FAIRY TAIL(フェアリーテイル)のスプリガン12まとめ

スプリガン12は『FAIRY TAIL』(フェアリーテイル)に登場するアルバレス帝国の魔導士集団。皇帝スプリガンことゼレフ・ドラグニルを守るための精鋭部隊である。主人公のナツ・ドラグニルがいる大陸イシュガルで特に優れた10人の魔導士「聖十大魔道」の中でも最強とされるゴッドセレナが所属しており、他の11人も彼と肩を並べるほどの魔導士だとされる。作中では強大な敵として、ナツをはじめとするギルド・妖精の尻尾(フェアリーテイル)や、イシュガルの魔導士の前に立ちはだかる。

ゼレフは招集した7人の「スプリガン12」に「妖精の心臓」奪取のためイシュガルへの総攻撃を命令。自身は西から100万の軍勢を率いてイシュガルに侵攻し、ナツと遂に直接対決を果たす。そこでナツは「モード炎竜王」を発動。「死せる者の力」であるこれならゼレフを倒せる可能性もあったが、ゼレフの死はEND、つまりナツの死も意味しており、それを知ったハッピーがナツを連れて退却したことで生き残る。その後ゼレフは自分を止める者がいなくなったことで迷いが消え、再び兵を進軍させた。アイリーンが発動した「ユニバースワン」の影響で「妖精の尻尾」に飛ばされてからは「妖精の心臓」から復活したメイビスと対面する。彼女を捕らえ「スプリガン12」全員を招集し、ナツ達を迎え撃つ。

メンバー

ゴッドセレナ

出典: www.hanhande.com

声優:興津和幸
「スプリガン12」の1人であり、聖十大魔道・イシュガルの四天王の1人でもある(序列1位)。「八竜のゴッドセレナ」の異名を持つ人物で、体内に8つの滅竜魔法の魔水晶を埋め込んだ第二世代の滅竜魔導士。土・火・水・風・雷・石・光・闇の強力な滅竜魔法を同時に使う能力を持ち、戦闘時には目の色が表裏逆転する。その実力はオーガストからも「ハイブリッドセオリー」「竜の神に愛された男」と評される。

鼻筋に傷があり、頭頂部から大きな2つの草が飛び出たような独特の髪型をしている。背中には光背のような飾りがある。事実上、イシュガルの大陸最強といわれる魔導士だが、マカロフ曰く「残念な感じの男」で、大げさな決めポーズを取ってはその度にスルーされている。別れの挨拶は「ゴッドバイバイ」。

ゴッドセレナは自分の手でアクノロギアを倒すためにイシュガルの大陸を見限り、アルバレス帝国側に寝返った。イシュガル侵攻時にはオーガスト、ジェイコブと共にボスコを制圧し、フィオーレ東方で待ち構えていたウォーロッドをはじめとする聖十大魔道を1人で圧倒。しかしその直後に現れたアクノロギアに、身構える間も無く右腹部を抉られ殺害された。「ユニバースワン」発動後はナインハルトの「屍のヒストリア」によって召喚され、ギルダーツと交戦。しかしすでに死亡しているため「生きてればそれなりの魔導士だったに違いないが、これではただのザコだ」と言われてしまう程生前に比べて弱体化しており、ギルダーツの「破邪顕正一天」によって吹き飛ばされた。

ブランディッシュ・μ

出典: pbs.twimg.com

声優:沼倉愛美
「スプリガン12」の1人。別名は「国崩しのブランディッシュ」。8年前の時点(ルーシィたちが「妖精の球」で歳を取ることなく7年経つ前)ではルーシィとは同い年だった。右太ももに国の紋章がある。

頭に2本の十字架のような飾りを付け、コートの下に首輪とビキニを着用した女性であり、面倒事を嫌うマイペースな性格をしている。与えられた任務を放棄するなど適当な行動も目立つが、ゼレフの命令には気分に関係なく従う。基本的に無表情だが実は感情の起伏が激しい。実は花粉症。

