マニアックな風の谷のナウシカの裏設定・都市伝説・トリビアまとめ

『風の谷のナウシカ』とは、1984年に公開されたトップクラフト制作の長編アニメーション映画。宮崎駿による長編アニメーション映画第2作である。この『風の谷のナウシカ』には、凧の「メーヴェ」や謎の動物「キツネリス」など不思議なものが登場するが、これらには細かな裏設定があったり、元ネタが存在したりする。ここでは、ジブリファンなら知っておきたいトリビアや小ネタ、裏設定・都市伝説などをまとめて紹介していく。

『風の谷のナウシカ』の概要

『風の谷のナウシカ』とは、1984年3月11日に公開されたトップクラフト制作の長編アニメーション映画。宮崎駿による長編アニメーション映画第2作である。本作は『アニメージュ』で1982年に連載していた宮崎の同名漫画『風の谷のナウシカ』を原作としている。宮崎駿が監督・脚本を手がけており、高畑勲、鈴木敏夫、久石譲などののちのスタジオジブリ作品を支えるスタッフが顔を揃えた作品。
キャッチコピーは「少女の愛が奇跡を呼んだ」。本作は、『名探偵ホームズ』「青い紅玉(ルビー)の巻」「海底の財宝の巻」と同時上映された。

「火の七日間」と呼ばれる最終戦争により、文明が崩壊してから千年後の地球。大地は砂漠化し、有毒の瘴気を発する菌類の森「腐海」が徐々に拡大していた。わずかに残った人類は、瘴気と腐海に棲む巨大な蟲に脅かされながら衰退の一途を辿っていた。辺境にある小国・「風の谷」の族長の娘・ナウシカは心優しい風使いであり、人々からも慕われている。しかしある時、大国トルメキアの大型船が風の谷に飛来し、蟲に襲われて海際の崖に墜落する。

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裏設定・都市伝説・トリビアについて

『風の谷のナウシカ』には、さまざまな都市伝説・トリビアが存在する。もともと宮崎駿原作の漫画を原作としているため、公式の裏設定や小ネタなども多く存在している。そこでここでは、ネット上で話題となっている都市伝説や、マニアックなトリビア・裏設定などを紹介していく。裏設定・都市伝説・トリビアを知ることで、より作品を楽しむことができるだろう。

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『風の谷のナウシカ』の裏設定・都市伝説・トリビア

ナウシカが乗っているものの名前はメーヴェ

これらの画像を見ると、ナウシカが何か乗り物に乗っているのが分かるだろう。この乗り物は「メーヴェ」という。
メーヴェはかつて存在した工業大国エフタルで用いられた一人、または二人用の軽量飛行装置で、一般的に用いられていた移動手段である。ナウシカの時代においては、「風使い」の重要な乗り物だという。

作品で確認できる限り、メーヴェの大きさは全幅約5m、全長約1m、全高約1mほど。機体中央の上面に操縦者がつかまるための逆U字型の手すりが2つ付いており、漫画版では「操縦把」と呼ばれている。乗るときは操縦把を持っての立ち乗りか、操縦把の根元付近を握り、間に架かっているベルトを胸のあたりに当て、体を水平に保つ。
劇中では操縦把が折れた際、一時的にベルトで代用していたことがあるが、操縦に大きな影響はなかったようである。左右の翼後縁にはエルロン・フラップのような可動翼をそなえている。翼は折り畳み可能で、貨物艇バージの翼の中に収納することができる。
ロマンアルバム「風の谷のナウシカ」に掲載されているラフスケッチには「重さ12kg」と書かれており、人間の手で持ち上げることができる。劇中で、蟲達を静めるために「光球(ひかりだま)」という閃光弾の一種を散布する事ができ、ライフルと「風使いの杖」を収納する場所がある。

メーヴェはエンジンを備えているが、風の流れなどを利用して滑空する方法が基本となる。推進力は上昇や高速飛行時のみに使われることから、モーターパラグライダーに近い。作中では「凧」とも表現されており、ナウシカは「ガンシップは風を斬り裂くけど、メーヴェは風にのるのだもの」と述べている。
機体中央部に噴気の反動で推力を発生するエンジンを積み、発進や加速、高速飛行時に使用する。飛行中の再点火、急加速も可能。 作中でも、作動時に機体後方から噴出する青い炎を確認する事ができる。エンジンの製造技術は失われているため、残存する少数のエンジンが代々の風使いに受け継がれている。ナウシカの乗るメーヴェの点火スイッチは、胴体後部にある収納式のペダルである。

メーヴェを実現するプロジェクトが実在

出典: www.flickr.com

八谷和彦

『風の谷のナウシカ』に登場するメーヴェの機体のコンセプトを参考に、本当に飛行可能な航空機を試作するプロジェクトが存在している。それは、八谷和彦によるオープンスカイプロジェクト。
なお、スタジオジブリや宮崎駿とは全く関係ないらしい。このプロジェクトは原作の再現ではなく、飛べることを目的としているとのこと。

ja.m.wikipedia.org

www.petworks.co.jp

キツネリスのモデルはフェネック

出典: uraomote.2-d.jp

ラピュタとナウシカに登場する「キツネリス」

キツネリスは、長い尾と耳を持つ小型の雑食性の獣。黄色の体毛に茶色の大きなトラ柄があり、眼は緑色。『天空の城ラピュタ』にも登場しロボット兵の上で戯れる姿が描写されている。
ナウシカに出てくるキツネリスは『テト』という名前である。本来人には懐かないが、ナウシカには心を許した。
このキツネリスは、フェネックという動物がモデルになっているらしい。

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