【君の名は。】新海誠はスタジオジブリの作品を意識しているのではないかという噂を検証!本人はファンを公言【星を追う子ども】

本記事では『君の名は。』などの作品の監督として知られている新海誠が、「スタジオジブリを意識しているのではないか」という噂について、まとめて紹介している。新海誠はジブリファンを公言しており、『星を追う子ども』では随所にジブリ作品のワンシーンを彷彿とさせる場面がちりばめられていたのである。

実際に今回の僕たちのスタッフの中にも、世界名作劇場やジブリで仕事をしてきたスタッフが大勢いるので、スタッフにとって描きやすい、演技をさせやすいキャラクター画にしたいという気持ちもあったので、打ち合わせの段階から、作画監督・キャラクターデザインの西村貴世さんと「意図的に世界名作劇場を連想させる絵にしましょう」と話し合いました。

出典: www.anikore.jp

答え:意識してました

hiko1985.hatenablog.com

壮絶。全てのアニメーターのみならず、クリエイター、いや日本人全員がジブリコンプレックスなのだ。そして、そのコンプレックスの集大成がこの作品でないだろうか。宮崎駿のほぼ全作品から万遍なくシークエンスを拝借して物語を再構築している。拝借はキャラクター造形(後半になるにつれ疑似度は加速していく)やフード理論、飛行シーン、ロボット兵、飛行石、戦闘服、ジジ、テト、などのわかりすいものだけでない。学校、家、神殿などの建物はおろか走る車に、水や風、更には寒くて震える、タオルでふいてあげる、のような仕草ですらジブリなのだ。記憶レベルでジブリ。

出典: hiko1985.hatenablog.com

簡単に「パクリ過ぎ!」と糾弾するに終えられない、血の滲むような決意のようなものを感じ取れる。こんな事パクリ感覚でやれないだろう。異常な熱量だもの。何と言っても新海誠は物語に挑んでいる。この物語にきっと多くの小中学生は夢中になるだろう。今あまり体験できない物語に淫する興奮を与えてくれる作品だ。もちろん、出来は決してよくない。特に「動」の描写の魅力の乏しさは痛い。ストーリーは破綻しているし、『ゲド戦記』的な口うるささも目につく。改めて宮崎駿の運動感と物語とメッセージ性のバランス感覚に感服せざるを得ない。

出典: hiko1985.hatenablog.com

「星を追う子ども」とは、宮崎駿を追いかける新海誠だ。*1そして、この作品の「別離とは呪いであり祝福である」というテーマもやはりジブリとの関係性そのものではあるまいか。

出典: hiko1985.hatenablog.com

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