アウトロー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アウトロー』とは、2012年に公開されたアメリカのサスペンスアクション映画で、リー・チャイルドが発表した小説『アウトロー』を原作としている。5人の命が亡くなる射殺事件の容疑をかけられたジェームズの要請を受けたジャック・リーチャーは、弁護士の依頼を受けて不可解な射殺事件の捜査を開始することにする。監督はクリストファー・マッカリーが努め、主人公のジャック・リーチャーをトム・クルーズが演じ、ロザムンド・パイク、リチャード・ジェンキンス、デヴィッド・オイェロウォ、ロバート・デュヴァルらが共演した。

囚われたヘレン

リーチャーが電話でチャーリーと話すシーン。

ヘレンは検事局へ出向いて父のロディン検事と話していた。ヘレンはリーベンダウアー社の不正を調べ上げて、父のロディン検事に「この会社をさらに詳しく調査する必要がある」と訴えかけた。この不正を調べたのがヘレン自身であることから、「リーチャーの言っていることが正しければ娘である私の命が危険になる」と語気を強めた。部屋を後にしたヘレンはエレベーターに乗って帰ろうとすると、閉まりかけたドアを開けてエマーソンが乗り込んできた。エレベーターが動き始めると、エマーソンはスタンガンでヘレンを気絶させたのだった。

リーチャーがヘレンに連絡すると電話に出たのはチャーリーだった。チャーリーは1時間以内にヘレンを拘束する採石場へ現れなければヘレンを殺すと言う。

リーチャーによるヘレン救出

リーチャーがチャーリーと戦うシーン。左からチャーリー、リーチャー。

リーチャーは、自分の射撃場を殺人の偽装工作に利用されて怒っているキャッシュを助っ人に、ヘレンが拘束される採石場へ向かった。

リーチャーはキャッシュと打ち合わせをした後ヘレンの車に乗り込み、採石場へ繋がる坂道を正面から銃撃されないようにするためバックしながら猛スピードで下り始めた。それに気付いたチャーリーらがヘレンの車へ銃撃してくる。車のバックモニターを壊され、後方の視界を失ったリーチャーは車を岩場に乗り上げてしまい動けなくなってしまう。そこへキャッシュが援護射撃を開始した。リーチャーはその隙に車から降りて岩陰に隠れると、敵に近づき1人、2人とやっつけた。リーチャーが危険になると、キャッシュが援護射撃を行う作戦で、次々と敵をやっつけていく。リーチャーはヘレンがいると思われる採石場の事務所へ向かった。リーチャーが事務所の前に辿り着くと、そこにいたチャーリーと一騎打ちになる。リーチャーはナイフを振り回すチャーリーの脚と腕への打撃攻撃で体を動けなくすると、最後はチャーリーの顔を踏み潰したのだった。

採石場の事務所ではリーチャーが来ることに備えてエマーソンが銃をヘレンに突きつけて入口を警戒していた。リーチャーは事務所の入り口を破ると、ヘレンに銃をを突きつけていたエマーソンを一撃で射殺することに成功する。ヘレンの父ロディン検事も事件への関与を疑われたが、この場にいないことでロディン検事への疑いは晴れた。

その事務所の奥には今回の事件の黒幕ゼックが静かに座っていた。「仮に刑務所に入っても老人ホーム代わりにしかならない」と言うゼックをリーチャーは問答無用で射殺する。事件の関係者が全員死んでしまったことに憤慨するヘレンにリーチャーは「正義を下したのだ」と言った。リーチャーはヘレンを置いてキャッシュの運転でその採石場を後にする。

リーチャーが現れた真相

昏睡状態から目覚めたバーがヘレンから事情聴取を受けるシーン。

ロディン検事が立ち会う中、ヘレンは昏睡状態から目を覚ましたバーへ事情を聞き始める。バーは長時間に及ぶ取り調べと護送車内での暴行で短期の記憶を失い、射殺事件を自分がやったものと思い込んでいた。ヘレンはバーに犯行現場の写真を渡して「もし射撃をするならどうする」と尋ねると、リーチャーが言ったのと同じく「高架橋から狙撃するだろう」と答える。リーチャーは自分がバーに呼ばれた理由を答えていなかったが、イラクで検挙された際にリーチャーはバーに「また問題を起こしたら姿を表す」と言っていたのだった。

リーチャーはバスに乗ってどこかへ姿を消す。

『アウトロー』の登場人物・キャラクター

主人公と関連人物

ジャック・リーチャー(演:トム・クルーズ)

