うちはオビト(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

うちはオビトは『NARUTO』に登場するキャラクターで、木の葉隠れの忍であり、名門うちは一族の一人。また主人公・うずまきナルトの師であるはたけカカシの同期でライバルでもある。活発で仲間想いな少年であり、木の葉隠れの里の長・火影になることを夢にしていた。しかし、第三次忍界大戦の時に敵の術からカカシを庇い戦死。その後里の英雄として慰霊に刻まれるが、実際はかつてのうちは一族のリーダーであったうちはマダラによって命を救われていた。以降マダラの策略によって世界に仇なす存在となっていく。

瞳術の中でも最強瞳術と言われている。写輪眼が最終的に行きつく先とされているが、開眼条件は忍の祖とされている「六道仙人」の息子である「大筒木インドラ」と「大筒木アシュラ」のチャクラを体に宿すことであるため、非常に厳しいものである。開眼者はチャクラの祖である「大筒木カグヤ」とその息子であり六道仙人と呼ばれた「大筒木ハゴロモ」、そして「うちはマダラ」である。オビトが持っている輪廻眼は元々はマダラのもので、長門に移植したものをさらに自身に移植した。輪廻眼を開眼することで五大性質全ての術を使えるようになるほかに、「六道の術」を扱えるようになる。この術には、天道、地獄道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道と呼ばれる術があり、それぞれに特有の能力が備わっている。これらの能力に加えて、外道と呼ばれる能力も使えるようになり、この術を使うことで輪廻天生の術や尾獣の器とされる外道魔像を使役することができる。また輪廻眼を持つ者は視覚共有することも可能。オビトは第四次忍界大戦の時に、穢土転生によって蘇った人柱力を外道の術で操り、人柱力達の視界を共有させ、ナルト達を翻弄した。しかし、複数人いなければ真価を発揮できないため、この能力の使用するのは外道の術によって複数の死体を操る時などに限定される。
オビトは大四次忍界大戦時に己の左目に輪廻眼を移植したが、輪廻眼があまりに強力だったために一つしか移植できなかった。また元々の持ち主ではないため、輪廻眼の固有能力を含む全ての能力を扱うことができず、作中では外道の術による遠隔操作と輪廻天生のみ使っていた。

木遁

木遁挿し木の術でカカシとリンを襲った霧隠れの忍を全滅させた

マダラに柱間細胞を移植されたことにより、木遁の術を多少ながらも使えるようになった。初代火影である柱間ほどの木遁忍術は使えないが、オビトが使う「木遁 挿し木の術」は非常に殺傷能力が高い術である。自身の身体から無数の梢を出し、それを飛ばしたりして相手の体を貫く。さらに梢から新たな樹枝を生み出すことが可能で攻撃範囲を広げることができる。また、印を結ぶことで離れた場所にある樹枝も操り攻撃することが可能なため、臨機応変な戦い方ができる。

うちはオビトの関連人物・キャラクター

はたけカカシ

オビトのライバル的存在。オビトとは真逆の性格で冷静かつしっかり者である。そのことからズボラなオビトに対し、厳しく当たることがしばしばある。忍としての才にも恵まれており、技術や知識に関しても非常に優秀のため、オビトの憧れとなっている。また、カカシも心の奥ではオビトの仲間想いな部分を認めているため、お互いに素直な気持ちを出せない関係であった。カカシの父はかつて「木の葉の白い牙」と恐れられた天才忍者・はたけサクモであるが、任務より仲間を優先したことにより、誹謗中傷を受け自殺してしまう。それ以降、ルールや掟を重視するようになったカカシだが、第三次忍界大戦の際にオビトに父サクモの行いを認められたことから、サクモの想いを受け継ぐこととなる。オビトを失ってからは彼の想いも受け継ぐこととなり、つまずくことがあってもオビトの言葉を支えにひたすら耐え忍んでいた。それだけオビトの存在が大きく、認めた人物だったと伺える。教え子たちであるナルト達にもオビトの言葉を伝え、チームワークの重要さを教えた。また、オビトの遅刻癖も受け継いでおり、ナルト達との待ち合わせによく遅刻している。大人になってからは少年時代と比べて、トゲのない性格となった。
第四次忍界大戦で再びオビトと対峙した時は「かつてのお前の想いは捨てないよ。それを否定するのが今のお前でも」と言い、覚悟を決め、本気でオビトを殺そうする。このことからカカシにとってオビトは大切な存在だが、それ以上にかつてのオビトの想いは生きていく上で欠かせないものとなっている。しかし、戦争の終盤ではカカシの想いがオビトに届いたことにより和解し、再び共闘をするまでになった。

