう。研究所で何者かに襲われたふたりは、大規模停電の裏に陰謀があるとにらみ、元新聞記者マレーの元を訪れる。一方新聞社でアルバイトをしていたナンシーとジョナサンは、「近所のラットの様子がおかしい」という電話を受けて取材を行っていた。依頼主であるドリスコル夫人を訪ねたふたりだったが、そこに居たのは地下室で肥料をむさぼる変わり果てた姿の夫人だった。

ソ連との対決と失ったもの

マレーの助けを借り、ソ連がショッピングモールの地下で「裏側の世界」へのゲートを開こうとしていると突き止めたジョイスとホッパー。ふたりはマレーを連れてホーキンスへ急ぐが、ソ連の殺し屋に襲われてショッピングモールへ逃げ込むことに。一方イレブンたちもマインドフレイヤーの居場所を突き止めていたが、マインドフレイヤーの襲撃を受けてショッピングモールへ。ソ連の研究所から逃げたしてきたダスティンたちと合流する。ショッピングモールに集結したホーキンスの面々は、ソ連の企みを阻止するために地下の研究所へと向かう。「裏側の世界」へのゲートを閉じることには成功したが、ホッパーは行方不明になり、イレブンからは超能力が消えてしまい、失ったものは大きかった。

シーズン4

離ればなれになった仲間たち

ショッピングモールでの戦いから半年。ジョイスは息子ふたりとイレブンを連れて、カリフォルニアで新しい生活をスタートしていた。ソ連との戦いが仲間たちの心に残した傷は深く、物理的にも心理的にも溝ができてしまった。そんな中、ジョイスの元に「ホッパーは生きている」と書かれた人形が届く。発送元がソ連であると分かると、ジョイスはマレーとともにホッパーを助けにソ連へ向かう。一方ホーキンスでは、人気チアリーダーだったクリッシーが何者かによって惨殺される事件が起こる。その場に居合わせたとして、変人扱いされている学生エディが指名手配されてしまう。エディと仲が良かったダスティンは彼をかくまい、事件の裏には「裏側の世界」にいるヴェグナという怪物が関与していることを突き止める。

イレブンの過去との対峙

ホーキンスにいる仲間を助けるために、イレブンは研究所の実験体となることを受け入れる。

カリフォルニアへ遊びに来たマイクとデートをしていたイレブンは、同級生のアンジェラにいじめられ、スケート履で彼女を殴ってしまう。警察に拘束されたイレブンだったが、エネルギー省幹部のオーエンズ博士が現れネバダ州の研究所へと移送される。ホーキンスで凄惨な事件が起きていることを知らされたイレブンは、超能力を取り戻すことを決意。そのためには自分の過去と対峙しなければならなかった。過去の記憶を辿る中で、イレブン自身が怪物ヴェグナを生み出したことを知ってしまう。

ヴェグナを滅するため仲間たちの戦いが始まる

ホーキンスで殺戮を繰り返すヴェグナ。彼の次の標的はマックスだった。ヴェグナによって繰り返される悲劇を止めるために、ダスティン、ルーカス、スティーブ、ナンシー、ロビンたちはマックスをおとりにしてヴェグナを倒す計画を立てる。時を同じくして、超能力を取り戻したイレブンはマックスたちに迫る危険を察知する。イレブンは研究所を逃げ出し、マイク、ジョナサンと合流。遠く離れたネバダから超能力を使ってヴェグナと対決する。一方で、ロシアで合流を果たしたジョイスとホッパーたちはソ連の刑務所で大量のデモゴルゴンたちと戦っていた。

ホーキンスの悲劇は止まらない

「裏側の世界」に潜りこみ、ヴェグナと対峙したスティーブ、ナンシー、ロビンはヴェグナを焼き払ったように見えた。しかし「裏側の世界」と現実世界とのゲートが開きホーキンスの町は地割れによって壊されてしまう。それぞれの戦いを終えて再びホーキンスに集結した仲間たちは、ヴェグナとの最終決戦に向けて戦いの決意を固める。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の登場人物・キャラクター

主要キャラクター

イレブン(演:ミリー・ボビー・ブラウン)

日本語吹替:釘宮理恵
超能力を持つ少女。幼くして母親から引き離され、ホーキンス国立研究所で実験体として囚われていた。研究所から逃げ出したところをマイクたちに助けられ、ホーキンスの町で暮らし始める。マイクの友人であるウィルが何者かに襲われて姿を消したのをきっかけに、強力な超能力を使って「裏側の世界」から来る怪物と戦うことになる。幾度となくホーキンスに災いをもたらす怪物、その元凶を作ったのがイレブン自身であるということに次第に気がついていく。

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