メン・イン・ブラック:インターナショナル(MIB4)のネタバレ解説・考察まとめ

『メン・イン・ブラック:インターナショナル』とは、2019年のアメリカのSFアクション映画。『メン・イン・ブラック』シリーズの4作目であり、前作の『メン・イン・ブラック3』から7年ぶりの作品である。監督はF・ゲイリー・グレイ、脚本はアート・マーカムとマット・ホロウェイが務めた。エージェントH(クリス・ヘムズワース)と、エージェントM(テッサ・トンプソン)が主人公である。エイリアン撃退用の武器を扱い、MIB内部に潜むスパイと宇宙人から地球を守るミッションに挑む。

ナザールが奪った武器は、予想通りリザの元へと渡っていた。エージェントHは、クルーザーに乗り昔の恋人の好みを装って要塞を訪れる。エージェントMはクルーザーに隠れ、エージェントHが用心棒のルカと共に中に入っていった後、要塞の壁を登り始める。エージェントHは、お土産としてポーニィをリザへと差し出す。リザはポーニィを気に入ったようだったが、エージェントHのことは許してもらえず、要塞から帰るように命じられる。Hはしぶしぶクルーザーまで戻ったが、Hはスキを見て用心棒達を倒し、要塞内に再潜入した。そして要塞中に張り巡らされているレーザーのスイッチを切ることに成功した。レーザーが切れたため、Mは再び壁を登り、紫の原石が置いてあるリザの部屋を目指す。そのころ、ポーニィは自身が入っていたビンを脱出した。
ポーニィは部屋中を駆け回り、リザを翻弄する。リザの部屋にたどり着いたMは紫の原石を手にするが、あと一歩のところでリザに見つかってしまった。2人は、拳で戦うことになる。リザは、手が4本あるエイリアンのため、手が2本しかないMにとっては手強い相手だった。なんとかリザを抑え込んだとき、ルカがエージェントHに銃を突きつけながら登場して形勢逆転されてしまう。

モリーとの再会

そんな大ピンチの中、リザがルカのエイリアン種名であるタランシアンを口にする。そのとき、エージェントMはどこかで聞いたことがあるような気がした。思い出してみると、幼い時に両親が遭遇し、Mの部屋に潜んでいたエイリアンもタランシアンという種名だった。ピンッときたMは、逃したタランシアンが教えてくれた彼の名前であるカブラ・ナクシュリンを口にしてみる。すると、ルカは、驚いた表情になった。
ルカの本名はカブラ・ナクシュリンであり、今まで誰にも言ったことがなかったが、Mが知っていることに驚いた。2人は感動の再会を果たし、ルカはMの味方となった。こうして紫の原石はエージェントMとHの手元に戻ることになる。

ザ・ツインズの再来と帰還

紫の原石を取り戻し、一段落ついているところにザ・ツインズが再来する。ザ・ツインズは「ハイヴのためにこれ(紫の原石)が必要だ」というMの言葉に対し、「我々もだ」という言葉を残す。そのとき、背後からザ・ツインズに向けて強烈な光が複数箇所から照射され、ザ・ツインズは消滅する。ハイT率いるMIBロンドン支局の護衛が到着したのだ。ザ・ツインズを倒し、紫の原石も取り戻した2人(ポーニィも含め3人)は、ハイTと共に英雄としてロンドン支局に戻ることになる。

ロンドン支部への帰還と疑い

エージェントHとMは、晴れてロンドン支部へと戻り、紫の原石をハイTに受け渡した。安全に保管されるはずだった兵器のはずだったが、何かがおかしい。紫の原石を入れたスーツケースをチェックしに行く2人だが、その時にはすでに兵器は消えていた。誰が持ち出したのかは分からない。そして、ザ・ツインズがハイヴに侵食されていたというデータも既に削除されていた。機密ファイルの削除権限をもつのはハイTしかおらず、姿を見せなくなったハイTを、Mはスパイと疑い始める。ハイTと親子同然だったエージェントHは、信じられず真相を確かめるためハイヴが以前出現したエッフェル塔へと向かう。