日本語吹替:森川智之

海軍に勤務していたアメリカ人の父とフランス人の母の間に生まれる。陸軍士官学校を卒業してからは海外派遣され、イラク、アフガニスタン、バルカン半島で殊勲を得た。2年前に除隊してアメリカに帰国してからは姿を消しており、住所登録もしていない。ジェームズ・バーが無差別の射殺事件を起こしたことを知り、捜査するロディン検事とエマーソン刑事のところへ現れ、バーの弁護をするヘレンに説得されて捜査に協力することに。捜査に携わってからは事件の黒幕が送り込んだ刺客に命を狙われるが、ことごとくやっつけてみせた。接近戦に強みがあるだけでなく、車の運転技術やスナイパーライフルでの狙撃技術にも長けている。住所登録もしていないため、携帯電話を所有しておらず、普段の連絡はすべて公衆電話からである。

ヘレン・ロディン(演:ロザムンド・パイク)

日本語吹替:林真里花

ジェームズ・バーの弁護士。検事を務める父親とは過去の確執から対立している。バーのいる病室にジャック・リーチャーが現れたことから捜査への協力を依頼することに。リーチャーとともに真実に近づいたところで、刑事のエマーソンにスタンガンで気絶させられ、採石場に拘束される。リーチャーが敵を皆殺しにしたことにより無傷で助け出される。

アレックス・ロディン(演:リチャード・ジェンキンス)

中央がアレックス・ロディン検事。

日本語吹替:小島敏彦

ジェームズ・バーによる無差別射殺事件の事件を担当する検事。娘のヘレンがバーの弁護士をしており、過去の確執から対立している。リーチャーによって事件への関与を疑われるも、その疑いは無事に晴れる。

キャッシュ(演:ロバート・デュヴァル)

右がキャッシュ。

日本語吹替:川久保潔

オハイオ州にある射撃場の店員。ジェームズ・バーについて教えてほしいと言うリーチャーに対し、射撃で標的の中心に3発命中させることができるたら答えると条件をつけた。リーチャーが3発とも標的の中心に命中させることができたので、リーチャーからの質問に答えることになる。自分の射撃場が射殺事件の偽装工作に利用されたことに立腹し、リーチャーによるヘレン救出作戦に協力する。リーチャーが単身採石場に乗り込むと、採石場を見渡せる場所から援護射撃を行う。

ジェームズ・バー(演:ジョセフ・シコラ)

9pputihaha
9pputihaha
@9pputihaha

Related Articles関連記事

ゴーン・ガール(Gone Girl)のネタバレ解説・考察まとめ

ゴーン・ガール(Gone Girl)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゴーン・ガール』とは、ギリアン・フリンによる同名小説を基に製作されたアメリカの映画である。原作はアメリカで実際に起きたスコット・ピーターソン事件とテレビ番組ナンシーグレイスショーを元に執筆されたといわれている。ニックとエイミー夫妻5回目の結婚記念日にエイミーが消えてしまう。警察による事件の捜査が始まるが、ニックに不審な点が見つかり、彼が容疑者として疑われる。徐々に狂っていく夫婦関係を描いたミステリー・スリラー映画である。

Read Article

シェイプ・オブ・ウォーター(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

シェイプ・オブ・ウォーター(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

シェイプ・オブ・ウォーター(The Shape of Water)とは、2017年にアメリカで公開された、声の出ない中年女性と半魚人のラブ・ロマンスを描いた作品。前代未聞のラブストーリーということで、2018年に日本でも公開され話題になった。ギルレモ・デル・トロ監督作品の中でも傑作と呼ばれる本作で、サリー・ホーキンスの演技が高く評価された。

Read Article

宇宙戦争(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

宇宙戦争(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『宇宙戦争』とは、アメリカ合衆国で2005年6月に公開されたSFアクション映画である。 H・G・ウェルズのSF小説『宇宙戦争』を原作としたスティーヴン・スピルバーグ監督作品。 主人公レイは、離婚した妻がボストンの実家を訪ねる間、妻に引き取られ、自分を軽蔑する子供達ロビーとレイチェルを預かった。そんなある日、奇妙な稲妻が町に落ち、地中から巨大な何かが現れて人々を攻撃、街を破壊していく。今まで家族をかえりみなかった父親だったが、必死に子供達を守っていく中で家族を守る父親へと変わっていく。

