YOASOBI（Ayase・ikura）の徹底解説まとめ
YOASOBIとは、ボーカルのikuraと作詞作曲のAyaseから成る男女2人組の音楽グループだ。小説を元にした曲作りが特徴。デビューしてわずか1年ほどで年末の紅白歌合戦に出場を果たし、人気アニメ『BEASTARS』の主題歌を担当、ミュージックビデオの再生回数が億を超えるなどの快挙を遂げた。YouTubeのチャンネル登録者数は200万人を超える。1発撮りを行うYouTubeチャンネル、「THE FRIST TAKE」の出場でも大きな話題を呼んだ。
「優しい彗星」ミュージックビデオ
テレビアニメ『BEASTAS』のエンディングテーマ。オープニングに続きエンディングも担当している。
YOASOBIの名言・発言
ikura「『ミスしちゃってもそれが私の実力だ』と思えるぐらいには練習しました」
2021年3月14日放送の「林先生の初耳学」にて紅白歌合戦のインタビューを受けた際のikuraの発言。
紅白歌合戦用に作成した歌詞カードには紙面が真っ黒になるぐらい曲のニュアンスを書きこみ、「ミスしちゃってもそれが私の実力だと思えるくらいには練習しました」と言うほど猛練習したという。
ikura「勇気をもって前に進み続けた結果が今につながっている」
こちらも2021年3月14日放送の「林先生の初耳学」での発言。
番組の最後、視聴者に向けてのメッセージとして「私自身も勇気をもって前に進み続けた結果が今につながっていると信じているので、挑戦することを迷わずやって欲しいなと思います。」と自身の経験を語った。
thetv.jp
YOASOBIの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
現代音楽の入口の変化を敏感に捉えていたYOASOBIスタッフ
「DIAMOND SIGNAL」の独自のインタビューにて、YOASOBIのヒットの理由が語られている。
まずあげられるのは、「現代人の音楽への入り方」である。昔は、TVやCMをみて気に入ったらCDを買う、もしくは借りるのが一般的だったが、今はインターネットが身近になり音楽への入り口が変化している。「香水」をリリースしたシンガーソングライターの瑛人も、1年以上前に発表した曲が本人の意図してなかったところで話題になり一躍トップシンガーとなった。YOASOBIもTwitter、Insutagram、TikTokなどのSNSを中心に話題になり、YouTubeやAppleMusicで上位を記録するようになった。
YOASOBIの曲の魅力であったり、ボーカルikuraの歌唱力の高さももちろんだが、こうした「現代人の音楽の入り方」に敏感であったスタッフのチームワークもヒットの理由の1つと言える。またAyaseは、インタビューの中で「人に説明したくなる時は、いい曲であることに加えて何か別の要因が必要。」と語っている。そして、「別の要因」というのがYOASOBIにとっては、「小説を音楽にする事」だった。
また、「夜に駆ける」のようなダークなイメージの曲に、ポップな要素を組み込める2人の感性の高さもヒットの要因の一つである。Ayaseは、共感できる曲づくりのポンイントの1つとして、「ダークストーリー」を意識しているとインタビューで話している。本人曰く、「今は明るいだけの曲はあまり選ばれなくなっている時代になっているため、明るい要素と暗い要素のバランスが大切」と話している。ボーカルのikuraも同感していて、同じインタビューで「落ち込んだり、悲しい時は、大丈夫や頑張れより同じだけ悲しいダークなものがある曲の方が勇気をもらえて前に進める。」と話している。こうした細かい曲作りも人気の1つである。
signal.diamond.jp
YOASOBIの曲は難しいことでも有名
小説を元にした曲作りで話題になったYOASOBIだが、曲の歌唱難易度にも特筆すべきものがある。
まず、ブレスの箇所の少なさが挙げられる。ブレスとは「曲間で息を吸う箇所」のことだが、YOASOBIの曲にはそれがほとんど見つからない。ブレスの位置は曲の中で明確に決まっており、息継ぎのタイミングを間違うだけで曲のイメージを損なうことになってしまう。「夜に駆ける」を例に挙げると、Cメロの「もう嫌だって 疲れたんだって」から「釣られて言葉にした時 君は初めて笑った」まではブレスを吸う時間もないくらいテンポが早い。その上でミドルボイスとファルセットを交互に歌う箇所があるため、とても難しい。
次に、不規則に変わるリズムだ。2020年9月1日に発売された「群青」を例に挙げると、1番のAメロ「嗚呼、いつもの様に過ぎる日々にあくびが出る」から「これでいい」は比較的スローなテンポで曲が進んでいく。しかし、次のパートはコーラスパートとなり音が一気に飛び、テンポが全く変わる。そしてそのままサビに繋がるという流れになっており、別撮りで歌わなければ歌えないと思わせるほど難しい曲になっている。
最後に、ミドルボイス（地声）とファルセット（裏声）の切り替え、そして音の範囲だ。テレビアニメ『BEASTAS』の主題歌になった「怪物」を例に挙げると、音域は2オクターブある（地声最低音mid1F、地声最高音hiD♯、裏声最高音hiF）あり、これだけでも十分難しいのだか、加えてとても早いテンポでミドルボイスとファルセットの切り返しがある。この曲の作詞・作曲を担当したAyase自身、曲の難易度を上げてしまったことをikuraに謝ったことがあるほど「怪物」の難易度は高い。
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目次 - Contents
- YOASOBIの概要
- YOASOBIの活動経歴
- デビュー
- THE FRIST TAKEでのパフォーマンス
- 「関ジャム完全燃焼SHOW」に出演
- 紅白歌合戦初出場
- TVアニメ『BEASTARS』第2期オープニングテーマ「怪物」をリリース
- YOAOSOBIのメンバー
- Ayase
- ikura
- YOASOBIのディスコグラフィー
- デジタルシングル
- 『夜に駆ける』
- 『あの夢をなぞって』
- 『ハルジオン』
- 『たぶん』
- 『群青』
- 『ハルカ』
- 『もうすこしだけ』
- アルバム
- 『THE BOOK』
- シングル
- 『怪物 / 優しい彗星』
- YOASOBIの代表曲
- 「夜に駆ける」
- 「怪物」
- YOASOBIのミュージックビデオ（MV/PV）
- 「夜に駆ける」
- 「群青」
- 「怪物」
- 「優しい彗星」
- YOASOBIの名言・発言
- ikura「『ミスしちゃってもそれが私の実力だ』と思えるぐらいには練習しました」
- ikura「勇気をもって前に進み続けた結果が今につながっている」
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