市丸ギン(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ
市丸ギンとは(いちまるぎん)とは、久保帯人によって『週刊少年ジャンプ』で連載されていたバトル漫画作品『BLEACH』の登場人物で、護廷十三隊三番隊元隊長。
その実力は護廷十三隊の中でも相当なもので、たったの一年で真央霊術院を卒業している不世出の天才。
市丸ギンは「尸魂界(ソウルソサエティ)篇」の終盤で護廷十三隊を裏切り、藍染惣右介と共に虚圏(ウェコムンド)に行く。だが市丸ギンの行動はすべて幼馴染である松本乱菊のためであった。最期は藍染惣右介との決闘に敗れ、黒崎一護に思いを託し死亡する。
物腰柔らかな風貌をしており、常に笑顔で穏やかなため護廷十三隊の隊員からも慕われている。
羽裏色は白緑。羽織は袖のあるタイプ。好きな食べ物は豆腐。嫌いな食べ物はゆで卵。趣味は読書で特技は書道。
110年前は五番隊副隊長であり、平子真二の副官であった。
本当の性格は残忍で野心家。目的のためなら手段を選ばない残忍性を持っている。自分の部下や仲間には一見柔和に見えるが、その実駒としか思っておらず躊躇なく切り捨てる。ギンが護廷十三隊五番隊副官時代の隊長で、直属の上司である。真央霊術院を一年で卒業し、高い実力を持つギンを自分の隊に引き抜いた。ギンも藍染の実力には一目置いており、自他共に認める最強の死神。松本乱菊の魂を奪った張本人であり、それを取り戻すために死神となったギンにとっては宿敵でもある存在。
藍染惣右介(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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藍染惣右介(あいぜん そうすけ)とは、『BLEACH』の登場人物で、自らが世界の新たな神となるべく物語の序盤から中期にかけて暗躍した作中最大の悪役。
死神たちの実働部隊である護廷十三隊に所属し、その五番隊の隊長として活躍する一方、裏では今の世界の在り方に疑問と怒りを抱いてこれを作り直す術を求めていた。そのために崩玉という特殊なアイテムを求め、様々な謀略を進め、幾多の人々の命を奪い、あるいは運命を狂わせる。悪役ながら絶大な存在感で物語に君臨し、作中の人物の多くに良くも悪くも強い影響を残した。
松本乱菊
松本乱菊は護廷十三隊十番隊副隊長を務める死神で、明るくウェーブのかかった髪に口元にほくろを持つ妖艶な女性。十番隊では少なくとも20年間は副隊長を務めている。
お酒が大好きで、暇なときはいつも飲んでいる程である。趣味は昼寝。好きな食べ物は干し柿。特技は日本舞踊。
始解は「灰猫」 解号は「唸れ」。
解放すると刀身が灰になり、辺りに灰を散乱させ、柄を振ると灰が降りかかった場所を切ることができる。本編では卍解を披露する場面はありませんが、卍解は習得しています。
市丸ギンとは同期であり、幼いころからの幼馴染である。
幼いころ、流魂街で貧しい暮らしをしていた市丸ギン。ある日ギンは空腹で倒れている松本乱菊乱菊を見つける。その時乱菊に持っていた干し柿を差し出して助けたことが市丸ギンと松本乱菊の初めての出会いだった。その後二人は一緒に暮らし始め、お互いかけがいのない存在になる。
乱菊とギンは孤児であったため、乱菊は自分の誕生日を知らなかった。そんな中、ギンが乱菊に誕生日を尋ねると乱菊は知らないと答える。そこでギンは自分と出会った日を乱菊の誕生日とする。この出来事は乱菊にとって印象に深く残っていた。そして乱菊の誕生日は9月29日、ギンと出会った日となった。
松本乱菊(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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松本乱菊(まつもと らんぎく)とは、久保帯人によって『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『BLEACH』の登場人物で、護廷十三隊十番隊副隊長。サバサバした性格だが、その美貌とスタイルで男性死神のファンが多い。隊の事務作業をすぐサボる癖があり、日番谷隊長から日々注意されている。東流魂街で共に育った市丸ギンとは幼馴染で、護廷十三隊の同期。ギンは尸魂界を裏切った大罪人と認識されているが、すべて乱菊のためであったことを知り、密かに東流魂街に墓を建て偲んだ。所持している斬魄刀は灰猫、解号は「唸れ灰猫」。