Read Article

オール・ユー・ニード・イズ・キル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

オール・ユー・ニード・イズ・キル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』とは、桜坂洋が2004年に発表したライトノベル「All You Need Is Kill」を原作に、ダグ・リーマンが映画化した作品。エイリアンに侵略されつつある近未来の地球を舞台に、出撃しては戦死する2日のループを繰り返し、戦闘能力を身に着け、ループの原因となっている敵を倒す方法見つけ出して勝利を掴むまでを描く。

Read Article

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』とは、2018年に公開されたスパイ・アクション映画。1996年の『ミッション:インポッシブル』から続くトム・クルーズ主演・製作シリーズ作品の第6作目。 イーサン・ハントがテロ組織「シンジケート」の残党「アポストル」によるプルトニウム爆破テロを防ぐためにチームと一丸となって奮闘する展開と共に、彼がいかに家族や仲間を大切に想っているかが描かれる。

Read Article

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

トム・クルーズの代名詞ともいえる大ヒットスパイアクションのシリーズ第5作。2015年公開のアメリカ映画。監督は、クルーズ主演映画「アウトロー」のクリストファー・マッカリー。各国の元エリート諜報部員を集めた謎のスパイ組織「シンジケート」の暗躍により、秘密工作機関IMFはまたも解体の危機に陥る。組織の後ろ盾を失いながらも、イーサンは仲間とともに世界の危機を救うため史上最難関のミッションに挑む。

Read Article

ミッション:インポッシブル(M:I)のネタバレ解説・考察まとめ

ミッション:インポッシブル(M:I)のネタバレ解説・考察まとめ

1966年から7年間放送された往年の人気TVシリーズ「スパイ大作戦」を基に、トム・クルーズが主演と初のプロデューサーを兼ね、ブライアン・デ・パルマ監督で映画化したスパイ・アクション超大作。1996年製作のアメリカ映画。スパイ組織IMFに属するイーサン・ハントは、ある任務に失敗し多くの仲間を失うが、生き残ったことで裏切り者にされてしまう。身の潔白を証明するため、新たなメンバーと独自に捜査を開始する。

Read Article

M:i:III(ミッション:インポッシブル3)のネタバレ解説・考察まとめ

M:i:III(ミッション:インポッシブル3)のネタバレ解説・考察まとめ

往年の人気TVドラマ「スパイ大作戦」の映画化で、大ヒットスパイ・アクションにまで成長させたトム・クルーズ製作・主演のシリーズ第3弾。2006年公開のアメリカ映画。TVシリーズ「エイリアス」「LOST」で注目を集めたJ・J・エイブラムスの劇場映画初監督作品。フィアンセとの結婚を控え、一線を退き教官となった主人公イーサン・ハントが、凶悪な敵を前に世界を駆け巡り、再び危険なミッションに挑む。

Read Article

ミッション:インポッシブル2(M:I-2)のネタバレ解説・考察まとめ

ミッション:インポッシブル2(M:I-2)のネタバレ解説・考察まとめ

往年のTVドラマ「スパイ大作戦」を映画化した「ミッション:インポッシブル」に続き2000年に製作されたトム・クルーズ製作・主演のシリーズ第2弾。バイオレンスの詩人ジョン・ウー監督が起用され、前作とは一味違った独自のアクション・シーンが満載。休暇中のイーサン・ハントの元に、新たなミッションが届いた。それは20時間で人を死に至らしめる驚異の殺人ウィルス”キメラ”を狙う元同僚の陰謀を阻止することだった。

Read Article

トップガン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

トップガン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『トップガン』とは1986年にアメリカ合衆国で制作された青春映画である。アメリカ海軍のエリートパイロット養成機関「トップガン」に送り込まれた青年マーヴェリックが美しき教官チャーリーとの恋、ライバルとのトップ争い、そして友人の死を乗り越えていく姿を描き出していく。迫力満点の空中戦、戦闘機に乗っているかのような臨場感、胸躍る音楽に彩られた大ヒット作だ。

Read Article

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

往年の人気TVシリーズを、トム・クルーズ製作・主演、「Mr.インクレディブル」のブラッド・バード監督で映画化した大ヒット・アクションシリーズ第4弾。前作から5年後の2011年、日米同時公開。爆弾テロ犯の濡れ衣を着せられたイーサン・ハントとそのチームが、組織の後ろ盾を失いながらも事件の黒幕を突き止めるべく世界を股に過酷なミッションに挑む姿を圧倒的なスケールで描き出す。

