メン・イン・ブラック:インターナショナル(MIB4)のネタバレ解説・考察まとめ

『メン・イン・ブラック:インターナショナル』とは、2019年のアメリカのSFアクション映画。『メン・イン・ブラック』シリーズの4作目であり、前作の『メン・イン・ブラック3』から7年ぶりの作品である。監督はF・ゲイリー・グレイ、脚本はアート・マーカムとマット・ホロウェイが務めた。エージェントH(クリス・ヘムズワース)と、エージェントM(テッサ・トンプソン)が主人公である。エイリアン撃退用の武器を扱い、MIB内部に潜むスパイと宇宙人から地球を守るミッションに挑む。

ポーニィのイメージ。ジェット噴射を使用し、Mを救う。

物語のクライマックスで、DNAをハイヴに侵食されたハイTとの戦闘シーン。

ハイヴは紫の原石を持って、宇宙に逃げるためのトンネルを作っていた。ハイTとの戦闘中、Mがその中に吸い込まれてしまった。その時、ポーニィが自身に搭載されているジェット噴射と弓矢を使い、Mをエッフェル塔へと連れ戻すことに成功した。ポーニィが仲間に加わる前、彼の元の女王様はザ・ツインズによって殺されてしまっていた。ポーニィは、彼の新しい女王であるMを救うことができたのである。

ハイT「大事なときには、宇宙が我々を導いてくれるものだ」

エッフェル塔でハイヴと立ち向かう直前のエージェントHとハイT。

エージェントHとハイTが、エッフェル塔に襲来したハイヴと戦う前の台詞。

物語の冒頭の2016年のパリ、エッフェル塔に危険なエイリアンハイジが出現した。エージェントHとハイTが任務を行った。これからハイヴと戦うときにハイTが語った「大事なときには、宇宙が我々を導いてくれるものだ」と述べた。場面の臨場感と緊迫感、ハイTの純白な正確を表現する名台詞である。ちなみに、この言葉に対し、エージェントHは「宇宙が間違うときもあるだろ」と返答している。2人の掛け合いが見どころのシーンである。

エージェントM(モリー:MIB入職前の名前)「私はあなたたちを見つけた」

エージェントのユニフォーム試着シーン。

モリー(後のエージェントM)が、エージェントOに尋問を受けているときの台詞。

エージェントMがエージェントになる前、モリーは一般市民としてMIBのNY本部に潜入することに成功した。しかし、エージェントではないことがばれ、エージェントOにより尋問される。尋問後にニューラライズされそうになった際に、「私はあなたたちを見つけた」と言い放った。幼い頃、エイリアンに遭遇したモーリーは、それから20年間、謎の組織(MIB)の正体を突き止めようと奮闘し、やっと本部にたどり着いたのだ。その後、エージェントOに認められたモリーは、晴れてエージェントMになる。

エージェントM「 " 遊び人風”と”世界一痛い男”は紙一重」

エージェントHとMの初任務での台詞。

エージェントHとエージェントMの初仕事で、エイリアンがいるクラブに赴いた際のエージェントMの一言である。クラブ使用にシャツのボタンを外しすぎたエージェントHに対しMは、いくつかのボタンを掛け直しながら「 " 遊び人風”と”世界一痛い男”は紙一重」と諭す。恐らく、エージェントHは常に二日酔いか、寝不足な様子なので、ちょっとやりすぎてしまったのだろう。

エージェントM「 本当に敵かも」

エッフェル塔に到着したエージェントHとM。

ハイTを追いかけてエッフェル塔に向かう道中の台詞。

物語の終盤で、ハイTがスパイではないかという疑いが強まってきたが、エージェントHは信じられない。エージェントMは、真実を受け止めてほしいという意で「Sometimes things are exactly as they appear to be. (直訳:ときどき、物事は現れたそのものだ)」と伝えた。字幕では字数と英語と日本語のニュアンスの差で表現が難しかったのか「本当に敵かもよ」という訳になっている。

『メン・イン・ブラック:インターナショナル』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

キュートな毒舌エイリアン・ポーニィは俳優がCG化

顔の動きを読み取り、CG化している撮影現場の様子。

ポーニィは実際の俳優(クメイル・ナンジアニ)が実際に演じ、クメイルの顔の動きや身振りを元にCG化されている。クメイル・ナンジアニはインド出身の俳優である。その独特で、ユーモアのある演技が評価され、ポーニィの配役に抜擢された。彼は実際に、顔中に斑点を描き、彼の顔の動きを認知するマシーンを装着して撮影に挑んだ。キャラクター演出は成功し、ポーニィは、映画の出演者からも、観客からも愛されるキャラクターとなった。

自由の女神が持つ松明はニューラライザー

メン・イン・ブラックシリーズでは、自由の女神が持っている松明が光り、ニューラライザーとなる。

『メン・イン・ブラック:インターナショナル』のオープニングではコロンビア製作の映画冒頭でお馴染みのコロンビアレディ(自由の女神)が松明(たいまつ)を輝かせている。コロンビアレディが突然サングラスを取り出して着用し、掲げていた松明は、もしかするとニューラライザーかもしれない。
というのも、『メン・イン・ブラック2』(2002)では、ニューヨークの自由の女神像の松明が巨大なニューラライザーになっていた。街中の人々の記憶を一気にニューラライズするために使用された。

人気パグ犬エイリアンのフランクが再登場

MIBの第一話で初登場するフランク。

前作『メン・イン・ブラック3』(2012)では残念ながら写真でのみの登場だった喋るパグ犬(エイリアン)のフランクも久しぶりの登場した。シリーズ1作目(1997)と2作目でフランクを演じたパグのムーシュー君は、3作目の撮影前に亡くなっている。MIB本部入り口通路でいつも新聞を読んでいる守衛の男もフランクと共に登場する。

『メン・イン・ブラック:インターナショナル』のDVD&ブルーレイ映像特典では、フランクがポーニィと一緒に今作へ茶々を入れる「フランクとポーニィの映画談義」が収録されている。

MIBエージェントはハミルトンの腕時計を着用

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