ワンダープロジェクトJ2 コルロの森のジョゼット(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『ワンダープロジェクトJ2 コルロの森のジョゼット』とは、エニックスから発売されたNINTENDO64用ゲームソフト。『ワンダープロジェクトJ 機械の少年ピーノ』の続編である。人工人格を持ったロボットのジョゼットと、ゲーム内でコミュニケーションをとりながら育成していく部分が最大の魅力となっている。
ギジンの少女・ジョゼットは、ある日、生みの親であるジェペット博士に「ブルーランド」という島へ行くように指示される。ジョゼットはブルーランド渡り、様々な経験を積んでいくことになる。

ジョゼットやドルフィン号が故障すると、修理費として300コルロ必要となる。
しかし、所持金が300コルロ以下であっても、修理は可能でゲームオーバーになることはない。

ジブリ映画『借りぐらしのアリエッティ』との共通点は赤い洗濯バサミの髪留め

『借りぐらしのアリエッティ』に登場する主人公のアリエッティ

本作の主人公であるジョゼットは、赤い大きな洗濯バサミの髪留めがトレードマークの少女だが、ジブリ映画『借りぐらしのアリエッティ』の主人公であるアリエッティも同じように赤い大きな洗濯バサミを髪留めとして使っている。アリエッティは小人という設定の為、髪留めの洗濯バサミは人間達が使っている普通サイズの物である。
洗濯バサミを髪留めとしている特徴的な設定は、偶然ではなく、本作のキャラクターデザインと『借りぐらしのアリエッティ』の作画監督が同一人物だからという共通点によるものである。

売上が伸び悩んだのはテレビCMが原因

本作は、人工人格を持ったジョゼットとゲーム内でコミュニケーションをとって育成していくというゲームである。非常に優れたゲーム性と個性的で魅力のあるキャラクターが数多く登場する部分が特徴的だが、販売当時は売上本数7万本とそれほど人気が出なかった。その背景には、当時流されていたテレビCMを見た視聴者がギャルゲーと勘違いからというものがある。
CMの内容としては、彼女とデート中と思われる男性が、足早に自宅へ帰り、本作の主人公・ジョゼットと画面越しにキスをしようとするというもので、この演出がギャルゲーと勘違いされたようである。このCMでは、本作のゲーム内容や魅力がほとんど伝えられず、しかも放送されていた時間帯が深夜であることが多かった為、認知度が低かったことも原因とされている。

リメイク版が携帯アプリで登場

携帯アプリ版のオリジナル会話も追加されている

2010年4月12日に株式会社スクウェア・エニックスからiモードにて携帯アプリでリメイクされた。第一部と第二部に分れてどちらも600ポイントで買い取り制で配信されていた。
滑らかなアニメーションはそのままに、3Dグラフィックを一新させてよりリアルな映像となっている。また、携帯アプリ版オリジナルの会話やアクションが追加され、キャラクターデザインである山下明彦の描き下ろしイラストも登場した。

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