角都(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

角都(かくず)とは『NARUTO』に登場するキャラクターで主人公・うずまきナルトを含む尾獣を狙う組織暁に所属するメンバーの一人。暁は所属していた里を抜け各国に名を轟かせるS級犯罪者で構成される。角都も滝隠れを抜け賞金稼ぎを生業としていた。暁のサイフ役として財務を一手に担当している。信じられるのは金だけと明言しており、暁に所属したのもより高額な賞金首と出会う機会を得るためである。また、禁術により他人の心臓を奪うことで強さと寿命を手にしてきた。

ナルトと八尾の人柱力であるビーを暁から守るための第四次忍界大戦で、角都は伝説の三忍とうたわれる大蛇丸の部下であった薬師カブトの死者を蘇らせる術により蘇った。雲隠れの手練れダルイ率いる第一部隊と敵対する形で、復活した角都が参戦。各地で激しい戦闘が繰り広げる中、角都は自在に伸びる腕を使い相手を圧倒しながら心臓を奪い続けていた。やがて再びシカマルたちの前に現れる。角都はシカマルを見て飛段を退けたことを悟りその生死を問う。その間に5つ目の心臓を手にした角都は仮面の化け物を戦場に解き放つ。さらにシカマル達へアスマを含め「木の葉に所縁あるものが穢土転生として敵となっている」ことを教え、彼らの動揺を誘った。話を終えシカマル達と戦闘を始める直前、シカマルたちと同じくらい因縁があるコテツとイズモが角都を切りつけ鎖で動きを止めた。その後連合軍の忍や超倍加の術で大きくなったチョウジにより動きを封じられることとなった。

角都の術・能力

地怨虞(じおんぐ)

体内から生まれる黒い触手をチャクラで操る。遠隔攻撃を可能とする異形の術。この触手を用い他者の心臓を奪うことが出来る。性質変化ごと体内に取り込むので角都は基本の5大性質を高威力で使うことが可能。また、自身の心臓が寿命を迎える前に他者の心臓を取り込むことで半永久的に生き永らえることが出来た。

土遁・土矛(どむ)

体内各部へ流し込んだチャクラで皮膚を硬化させる術。硬化させた箇所は皮膚の色が変化する。防御力を極限まで高める為、雷遁以外の物理攻撃を完封する。ただし、硬化させた箇所は動かすことが出来ない弱点もある。それでも硬化させた腕で繰り出される打撃は巨大な門を一撃で粉砕する破壊力を持つ。

雷遁・偽暗(ぎあん)

収束した雷を鋭い槍のように変化させ敵を貫く術。雷の数を増やすことで一度に複数の敵を排除できる。岩を穿つほどの破壊力を持った高速なこの術は避けるのは至難の業だ。

風遁・圧害(あつがい)

高密度に圧縮した竜巻の塊を打ち出す術。命中すれば極限まで高められた風圧があらゆるものをなぎ倒す。渦巻く暴風が広範囲に炸裂する為避けるのが困難な術だ。

火遁・頭刻苦(ずこっく)

左の術が火遁・頭刻苦、右の術が風遁・圧害である

地面に落とした小さな火球が一瞬で燃え広がり、辺り一面を焼き尽くす術。とにかく範囲の広いこの術は避けることが困難だ。おまけに風の術と組み合わせることで火の勢いが増し、周囲を焼け野原に変える。有利なはずの水遁を上回るほどの威力になる。

角都の関連人物・キャラクター

飛段

角都と2人1組を組んでいる暁のメンバー。殺戮をモットーとするジャシン教の信者でジャシン教を崇拝している。また、首を刎ねても、バラバラになっても死なない不死身の体を持っている。角都と二人で不死コンビと自称している。普段は角都の資金集めに文句を言いながら付き合っている。天然な発言も多く角都によく指摘される。使用する術は相手の血を自身の体内に取り込むことで、自身の血で描かれた特殊な陣の中に限り相手に自分と同じ痛みを与えることが出来るというもの。その為、陣の中で致命傷を負えば相手のみ死に至らしめることが出来る。不死身である飛段ならではの術と言える。また、切断された首が6日でほぼ治ることから回復力も並外れている。

はたけカカシ

木の葉の上忍でナルト達第七班の隊長。「写輪眼のカカシ」として各国に名を轟かせる実力者である。尾獣を封印後木の葉の里へ向かう飛段と角都と戦闘する。カカシは写輪眼による高い洞察力と動体視力で角都の物理攻撃を受けない術が土遁によるものだと見抜いた。飛段に注意を促すことが多く用心深い角都の背後に気配なく忍び寄り、雷切で角都の心臓を貫いた。その後角都の体から3体の化け物が出現し、不死である飛段を巻き込みながら広範囲の風遁を食らうも写輪眼で見切り回避する。強力な中距離タイプで様々な性質変化を繰り出す角都に苦戦を強いられる。角都の触手に捕らわれ火遁と風遁が合わさった強力な術がカカシ達を襲う絶体絶命の中、ナルト達が増援に現れ窮地を脱する。ナルトが瀕死に追いやった角都へ止めを刺した。

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