Read Article

レインマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

レインマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『レインマン』とは、1988年にアメリカで公開された、自由奔放な弟と自閉症の兄の心の繋がりを描いたロード・ムービーである。高級車のディーラーの仕事をしているチャーリーの元に疎遠だった父親の訃報が届き、そこで初めて自分に兄がいるという事実を知る。事業が上手くいかず四苦八苦していたチャーリーは遺産目当てに故郷に戻るが、遺産の300万ドルが兄のレイモンドに相続されることを知り、施設にいたレイモンドを半ば強引に連れ去るのだった。

Read Article

ナイト&デイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ナイト&デイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ナイト&デイ』とは、監督はジェームズ・マンゴールド、脚本はパトリック・オニールが手がけた、2010年公開のアクションコメディ映画である。CIAエージェントのロイが、CIA・FBIが絡んだゼファー騒動にジューンを巻き込んでしまうことから、騒動が大きくなっていく。ジューンは、並外れた戦闘能力を持つロイに怯え、様々な危険に巻き込まれることに嫌気がさし、精神的にも不安定になっていた。そんなジューンを優しく守るように陰で支えてくれるロイに、ジューンは少しずつ心を開くようになっていったのだった。

Read Article

【日本大好き】海外芸能人・有名人・セレブまとめ

【日本大好き】海外芸能人・有名人・セレブまとめ

日本人の間でも広く知られている海外の芸能人・有名人・セレブの中には、大の親日家として友好的な顔を見せてくれる人もいます。特に日本好きとして知られるトミー・リー・ジョーンズは長年BOSSのCMに出演してくれており、彼の姿を楽しみにしていた日本人も多いのではないでしょうか。この記事では、そんな「日本大好き」な海外の著名人について紹介しています。

Read Article

【トム・クルーズ】この渋さがたまらない!海外のカッコイイおじさま俳優まとめ【ブラッド・ピット】

【トム・クルーズ】この渋さがたまらない!海外のカッコイイおじさま俳優まとめ【ブラッド・ピット】

海外の俳優たちを見てみると、けっこう歳がいっているはずなのにめちゃくちゃカッコイイ人っていますよね。ヒゲや長髪など、日本人男性がやるとあまりウケが良くないビジュアルも、海外だとなぜか魅力的に映るのが不思議です。この記事では、アラフォー以上の海外の俳優についてまとめました。いやぁみんなカッコイイですね!このシブさ、そして全身から溢れ出る大人の余裕と色気がたまらん。

Read Article

【トム・クルーズ】来日したハリウッドスターと一緒に現れる戸田奈津子の画像まとめ【ジョニー・デップ】

【トム・クルーズ】来日したハリウッドスターと一緒に現れる戸田奈津子の画像まとめ【ジョニー・デップ】

ハリウッド映画が公開されるのに合わせて海外のスターたちが来日するのはよくある話ですが、彼ら/彼女らとともに必ずといっていいほど一緒に現れるのが戸田奈津子。字幕翻訳家として様々な作品を手がけてきた彼女は、スターの通訳としても活躍しています。この記事では、そんな戸田奈津子とハリウッドスターたちとの共演画像についてまとめました。仕事とはいえ、こんなに間近でスターと接せられるなんて、ファンからしたら羨ましすぎますね!

Read Article

【タイタニック】今すぐ見るべき「名作映画」ランキングTOP30!【ゴッド・ファーザー など】

【タイタニック】今すぐ見るべき「名作映画」ランキングTOP30!【ゴッド・ファーザー など】

これだけ観ておけば話の種に困ることはない、名作だけに絞った映画ランキングを作りました!タイタニックやゴッド・ファーザーなど、映画好きなら全て観ておいて当たり前の作品ばかりです!もしまだ観たことがない映画があれば、この機会に是非鑑賞してみてください!

Read Article

【レインマン】思わず旅に出たくなる!ロードムービー10選【イージー・ライダー】

【レインマン】思わず旅に出たくなる!ロードムービー10選【イージー・ライダー】

観ている映画のストーリーがどこかに出かける内容のものだったりすると、ついつい自分も出かけたくなってきますよね。この記事では、見終わった後で思わず旅に出たくなるようなロードムービーについてまとめました。免許がある人は車やバイクで、免許を持っていない人は長距離バスや列車で、お気に入りの映画のセリフを呟きながら旅路を行くのはいかがですか?

Read Article

目次 - Contents