忍たま乱太郎(落第忍者乱太郎)の忍術学園まとめ

『忍たま乱太郎』とは、尼子騒兵衛の漫画『落第忍者乱太郎』を原作としたアニメ、および他メディアに派生した作品群の事である。忍者のたまご「忍たま」達を育成しているのが、「忍術学園」だ。かなり広い敷地を有しており、教室で兵法を学んだり、運動場や裏山を利用した実践訓練などを行っている。本記事では「忍術学園」の立地や設備、教職員、生徒などを紹介している。

『忍たま乱太郎』(『落第忍者乱太郎』)の概要

『忍たま乱太郎』とは、尼子騒兵衛が執筆した漫画『落第忍者乱太郎』を原作としたアニメ、および他メディアの派生作品の事である。1986年1月から2019年12月までの33年間にわたり、『朝日小学生新聞』に4月から6月、10月から12月の季節限定で、毎日3ページずつ漫画が掲載されていた。コミックスは全65巻。アニメ、映画、ミュージカルなど様々なメディアで公開されている人気作品だ。

忍者のたまご「忍たま」たちが、立派な忍者になるために全寮制の「忍術学園」に入学し、様々なトラブルや問題を乗り越えて成長していくというギャグマンガ。乱太郎・きり丸・しんべヱという3人の少年を中心に話が展開し、時には学園全体を巻き込んだ大騒動に発展することもある。
忍術学園は教師・生徒ともに皆個性的であり、笑いどころ満載である。さらに室町時代を舞台にしているため、当時活躍した実在の忍者の話や兵法を学ぶこともできるのだ。

忍術学園とは

忍術学園とは大川平次渦正が開校した、様々な忍術を学ぶための学校。入学金を支払えば基本的に身分を問わずだれでも入学できるが、卒業試験がある。1学年から6学年まで3クラスずつに分かれている「忍術教室」と、女子のみで授業を行う「くノ一教室」がある。
年齢層は基本的に10歳(1年生)から15歳(6年生)だが、編入などで年齢が上の生徒が下のクラスに所属する場合もある。樋屋 奇応丸(ひや きおうまる)は登場時既に大人だったが、忍術を学び直すため2年生に編入した(アニメ版では一年は組に入っている)。
全寮制であり、長期休暇以外での無断外出・外泊は禁止で、ルールを破れば罰則が与えられる。出入門時にサインをしないと、事務員の小松田秀作がどこまでも追いかけてくる。

学園の敷地内は「競合区域(きょうごうくいき)」となっており、自由に罠を仕掛けて良いが、「どこに罠が仕掛けてあるか」という目印を味方に示しておくルールになっている。自主練習などで学園内は夜でも騒がしく、曲者の侵入を阻んでいるという側面もある。

学園の所在地と地理関係

忍術を学ぶ目的の学校である為詳細な所在地は不明であるが、「近畿地方の山奥」という設定になっている。基本的に関西地方周辺出身の生徒・教師が多いが、相模国(現在の神奈川県)出身の皆本金吾(みなもときんご)や、山奥の秘境に住んでいる山田伝蔵(やまだでんぞう)なども存在している。
近辺には海があり、忍術学園と懇意にしている海賊「兵庫第三協栄丸(ひょうごだいさんきょうえいまる)」が遊びに来たり、特別授業を行うこともある。

委員会活動について

1年生~6年生までの生徒はそれぞれ委員会に所属し、活動を行っている。顧問は教職員、委員長は6年生が務める(一部例外あり)。各委員会の予算を管理している「会計委員会」の委員長・潮江文次郎(しおえもんじろう)は「忍術学園一ギンギンに忍者している生徒」といわれており、年に一度の予算会議では、予算が欲しい各委員会と厳しい監査を行っている会計委員会との間で壮絶なバトルが巻き起こる。

忍術学園の設備

教室

男子生徒が主に座学を行っている教室。各学年それぞれ3クラスずつに分かれており、基本的に長机に3人もしくは2人着席して授業を受ける。基本的には教科担任が授業を行うが、実技担当教員との合同授業が行われることも多い。
掃除当番があり、各自分担して行っている。

くノ一教室

女子生徒が主に座学を学ぶ教室。男子教室と同様、畳敷きの上に置かれた長机に3人ないし2人並んで授業を受ける。

忍たま長屋(寮)

忍術学園は全寮制であり、生徒たちは2人同部屋で割り当てられている。男子教室では乱太郎・きり丸・しんべヱのみ3人一部屋となっており、一度乱太郎たちが土井半助(どいはんすけ)に抗議したことがあったが、「お前たち3人でバランス取れてるから」との返事で3人は納得した。くノ一教室においてもユキ・トモミ・おシゲが3人一部屋で寝ている(アニメのみ)。

食堂

基本的に「食堂のおばちゃん」が全生徒・職員の食事作り・片づけを担っている。料理は非常においしく、たまに外部のものがこっそり混ざって食事していることもある。日替わり定食が人気ですぐに売り切れてしまうため、委員会活動を行っていた乱太郎の為に、きり丸としんべヱが食事を確保してあげたこともある。

医務室

けがや病気の生徒・教職員を手当てする部屋。医務室の新野洋一(にいのひろかず)が在中しているが、保健委員の生徒が手当てをしているシーンも多い。外部からの怪我人を保護することもある。

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