のはらリン

オビトの幼馴染であり、片思いをしている女の子。優しく世話好きで、医療忍術を得意としている。オビトとは幼い頃からずっと一緒で、度々彼の面倒を見ている。遅刻してきたオビトをフォローしたり、カカシとの喧嘩を宥めたりと仲間を大切に想う人物である。そのため、幼い頃からオビトに好意を抱かれている。しかし、彼女自身はカカシのことが好きなため、オビトの好意に気づくことがなく、複雑な三角関係となっている。それでも、オビトのことを大切に想っていることは事実で、彼の火影の夢を応援したり、任務や修業での失敗を励ましたりしている。
医療忍術を得意としており、カカシの上忍就任祝いのプレゼントには、お手製の医療パックを渡している。また、オビトの写輪眼をカカシに移植したのもリンの医療忍術であることから、優秀な医療忍者であったと言える。
オビトを失ってからはカカシと共に任務に励んでいたが、途中で霧隠れの里に攫われて、莫大なチャクラの塊である尾獣のうちの一体である三尾を封印されてしまう。カカシによって救出され、木の葉に帰ろうとするが、霧隠れの忍に追われることになる。しかし、追跡は見せかけで、霧隠れの真の目的はリンの中の三尾を木の葉隠れの里で暴走させることだった。リンもそのことを知っていたが、心臓に呪印札を仕込まれており、逆らうことができない状況だった。そのため、リンは三尾の暴走を阻止するために、自らカカシの雷切に飛び込み自害するのであった。この時の死に際をオビトが見たことによって、彼は絶望し、世界に仇なす存在となってしまった。後にこの事件を仕組んだのは、霧隠れではなく、マダラであることが判明する。マダラにとって、リンの自害も計画の内であり、全てはオビトをコマにするために仕組んだものであった。悲惨な最期を迎えてしまったリンだが、精神世界でオビトと再会した際には、「待ってたよ」と優しく彼を迎えた。

波風ミナト

オビトの上官。優しく献身的で、ミナト班の隊長としてオビト達を引っ張っている。また「木の葉の黄色い閃光」の異名を持ち、並外れたスピードで戦闘を行う。オビトに対しては、同じ火影の夢を持っている者として、親しく接しているが、彼の突っ走りすぎてしまうところには手を焼いている。また、リンへの恋も応援しており、オビトが落ち込んでいる時も、「諦めるな」と励ましている。
オビトを失ってから少し時を経て四代目火影となるが、九尾襲来事件の際にマダラになりきったオビトと再会。仮面をしていたため、彼だと気付かずに戦ってしまう。そして第四次忍界大戦の時は穢土転生の身体として、再びオビトと対峙する。その際に、オビトに「あんたはいつも遅すぎる」とリンを守れなかったことや、仮面をしたオビトに気付けなかったことを責められる。後悔に苛まれるミナトだが、これまでの選択がナルトを強くしたことを実感したことにより立ち直る。しかし、オビトと決着がついた際には、「リンを守れなくてすまなかった」と発言していることから、リンの死やオビトの闇堕ちに対し、班長としての責任を感じていた。

うずまきナルト

物語の主人公であり、オビトの宿敵。熱血で仲間想いな性格。かつてのオビトと同じく火影になることが夢である。性格や夢など、かつてのオビトと似ているところが多々あり、そのことはお互いに感じている。当初のオビトは、ナルトのことは九尾の人柱力としてしか捉えておらず、さほど注意を引いていなかったが、第四次忍界大戦で戦いを繰り広げていく内に、かつての自分と同じ想いを持っているナルトが気かがりになっていく。そして、かつての己の想いを捨て、夢の世界への道を選んだ自分を肯定するために、ナルトをあらゆる手で絶望させようとする。しかし、仲間のおかげで何度も立ち直り、立ち向かってくるナルトを見ている内に、心の奥底で道を踏み外した自分に後悔を抱いてしまうオビト。そしてナルトもまた、オビトの仲間を失った苦しみを理解した上で彼を説得しようとする。「オレは知りてーのは楽な道のりじゃねぇ」と嫌なことから逃げようとするオビトに、現実と向き合うように促すナルト。そんなナルトの仲間を大切にする生き様を見て、オビトはようやくかつての自分を取り戻す。そして仲間のために戦うようになったオビトを見たナルトは、同じ火影の夢を持つ先輩として敬意を示している。

