マチ=コマチネ(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
マチ=コマチネは『HUNTER×HUNTER』において最初に登場した幻影旅団(通称クモ)の一員である。主に追跡や治療の役割を担っており、ゴンやキルア、ヒソカといった主要メンバーと関わる機会が多い敵陣のキャラクターだ。強気でクールな性格であり、自らと関係のない人物の命を容赦なく奪う。その一方で同じ旅団員、特に結成時のメンバーには仲間意識が強い。また団長クロロに厚い信頼を寄せている。
幻影旅団によってマフィアが主催する地下競売が襲撃されたと知った十老頭(各マフィアの長で構成された組織)は陰獣(十老頭の幹部が、自らの部下の中から選抜した最強の能力者による集団)を放った。そして待ち伏せしていたヨークシンのマフィア達と陰獣を相手にするウボォーギンを、団員たちとトランプ等をして見物していた。その後クラピカに鎖で拉致される瞬間のウボォーギンに針を刺し、念糸によって行き先を明確にする事で追跡を可能にした。
ノブナガとの囮作戦
ウボォーギンは鎖野郎との戦いに臨んだきり、帰ってこなかった。団長から「2人組で鎖野郎を探し出して連れてこい」という命令を受けたマチとノブナガは、ウボォーギンの生死と鎖野郎(クラピカ)の痕跡を探るべくヨークシン街で自分たちを狙う獲物を待ち伏せしていた。その際マチは、鎖野郎(クラピカ)を捕らえた際の処遇についてノブナガと対立する。ノブナガの「今ここで決めようぜ ルールにのっとって」「生かして連れてくか殺して連れてくかをよ」という提案を受けコインで処遇を決める。その後マチとノブナガは、何者か(ゴンとキルア)の尾行に気づいた上で、場所を移し廃墟の前に佇みながら様子を伺う。すると突然ノブナガにフィンクスからの電話でゴンとキルアの位置を伝えられる。それを知ったマチとノブナガは二手に分かれてゴンとキルアを取り囲む。マチはパクノダ(幻影旅団のNo.9であり、他者の記憶を読み取る能力者)と共に、ゴンに対して鎖野郎(クラピカ)についての尋問を始める。その際に、マチはパクノダの着信音が鳴った一瞬の隙を狙って逃亡を試みたゴンの肩を瞬時に掴み、その行動を静止させる。
ウボォーギンの弔い合戦
蜘蛛(幻影旅団)の団員達はシャルナーク(幻影旅団のNo.6であり、頭脳に長けており主に情報収集を担当している)から手渡されたノストラード組構成員の顔写真リストを元にペアで本格的な鎖野郎(クラピカ)の捜索に乗り出した。マチはヒソカとペアで捜索にあたる。その最中、マチを含む旅団全員は、団長クロロからの「セメタリービルで暴れるから来い」という伝言を受ける。「派手に殺れ!!」という団長クロロからの条件の元、セメタリービル周辺でウボォーギンの弔い合戦としてマフィア達と抗争を始める。マチはヒソカと共にマフィアを念糸で吊るし上げた。
ベーチタクルホテルでの攻防
鎖野郎(クラピカ)と「緋の眼」の関連に気付いた団長クロロは、オークションで奪った「緋の眼」(興奮状態になると目が赤く変化するクルタ族の眼球)のコピーの在処をコルトピ(幻影旅団のNo.12であり、物体のコピーを生成できる能力者)に調べさせる。ベーチタクルホテルに鎖野郎(クラピカ)がいると断定したクロロは、マチを含む団員4人を率いて討伐へと向かう。その道中、何者かの尾行に気付いた一行は二手に別れ、マチとシズク(幻影旅団のNo.8であり、オーラを掃除機型に具現化した能力で物質を吸い込むことができる能力者)はクロロの側近につき、街角から姿を現したゴンとキルアを発見する。マチは2人を捕まえて「ここで始末した方がいいんじゃない?」とクロロに助言するが「逃げようとしたら殺していい」という指示の下、そのままベーチタクルホテルへと連れていく。ホテル1階のロビーでゴンとキルアを捕らえた状態で他の団員を待つ一行。しかし時計の針が午後19時を指した瞬間、暗転しホテルは暗闇となった。その隙にマチとパクノダはゴンとキルアに反撃される。マチはゴンを念糸で再び捕まえるがキルアに胸を手刀で突かれる。マチは胸筋でその手を固定しそのままキルアを両腕で捕まえる。明転後、マチはゴンの逃亡を阻止したパクノダを「パク平気?」と平然な顔をして声をかけるが、マチ自身も「あたしもアバラ何本かイってる」と負傷したことを語った。
団長の奪還
ベーチタクルホテルで団長クロロを誘拐したクラピカは、自身を知るゴンとキルアの記憶を読み取ったパクノダ宛に「2人の記憶話せば殺す」という伝言を残した。それに対してパクノダは「鎖野郎(クラピカ)を逃して団長を救う」か「団の掟に従い、団長を犠牲にし(鎖野郎)クラピカを狩る」という2つの選択を迫られる。困惑するパクノダに対してマチは「余計なこと考えなくていい」「あんたはただ黙ってりゃいいの」と声をかけ団長を救う為の後押しをする。パクノダはクラピカに「くり返すが一人で来い」との条件をつけられ、ゴンとキルアの2人とクロロの人質交換を行う為にリンゴーン空港へと向かう。そこでクラピカに「私のことについて一切情報を漏らさぬこと!!」という新たな人質交換の条件をつけられたパクノダはアジトへ帰り、団員達にその旨を伝える。しかしフィンクスとフェイタン(幻影旅団のNo.2であり、拷問好きで冷酷な性格の持ち主。武器は弾丸を込めた傘と刀)は「ガキ2人を殺して 鎖野郎を殺りに行く」と人質交換に反対しパクノダからクラピカの居場所を聞き出そうとする。