グレイに「マカロフ以上」と言わしめる程の強い魔力の持ち主で、その力は国を崩すとも言われる。自他問わず物体の質量を変える高レベルの魔法を使い、島一つをも巨大化・縮小化させたり体内の腫瘍や傷口すらも正確な位置が分かれば消滅させる位に小さくするなど、非常に能力が高い。

正体はハートフィリア家に仕える使用人であるグラミーの娘。母が預かっていたアクエリアスのことを「ご主人様」と呼び、幼少期は共に遊ぶほど仲が良かった。しかしその鍵がレイラに渡りグラミーが死んだことで「レイラが鍵を取り返すために自分の母を殺した」と勘違いし、復讐心を抱くようになる。

自国に侵入したエンジェルとその協力者であるナツ達を捕えるためにカラコール島に訪れる。

そこでマカロフの生存を伝えた上でカラコール島を縮小させてアラキタシアの大陸に近づかないことを忠告し、アルバレスに帰還した。イシュガル侵攻時にはマグノリアに侵入してルーシィの家の風呂場に現れ、彼女がレイラの娘であることを見抜いたが、アジィールの「砂の世界」で舞った花粉に苦しんでいる隙にカナに気絶させられた。

その後は捕虜として「妖精の尻尾」の牢に入れられ、牢内で部下のマリンに殺されかけた際にルーシィ達に助けられる。ブランディッシュはレイラと自分の母の関係を明かしルーシィを殺そうとするが、現れたアクエリアスに星の記憶を見せられ母の死の真相を知り涙した。

ルーシィに「母達みたいに友達になろう」と言われるが、アンチエーテルナノ腫瘍にかかったナツを救った後に気持ちの整理をつけるために自ら牢に戻る。

ジェイコブがナツに倒された後に牢から解放され、「スプリガン12」最強であるオーガストとアイリーンの存在を教える。ルーシィへの借りからオーガストへの交渉を申し立て、ナツ達と共にフィオーレ東方に向かうが、メストに記憶を操作され「必ず殺さなければならない」と認識したオーガストを刺してしまう。

「ユニバースワン」発動後は、ナツとルーシィ、ハッピーを連れ去り、彼らだけはこの戦いから見逃そうとする。その後、ナツを自分達の脅威とした上で彼の腫瘍を元に戻し、ディマリアが見ていることに気付きルーシィを相手に負けるフリをしようとしたところ、現れたディマリアに重傷を負わせられる。後にポーリュシカに助けられる。

インベル・ユラ

声優:前野智昭
「スプリガン12」の1人。アルバレス帝国執政官。別名「冬将軍」。

切れ長の目に眼鏡をかけ、ネクタイを締めて長い銀髪をおさげにした男性。ゼレフの参謀を務め、彼のイシュガルでの呼び名や弟であるナツがいることも知っている。ゼレフに対しあまり尊敬のない言葉を贈るディマリアやアジィールをたしなめたり、宮殿に他国の者を招く際は正式な書類が必要とヤジールに注意するなど規律やルールに厳しい性格。

氷を使って何かを造形するのではなく氷で全てを凍結させる純粋な氷の魔導士であり、彼の魔法の前では冷気に耐性のあるグレイですら寒さを感じる。能力は物質のみならず精神にすら及び、他者の思考力や自我を封じる事ができ、周囲一帯を覆う程の吹雪を起こすこともできる。

イシュガル侵攻時には、ヤジールと共に100万の軍勢を率いるゼレフとともに行動。「ユニバースワン」発動後は、ゼレフの障害となるナツ(END)の始末役として氷の滅悪魔導士であるグレイを見出し、「アイスロック」でジュビアと殺し合わせ彼の心を闇に染めた後でナツを倒す戦士に仕上げようとする。だがここでは互いに自害したことで失敗に終わる。その後は自分の手でナツを始末しようと動くが、ジュビアに輸血されたことで立ち上がったグレイに怒りのまま殴り倒される。敗北後グレイにENDの正体がナツであることを教え、ナツを殺しに行くよう仕向けた。

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