吉良イヅル
吉良イヅルは、護廷十三隊三番隊副隊長。内気な性格をしており、自分の気持ちよりも他人の気持ちを優先してしまうタイプである。しかし、空座決戦篇では、鬼道で松本乱菊などの負傷者を治療したり千年血戦篇では消えた流魂街の住人に対する不審な点を発見し鋭い観察力を発揮するなど、死神としては優秀な人物。戦闘面においても十刃に従属する破面を難なく倒すほどの力の持ち主。
尸魂界篇では多方面から不信感を抱かれていた市丸ギンだったが、吉良イヅルはずっとギンを信じ、盲従していた。そのためその気持ちを藍染惣右介や市丸ギンに上手く利用され、市丸ギンを怪しんでいた松本乱菊や日番谷冬獅郎を襲うことになる。そして市丸ギンが虚圏に向かったことを知るとかなりのショックを受けていた。その後、松本乱菊に攻撃を加えたことを謝罪し、その後中央四十六室の裁判にもかけられた。その後もずっと市丸ギンを引きずっている描写は多々見られ、「死神図鑑」で男性死神協会で通信機のデザインを考えた時には市丸ギンをイメージしたデザインを提案するなど、市丸ギンを心から慕っていたことがわかる。
吉良イヅル(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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吉良イヅルとは、久保帯人によって『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『BLEACH』の登場人物で、護廷十三隊三番隊副隊長。阿散井恋次、雛森桃は真央霊術院時代の同期で、檜佐木修兵は先輩にあたる。生真面目、気弱な性格で、元上官・市丸ギンに忠誠を誓っていた。尸魂界に侵攻してきた見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)のバズビーの攻撃を食らい、右上半身に大ダメージを負い死亡。その後、涅マユリの実験により復活、滅却師との攻防を繰り広げた。所有している斬魄刀は侘助(わびすけ)、解号は「面を上げろ侘助」。
市丸ギンの名言・名セリフ/名シーン・名場面
「君が明日蛇となり人を喰らい始めるとして、人を喰らったその口で僕を愛すと咆えたとして、僕は果たして今日と同じように君を愛すと言えるだろうか。」
市丸ギンが死に際、泣き崩れる乱菊を前に心の中で詠ったポエム。
「君が明日蛇となり 人を喰らい始めるとして、人を喰らったその口で 僕を愛すと咆えたとして、僕は果たして今日と同じように 君を愛すと言えるだろうか。」
市丸ギンは松本乱菊の奪われた魂を奪い返し、また二人で幸せで平和な生活をするために110年間もの間、自分以外のすべてを騙し続け多くの命を奪ってきた。
乱菊にさえも嘘をつき続けてきたため、彼女にも自分(市丸ギン)が蛇(感情の持たない獣)に見えている。多くの命を奪ってきた獣である自分がキミ(乱菊)を愛していると言ったとして、幼いころ二人で一緒に暮らしていた時と同じ気持ちでまた自分を愛してくれるだろうか。
という解釈や、もし乱菊と自分が全く逆の立場であれば、ギン自身は乱菊を愛せるだろうか。という解釈など、ファンの間で様々な解釈があるポエムである。
『BLEACH』には様々なポエムが登場するが、市丸ギンのこのポエムは特に人気が高い。
「僕は蛇や 肌は冷やい 情は無い 舌先で獲物捜して這い回って 気に入った奴をまる呑みにする そういう生きものや」
藍染惣右介に「彼女(乱菊)に対して情はないのか」と聞かれた際に発した一言。
「僕は蛇や 肌は冷やい 情は無い 舌先で獲物捜して這い回って 気に入った奴をまる呑みにする そういう生きものや」
乱菊を殺してきたというギンに対して藍染が少しの疑念を持ち質問するが、自分の思惑がバレないよう嘘をついたギン。本当は乱菊を殺してなどなくただ気絶させていただけだった。ギンの自分に対する評価や、乱菊に対する純粋な想い、本当のことと嘘が錯綜しているこのセリフには、ギン自身の葛藤や苦悩が垣間見える。
「もうちょっと捕まっとっても良かったのに…さいなら 乱菊 ご免な」
尸魂界から虚圏に移動する際に、乱菊によって捕まっていたが時間が来て強制的に虚圏に移送される瞬間に発した一言。
