FAIRY TAIL（フェアリーテイル）のスプリガン12まとめ

声優：大西弘祐
「スプリガン12」の1人で、目の濃いクマと生やした青髭が特徴の男。額に髑髏マークがあり、手袋を嵌めている。目の前の相手を躊躇なく殺そうとする冷酷さや攻撃を受けると怒り出す短気さも併せ持つが、女性の裸を直視できないほど純情な性格でもある。その時はとても個性的な顔になる。他の「スプリガン12」と異なり部下は1人もおらず、その分自分の意志で身軽に動ける。

暗殺魔法の天才と呼ばれる人物であり、格闘技も修得している。本来の暗殺者は目立たないよう隠密行動を取るのが基本だが、能力の高い彼の手にかかると対象や目撃者が存在しなくなるため堂々と姿を晒しても平気とのこと。使用する武器はナイフや鞭。

イシュガル侵攻時にはゴッドセレナ、オーガストと共にボスコを制圧し、フィオーレ東方から攻める。「妖精の尻尾」の前に現れ、メンバー113人を「トランスポート」で人質に取りメイビスを痛めつけるが、ホロロギウムの機転で逃れたルーシィや復活したナツと対峙する。捕らえた「妖精の尻尾」メンバーを順番に殺そうとするが、ルーシィからその中にブランディッシュとマリンもいることを聞かされ、彼女たちを出した際にマリンに変身したジェミニの「空間の掟」でマカロフ達を解放されてしまう。
マカロフによってギルドの外まで殴り飛ばされ、「モード炎竜王」を発動したナツに敗れた。「ユニバースワン」発動後は復活し、ミラジェーンと対決。服が破けて肌を露出していた彼女を直視できないでいたが、自ら目を閉じることで追い詰める。

アイリーン・ベルセリオン

声優：本田貴子
「スプリガン12」の1人。別名「緋色の絶望」。

オーガストと並び「スプリガン12」最強と謳われる人物。エルザと同じ緋色の髪が特徴の女性で、エルザの母親にあたる。出身はイシュガル。大きな三つ編みを2つのおさげにし、腹部には傷がある。先が4つに分かれた黒い帽子と露出度が高い格好に身を包み、トナカイの角のような豹柄の杖を携えている。
ゼレフの意に反する形で行動するなど掴み所のない性格だが、ヒスイを鼠に変えて弄ぶ残忍な一面もある。

全てのものに魔法付加を与える高位付加術士（ハイエンチャンター）で、大気や地面に魔法効果を与えて戦う。他にも相手の姿を変えたり、空に巨大な目を投影して周囲の様子を探ったりすることも可能で、その実力は交戦したアクノロギアですら「面白い」と称賛し、ゼレフからも「魔力を付ける外すの天才」と言われるほど。
その他、滅竜魔法を生み出した張本人であり、肉体を竜に変える能力を持つ。

イシュガル侵攻時にはブラッドマン、ラーケイドと共にフィオーレ北方から攻め込む。霊峰ゾニアに現れたアクノロギアと対峙し、そこで戦争の早期終結のために「ユニバースワン」を発動してゼレフを「妖精の尻尾」に、アクノロギアを遠くへ配置し、自身はメルクリアスに飛ばされる。その後「妖精の尻尾」にてゼレフからメイビスの「妖精の心臓」を取り出す分離付加を任される。エルザの生存を知った際には彼女を殺すようナインハルトに命じている。

メイビスに逃げられマカロフの「妖精の法律」で「狂戦士」に変えた兵士の7～8割が倒された後、ナツとグレイの争いを止めたエルザの前に姿を現した。

ラーケイド・ドラグニル

声優：小野賢章
「スプリガン12」の1人。左肩に国の紋章がある。招集にはいつも応じないせいで、オーガストからは冷たい態度を取られている。

ゼレフと似た風貌の金髪の青年で、常に合掌しながら微笑を浮かべている。額には白い十字架模様がある他、背中にも巨大な十字架のようなものを背負っている。はだけた左腕には数珠が付いている。

性欲・食欲・睡眠欲といった人間の3つの欲を刺激する能力を持ち、強烈な後光を放って相手に凄まじい快楽をもたらし、魂を昇天させる魔法を使うことができる。その快楽を知る者とそうでない者で魔法の効果には有無があるが、効かない者にも複数の光の触手で縛り快楽を与えることができる。他にも光の刃を飛ばしたり、刀を素手で受け止め手刀で相手の身体を切り裂いたりなど、高い身体能力を持つ。ゼレフ曰く「秘密兵器」であり、メイビスからは「異質」と評されアクノロギアすら倒しうる可能性を秘めるとされる。オーガストやアイリーンと共に「スプリガン12」の中でも特別だと自称する。

本人は「ゼレフの息子」と名乗っているが、実際はエーテリアスでナツ（END）を創るための実験体である。

表向き叔父に当たるナツには、自分よりゼレフに大切にされているという理由で嫉妬のような感情を抱く。イシュガル侵攻時にはアイリーン、ブラッドマンと共にフィオーレ北方から攻め込み、「ユニバースワン」発動後はユキノ達の前に現れて自身の魔法で戦場の全ての人間に被害を与え、駆け付けたカグラを一蹴する。

関係者

ヤジール

声優：松山鷹志
アルバレス帝国の大臣。

蔕のような髪型をした首の長い、目のクマが特徴的な老人。杖を突きながら歩いている。ゼレフに忠誠を誓いながらも彼にかけられたアンクセラムの呪いを恐れる。アルバレスのカードゲーム・レジェンカが強い。

ゼレフが自国に帰還するまでの間、交渉に来たマカロフを客人として迎え入れ、その相手をしていた。イシュガル侵攻時には、インベルと共にゼレフとともに行動する。