アウトロー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アウトロー』とは、2012年に公開されたアメリカのサスペンスアクション映画で、リー・チャイルドが発表した小説『アウトロー』を原作としている。5人の命が亡くなる射殺事件の容疑をかけられたジェームズの要請を受けたジャック・リーチャーは、弁護士の依頼を受けて不可解な射殺事件の捜査を開始することにする。監督はクリストファー・マッカリーが努め、主人公のジャック・リーチャーをトム・クルーズが演じ、ロザムンド・パイク、リチャード・ジェンキンス、デヴィッド・オイェロウォ、ロバート・デュヴァルらが共演した。

日本語吹替:長尾雅世

射殺事件で亡くなった犠牲者の1人。夫へのサプライズプレゼントを買った後に、射殺された。

秘書(演:CJ・ラミレス)

日本語吹替:山口協佳

ロディン検事とエマーソン刑事が話しているところへ、ジャック・リーチャーが来たことを伝えに来る女性。

『アウトロー』の用語

リーベンダウアー社

建設会社。土地開発が行われる前に、その開発が行われる地域の会社を買収して利益を得ている。ダミー会社を作ったり、公金が消えたりしていることをヘレンが突き止めて、父のロディン検事にさらなる調査を依頼した。射殺事件の犠牲者のオーラインがリーベンダウアー社を相手取って裁判を起こしている。

射撃場

オハイオ州にある、長距離の射撃もできる射撃場。ジェームズ・バーが射撃の練習のために毎週土曜日に通っていた。リーチャーがバーについて調べるためにやって来る。

『アウトロー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

バー「また問題を起こしたら姿を表す」

リーチャーがバーのもとに現れた理由をバーが語るシーン。

昏睡状態から目を覚ましたバーはヘレンから事情聴取を受けていた。リーチャーはバーのところへ姿を表した理由を語っていなかったが、その理由をバーがヘレンに語ることになる。バーはイラクで検挙された際に、リーチャーから「また問題を起こしたら姿を表す」と言われていたのだ。リーチャーは報道からバーが殺人を犯して逮捕されたのだと知って現場に現れていた。

夜間のカーチェイスシーン

リーチャーの乗る赤のシボレーとチャーリーの乗るシルバーのアウディが激突するシーン。

本作の中盤に繰り広げられる夜間のカーチェイスシーンはトム・クルーズ本人が演じている。走る車全体を映してから車内のトム・クルーズを映すシーンが何度かあり、本当にトム・クルーズ本人が演じているのが見て取れる。監督のクリストファー・マッカリーは「アクションシーンの撮影は楽しい。他の映画でのカーチェイスはスタントマンが演じていることを隠しているのが課題だった。トム・クルーズ本人が演じられる方法を探して、トム・クルーズがそれを実行できる能力を持っていたのだ」と語っている。

『アウトロー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

原作のジャック・リーチャー像との乖離

リー・チャイルドが発表した人気シリーズ『ジャック・リーチャー』シリーズにおいて、主人公のジャック・リーチャーは大柄な男という設定である。主人公を演じるのがトム・クルーズであると発表された時、身長が170センチと決して大柄とは言えないトム・クルーズが演じることに異を唱えるファンがいたほどである。原作者のリー・チャイルドは「大柄な俳優をキャスティングすることもできたが、トム・クルーズがジャック・リーチャーを演じる才能がある」と評価している。

撮影時のアクシデントを本編に採用

本作中盤のカーチェイスシーンの半ばに、急停車したシボレーのエンジンをリーチャーがかけようとするがなかなか始動しないというシーンがある。これは撮影の際に実際に起こったアクシデントで、クリストファー・マッカリー監督は映画内に緊迫感をもたらすとしてそのシーンを本編に採用している。

『アウトロー』の主題歌・挿入歌

メインテーマ:ジョー・クレイマー「Main Theme」

本作のメインテーマで、冒頭に流れる曲。本作のサウンドトラックに収録されている。

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