しかし団長を奪還したいマチとコルトピは「ここはあたし達がとめる」とパクノダ側に加勢しフィンクスとフェイタンに対立した。対立する両者の様子を見ていたフランクリン(幻影旅団のNo.7であり、好戦的な性格であるがメンバーの中では温厚な物腰である。指から強力な弾丸をマシンガンの様にして撃つ能力者)は「いいじゃねェか 好きにさせて」「ガキとパクノダを行かせて もしも団長が戻ってこなかったら」「そん時は操作されてるヤツ全員ぶっ殺して旅団再生だ 簡単なことだろうが?」とクロロを奪還したいマチ側の肩を持つ。それに対してマチは全身からオーラを発した状態で、「それでいいよそれで気が済むならね ま あたしゃ操られてもないしカンタンに殺られもしないけど」と強気な姿勢を見せた。
ヒソカからの襲撃
天空闘技場でクロロと闘ったヒソカの遺体を確認するマチ、シャルナーク、コルトピ。その場を後にするシャルナークとコルトピだが、マチはヒソカからクロロに勝利した際に使う予定だった治療費を受け取っていた為「少しコイツ縫ってから行くよ」とその場に留まる。マチは負傷したヒソカの遺体に「団長の除念…ありがと」と声をかけ治療を始めようとするがその瞬間、ヒソカは死後に強まる念の力によって息を吹き返した。クロロに敗北し「現実は厳しいね」と述懐するヒソカに対してマチは「戦う相手と場所はちゃんと選ぶ事だね」と発言しヒソカを治療しようとするが断られる。「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」で自分を治療したヒソカに対しマチは「アタシは用無しだね」と立ち去ろうとするが、その瞬間ヒソカに後ろから全身を「伸縮自在の愛(バンジーガム)」で固定され身動きがとれなくなる。その際マチはヒソカに「今からどこで誰と遭ってもその場で殺すまで闘るとね」とのメッセージを旅団全員に伝える伝言の役割を頼まれる。「今アタシが殺してやる!!」と拒否するマチだがそのままヒソカに逃げられてしまう。
マチ=コマチネの関連人物・キャラクター
クロロ=ルシルフル
悪名高い危険度A級クラスの盗賊集団・幻影旅団(通称クモ)のリーダーである。念系統は特質系(6つの念系統のうち最もレアな系統とされている。特質系の者以外は、どんなに修行しても習得できない。特殊な能力を扱うことが可能になる)の冷酷な性格の持ち主であり、高い戦闘力とリーダーシップで団員から絶大な信頼を得ている。普段は落ち着いた様子で髪をオールバックにしているが、戦闘時には前髪を下ろす。戦死したウボォーギンに対し涙を流し、旅団員と共に鎮魂歌としてマフィアと抗争をする仲間思いな一面もある。セメタリービルで殺し屋達に襲撃された際には戦闘時に笑みを浮かべる等好戦的な姿勢を見せた。扱う念能力は「盗賊の極意(スキルハンター)」。これは他者の能力を具現化した本に封じ込め、必要に応じて使うことができる技だ。
マチはクロロに対して強い思い入れがあり、クロロがクラピカに攫われた際は、ルールよりもクロロの命を優先し、ルールを優先しようとするフィンクス達は交戦してでも止めようとした。
クロロ=ルシルフル(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
クロロ=ルシルフルとは、冨樫義博の作品である『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクター。クモと呼ばれる盗賊集団・幻影旅団のNo.0。殺人に一切の躊躇がない冷酷さを持ち、主人公・ゴンを捕らえた際、メンバーに逃亡を図れば殺害する様に指示を出した。リーダーとしての高いカリスマ性と優れた戦闘センスを持ち、メンバーからの信頼も厚い。「緋の眼」を手に入れる為、クルタ族を虐殺した幻影旅団は、唯一の生き残りであるクラピカと激しい争いを繰り返している。
ヒソカ=モロウ
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目次 - Contents
- マチ=コマチネの概要
- マチ=コマチネのプロフィール・人物像
- 年齢:不明
- 声優:並木のり子→上村貴子→前田玲奈
- マチ=コマチネの能力
- マチ=コマチネの必殺技
- 念糸(ネンシ)
- 念糸縫合(ネンシほうごう)
- マチ=コマチネの来歴・活躍
- マチの過去
- ヒソカの治療
- ウボォーギンの追跡
- ノブナガとの囮作戦
- ウボォーギンの弔い合戦
- ベーチタクルホテルでの攻防
- 団長の奪還
- ヒソカからの襲撃
- マチ=コマチネの関連人物・キャラクター
- クロロ=ルシルフル
- ヒソカ=モロウ
- パクノダ
- マチ=コマチネの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「どこまででも追いかけてあたしがアンタを殺す」
- 「団長の除念…ありがと」
- 「アイツ(ヒソカ)は…あたしが殺る」
- マチ=コマチネの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- かわいいと評判
- フィギュアが多数発売
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