うちはサスケ

オビトと同じうちは一族の忍であり、協力者。無口で冷酷な性格であるが、根は愛情深く仲間想い。兄であるうちはイタチにうちは一族を全員抹殺されたことから、彼への復讐に取り憑かれる。結果イタチを破り復讐を果たすが、その後に一族抹殺の時の協力者であったオビトから、イタチが木の葉隠れの里を守るために一族を抹殺したという真実を聞かされる。初めは信じなかったサスケだが、これまでのイタチの言動を思い出し認めることとなる。しかし、オビトの目的はイタチの真実を利用し、サスケをコマにすることで、それ以降はサスケを利用して、自身の計画を進めることになる。またサスケからしても、オビトのことは仲間として見ておらず、目的を果たすために利用しているに過ぎなかった。

うちはマダラ

かつてのうちは一族のリーダーであり、オビトの先祖にあたる存在。冷酷で自身の目的のためには手段を選ばない。オビトを仲間に引き入れるために、彼の仲間想いな部分を利用し、想い人であるリンの死を企てた。オビトには尾獣集めなどの重要な仕事を任せるが、それも目的のためであって、彼のことは自身の道具だと思っている。オビトもまた、マダラのことは仲間だと思っておらず、無限月読を発動させるために、協力しているに過ぎない。互いに利用し合う関係だが、オビトがナルト達に敗北して、再びマダラと対峙した際に、「あんたにとってオレは何だ」とマダラに問いかける。その問いに対しマダラは「他でもないマダラだ」と答え、この世を否定するものは全てマダラだと唱え、再びオビトを仲間に引き入れようとする。しかし、オビトはカカシやナルトの仲間を大切にする生き様を見て改心したため、その勧誘を振りほどき、彼に立ち向かう。

長門

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九喇嘛(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

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九喇嘛(くらま)とは、『NARUTO』のキャラクターで、主人公・うずまきナルトの体内に封印されている「九尾」の本名である。また、九匹存在している尾獣のうちの一匹である。膨大な量のチャクラを有しており、その力は一国の兵器に匹敵すると言われている。かつて人間からひどい扱いを受けていたため、人に対し憎しみの気持ちを持っていた。そのためナルトとも犬猿の仲であったが、対話を通し、次第にナルトに心を許していく。

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サイ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

サイ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

サイとは『NARUTO』の主人公であるうずまきナルトの同じ任務を行う第七班のチームメイトである。 第七班のチームメイトの欠員により補充された。 「サイ」という名前はダンゾウという元サイの上司である男からつけられた名前で、本名は不明である。 第七班に来る前は暗部養成機関「根」に所属していた。 動物の絵を実体化して操る忍術「超獣偽画」を使う。

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テマリ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

テマリ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

テマリとは、『NARUTO』に登場する砂隠れの里のくノ一であり、三代目風影の娘で、四代目風影の姉である。 巨大な扇子を使って風を操る風遁使いである。 『NARUTO』の主人公であるナルトがいる木ノ葉隠れの里とは敵対していたが、第四次忍界大戦で連合を組み、大戦後はナルトの同級生である奈良シカマルと結婚し、木ノ葉隠れの里で暮らし、一人息子をもうける。

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うみのイルカ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

うみのイルカ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

うみのイルカとは、『NARUTO』に登場するキャラクターで、本作の主人公・うずまきナルトの恩師であり、家族のいないナルトの父親もしくは兄のような存在でもある。体内に化け物を有するために周りから疎外されていたナルトのことを気にかけ、唯一ナルトを「一人の人間」として認めていた。忍者養成所である忍者アカデミーの教師を務め、優しい性格から生徒に慕われている。

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