エッフェル塔再び

ハイTを追い、エッフェル塔に到着したエージェントHとM

ハイTはエッフェル塔に向かったと思われ、エージェントHとMはハイTの後を追った。移動手段の超高速スーパーカーの中で、ハイヴがエッフェル塔にアクセスしているとの情報が入る。ハイTとは親子のような関係だったエージェントHは未だに信じられない様子だ。エージェントMは、次第にハイTがハイヴに侵食されていたのではないかと疑いだし、Hに「どうやってハイヴを倒したの?」と質問を投げかける。Hは何度聞いても「知恵と拳銃1丁で倒した」とだけ答える。エージェントHも、自身がおかしいことに気がついた。Hは、3年前にハイヴを倒していたのではなく、ハイヴによってDNAを侵食されたハイTによりニューラライズされていたのだ。
エッフェル塔にたどり着いた2人は、DNAを侵食されハイヴによって操られたハイTを発見した。ハイTは姿もハイヴへと変貌し、兵器(紫の原石)を持って時空に逃げようとする。2人は戦い、エージェントHは姿は変わってもまだハイTの心が残っているのではないかと、必死に話しかける。もうダメかと思われたとき、ハイTの心を一瞬だけ取り戻したハイヴは紫の原石を手放す。手放された兵器を使ってハイヴをやっつけることができた。エッフェル塔の外に出ると、エージェントOがMとHを迎えに来ていた。エージェントMは晴れて見習い終了し、ニューラライザーを手にした。エージェントHは、ロンドン支局の次なる局長見習いとして訓練を始めることになった。2人には別々の道が待っているが、ハッピーエンドの物語である。

メン・イン・ブラック:インターナショナル』の登場人物・キャラクター

MIBエージェント

エージェントM/モーリー(演:テッサ・トンプソン)

声:今田美桜(日本のグラビアアイドル・タレント)

テッサ・トンプソンが演じるエージェントMは、MIBが本部をおくNYに本籍をおくエージェントであり、この物語の主人公である。幼いころにエイリアンと、それを追ってきたMIBエージェントの正体をつきとめるべく、生涯を捧げてきた。頭脳明晰で、MIBのシステムにハッキングし、一般人でありながらMIBのNY本部に侵入することに成功する。その頭脳とやる気が買われ、エージェントOの命により晴れてエージェント見習いとなった。ロンドン支局で見かけたエージェントHに一目惚れし、ハイTの命を受けて任務を遂行するペアとなる。

エージェントH(演:クリス・ヘムズワース)

声:杉田智和(ジェジョの奇妙な冒険のジョセフ・ジョースターの声も担当している。)

クリス・ヘムズワースが演じるエージェントHは、MIBロンドン支局所属のエージェントである。上官のハイTに命じられ、NY本部より派遣されたエージェントMとペアを組む。エージェントMは新人のエージェントで、この任務が初の仕事となるため、エージェントHはペアでありながら、先輩の立場として任務につく。エージェントHの問題は、無類の女好きで遊び人であること。以前に長年付き合っていた彼女を失ってから、性格が変わり、任務に対しても横柄な態度を取るようになっていた。エージェントMとの任務を通じて、過去を整理し、成長していく。ピンチのときにはエージェントならではの勘が働くようで、重要なときに役に立つ男前でもある。エージェントMと行動をともにするうちに、男として、人間としても成長していく模様も見どころの1つである。

エージェントO(演:エマ・トンプソン)

声:高島雅羅(『新・エースをねらえ!』滝みちる、『宇宙戦艦ヤマト2』アンドロコインダー役の担当をしている。)

エージェントOは、旧作より引き続き登場するキャラクターである。監督・脚本・俳優陣が変わった今作品では、前作からの登場人物は貴重な存在であり、ファンにとっても嬉しい選出であった。エマ・トンプソンが演じるエージェントOは、MIBのNY本部を取り仕切るエリート上官である。前前作では、主人公のエージェントと恋仲にあった出来事や、エージェントの死去した際、本部で開かれたお別れのスピーチでのエイリアン語での挨拶など、影の主要人物として人気を集めている。本作品でも、エージェントMの才能に気づき、疑わしい動きをつづけるロンドン支局に彼女を送り込む決定をするなど、物語の根幹を担う。

ハイT(演:リーアム・ニーソン)

左:エージェントM
右:ハイT

声:磯部勉(ハリソン・フォード、メル・ギブソン・チョウ・ユンファの吹き替えを主に担当している。)

リーアム・ニーソン演じるハイTは、MIBロンドン支局の上官であり、エージェントHの上司である。2016年に、エッフェル塔に出没したハンヴという最強の地球外生命体を「知恵と銃一丁で」撃退し、地球を救ったという伝説を持っている。

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