エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー(ZERO)のネタバレ解説・考察まとめ

『エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー』(ACE COMBAT ZERO THE BELKAN WAR)とは、ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)の開発によるフライトシューティングゲーム。PlayStation 2専用ソフトとして発売。旧ナムコ社が発売した『エースコンバット』シリーズPS2三部作の最終作であり、同社が開発した最後のゲームソフトとなった。かつて世界を巻き込んだ「ベルカ戦争」と歴史の闇に葬られた戦いを主人公である傭兵サイファーとして駆け抜ける物語。

TACネーム“サイファー”。
本作の主人公兼プレイヤーキャラクター。ウスティオ空軍に入隊した外国人傭兵で、ガルム隊1番機としてベルカ戦争を駆け抜けた。作中で主人公を言及する際は「彼」と呼ばれており、男性であることが窺える。圧倒的な戦闘能力と状況判断力を持っており、連合軍におけるトップエースとして数々の作戦で活躍する。特に、連合軍が劣勢に置かれていた円卓におけるベルカ空軍のエース達との凄まじい戦いぶりをきっかけに、敵味方問わず畏怖と敬意を込められた異名「円卓の鬼神(The Demon Lord of the Round Table)」と呼ばれるようになる。終戦後の消息は不明で、彼の生き様は今もなお当時の人間たちに刻み込まれている。

ラリー・フォルク(Larry Foulke)

日本語吹替:桐本琢也

TACネーム“Pixy”。
サイファーの相棒を務める外国人傭兵の男性。ガルム隊2番機を務めた。片翼を失いながらも無事に帰還したことから「片羽の妖精」の異名を持つ凄腕のパイロット。元々はベルカ出身で戦火で故郷を失った過去を持ち、傭兵として身を立ててきた。当初は他国に占領されたウスティオの自由のために戦い続けてきたが、連合国の目的がベルカ侵略にすり替わったことで、戦争と国家の存在に嫌気が差す。旧知の仲であるオーシア空軍のジョシュア・ブリストーの誘いに乗り、ベルカの核起爆の混乱に紛れて離反、多国籍クーデター軍「国境なき世界」に参加する。

アヴァロンダムでの決戦では「V2」制御を握る新型戦闘機ADFX-02を乗機としてサイファーの前に立ち塞がる。核による大量破壊を巡ったサイファーとの一騎打ちに敗れ、機体から脱出して7つの核の爆心地に生きる住民たちに助けられた。戦争から10年経った2005年11月、今もなお国境の意味を確かめるべく、地上で義勇軍として戦い続けている。ベルカ戦争とサイファーについて迫ろうとするトンプソンのインタビューに応じるPixyの言葉から物語は幕を開ける。

パトリック・ジェームズ・ベケット(Patrick James Beckett)

アヴァロンダムにて撃墜されたPJの機体に添えられる花束。

日本語吹替:森田成一

TACネーム“PJ”。
ガルム隊と同じくウスティオ空軍第6航空師団所属のクロウ隊3番機を務める若者。ベルカ戦争終盤では、ガルム隊を離反したPixyの補充要員としてガルム2として参加する。正義感が強く、悲惨な戦争を目の当たりにした際には感情的となってPixyと意見を異にすることも多い。パイロットとしての腕前は一流で、終盤ではサイファーの僚機として肩を並べて戦い続けた。プロポーズを予定している恋人が基地にいたことをサイファーに向かって嬉々として話している。しかし、アヴァロンダムでの決戦時において「国境なき世界」として敵にまわったPixyの攻撃を受けて戦死。戦後、彼の命日には毎年アヴァロンに墜落した戦闘機の残骸に花束が添えられている。

AWACS「イーグルアイ(Eagle Eye)」

日本語吹替:銀河万丈

ウスティオ空軍第6航空師団に所属する空中管制官。的確な状況判断でガルム隊を指示する一方、ジョークを飛ばしたり新米であるPJを気遣うなど、仲間想いかつ情に厚い気質を見せている。

ベルカ公国

デトレフ・フレイジャー(Detlef Fleisher)

日本語吹替:川本克彦

コールサイン「ロト1」。
若年でありながら士官学校出の将校として活躍を期待された男性。自ら前線に出ることを希望し、ベルカ空軍の若手エースとして名乗りを上げる軍の広告塔。愛国心が強く、守るべき祖国を持たない傭兵に嫌悪感を抱いているが、その傭兵に敗れ去ったことで自ら前線を退く。戦後は、ベルカ首都にある大学の歴史学教授として研究に勤しみながら教鞭を振るっている。

ベルンハルト・シュミッド(Bernhard Schmidt)

日本語吹替:竹田雅則

コールサイン「グリューン1」。
ストリートギャング出身で、軍内の厄介者を集めた異色のグリューン隊を率いる男性。戦争中では、戦局を読み取る優れた観察眼から戦火を上げたことから、「フクロウの目を持つ男」と呼ばれた。円卓で撃墜された後も前線で戦い続けたが、終戦後は軍と共に解体され、故郷にあるバーの雇われ店長を務めている。

デミトリ・ハインリッヒ(Dimitri Heinreich)

日本語吹替:土師孝也

コールサイン「インディゴ1」。
ベルカ騎士団の末裔である名家出身の初老の男性。騎士道を重んじた戦い方を好む、ベルカ空軍が誇るトップエース。円卓でのガルム隊との空戦で撃墜された際に重傷を負い、三ヵ月後に意識を取り戻したものの、戦争は既に終結していた。戦後は空軍を離れて、家業である貿易会社を引き継いでいる。

オルベルト・イエーガー(Orbert Jager)

写真左側に映るゲルブ2と共に戦ったが空に散ったゲルブ1。

日本語吹替:増谷康紀

コールサイン「ゲルブ1」。
二機編成であるゲルブ隊隊長を務める男性パイロット。連合軍によるウスティオ首都ディレクタス奪還の際、防空戦闘に参加。被弾した僚機であるゲルブ2にベイルアウトを促しつつ、単機で戦闘を継続。ガルム隊によって撃墜され、脱出も叶わず戦死した。

ライナー:アルトマン(Rainer Altman)

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@seiryuurukid6

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