リングにかけろ(リンかけ)のネタバレ解説・考察まとめ

『リングにかけろ』とは、車田正美によるボクシング漫画。1977年から『週刊少年ジャンプ』で連載が始まり、ゲーム化やテレビアニメ化などのメディアミックスがなされている。貧しい家庭に育った気弱な少年、高嶺竜児が、プロボクサーだった亡き父の遺志を継いで世界チャンピオンを目指すべく、姉の菊の教えを受け、ライバルたちと切磋琢磨して成長していく姿が描かれている。実際のボクシングとはかけ離れた技を持ったボクサー同士が超人的な戦いを繰り広げる展開と、少年たちの熱い友情が多くのファンを楽しませている。

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イタリアJr.

世界大会の3回戦で日本Jr.と対戦したチーム。タイチームとアメリカチームを闇討ちして棄権させる。

オランダJr.

世界大会の4回戦で日本Jr.と対戦したチーム。作中では強豪とされているが、一人だけ大入道の男がいること以外の詳細は不明。

フランスJr.

世界大会の準々決勝で日本Jr.と対戦したチーム。バロア家の5つ子で構成されており、揃って女性と見紛う程の美貌を持っている。

ドイツJr.

世界大会の準決勝で日本Jr.と対戦したチーム。連載当時はドイツが東西に分断されていたが、どちら側出身かについては言及されていない。しかしながら「コンコルドクラブケンザキジム」ニューヨーク支部の職員であるキャサリンが、ドイツJr.選手のデータを集めた「オデッサファイル」を提供する際、「西ドイツのJr.ボクサーを対象として集められた機密ファイル」と話していた。作中の国旗には鉤十字のマークが入れられており、着用している軍服や腕章・制帽などはナチス・ドイツをイメージしている。

ギリシアJr.(ギリシア代表)

世界大会の決勝で日本Jr.と対戦したチーム。ギリシア神話をイメージしており、メンバーの名はいずれもギリシア神話に登場する人物の名を冠している。長サンダルにマントというギリシア神話の神々を思わせる出で立ちをしているが、日本Jr.の偵察で来日したときはダブルボタンのコートにロングブーツ、試合観戦の際にはスーツを着用し、数パターンの衣裳を披露している。ギリシアJr.の序列は実力制ではなく世襲制ということが、続編の『リングにかけろ2』で明かされている。

ギリシアJr.(ギリシア十二神)

世界大会においてのギリシア代表の敗北に業を煮やして出現した、ギリシアのボクシング界を統べる選手たちの集まり。ゼウスを筆頭に「神」と崇められている。その名にふさわしく、上空から黄金のヘリコプターで試合会場に現れるという派手な演出で登場した。
全員にギリシア神話に登場する神の名がつけられているが、実際の神話上のオリュンポス十二神とは異なる人物も含まれている。
表向きは日本Jr.との試合のために来日しているが、真の目的は竜児の持つカイザー・ナックルの奪取であった。

阿修羅一族(あしゅらいちぞく)

長である阿修羅王の命により、カイザー・ナックルを手に入れることで天下を取ろうと目論んでいる一族。不死身に等しい頑強な肉体を持ち、高い耐久力を発揮する。
阿修羅王自身は遠い昔にミイラ化しているが、恐怖によって何百年も子孫を縛り続けている。

ジーザス・ウェイト

WBA世界バンタム級の通称。チャンピオンのジーザス・クライストに関係する10人の世界ランカーで構成されていることから、そう呼ばれている。

武器

カイザー・ナックル

世界最強の力を秘めた伝説のナックル。二対存在しており、そのうちの一対を所持しているギリシア十二神のリーダーであるゼウスが狙っていたもので、もう一対を所持していた竜児が試合を制して二対とも手に入れた。これを手に入れて天下をわが物とすることを一族の悲願とする阿修羅一族との諍いの種にもなった。素手では歯が立たない強敵を倒すために使用されている。

『リングにかけろ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

剣崎順「一回きりの人生、長い短いは問題じゃねぇ…本物の男ってのは、自分のそういう一度っきりの大切な一日を…たった一度の今日という日を感じとれるヤツのことをいうんだ…」

TAMTAM
TAMTAM
@tamtam

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