「もうちょっと捕まっとっても良かったのに…さいなら 乱菊 ご免な」
110年間も嘘をつき続けてきたギンが、二度と会えないかもしれない乱菊に最後だと思い発したこのセリフであるが、後に対面した際には「謝っといてよかった」と続いている。ずっと飄々として感情を表に出さなかったギンだが、初めて自分の感情を出した場面でもある。このセリフには、乱菊と二人で幸せに暮らしたいという気持ちや、嘘をついて乱菊を遠ざけてきたことに対する申し訳なさなど色々なギンの本心が表れている。乱菊に対しての深くまっすぐな感情が伝わってくるセリフである。
「信じてたのに裏切った・て ほんまにそれイヅルのこと言うてるん?」
乱菊がギンに対して何故ギンの副官でもあり、師弟関係でもあった吉良イヅルを裏切ったのかという問いに対してギンが発したセリフ。
「信じてたのに裏切った・て ほんまにそれイヅルのこと言うてるん?」
乱菊はなぜイヅルを裏切ったのかギンに問い詰めますが、それはイヅルのことをなぜ裏切ったのかではなく、自分(乱菊)のことをなぜ裏切ったのかと言いたいのではないかとギンが逆に乱菊に対して聞き返すこの場面。幼いころからずっと二人で過ごしてきたギンと乱菊は家族も同然だった。そんな中突然行先も告げずどこかへ行ってしまったギンに対して乱菊は裏切られたという気持ちになるのは自然である。ギンは自分が乱菊の魂を取り返すために動いてるとは言えず、乱菊自身も自分をなぜ裏切ったのかと
聞くことができず、お互いを想っているのにも関わらず、気持ちがすれ違ってしまう切ないセリフ。
市丸ギンの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
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草鹿やちる(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ
草鹿やちる(くさじし やちる)は、久保帯人によって『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『BLEACH』の登場人物で、護廷十三隊十一番隊副隊長。北流魂街79地区・草鹿に生まれ、赤子の頃に剣八に拾われる。無邪気で人懐っこい性格で、よく剣八の肩に乗っている。護廷十三隊の中でも、剣八に唯一指示を出し、わがままを言うことができる。千年血戦篇以降は消息不明となったが、明確な理由は語られていない。斬魄刀は三歩剣獣(さんぽけんじゅう)、解号は「でておいで三歩剣獣」。
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目次 - Contents
- 市丸ギンの概要
- 市丸ギンのプロフィール・人物像
- 特徴的な糸目
- 通常時
- 開眼時
- 声優:遊佐浩二
- 市丸ギンの来歴・活躍
- 主人公・黒崎一護との出会い
- 市丸ギンの裏切り
- 破面(アランカル)勢力として登場
- 空座(からくら)決戦篇
- 全ては乱菊のために
- ギンの最後
- 市丸ギンの能力
- 斬魄刀「神鎗」
- 市丸ギンの必殺技
- 始解
- 神鎗(しんそう)
- 卍解
- 神殺鎗(かみしにのやり)
- 神殺鎗 舞踏(かみしにのやり ぶとう)
- 神殺鎗 舞踏連刃(かみしにのやり ぶとうれんじん)
- 市丸ギンの関連人物・キャラクター
- 藍染惣右介
- 松本乱菊
- 吉良イヅル
- 市丸ギンの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「君が明日蛇となり人を喰らい始めるとして、人を喰らったその口で僕を愛すと咆えたとして、僕は果たして今日と同じように君を愛すと言えるだろうか。」
- 「僕は蛇や 肌は冷やい 情は無い 舌先で獲物捜して這い回って 気に入った奴をまる呑みにする そういう生きものや」
- 「もうちょっと捕まっとっても良かったのに…さいなら 乱菊 ご免な」
- 「信じてたのに裏切った・て ほんまにそれイヅルのこと言うてるん?」
- 市丸ギンの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- メディアによって異なる開眼時の目の色
- 干し柿作りが得意な市丸ギン
- 市丸ギンを表すコミックス20巻の巻頭ポエム